華麗なる王朝建築と「ソ連」&バルト海を臨む国々を巡る旅：ロシア・フィンランド・エストニア・デンマーク旅行【１５】（2015年秋４日目３ ＫＧＢとカメルゲルスキー横町）

2015/09/21 - 2015/09/21

SWと絡め11日間の日程でロシアと北欧方面に行ってきました。
ロシアと言えば、学生のころ見た北方領土を監視する薄気味悪い巡視船の姿が浮かび、鉄のカーテンに包まれた謎深く怖い国「ソ連」というイメージがありました。
さらに地球の歩き方を読むと「バウチャー」「ビザ」「滞在登録」が必要など、個人旅行はまず不可能的な書きっぷり。おまけに英語が通じず難解なキリル文字の世界と、旅行しようとする気を阻む要素ばかりで今まで足が向かなかったのですが、世界三大美術館のひとつ「エルミタージュ美術館」に何としても行きたくなりwebで色々調べたところ、ビザ手続き等多少面倒なところはありますが、普通に個人旅行できることがわかりました。
そしていざ行ってみると、全く問題なく個人旅行ができ、エルミタージュをはじめ素晴らしい建築物・絵画、温かい人々、安いビールなどすべてが魅力的で、それまでの暗いイメージを一気に払拭するものでした。
他にも今回旅の中継点としたフィンランドのヘルシンキや、日帰りやトランジットで訪れたエストニアのタリン、デンマークのコペンハーゲンもまた短い滞在ではありましたが、バルト海という美しい海に面したこれまた美しく魅力的な都市にも足跡を残すことができ、今まで以上に充実した旅行となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（9/18）成田発 ⇒ コペンハーゲン経由 ⇒ ヘルシンキ到着
2日目（9/19）ヘルシンキ発 ⇒ モスクワ到着　午後〜モスクワ市内観光
3日目（9/20）モスクワ市内観光
4日目（9/21）セルギエフポサード・モスクワ市内観光
5日目（9/22）モスクワ発 ⇒ サンクトペテルブルク到着　午後〜サンクト市内観光
6日目（9/23）サンクトペテルブルク市内観光
7日目（9/24）サンクトペテルブルク市内観光　夜〜サンクト発 ⇒ ヘルシンキ到着
8日目（9/25）タリン日帰り観光
9日目（9/26）ヘルシンキ市内観光
10日目（9/27）ヘルシンキ発 ⇒ コペンハーゲントランジット観光 ⇒ 帰国

今回は４日目?です。

エリア モスクワ(ロシア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

エレクトリーチカの終点ヤロスラブリ駅からメトロ１号線でコムソモーリスカヤから３つ目、ルビャンカで下車し地上に出ると大きな建物が聳えています。
これが名にし負う「旧KGB（ソ連国家保安委員会）本部」です。
（ﾔﾛｽﾗﾌﾞﾘ駅13:05 ⇒ 13:25旧KGB本部）

闇に包まれた組織という先入観もあり、黒っぽい建物を想像していましたが、クリーム色の明るい建物でした。
現在もロシア連邦保安庁という後継組織？が使用しているとのことです。

ワシントンのFBI同様、何となく近寄り難い雰囲気ですが、警備はそれ程厳重ではなかったので、近寄ってパチリ。
壁にはレリーフが彫られています。

これは別の部分ですが、レリーフにはしっかり「カマトンカチ」ソ連の国章が彫られています。

違う角度から。
別のビルと合体しているようです。
（旧KGB本部13:33 ⇒ 14:10ﾚｽﾄﾗﾝ）

向かいにも大きなビルが建っています。
旧KGB本部は大丈夫でしたが、このビルを撮影していると怒られました。何のビルなのでしょう。

隣にはスタバがありました。
ここは地元利用が主なのか、表記はキリル文字です。
実はスタバのロシア限定タンブラーが欲しかったので入ってみましたが、ありませんでした。

歩いて「クズネツキーモスト通り」を行きます。
この先に、飲食店街として有名な「カメルゲルスキー横町」があります。

人通りが多くなって来ました、この辺りが「カメルゲルスキー横町」のようです。
地球の歩き方には、外国人客の多い飲食店街との記載があるので腹も減ったし良さげなところを物色してみます。

ここにもスタバがありました。
さすがに外国人が多いようでアルファベット・キリル両文字併記です。
ここならタンブラーもあるかな？と入りましたがありませんでした。

飲食店はそれなりにありましたが、イマイチだったのでスーベニアショップを探しましたがこれも皆無。散策だけに終わりました。

トゥヴェルスカヤ通りを南下し、マネージナヤ広場を目指します。

いつもの風景が見えて来ました。

散々探したロシア限定タンブラーですが、マネージナヤ広場近くのスタバに遂にありました、ラッキーです。
結局スタバでコーヒーは飲みませんでした。

「1812年祖国戦争博物館」です。
いい加減腹も減ってきたのでこの建物の隣にある「ゴドゥノフ」というロシア料理店に行くことにしました。

で、到着したのですが、準備中でした。がっかりです。

仕方がないので最早ジャンルを問わず、革命広場に面したところにあるレストランに入りました。
（ﾚｽﾄﾗﾝ14:10〜15:11）

入りましたがこの通りガラガラです。
何かロシアチックなものを食べたかったのでガイド本の写真を差して「キエフ風カツレツ」をお願いしたのですが、そんなのは無いということでした。

やむなく頼んだのがこれ、何てことないハンバーグです。

肉厚で味はまあまあでした。

さて、食事も終えたので今回最後の「赤の広場」へ向かいます。

この旅行記へのコメント （2）

• ぴよ太さん 2016/04/21 23:53:07

  ソ連国家保安委員会

  とーりさん、こんばんは。
  
  「ＫＧＢ」という文字に抗いきれず、順番に読んでいた旅行記をすっ飛ばして拝読してしまいました(^^;;
  とーりさんが書いていらっしゃったとおり、旧ＫＧＢ本部は拍子抜けするような穏やかな色の建物なんですね。もっと暗い灰色とか、壁面に銃弾の跡が残っているような物々しい建物を想像していました。
  ＫＧＢと言えばロ連邦の大統領ですね。旧本部の中に売店があって、顔写真がプリントされたマグカップとかあったりしないんですかね（国会議事堂じゃないって）。
  写真を撮ったら怒られた建物は何だったんでしょうね…？？？気になります…
  
  またお邪魔いたします。
  
  ぴよ太

  とーりさん からの返信 2016/04/22 23:19:24

  RE: ソ連国家保安委員会

  ぴよ太さん、いつもありがとうございます、とーりです。
  
  私も先入観で銃を持った見張りが、がっちり警戒しているイメージがあったのですが、全然普通の建物でした。ワシントンDCに行った時見たFBIの建物もあっさりしたものでどちらもイメージ先行なのかもしれませんね。
  
  確かに中にスーベニアショップなどあろうものなら、私は大量に買ってしまいますね。レーニンから始まる歴代ソ連指導者のプリントものは垂涎の的です。似たようなものは他で買ったのでお土産編でいずれご紹介したいと思います。
  
  またよろしくお願いします。
  
  とーり