2015/12/26 - 2015/12/26
62位(同エリア375件中)
玄白さん
空気が澄み夜景やイルミネーションの季節がやってきた。筑波山では、10月から2月下旬まで、夜景観賞のため週末に限って「スターダストクルージング」と銘打って夜9時までロープウェイを運行している。最近、山歩きの回数も減ってきたので、体力回復を兼ねて、ハイキングと夜景観賞を楽しんできた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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天気は快晴。冬晴れできれいな夜景が見られることを期待し、自宅で昼食を摂ってから筑波山に向かう。
筑波山登山コースは、3つあるが、今回は暗くなってからの下山となるので、最初から下りはロープウェイを使うことを前提。したがって、おのずと、歩くルートは「おたつ石」コースに限定である。
ロープウェイ「つつじヶ丘」駅の駐車場に車を停め、筑波山らしい大きなガマの張りぼてが鎮座する遊園地のようなところの隣りの登山口へ。 -
最初はこんな階段を登っていく。
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金のガマ神に安全祈願して、登山開始。登山というよりハイキングである。3つのコースの中では、標高差が一番少なく、所要時間も短い最もラクチンなコースである。
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弁慶茶屋跡で、筑波山神社横から登ってくる白雲橋コースと合流する。おたつ石コースでは、女体山頂上までの中間点になる。
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眼下に霞ヶ浦が遠望できるのだが、意外にもちょっと靄がかかっている。遠くまで見通せない。これでは頂上でも富士山は見えなさそう。ちょっとがっかり。
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弁慶茶屋跡周辺には、花の季節は終わっているが赤い実をつけた常緑樹がチラホラ。
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こんなのや・・・
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こんな赤い実もある。
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一株だけ花を咲かせている灌木があった。どう見てもツツジのようだが、こんな季節になぜ??? 不思議だ! 今年は12月になってから暖かい日が続いていた。暖冬のせいかな・・・?
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弁慶茶屋跡で小休止してから、女体山をめざす。弁慶の七戻りの手前に、巨大な杉の切株がある。年輪に年代を記したタグが付けられている。2011年の台風で倒れた樹齢800年ほどの大木である。
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弁慶の七戻り。巨岩が、2つの岩の間に微妙なバランスで乗っかっている。すぐにでも落ちてきそうで、弁慶でさえ怖くて7回も戻ったという逸話によるのだが、本当に弁慶が筑波山に来たことがあるのかな〜 ?
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くぐってから、振り返って眺めるほうが、もっと怖い。本当に落ちそうなのである。
今年の3月に来たときは、注連縄が架けられていたが、今はない。風で吹き飛ばされたのか、朽ちてしまったのか・・? -
高天原と名付けられた大岩の上に建つ祠。高天原という名前からして、祭神はアマテラスオオミカミである。
ここからの眺めもよいのだが、今日は靄っぽく、遠くは霞んでいる。 -
母の胎内くぐり。腰をかがめて岩の下をくぐることができる。
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大きな袋を背負った大黒天の後ろ姿に見えるというので裏面大黒と名付けられた巨岩。
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北斗岩
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高さ15mの大仏岩。
こんな巨岩、怪石を見ながら登り、最後のちょっと急な鎖場を抜けると・・・ -
女体山山頂である。筑波山は双耳峰で、それぞれのピークは男体山と女体山と名付けられている。女体山の方がわずかに標高が高く眺望も良い。
筑波山神社の山上本殿で、祭神はイザナミノミコト。 -
山頂からの眺め。雲ひとつない快晴だが、地表に近いところが靄っぽい。
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日はすでに地平線近くまで落ちている。東方向に延びた影筑波山。
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平日は最終便となるロープウェイのゴンドラが昇ってきた。
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間もなく日の入り。
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秩父の山並みに沈みゆく太陽
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日が落ちると、いままで靄で見えなかった富士山がシルエットになって西の空に浮かび上がってきた。
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男体山(日光の男体山ではなく、筑波山の)
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空の色合いがどんどん変化していく。
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イチオシ
朱から濃紺に変わっていく空のグラデーション。マジックアワーの始まりだ。
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暗くなると、山頂は闇に包まれる。ヘッドライトは持っているが、下山に危険が伴うので、足元が見える間にロープウェイ山頂駅の展望台に移動する。
そこでは、足元が安定し三脚が立てられる。
三脚をセットして、撮影再開。
街の明かりが灯り始めた。 -
徐々に街の明かりが増え、空は暗くなっていく。まだ明るさが残る西空に富士山のシルエットがくっきり見える。
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南方向。中央の明るいところはつくば市の街明かりかな?
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イチオシ
富士山のふもとの灯りは、多摩地域の街明かり
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イチオシ
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まだ18時前だが、ずいぶん暗くなってきた。
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都心の方向に目を凝らすと、スカイツリーが見えた!
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イチオシ
目いっぱいズームして撮影。右側には東京タワーも見えている。
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WBの色温度を変えて雰囲気を変えてみた。地平線上の東京の街明かりは、ダントツに明るい。
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もう富士山は、夜空の闇に溶け込んでしまい見えなくなってしまった。
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展望台にあったイルミネーション。ロープウェイ職員の手作りなのだろう。
昼間の靄がかかった天気では、遠くの夜景や富士山は見えないだろうとあきらめていたが、思いがけずきれいな夜景が見えた。
年末を迎えてあわただしい中での半日夜景観賞小旅行だった。
玄白旅行記に訪問してくださる4travelerの皆様、良いお年をお迎えください。来年も、よろしくお願いします。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2015/12/30 08:26:58
- 弁慶の七戻りを見ると...
- 玄白さん、夕暮れの景色が素晴らしいですね。七戻りの光景を見た時、ノールウェイのリーセフィヨルドから登って行くとあるリーセボーテンなるものを思い出しました。高さ1000mのフィヨルドの岩壁の間に挟まった岩には飛び乗ることができるので、怖いもの知らずの人達が離れた側から写真を撮ってyoutubeにアップしています。ある曲芸師はその丸い岩の上に椅子を何脚も積み重ねて一番上で逆立ちしていました。スポーツとしては、その岩壁からパラシュートで飛び降りるというものもやっていました。私が登った時は、最悪の天候で霧が深く、何も見えませんでしたので、いつか晴れた日に行ってみたいなぁと思っています...?
今年も良い写真を魅せて頂き、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。
- 玄白さん からの返信 2015/12/30 20:49:19
- RE: 弁慶の七戻りを見ると...
- belleduneさん、こんばんは
弁慶の七戻りなんて、リーセボーデンの絶叫絶景にはかないません (^_^)
北欧もいいですね。いつか、行ってみたいものです。ただ、ノルウェーはメキシコ湾流のせいで晴天が少ない国ですから、天気に恵まれる機会が少なそうですね。
今年は数多くの玄白旅行記訪問、いいね投票ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。 良いお年を!
玄白
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