【長崎五島・福江島】灯台が見たくて原付ぶらり旅　02

2015/07/29 - 2015/08/03

灯台が見たい本願は果たされたので、
もう一日は教会と溶岩海岸をみに原付ぶらり旅！

また朝早めに宿を出て、堂崎教会〜林道〜水ノ浦教会、
お昼ごはんを挟んで空港滑走路〜鐙瀬海岸まで！

池田レンタカーさんでは、原付１日3,000円、
以降一日（〜18時）ごとに2,500円というお手軽価格でレンタルなさっています。
車で回るよりも、海の匂いをいっぱい味わえていいですよ〜！！！

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 スカイマーク 徒歩 バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝から遠くで霧がたっています。
昨日の福江港もそうだったけれど、五島の霧は神出鬼没で、
予測も難しいとのこと。

堂崎のあたりまで来ました。
福江港からだと30分弱、結構身近な感じです！

殆ど人がいません！やった〜！

堂崎天主堂 キリシタン資料館 寺・神社・教会

中は資料館になっていて、隠れキリシタンの資料をじっくりと見ることが出来ました。
内部撮影禁止のため、必要な物はメモにとり、
また100周年のときの冊子をいただいてきました。

ここで実感したのは「隠れキリシタン」は隠れていた人々のことを指すのではなく、
キリスト教のいち宗派である、ということです。
キリスト教圏の社会が改革やら政治やらやっているところとはまったく関係のない小さな集団の中で、渡来してきたキリスト教というひとつぶが熟成されて、たくさんの解釈とフィルターを経て、ひとつの宗教として成立していったのが隠れキリシタンだという印象を得ました。
だから、マリアさまの像もいらない。どんなひとがたなのかわからなくてもいい。十字架がなくたって、いい。ただよりどころとして一つの信仰がある。
形式や戦争や政治にいっさいかかわらずにひたむきに信仰対象と自己をみつめる刺青は感覚的にものすごく胸を打ちました。

堂崎のあたりで霧に襲われて休息〜

堂崎教会まではバスもあるし、カフェなどがあって暮らしやすいように思えます。
ガソリンスタンドはない。

そのまま海沿い（のように地図では見える）林道を走っていきます。
人がほとんどいない、廃村のように見える集落があるのだとか。

ぶらぶら。

おっ行き止まり。

これ以上進めないなあ………

ガス欠であえなく「半泊地区」に入ることが出来ずに残念でした…！！

ガソリンスタンドを求めて大きな道まで降りてきました。
そのまま水ノ浦教会へ。

水ノ浦教会 寺・神社・教会

水ノ浦教会 寺・神社・教会

教会のなかにはいって、お堂の正面に立った途端に外で鐘の音が！
気づかなかったのですが、ちょうど正午だったのです。

聞き慣れないせいか、
はたまたはやり信仰の町でひびく音は味わい深いのか、
非常に印象的な鐘の音でした。
これは半泊地区にはいっていたら聞くことの出来なかったものだから、
きっとこれを聞くためにガス欠になってたんですね。

水ノ浦教会 寺・神社・教会

水ノ浦教会 寺・神社・教会

水ノ浦教会 寺・神社・教会

ここでちょっと熱中症っぽくなってしまったので、いちど福江港に帰ってお昼ごはんを食べることに。
スーパーでソフトクリームをたべながら、おばちゃんにおすすめのお寿司屋さんを聞いて、そこにいってみました。

寿し善 グルメ・レストラン

半泊に再チャレンジするか、鐙瀬にいくかまよって
結局鐙瀬に行くことに！！
位置としては空港の向こう側だったのでとりあえず空港方面に向かっていたけれど、
行き止まり！！
しかたなくすこし迂回して、滑走路沿いの直線道路をずっと走って行くことにしました。

福江空港 空港

というのもきのうから泊まっている同宿の人が、
空港から歩いてきたって言っていたのです。
歩けるほど身近な空港ってなんぞやーとすごく興味が湧いて。
走ってみて、たしかに身近で、もちろん誰もいないし、
でも厳しいわけでもない、不思議な感覚を味わいました。

福江空港 空港

でも迷った……
気分はとなりのトトロのメイちゃんだった…
海に行きたいだけなのに、くさむらにつっこみ、道を見失い……

ようやくたどり着きました！！鐙瀬！！
標識がもっと欲しい…というのはわがままで！！
こういう迷いがあってこその解放であり、
迷いも楽しいものであります！！！

鐙瀬溶岩海岸 自然・景勝地

ビジターセンターでは鐙瀬の自然について紹介されています。

鐙瀬ビジターセンター 名所・史跡

福江は海岸ごとに違う景色を見せてくれます。
なんでも揃う福江港。
穏やかな教会の観光地・堂崎。
集落の集う第二の住宅地・三井楽。
観光客の人気スポット・高浜。
険しい岬の大瀬崎・玉之浦。
そしてここ鐙瀬は、鬼岳から流れでた溶岩が織りなす
南国風の海岸線が魅力です。

とかげ〜？？？

苔もいきいきしています。

展望台もあったので登ってみました。

椿の実が色づき始めています！

振り返ると鬼岳！
あおあおとした感じは確かに、南国風です。

見下ろすと圧巻の溶岩海岸！

鐙瀬でもゆっくり過ごし、そろそろ引き返してバイクを還す時間が近づいてきました。
鬼岳をぐるっと廻るような道を選んで、表札のない道を福江港方面へ。
こうやってあてもなくぶらぶらしているのが一番楽しいです。

夜はまた、鬼岳天文台へ。
原付はお宿のものを借りました！

鬼岳天文台 名所・史跡

一つ前の記事では内部の写真を載せ忘れまして……
こんなかんじの螺旋階段を登って、望遠鏡にたどり着きます。

一階には研修室もあり、
本も並んでいますし、スライドを見せてもくださります。
鬼岳は霧も立ちやすいということで、
観測がうまくいかない時はここで星空の解説をなさるようでした。

翌朝。
8時発のフェリーで長崎港へ帰ります。
次は秋冬の岩ガキの時期に来たいなあ！！
１kg600円と聞いたので、飽きるほど食べたい！！！

福江港ターミナル 五島市観光案内所 名所・史跡

長崎についたら友だちと合流の予定です。
たびはつづく！！