2013/09/29 - 2013/09/29
380位(同エリア808件中)
トンボさん
バスツアーの招待状が届きました。
特別ご優待というやつです。
内容を見ると魅力的だったので参加することにしました。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
こんなお手紙が届きました。
「特別ご優待だってー!」
無差別抽出って書くより聞こえがいいだけだよ
「ぶどう狩だってー、食べ放題だって」
元が取れるほど食べれるもんじゃないよ、ぶどうって・・・
「でも、ほら9800円のところ、ご優待価格の3980+消費税でご奉仕だって」
もともと4000円のツアーなんだよ、それ・・・
と、会話しながらも行くことになりました。
ひとり5000円で食事も付いて一日遊べるんなら安いじゃないかと。
(土曜・日曜・祝日はプラス1000円だってさ) -
応募したら程無くしてハガキが届きました。
午前6時20分集合だって。
でも大丈夫。
ふたりとも、仕事の関係で夜中や夜明け前の早朝に集合るのは慣れています。
静岡駅前に午前6時に待ち合わせればいいねということで当日を迎えました。 -
毎日大型トラックで1,000kmを走破しているトンボ君は他人の運転でゴキゲン。
「他人(ヒト)の運転でノンビリ旅行するのも悪くないねぇ〜」 -
静岡駅南口を定刻に出発したバスは2012年4月14日開通したばかりの新東名(第二東名)新静岡インターから富士宮方面に向かいました。
-
あっという間に最初の休憩スポット、【道の駅・朝霧高原】へ。
http://www.asagiri-kogen.com/
晴れていれば富士山が絶景のスポットなのですがこの日は雲が多くて富士山がどの方向にあるのかさえわかりませんでした。
見えるときは道路(1393号線)を背にして駅舎を向くと、駅舎の向こうに見えるんですけどね。
ちなみに、このあたりまではトンボ君も仕事で時々来ます。
アカネちゃんはしょっちゅう仕事で来ています。
ま、地元っちゃー地元ですね。 -
そして最初の”観光スポット”【甲州わさび漬けセンター】です。
新東名の富士・富士宮インターを降りて139号線(西富士道路)を走り、鳴沢村、河口湖村を抜けて、137号線に入り、上九一色村を抜けて一宮御坂インター近くのバスツアーの定番スポットです。
バスが着くたびに賑わって、バスが出ていくと静まり返って、次のバスが到着するまでの間が休憩時間になるんでしょうね・・・こういう施設は。
バスツアー限定じゃあないんですが、マイカーで、ひとりで訪れても
「なにかご用ですか?」
ってな感じで相手にもしてもらえません。
義理で相手にしてくれる時もあるけれど、買わないと気まずい雰囲気になります。
その点、バスツアーの乗客一同とともに押し寄せると、試食だけ楽しんで食い逃げしても多勢に無勢で目立ちません。
バスの乗客の中には大人買いする人が必ず何人かいるからでしょうね。
その人のおかげで、買わない人も気まずい思いをせずに試食だけの食い逃げが許される雰囲気になります。 -
入り口で試食用のフォークをもらって、これですくって、手のひらでうけて、手のひらに乗ったわさび漬けをぱくっと試食せよと、そうういうことです。
-
観光バスの乗客にワサビ漬けを販売する為の施設で観光バスに乗るツアーの旅行に参加しなければ来ることが出来ない施設です。
そういう意味では珍しい体験でした。 -
ワサビ漬けセンターで買い物が済んだら、次は勝沼のブドウ園に到着しました。
午前9時39分。
昼食前の空腹時のぶどう狩りで良かったです。
「こんなところに大型バスが入っていくの?」
という狭い道を通り、
「まさか、この中に大型バスで入るの?」
というブドウ園の中に入っていきました。 -
バスの大きさにピッタリ合わせてぶどうの棚が作られてあり、キャラメルの箱にキャラメルが収まるような感じでバスはブドウ園の駐車場に収まりました。
入るってわかっているから躊躇い無く入ることができるんだねぇ、トンボ君、この駐車場に大型バスを並べて停めてって言われたら、運転できる?
と、聞いたら
「そもそも俺、観光バスは運転したくない」
と、言われました。
理由は、積み荷が人間ってのが絶対にイヤなんだそうです。 -
バスを降りたところで「ぶどう狩り」についての説明がありました。
-
ぶどうを狩るハサミと籠を配られ、ブドウ園とブドウ狩りの話を聞きます。
当初の予定ではピオーネとかベリーAだと言われていたのですが、
「一古園さまのご厚意で本日のぶどう狩りは巨峰です」
と、言われました。
バス会社との契約がピオーネで、ブドウ園の計らいでワンランク上のブドウに変更されましたという意味合いの話を聞きました。 -
ブドウ園はココです。
とても良いブドウ園だったし、観光バス御用達でもなさそうで、小さな子供を連れた若い夫婦もバーベキュー・コーナーで何か焼いて食べていましたのでフリーで来てもぶどう狩りができるみたいです。
これはいい、チェックしておいて後日孫を連れてまた来よう!
と、思いました。(A) -
簡単な説明を聞いたら、案内のスタッフについてゾロゾロと畑に移動しました。
-
一古園さんのお庭は、清潔で、美しく、行き届いていて、素敵でした。
観光農園はこうでなくっちゃ。
居心地のよさそうなお庭を通り抜けてぶどう畑に向かいました。 -
ここはきっと、団体さんがランチを食べる場所なんでしょうね。
ブドウの棚の下でお食事を食べるのって、素敵だろうなぁ。 -
いろんな種類のブドウが栽培されていて、どのブドウも充実していて美味しそうでした。
-
でさ、一古園さんのぶどう畑はなかなか広くて、延々広がるぶどう畑の中をずーーーっと歩いていきました。
-
ちょっと徒歩で行くには遠いんじゃないの?
一古園さんのスタッフ達が畑の手入れをするには、軽トラックを使っているに違いない。
歩いて往復していたら、仕事にならないもん。
その位遠かった・・・。 -
ここじゃないよ。
私達が狩る葡萄の畑にたどり着くまでに、ほかのお客さんたちがブドウ狩りを楽しんでいる光景を眺めながら・・・
まだまだ歩いていきました。
「あそこかな?」
と思って近づくと、ほかの人たちが既にブドウ狩りをしていて、そこを横目にスタスタと通り過ぎていく。
あれれ?
まだこの先なの? -
なんか・・・地平線が見えてるんじゃないの?
けっこう歩くねぇ・・・と、会話しながら目指す畑に向かいました。 -
ようやく着きました。
ブドウ園。
うまそうな巨峰がドッサリ。
うっほー♪
はよ食べたい! -
ここでまた、おはなしがありました。
黒ければ黒いほど、甘くて美味しいってな話。
あー
早く食べたい。 -
時間はたしか、30分だったかな。
その時間内なら好きなだけ食べていいということでした。 -
うめぇーーー!
ぶどう、うましっ!! -
30分で一房食べれれば普通で、たいていそれで満腹になると聞いたのだけど、できれば二房、そうでなくても二人で三房食べようと気合を入れて臨んだというのに、食べ始めてすぐにトイレに行きたくなってしまった!
この畑からバスの駐車場があった庭まで歩いて7〜8分もかかる・・・片道ね。
つぅーーー、悔恨のミス!
最初にトイレに行っておくべきだった。
トイレに行って15分のロス。
正味15分で一房食べるのが精いっぱいでした。
無念だ・・・ -
ブドウ園で、それでもゲップが出るほどぶどうは食べて、ぶどうのお土産も買って、バスに乗り込むと次の目的地であるハーブ庭園というところに行きました。
ここです。
https://www.herb-teien.com/ -
ハーブ庭園に着くと、ハーブ庭園のスタッフが出迎えてくれて、
「静岡のおきゃくさまぁ〜」
と、漫談のような面白おかしく(ふざけた様な)案内をしてくれました。
皆、その冗談ばかり言って笑わせる案内に笑い転げていましたけれど・・・
私(アカネ)は、非常に不愉快な気分になったものでした。
綾小路きみまろバリの客いじり芸なんですよ。
トンボ君はゲラゲラ笑っていましたけれど。 -
ハーメルンの笛吹きの如く、ぞろぞろと客を従え、せっせと笑わせながら施設に導き、中で化粧品の販売をする。
それがその人の仕事なんだから客を笑わせ、調子に乗せるだけ載せて、一生懸命やってエラいじゃないかと思うかもしれないけれど・・・
ギョーカイ人みたいな軽薄な軽さ、ノリ、お調子のよすぎる軽口。
あぁ、思い出しても気分が悪い。
大嫌いだ!
なのに、おばさまたちはゲラゲラ笑って喜んでいる。
「欲しい人ぉー!」
「はーーーい!」
化粧品は飛ぶように売れていました。
売価1万円の品を特別に3千円だというけれど、原価は500円だろうに。 -
でも、ハーブ庭園の綺麗なお庭で記念写真を撮りました。
-
セルフタイマーで撮った、思い出の一枚です。
-
こんな写真も♪
-
ハーブ庭園でアトピーに絶大な効果があるという怪しい化粧品や眼の回復に驚異的な効果があるという特別なブルーベリージュースの実演販売会があって、 (驚いたことに、大層な売り上げだった) お昼ご飯の会場に向かいました。
お昼ごはんは 「信玄舘」(しんげんやかた) という、これまた観光バス御用達の施設っぽいドライブインでした。
http://www.shingenyakata.com/
コミコミ4000円でぶどう狩りと昼食が付いているんだから期待はしていなかったけれど、まぁまぁ満腹にはなりました。
学校の給食よりはマシな昼食でした・・・なぁ〜んて書いたら、失礼かな?
安い予算で、ここまで豪華な・・・と、書くべきなのかな? -
んーーー、ちょっと食べたりないかなぁ〜、量も、質も・・・という感じでした。
プラス1,100円でステーキかなんかにグレードアップできるプランもあったけれど、普段そんなにイイもん食べてるわけじゃあないから、
「みんなと同じでいいね」
って、ノーマルのセットにしておきました。 -
食事の後、30分ぐらいの自由時間があったので近所を散歩したり記念写真を撮ったりしました。
この「信玄舘」の玄関にある石は、トンボ君が触れているのが珪化木 (けいかぼく)、その反対側に横たわっているのが水晶です。
水晶は東洋で一番大きな単結晶なんだそうです。
重さは1.6トン。
長さは2メーター30ですと。 -
2013年当時、武田信玄の大河ドラマで信玄公が人気でした。
-
信玄舘の正面に、恵林寺という古刹があり、この中を見学したり散策するのがバスツアーのスケジュールに入っていました。
https://www.google.co.jp/maps/place/%E4%BF%A1%E7%8E%84%E9%A4%A8/@35.729424,138.7110905,18z/data=!4m5!3m4!1s0x601bfe2cc2ffd3b5:0xc34b7de238dc84f4!8m2!3d35.7294501!4d138.7123297?hl=ja
乾徳山 恵林寺
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%9E%97%E5%AF%BA
ケイリンジ、と読むのかと思ったら、エリンジ、と読むんだそうで。
なんでもかんでも音読みをする仏教寺院では珍しい読み方ですこと。 -
時間まで境内を散策いたしました。
-
昼食のあとは、こういうバスツアーではお約束の、宝石の製造販売所見学!
-
珍しい宝石や、目の保養になりそうな宝石もいくつかあって・・・
-
「触るだけですよ」
という大量にある形の悪いクズ真珠を触らせてもらって・・・触るとパワーがなんとか、って言っていたような・・・ -
45分ぐらい延々と聞かされた、「いかに良い宝石を身に着けると善いことが起こるか?」 とか、「こういう宝石を買うべきだ」 なんて話を缶詰め状態で軽く洗脳されました。
-
話を聞くのが強制じゃないんだったら 「聞かない選択」 もできるんじゃないかと思うんだけど、その界隈にはなーーーーーんにもない、話でも聞かないと退屈するような場所にある施設の中で、宝石についてのウンチクを聞かされたのであります。
みなさん真面目ねぇ〜・・・
バスの中で寝てるって選択肢もあったなぁ〜と、今にして思っています。
せっかく来たんだから何かイイモン見せてくれるのかな?
どんなオ・モ・テ・ナ・シをしてくれるのかな?
って、思うんでしょうね。 -
宝石のお話を45分聞いたら、別室で45分、宝石のショッピングを楽しんでくださいと・・・また缶詰め。
トンボ君とふたりで
「これ、素敵ねぇ」
と話していると、店員が駆けつけ
「よかったら、身に着けてみてください」
と、どんどん首にかけてくれました。
遠慮しても、身に着けるだけなら、と、押してくる。
「でも、これは私には似合わないわ」
なんて言おうものなら、「こういわれたら、こう返す」 というマニュアルが確立してるんじゃないかと思うほど、ひるまず押してくる。
そうですよね、こっちの方がお似合いですわ、ねえ、ご主人もそう思うでしょ?
「主人じゃないの、彼はボーイフレンドなの。結婚していないのよ」
できるだけ相手の意表を突いて切り替えしたのですが、敵もサル者ヒッカク者で一段と貫録のある 「ウエの人」 みたいなのが出てきました。
出たな、ラスボス!
ローンで払えば月々いくらとリアルな話を始める。
バスツアーのお客様限定で、というけれど、このバスツアーに参加している全員が、「返信用の申し込みハガキ」 が届いているから参加しているわけでして、なおかつバスツアーに参加する時点で保険にも加入しているのだから身元が割れている。
全員静岡の客ってわかっている。
最悪、取り立てに行くことだってできるんだから、ローンを組ませるのは簡単でしょう。
「あのね、宝石を買いに来たんじゃありません、ぶどう狩りのツアーだというから参加したんです」
と、きっぱり断ると、ウエの人はニコニコと笑顔でほほえんだまま、深々と頭をさげ、
「失礼いたしました。どうぞ宝石の鑑賞をお楽しみください」
と丁寧にあいさつしてくれたのだけれど、その後の対応は妙に冷たかったのでありました。
それ以前は、客の数より多いんじゃないかと思しきスタッフが次から次へとお世辞を言って褒めちぎってくれたのに、そういう営業が来なくなりました。
露骨っちゃー露骨だけれど、安いツアーって、こういうところで抜いてるんだろうなぁ。
けっこう買い物していた人も居たので、観光バスの乗客45人のうち10%
で4〜5人、2割で10人。
2割の人が平均5万円の買い物をして50万円。
50万円の2% から 2.5% を観光バス会社にバックすれば運転手の日当が出る。
そういう仕組みなんだと思うよ、たぶん。 -
他人の運転で (自分が運転しなくて済んで) ラクだなぁ〜、なんて言っていたトンボ君も、気疲れしたようで、帰りは爆睡でした。
帰りの景色も悪くなかったんですが・・・ね。
ぶどう狩りのバスツアーに出かけた二人の感想は一致していました。
「二度は無いね」
こんどは、ふたりで自家用車で行きましょう。
ツアー代金はひとり4000円というけれど、トンボ君は日曜日にしか行くことが出来ないのだから日曜の割増料金プラス1000円で、お土産のぶどうを買ったり怪しいブルーベリーのドリンクを買ったりと、こまごま小銭も出てるんだから一日で支払った金額の合計はふたりで2万円ぐらいだと思う。
バスツアーに参加しなくても、同じ金額でもっと楽しめるはずだよね!
ま、ふたりとも運転しなくて済んでいるのは有り難かったけれど・・・こういう時はビールでも飲めばよかったよね。
お し ま い
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