2015/06/21 - 2015/06/21
8位(同エリア16件中)
昆虫博士さん
アボッツフォードにベリー狩りとシク教寺院・爬虫類館の見学に行ってきました。
アボッツフォードはバンクーバーから東に車で1時間のところにある、BC州で5番目に人口の多い都市(都市圏としては4番目)です。郊外には農園が広がり、初夏には各種ベリー狩りが楽しめます。
今回はマアン農園で、ラズベリー狩りとブルーベリー狩りを楽しみました。今まで店で売っているラズベリーは酸っぱくてあまり好きではなかったのですが、この農園の完熟ラズベリーは とても甘くて驚きました。アボッツフォードのニックネーム “カナダのラズベリーの都 (Raspberry Capital of Canada)” に大いに納得しました。
その後、シク教寺院に行きました。アボッツフォードには、カナダ国定史跡に指定されている北米最古のシク教寺院があります。1階部分は小さな博物館になっていて、カナダに移民したシク教徒の歴史が展示されています。
最後に、爬虫類の保護施設に行きました。爬虫類が大好きなマイクが、ペットとして飼えなくなった爬虫類を保護している施設です。ちょうど、アボッツフォードからミッションに施設が移転する直前で、寄付金のみで入場できました。展示スペースは小さいのですが、飼い主の手に負えなくなったヘビ・トカゲ・カメなどの爬虫類が所狭しと飼われています。飼い主の責任を考えさせられました。
■ アボッツフォード 訪問歴 ■
1回目) アボッツフォード国際航空ショー
http://4travel.jp/travelogue/10809932
2回目) パンプキン・パッチ&りんご狩り
http://4travel.jp/travelogue/10938096
★3回目) ラズベリー&ブルーベリー狩り, シク教寺院, 爬虫類館
http://4travel.jp/travelogue/11024476
■ バンクーバー近郊 観光農園&牧場 訪問歴 ■
1) いちご狩り 1回目 (ラングレー)
http://4travel.jp/travelogue/10900389
2) とうもろこし畑 巨大迷路 &ふれあい牧場 (ピット・メドウズ)
http://4travel.jp/travelogue/10933715
3) パンプキン・パッチ&りんご狩り (アボッツフォード)
http://4travel.jp/travelogue/10938096
4) いちご狩り 2回目 (デルタ)
http://4travel.jp/travelogue/11022420
★5) ラズベリー&ブルーベリー狩り (アボッツフォード)
http://4travel.jp/travelogue/11024476
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
朝10時に出発し、国道1号線を東に進みます。
ベーカー山がきれいに見えます。
ベーカー山は昨年の秋に行きました。
■ 関連旅行記 ■
秋のベーカー山 紅葉探し&ハイキング
http://4travel.jp/travelogue/10943918 -
アボッツフォードの町から南下し、アメリカ国境に近くに向かいます。
農園風景になります。
ここでも、ベーカー山がきれいです。 -
目的地 ウィロー・ビュー農園(Willow View Farms)に到着しましたが、何と日曜日は休みでした!
ベリー狩りのシーズンは日曜日もオープンだと思い込んでいました。
リサーチ不足でした。。
この農園は先週からラズベリーとサスカトゥーン・ベリーのU-Pick ができます。
特に、サスカトゥーン・ベリーはカナダっぽいベリーで、今まで見たことがないので、この農園に来ようと思ったのです。
※ “U-Pick (You-Pick)”
自分の手で農園から野菜、果物、花などを摘み、その分の料金を払って家に持って帰ることを言います。いちご狩り、ブルーベリー狩り、リンゴ狩り、トウモロコシ狩り、花摘みなどが含まれます。
※※ サスカトゥーン・ベリー (Saskatoon berry)
ブルーベリーに似た紫色の小さいベリー。パイなどにして食べる。このベリーの先住民の言語(クリー語)での呼び名から、カナダのサスカチュワン州最大の都市サスカトゥーンの名は採られている。 -
インターネットで調べたところ、日曜日にオープンしている農園をすぐ近くに発見。
アボッツフォード南部には農園が多いです。
その農園 マアン農園(Maam Farms)に到着です。
“マアン” というのはおそらくインド系の名前だと思います。
ターバンを巻いたシク教徒やインド系の顔つきの従業員が多かったです。 -
店頭には、いちご、ラズベリーに加え、ブルーベリーが売られています。
ブルーベリーはイチゴ、ラズベリーよりも時期が遅く、例年だと7月中旬くらいなのですが、今年は1ヶ月弱早いです。
聞いてみると、ブルーベリー狩りもできるとのことなので、今日はブルーベリーとラズベリーを取ります。
BC州産のブルーベリーは本当に美味しいので、予想外に早く取れて ラッキーです。
イチゴ狩りは別の農園に2週間前に行き、全体的に小粒だったので、今回はパスします。 -
道路を挟んで建物と反対側には、イチゴ畑があります。
-
ブルーベリー畑は、建物の裏手です。
手前の列はまだ実が若かったのですが、奥の列は紫色になっていました。 -
たわわに実っています。
イチゴのようにしゃがまなくてもよいので、収穫も楽です。
ターバンを巻いたシク教徒が、店頭販売用のブルーベリーを集めています。
草抜きがされていないので、半ズボンで入ると かなり虫(ダニ?)に刺されました。
長ズボンがよいかも知れません。 -
実が大きいほど、甘みが増します。
なので、できるだけ大きい実だけを集めます。 -
たくさん収穫しました。
写真はほんの一部で、合計で12.5ポンド(5.7キロ)でした。
ブルーベリーは、2ドル/ポンドです。
※ カナダはメートル法を採用していますが、日常生活でヤード・ポンド法が使われることもよくあります。野菜や果物の量り売りは、今でもポンドが使用されています。1ポンド=約450グラム。 -
ブルーベリーをレジに預けて、引き続きラズベリー畑に行きます。
建物から少し離れた場所にあります。
ここでも、シク教徒の従業員が 店頭販売用のラズベリーを収穫しています。 -
ラズベリーは同じに青い実と熟した実が混じっています。
赤を通り越して、赤黒い実が特に甘いです。
味見をしながら収穫していると、すぐに実を掴んだときの感触で その実が熟れているか分かるようになります。 -
実は今までラズベリーは、それほど好きではありませんでした、
しかし、この農園のラズベリーは、その考えを打ち破ってくれました!
スーパーで売っている輸入品とは比べ物にならないおど、甘くてジューシーでした。
後から知りましたが、アボッツフォードのニックネームは “カナダのラズベリーの都 (Raspberry Capital of Canada)” でした。
道理でラズベリーが美味しい訳です。 -
ラズベリーも、たくさん収穫しました。
写真はほんの一部で、合計で9.8ポンド(4.4キロ)でした。
ラズベリーは、2.29ドル/ポンドです。 -
建物内にピクニック・エリアがあるので、そこで昼食です。
持参したおにぎりなどを頂きます。 -
この農園には子供が遊べるエリアがあります。
このエリアに入るには入場料が必要で、子供7.5ドル、大人3.5ドルです。
キッザニアのように、子供の入場料の方が高いです。
気温が28度まで上昇し、とても暑かったです。 -
四輪自転車のレース場(Pedal Cart Racetrack)。
この奥には、ジップライン(Zipline)もありました。 -
“Bouncy Pillow” という遊具。
空気で膨らんだバルーンの上を飛び跳ねて遊びます。 -
ふれあい牧場(Petting Zoo)。
リャマ。 -
ヤギの家。
“GOATEL 6” はアメリカのモーテルの大手チェーン “Motel 6” をもじったものでしょう。 -
ヤギと一緒に、ロバもいました。
-
本日2つ目の目的地、シク教の寺院 “ガー・シク寺院 (Gur Sikh Temple)” に到着です。
1911年に建てられた北米最古のシク教寺院で、カナダ国定史跡に指定されています。
アボッツフォードは古くからインド系(もしくはパキスタン系)移民が入植し、インド系カナダ人の割合でカナダで最も高い場所です。
現在、39%の家庭でパンジャブ語が話されています。
その中には、ヒンドゥー教徒やイスラム教徒の他にシク教徒も含まれ、アボッツフォードの人口の13%がシク教徒です。
■ 関連旅行記 ■
総集編: カナダの国立公園&国定史跡 一覧
http://4travel.jp/travelogue/10824876 -
外見は、キルビー歴史地区で見た1906年に建てられた売店(ジェネラル・ストア)にそっくります。
1900年代始め、カナダでは このような木造建築物が一般的だったのでしょう。
■ 関連旅行記 ■
秋のフレイザーバレー(2/全3): キルビー歴史地区, ハリソン温泉
http://4travel.jp/travelogue/10822606 -
裏手には、1対の像があります。
シク教のグル、もしくはシク王国の王の像でしょうか。 -
道路を挟んで反対側にも、立派なシク教寺院があります。
現在、アボッツフォードのシク教徒は この寺院で礼拝をしているのでしょう。 -
1階は博物館になっています。
入場無料です。 -
展示スペースは広くはありません。
観光客はもちろん、職員もいませんでした。 -
アムリトサル(インド)にあるシク教の総本山 黄金寺院の絵などの他は、戦争関係の展示が多いです。
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第一次世界大戦に参戦した、シク教徒のカナダ軍兵士の服装。
黒いターバンです。 -
2階には礼拝堂があります。
ここにも誰もいませんでした。 -
本日最後の目的地 “マイク - レプタイル・ガイ (Mike - The Reptile Guy)” に到着です。
爬虫類(Reptile)が大好きなマイク・ホップクラフト(Mike Hopcraft)さんが保護したり、飼い主が手に負えなくなったペットの爬虫類を引き取り、展示しています。
トリップ・アドバイザーで、アボッツフォードで一番人気の観光施設だったので、興味があり 訪れてみました。
通常なら大人8.5ドル、小人6.5ドルかかりますが、ラッキーなことに、この日は寄付金のみで入れる日でした。
後からわかったのですが、訪れた3日後に この施設を閉鎖し、アボッツフォードの北のミッションに施設に引っ越しをするとのことです。
最後の週末であるこの日は、だから通常の入場料が不要だったのでしょう。
閉鎖直前に訪問できて、ラッキーです。 -
施設の入口のところでは、リクガメがスイカにかじりついています。
英語では、陸に棲むカメを “Tortoise”、主に水の中に棲むカメを “Turtle” と言い、使い分けます。 -
展示スペースはそれほど広くはありません。
中央には水槽があり、100匹以上のカメがいます。
2ドルでカメにエサをやれます。 -
このカメはミシシッピアカミミガメ(Red-eared Slider)です。
アメリカ南部が原産で、本来はカナダには生息していません。
このカメは子ガメのときに ペット店で販売されていますが、成獣になると30センチに成長し、40年も生き、とても汚いので、手放す人が多いそうです。
この施設では、それらのカメを保護しています。
しかし、このカメは侵略的外来種ワースト100の中の1種なので、周囲に放したり、販売する訳にもいかず、貯まる一方になっています。 -
水槽の上には、ルリコンゴウインコがいます。
おそらく、この鳥も元々はペットとして飼われていたものでしょう。
ルリコンゴウインコは、攻撃的な性格の上、60年以上も生きるので、ペットとしてはふさわしくないと書かれていました。 -
ボア・コンストリクター(Boa constrictor)。
南北アメリカ原産の大きなヘビです。
ちょうど、脱皮をしたところです。 -
カリフォルニアキングヘビ(California kingsnake)。
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パンサー・カメレオン(Panther Cameleon)。
マダガスカル島が原産のカメレオンです。
茶色の枝にしがみついているので、今は茶色になっています。 -
レッド・テグー(Red Tegu)。
アルゼンチン、パラグアイ原産のトカゲです。 -
ヒャクメオオトカゲ(Argus monitor)。
オーストラリア北部とニューギニアに生息するオオトカゲです。
BC州でペットとして飼育できるトカゲの中では最大種です。 -
爬虫類の他に、両生類も少し飼われています。
アフリカウシガエル(African Bullfrog)。
巨大なカエルです。 -
コバルトヤドクガエル(Blue Poison Dart Frog)。
南米のスリナムに生息する、世界で最も美しいカエルの1つです。 -
屋外には、爬虫類のエサ用のネズミが置かれています。
カミツキガメなどのエサになるようです。 -
そのネズミを使った迷路。
ゴールには、ネズミの好物イチゴが置かれていますが、あまり活発には動かず ゴールにたどり着くのに時間がかかりました。 -
国道1号線を西に向かい、バンクーバーに戻ります。
ベーカー山がきれいに見えます。
午前中は雲に覆われていましたが、午後になって晴れてきました。 -
ポートマン橋(Port Mann Bridge)を通って、バンクーバーに戻ります。
この橋は有料で、片道3ドルです。
ベリー狩り、シク教寺院、爬虫類館、どれも楽しめました。
アボッツフォードを楽しむのに、よいコースだと思います。
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