2015/06/11 - 2015/06/12
1位(同エリア29件中)
かっちんさん
福島県会津地方と中通地方の境界に位置する天栄村にある秘湯二岐(ふたまた)温泉を訪れます。
新白河駅から宿のお迎えの車に乗ると次第に山深くなり、1時間経つと二岐山の麓で二岐渓谷沿いにある秘湯に到着します。
運転手さんから、数年前の地震で「山が動いた」と聞き、「えっ」と思いましたが、「山が動く」とは土砂崩れのことのようです。
「大丸あすなろ荘」には、昔川床だった甌穴から温泉が湧き出る岩風呂、清流の音が間近で聞ける渓流露天風呂があります。
宿のご主人は「日本秘湯を守る会」会長を長年やられており、味わい深い秘湯が楽しめそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
東北本線
黒磯駅で電車を乗換え、白河へ向かいます。 -
イチオシ
眺めが抜群の黒川橋梁
豊原を過ぎると栃木県と福島県の県境を流れる黒川を渡ります。
ここを通るときにいつも眺めていますが、今の時期は田んぼが緑色に染まってきています。 -
木造の白河駅ホーム
白河駅で降ります。
白河では観光案内所に立ち寄り、周辺の観光情報を仕入れます。 -
改札口への連絡通路
階段をおりると、お洒落な通路があります。
この広い空間、昔どのように使われていたのでしょう? -
向かい側にも通路
旧職員の連絡通路だったところだと4トラ横浜臨海公園さんの旅行記でわかりました。
旅行記「東北本線歴史的痕跡探訪記 〜白河驛編 大正浪漫〜」を読むと、白河の駅舎・鉄道などの歴史や昔の繁栄ぶりがよくわかります。 -
今のホームは築堤の上
-
素敵なステンドグラス
大正時代の白河駅駅舎ですが、明り取りにステンドグラスを使っています。 -
9uality
福島県南9市町村の「9」と、「Quality(品質)」を掛け合わせた言葉です。
品質自慢の美味しい産品や魅力ある観光資源をPRしています。 -
イチオシ
洋風建築の白河駅
「ステンドグラスのある赤瓦の屋根の大正ロマン漂う駅舎」として、東北の駅百選に選ばれています。 -
小峰城
白河駅の背後に小峰城が見えます。 -
白河名物
白河ラーメンは知っていたのですが、白河そばも名物で、全国4大そば処のひとつになっています。(信州、出雲、盛岡、白河) -
蕎麦処「大福家」
駅近くにある古そうな建物を見つけました。
ここで昼食にします。 -
雰囲気のいいお店
ご主人曰く、江戸下町風情を残した黒光りする板の間の雰囲気で、そばを食べて欲しいとのこと。 -
ざるそば
シコシコした歯触りと喉越しがいい蕎麦で、美味です。 -
蕎麦の刺身(420円)
餅のような蕎麦の刺身をワサビ醤油で食べると、蕎麦の風味がじわっと伝わってきます。 -
蕎麦の大福(240円)
蕎麦の味と餡の甘さがうまくあいます。
満腹になり、電車で新白河駅へ移動します。 -
白河のだるま
白河は毎年2月に市内でだるま市が開かれ、だるま作りが盛んなところです。
だるまの眉は鶴、ひげは亀、口の下に松、顔の両方に梅、顔の下よりに竹を模様化し、福々しい感じが特徴です。 -
芭蕉さんがいる!
白河の関は奥州路への入口です。 -
何やらイベントかしら・・・
バスの行先はJR東日本総合研修センター。
JR東の社員は、新人ではなくベテランばかり。
自分を見直す場がJR東にあるようです。 -
宿のお迎え
毎日13:00に新白河駅から「湯ったりヤーコン号」が、大丸あすなろ荘まで乗せてくれます。(事前予約制) -
二岐温泉までの地図
車は新白河駅から西北方向に走り、真名子峠を越えて道の駅「羽鳥湖高原」で休憩します。
羽鳥湖の水は左右に分かれ、日本海と太平洋へ流れ込む珍しい湖です。
羽鳥湖から国道118号線を西へ向かい、途中の湯本から二岐川沿いに南下すると、秘湯の二岐温泉があります。 -
2か所ある陸上自衛隊演習場
西郷村(にしごうむら)と、羽鳥湖のある天栄村(てんえいむら)に各々演習場があります。
ここは、西郷村演習場から天栄村演習場に向かって大砲の砲撃演習をするところなんです。
なるほど! -
道の駅「羽鳥湖高原」
-
天栄産「ヤーコン」
ヤーコンは、南米アンデス高原原産のキク科の作物、イモです。
アンデスでは、14世紀頃から果物のように食べられてきました。 -
ヤーコンソフトクリーム(300円)
ヤーコン君がおいしいよと言ってます。 -
これが、ヤーコンソフトクリーム
アイスクリームにヤーコンの甘い芋と葉が入っていて、抹茶風味です。 -
茅葺き門がお出迎え
大丸あすなろ荘に到着します。 -
風情のあるお庭
玄関までの道を進みます。 -
玄関
ここは全国に178軒ある「日本秘湯を守る会」の会員宿です。
ご主人が「日本秘湯を守る会」の会長を長年やられているので、真の秘湯の雰囲気を味わえそうです。
徳川時代から旅籠を営んでいたのは大丸屋ただ1軒のみです。
昭和39年の大雪で一部損壊し、やむなく解体。新築した宿が今に至っています。 -
客室
宿は渓谷沿いにあるので、玄関が3階、食事処が2階、客室と内風呂が1階にあります。
掘りこたつや露天風呂付きの部屋がある別館もあり、自分好みの部屋を選べます。 -
窓からの眺め
下には二岐渓谷、対岸には山深い木立が見えます。
早く着いたので上流の渓谷を散策し、その後温泉三昧に出かけます。 -
内風呂
宿には6本の自然湧出の源泉があり、やわらかい肌触りのよい泉質です。
内風呂には、外に露天風呂もあります。 -
外風呂
渓谷のそよ風を浴びながら、自噴泉岩風呂と渓流露天風呂へ行きます。 -
イチオシ
自噴泉岩風呂
天然の川床をそのまま生かした自噴泉岩風呂です。
1728年に造られ、湯舟の底の岩の割れ目から、小さな気泡を出しながら、温泉がぶくぶくと自噴しています。
湯舟の底には甌穴(おうけつ)が3つあり、その中に体を沈めることができます。
ここは男女別に入浴時間が決められています。 -
イチオシ
渓谷のヤマボウシ
カザグルマのような花が飛んでいきそうです。 -
渓流露天風呂
男女別の露天風呂があります。 -
イチオシ
渓流露天風呂
二岐川の脇に露天風呂が造られています。
清流の音を聞きながら、緑の木立を眺める露天風呂は最高です。
紅葉の露天風呂もいいと思います。
熱くなったら川へ飛び込みたくなりますが、これは禁止されています。 -
豪華な夕食
にごり酒の食前酒、前菜と山菜のお重、煮物、なまずの酢の物、お造り、豚の陶板焼き、松茸の土瓶蒸しなどが勢揃い。 -
ヤーコンと野菜の天麩羅
天栄産ヤーコンの天麩羅は甘くサクサクしています。
他に山女魚の塩焼き、地竹なども出てきます。
山の幸中心の夕食に満足しました。 -
翌朝のロビー
景色のいいロビーでは、本を読んだりしてくつろげます。
新白河までの送迎は11時出発なので、ゆっくりしています。 -
トチノキ
3階のロビーからトチノキの枝が見えます。 -
トチノキ
古くから大事に育ててきたトチノキです。
昨晩夕食のデザートに出てきた栃餅はこのトチノキの実から作られたのでしょうか・・・ -
天栄町のゆるキャラ
二岐山をかたどった「ふたまたきつね」です。 -
特大スタンプ
新聞紙を折りたたんだサイズのスタンプです。
子供が喜びそう! -
こけし
左の円錐型こけしは初めて見ました。
そろそろ、送迎の車に乗ります。 -
白河ラーメン
ちょうど昼時に着いたので、新白河駅前(高原出口)にある「かづ枝」に入ります。 -
白河ラーメン
左が味噌らーめん、右がお薦めの からしタンメンです。
コシのある手打ちの太麺と鶏ガラスープが絶妙にあいます。
では、新白河駅へ行きます。 -
ゴルフ帽子をかぶったダルマ
白河はゴルフ場の多いところなので。
帽子はダルマの成形時から作られています。 -
券売機に触れる子供達
一人ひとりが切符の買い方を体験しています。
駅に踏み台が用意されているので、体験学習が頻繁に行われているのですね。
午後は、今日の宿 甲子(かし)温泉の秘湯「大黒屋」へ向かいます。
次の旅行記は、二岐渓谷の散策を紹介します。
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