思いつき 高尾山ハイキング

2015/04/29 - 2015/04/29

ゴールデンウィークに入りお休み初日。ふとどこかへ行こうと思い立ち、この日は連休でもないので、高尾山へ行ってみることにしました。

高尾山は東京から気軽に行って自然を味わえる観光地。ミシュランの三ツ星にも認定されました。

往路は1号路、復路は4号路を通って行きます。

'15GWの小旅行② 秩父篇 http://4travel.jp/travelogue/11006172
'15GWの小旅行③ 伊豆篇 http://4travel.jp/travelogue/11007767

本日の歩行数　20,785歩

エリア 高尾・八王子(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 私鉄

9:30 京王線で高尾山口駅に到着しました。
駅名標や案内板が木目仕様になっています。

高尾山口駅 駅

駅のホームからはトリックアート美術館が見えます。

トリックアート美術館 美術館・博物館

改札口も木を意識したデザインに。
建築家の隈研吾氏によるものだそうです。

この付近の標高191ｍだそうです。山頂まで400ｍちょっとです。

高尾山口駅 駅

登山道入口へは線路の脇の道を通って行きます。
最近は都営新宿線からの電車も高尾山口へ来るんですね。

歩いて5分程でケーブルカーの清滝駅前に到着しました。

駅の標高201ｍ。

道の駅 清滝駅 道の駅

駅前のムササビのモニュメント。
高尾山にはムササビが多く繁殖しているそうです。

駅前のもみじ広場の奥にひっそりと清滝があります。

9:45 登山道入口からスタート。
大阪の明治の森箕面国定公園まで続く東海自然歩道の起点ともなっています。

高尾山自然研究路 公園・植物園

往路はオーソドックスに1号路を登っていきます。
暫くは比較的なだらかな坂を登っていきますが、途中から結構坂が急になっていきます。

高尾山ハイキングコース 公園・植物園

道端にはほぼ頂上まで“シャガ”の花が咲いていました。
4月中旬〜5月中旬に咲くそうです。

【射干】アヤメ科アヤメ属の多年草で、原産は中国。

ラショウモンカズラ

【羅生門蔓】シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。花の形を羅生門で渡辺綱に切落された鬼の腕に見立ててつけられた名前だそうです。

10:05 歩き始めて20分。金毘羅台の展望台からの眺めです。
八王子市街が一望できます。

展望台からすぐの所にある金毘羅社です。
標高387ｍです。

しばらく上り坂(十六丁目の坂)となります。

10:20 麓を出発して30分ちょっとでリフトの山上駅に到着しました。
ここから先は比較的平坦な道になります。

標高462ｍ。

リフトの駅前からの眺めです。

リフトで登ってくる人、ほとんどいません…

高尾山エコーリフト 乗り物

リフトの山上駅からすぐの所にケーブルカーの高尾山駅もあります。

標高472ｍ。

駅前にビアマウント。

高尾山ビアマウント グルメ・レストラン

この景色、東京とは思えませんね。

高尾山駅から程なく歩いたところに十一丁目茶屋があります。
薬王院から十一丁目(一丁目＝約100m)にあるのでこの名がついたそうです。

十一丁目茶屋 グルメ・レストラン

更にサル園・野草園が続きます。

高尾山さる園 野草園 公園・植物園

少し歩いた場所に“たこ杉”です。

高尾たこスギ 自然・景勝地

昔参道開削の際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折したため、たこの足に似ていることから｢たこ杉｣と呼ばれているそうです。

高尾たこスギ 自然・景勝地

たこ杉のそばに“ひっぱり蛸„。
なでると開運につながるそうなので、蛸の頭をなでました。

高尾山 ひっぱり蛸 名所・史跡

10:30 浄心門を通過。
ここから3号路・4号路が分かれますが、このまま王道の1号路を進んでいきます。

高尾山浄心門 寺・神社・教会

神変堂
足腰の健康にご利益があるそうです。

参道には京王電鉄寄贈の赤い燈籠が並びます。

途中に生えていた木です。なかなかのねじれ具合ですね…

少し進むと道が二手に分かれます

左が男坂

右手が女坂です。

今回は男坂を登って行きます。
108段の石段を登ります。

苦抜け門 三密の道
門のくぐるところが「苦」の字になっています。

すぐそばには多くの歌碑が並んでいます。
北原白秋の歌碑もありました。
“我が精進 こもる高尾は夏雲の 下谷うずみ 波となづさふ”

その脇から上へ登る道がありましたので、ちょっと寄り道してみました。

柴燈護摩壇。
中央に飯縄大権現、その脇に小天狗と大天狗。

その奥に仏舎利塔。
タイ国王より分贈されたお釈迦様の真身骨が奉安されているそうです。

さきほどの苦抜け門 三密の道 はここに続いていました。

周囲には多くの慰霊碑が建っています。
シベリアに眠る抑留者慰霊碑

満蒙大陸林業人供養塔

硫黄島戦没者慰霊碑

支那駐屯歩兵第二聯隊慰霊顕彰碑

高尾山釈迦佛傳四相圖
左から 生誕、降魔成道、初転法輪、涅槃です。

この辺りには花も多く咲いています。
シャクナゲ

【石楠花】ツツジ科ツツジ属

ヤマツツジ

【山躑躅】こちらもツツジ科ツツジ属の植物。

ヤマブキ

【山吹】バラ科ヤマブキ属

登山道に戻り、杉並木が続きます。

高尾山の杉並木 自然・景勝地

その中にある天狗の腰掛杉です。

天狗の腰掛杉 自然・景勝地

四天門前のもみじやさんです。

山門前 もみじや グルメ・レストラン

10:55 四天王門を通過しました。

増長天

持国天

多聞天(毘沙門天)

広目天

門の奥に入り、高尾山の天狗さま

六根清浄 石ぐるま

八大龍王
｢この浄水にてお持ちの硬貨、紙幣を洗い清め資本金としてお持ち帰り、ご家業にご精進下さい」と書いてあったので…

先日鎌倉の銭洗弁天で洗った1,000円札をここでも洗って帰りました。

先日の鎌倉の銭洗弁天 ⇒ http://4travel.jp/travelogue/10979869

良縁むすび

境内のお土産屋さんで“天狗の鼻”という名前のかりんとうをお土産に買いました。期間限定品のいちご味です。

薬王院から山頂へ向かう石段のすぐ脇に下る石段があります。
高尾山大本坊です。
普段は予約がないと食べられない精進料理が予約がなくても食べられます…と四天王門の下で呼び込みをしていましたが、基本的には中には入れないようです。

11:10 仁王門に到着しました。
石段の脇に咲く躑躅は満開です。

小天狗と大天狗

薬王院大本堂です。

高尾山 薬王院 寺・神社・教会

本堂にかかる天狗

境内にあった寛永古鐘

石段を登っていきます。

石段を登ると飯縄権現堂があります。

社殿です。

この石段はシーズン時にはいつも大混雑しますね。

高尾山不動堂

不動堂の裏に建つ南無浅間大権現。
石段の上に鳥居と小さな祠があります。

近頃東京でタンポポもあまり見かけなくなりました。

11:30 標高599.15m 高尾山頂上に到着しました。

高尾山 自然・景勝地

頂上からの景色です。

山頂にあるやまびこ茶屋さんです。

やまびこ茶屋 グルメ・レストラン

抹茶ソフトクリームをいただきました。

11:45 下山を開始します。帰りは4号路を降りていくことにしました。

4号路は1号路と違い舗装されていない山道です。

12:03 暫く歩いてみやま橋を通過。

みやま橋 自然・景勝地

12:10 浄心門で1号路と合流しました。
ここからは往路と同じ1号路を下って行きます。

12:18 ケーブルカーの高尾山駅に到着しました。

ケーブルカーが来ていますが…歩いて下山します。

高尾山ケーブルカー 乗り物

何かこの木、馬に見えませんか…？

12:40 麓まで降りてきました。

清滝駅前で高尾山若葉まつりが行われていました。

もみじ広場の紅葉。
緑色の葉が清々しいですね。

12:50 お腹も減ったので登山道入口にある高橋家さんでお蕎麦をいただくことにしました。

高橋家 グルメ・レストラン

汗をかいて疲れていたので、さっぱりとせいろをいただきました。

食後、清滝駅前の若葉まつりステージで行われていた催しをちょっと観覧。
本日のイベントは八王子芸奴組合の芸者衆による祝いの舞です。

13:30 高尾山口駅まで戻ってきました。

高尾山口駅 駅

バスの時間を待っている間、高尾名物の三福だんごをいただきます。
三福(みつふく）とは「大福」「幸福」「裕福」の3つの福だそうです。

13:50 山登りをして汗をかいたので、送迎バスでスーパー銭湯(ふろッぴィ)に立ち寄りました。

高尾の湯ふろッぴィ 温泉

15:50 送迎バスで高尾駅まで来て京王線で帰ります。

高尾駅 (東京都) 駅

お土産は天狗の鼻(いちごかりんとう)の他、途中で貰ったUVケアクリーム(サンプル）、｢あさがお｣と｢みつば｣のタネ、そして高尾山トクトクブックについていたクーポン券で高橋家さんで貰った粗品(豆菓子)です。