2014/12/15 - 2014/12/15
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pippo77さん
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人間の小さい当方にとって、他人の幸せなど場合によっては「フンッ」てなもんですが、
他人の幸せで自分まで幸せな気分になるという、素晴らしい思い出が出来た一日だった。
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この日は世界遺産の数が今の半分、いや4分の一に淘汰されても、
必ずや世界遺産に残るであろう「ノイシュヴァンシュタイン城」へ。
写真は列車の車窓から。
フッセンが近くなり、ドイツアルプスが見えてきた。 -
ミュンヘンから2時間。
ローカルなフッセン駅に到着。 -
1時間ばかり時間に余裕があるので、フッセンの街を
散策した。 -
フッセンの街①
-
フッセンの街②
-
フッセンの街③
-
開店直後の小さなカフェでエスプレッソを一杯。
至福のひと時。 -
フッセン駅からバスで10分くらい。
ホーエンシュヴァウガウのチケット売り場。
夏のピーク時はズラ〜ッと行列が出来るらしいが、
この時期はガラガラ。
日本からオンライン予約をしていったが、あまり
意味はなかった・・・ -
まずはホーエンシュヴァウガウ城。
政治そっちのけで城の建設に没頭した、メルヘン王
ルートビッヒ二世が生まれ育った城。 -
勝手に内部を見る事は不可で、オーディオガイドで説明を
聞きながらのガイドツアーでしか入場できない。
なかなか見ごたえがあり、特に隣国から送られた各種の
宝飾品には目を奪われる。
行く前はノイシュバンシュタイン城の脇役的な感じがして、
「パスしようかなぁ」と思ったりもしたが、見て損なし。 -
この日、マリエン橋へのシャトルバスは運行せず。
ここ(チケット売り場付近)から歩いていくか、
途中のノイシュバンシュタイン城までは写真の馬車に
乗っていくかの選択しかない。
馬車2回分くらい人が並んでおり、時間が読めなかったので
歩いていくことにした。 -
この歩きで行く選択で正解だった。
というのも馬車の速度は人が歩いて登るより少々速い程度。
よーいドンで馬車と競争しても着くのは5分と変わらないと思う。
若い人、体を鍛えている人なら馬車と同じかそれより早く着くかも。
時間に制限がある方なら迷わず歩きがお薦め。
ただひたすら登り坂なので、疲れるのは間違いないが。
写真奥のマリエン橋に行く道は柵でふさがれておりクローズ。
お構いなしに柵を乗り越えてマリエン橋へ向かう。
よい子の皆さんはマネをしないように。 -
振りかえると、皆さん続々と柵を乗り越えてきた。
-
柵を乗りこえ3分ほど、ご覧の絶景が広がる。
-
更に進むとまた柵が現れる。
ここまで来て引き返すわけなし。
乗り越えて先に進む。 -
おおっ、橋が見えてきた。
-
いよいよだ・・
-
ドーン!
もう言葉はいりません。
散々写真やテレビで観てきた景色だが、思ったよりも
かなり間近に感じた -
橋の下はエメラルドブルーの川が。
これ望遠で撮ってるから実際はもっと距離感あり。
ちなみに高所恐怖症の人は少々厳しいかも。
揺れはしないものの、相当高い場所にシンプルな構造の
橋が掛っているだけなのだ。 -
恋愛成就のパワースポットにもなっているようで、
このような南京錠が無数にあった。 -
タイトルに書いたサプライズとは、このカップル。
「写真を5まいくらい撮ってくれ」と彼に言われ、
1枚じゃなく5枚?と思いながら、まず1枚パシャリ。
すると彼が急にひざまづき、胸ポケットから何と結婚指輪を
取り出したのだ!
びっくりした彼女は両手で口を押さえ、感激で声が出ない様子。
ほどなく二人は抱擁し、熱烈キスの雨あられ・・・
5枚どころか10数枚その一部始終を写真に撮り、流れで当方も
二人とハグ。
彼女の指には、今貰ったばかりの指輪がキラリと光っていた。 -
「俺にも他人の幸せで、自分もホッコリなれる感性が残っていたか・・・」
などと思いつつ、忘れられない旅の1ページとなった。 -
さて本日のメイン、ノイシュバンシュタイン城のガイドツアー
の時間が近づいてきた。
写真の場所は城の少し下にある待合場所のようなところ。
ここにはガイドツアーの番号を知らせる電光掲示板があり、
「ここからツアースタート?」と間違いそうだが、あくまでも
ツアーは城の門を入ったところからスタート。
個人旅行の方はお間違えなく。 -
ツアースタートは、あのレンガ色の門をくぐったところから。
-
ここがツアースタートの場所。
電光掲示板を見て、自分達の番号になったら入場。 -
ちなみに、ここからはマリエン橋が見える。
-
橋の上には二人しかいないようだが、橋までのバスが
出ている夏のピーク時だと、どうなるのだろう? -
内部はホーエンシュヴァウガウ城同様、自由に見て
周るのは不可。
オーディオガイドを聞きながらのガイドツアーのみ。
一番印象的だったのは、ルートビッヒ二世の寝室かな。
メルヘン王そのものって感じだった。
しかし一国の王が自分の家を建てる事にしか興味が
ないとなると、国民は不幸。
しかしそのおかげで、こんな素晴らしいものを現代に
生きる我々が見る事が出来る。
微妙なところです・・・
写真はガイドツアーが終わった後で通る、数少ない
内部から写真が撮れる場所。 -
内部には土産物屋やご覧のカフェもあり。
《注意》ツアー後に通る経路にあるので、ガイドツアーに
参加せずに土産物屋やカフェに行くのは不可能。 -
ノイシュバンシュタイン城から湖に降りてくると、
空が光りだし幻想的な光景に。 -
神々しく光るドイツアルプス。
-
振り返れば、ノイシュバンシュタイン城も光っていた。
いつも貧乏性炸裂の弾丸ツアーになってしまうのだが、
できればここホーエンシュヴァウガウに一泊し、この空気を
存分に味わいつつメルヘン王の夢(狂気?)に思いを馳せる
のが一番だと思った。
と言うのも城が期待を裏切らないのはもちろんのこと、
実際行って強く感じたのが、この場所の素晴らしさ。
これから行く方へ。
チケット売り場の周りに何軒か素敵なホテルがあるので、
ここで一泊しても決して損(無駄)ではないと思いますよ。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- Juniper Breezeさん 2015/01/16 21:31:41
- 早く行きたい!!
- はじめまして。 ノイシュヴァンシュタイン城のとっても素敵な旅行記拝見させていただきました。 実は私も5月くらいに行きたいと思っていて、今はガイドブックを見ながら計画(妄想!?)中です(笑)。 行くとしたら、個人旅行で行くので、色々と参考にさせて頂きますね。
それにしても、12月のシーズンオフは空いていますね。 私もちょうど1年ほど前に、イタリアに行ってきたのですが、迷ったら?行列の最後尾の人に聞けばいいやって思っていたら、どこも行列自体がなくて...。 シーズンオフは空いてて良いですが、お天気があまり良くないのが残念ですよね。
他の旅行記も読ませて頂きますね。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Juniper Breeze
- pippo77さん からの返信 2015/01/17 22:10:45
- RE: 早く行きたい!!
- 当方もここ4travelで生の情報に触れさせてもらい、
旅先で大いに活用しています。
そんなことから自分の旅行記には、これから行く人の
役に立つ情報を載せるよう心がけています。
話それますが、グーグルのストリートビューはマズイですね。
ストリートビューで予行演習してしまうと、初めて
行った場所なのに既に勝手が分かってしまい、新鮮味に
欠けてしまうのを今回の旅で実感しました。
あまりに事前に分かり過ぎていると感動が目減りするし、
かと言って情報を仕入れておかないと、忙しい中ひねり
出した貴重な時間を無駄にしてしまう恐れがあるし・・
微妙なところですね。
5月の旅行楽しみですね。
ちなみに麓のチケットセンターからマリエン橋まで
歩いて40分くらいでした(登りでつかれますが・・)
馬車やバスが長蛇で時間が読めないなら、結局歩きが
一番確実だと思います。
どうぞ楽しいご旅行を!
-
- カプチーノさん 2015/01/15 15:27:16
- こんにちは!
- はじめまして!
素敵な瞬間に立ち会えたのですね!
前にノイシュヴァンシュタイン城にいったのですが、あまり時間が
なかったため、中を見ずに帰ってきてしまったのです(汗)
その上、ものすごく濃い霧に見舞われ、橋の下はなにも見えないし、
橋からも何もみることはできませんでした。
あんなキレイな色の水がみえるんですね!
お城の近くに行っても、お城の姿をちゃんとみることはできませんでした(><)
ぜひともまたいつか行ってみたいと思います。
- pippo77さん からの返信 2015/01/16 15:15:59
- RE: こんにちは!
- ここは晴れた日、欲を言えば紅葉や雪景色など、
いろんなシチュエーションを見てみたい場所ですよね。
当方も経験ありますが、絶景の場所に行って天気に
恵まれず帰ってくるのは本当に悔しい。
それが、ちょっとやそっとじゃ行けない海外だと尚更。
そういった時は、「リタイヤしてから必ずリベンジする」
と自分に言い聞かせています。
-
- mistralさん 2014/12/27 19:29:19
- 心温まるサプライズ!
- pippo77さん
初めまして。
mistralと申します。
サプライズは?と惹かれてお邪魔しました。
すばらしい場に遭遇されたんですね〜
男性の,多分,誰かが来たら写真をお願いして
プロポーズしようという秘かな計画に
はからずも出会われて・・・
ファインダーを通して感動されている
pippoさんが伝わってきました。
よい旅の想いでですね。
ノイシュヴァンシュタイン城,
数年前に行ったことがあります。
王の狂気とも思えるくらいの
ワーグナーへの傾倒ぶりなどから
最後におきた悲劇へと向かっていった?
のでしょうか。
外観の端正さとは裏腹に,内部はちょっぴり
不気味な感じがしたことを思い出しました。
mistral
- pippo77さん からの返信 2014/12/27 21:42:33
- RE: 心温まるサプライズ!
- mistralさん
コメント有難う御座いました。
ルートビッヒ2世の城への傾倒もそうですが、ベルサイユや
シャンボール城など人類の宝クラスの建造物は、0.00…1%の王と
その家族の為に、その他ほとんどの民が苦しんだ結果の産物なわけで、
近いところでいえばルーマニアの国民の舘もそれ。
いつもこうした場所を訪れると、そういった事が頭をよぎります。
自分が観光で訪れているくせに、いいんだか悪いんだか微妙な感覚。
mistralさんの旅行記を拝見すると、当方の行ったところ、行きたい
ところと見事なまでにダブっています。
フランスは南仏含めて過去に2度訪れており、再び訪れたい国No.1。
コッツウォルズ、モロッコ、マルタは次の旅行の候補最上位です。
ちなみにもしモロッコなら、何が何でもmisralさんと同じように
リヤドに泊まりたい!
これからも楽しい旅行記を沢山UPしてくださいね。
> pippo77さん
>
> 初めまして。
> mistralと申します。
> サプライズは?と惹かれてお邪魔しました。
>
> すばらしい場に遭遇されたんですね〜
> 男性の,多分,誰かが来たら写真をお願いして
> プロポーズしようという秘かな計画に
> はからずも出会われて・・・
> ファインダーを通して感動されている
> pippoさんが伝わってきました。
> よい旅の想いでですね。
>
> ノイシュヴァンシュタイン城,
> 数年前に行ったことがあります。
> 王の狂気とも思えるくらいの
> ワーグナーへの傾倒ぶりなどから
> 最後におきた悲劇へと向かっていった?
> のでしょうか。
> 外観の端正さとは裏腹に,内部はちょっぴり
> 不気味な感じがしたことを思い出しました。
>
> mistral
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