2014/12/19 - 2014/12/19
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」、このシリーズも回を重ねもうPart,41になりました。
さすがに冬枯れのこの季節は雪や氷以外これといったネタもなく
足元が悪いと怖くて遠出もできず
写真的には少々地味ですが素朴な福島の冬景色をボチボチと紹介していきたいと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆雪柿
以前昭和の頃までは雪が積もる頃には甘柿は言うに及ばず渋柿でさえ生っていることはありませんでしたが、農村地域の高齢化や食生活の贅沢化などで収穫されないまま放置された柿の木が多くなり、真冬でも赤い実をつけた木がたくさん見られまるようになりました。
写真的には美しい風景ですが、高齢化社会を如実に物語っている寂しい風景かも知れませんね。 -
☆木守柿
木守柿(こもりがき、きもりかき)とは柿の実をすべて収穫せず、木になったまま残しておく数個の柿の実を言い、秋の季語でもあります。
来年の豊作祈願であったり、野鳥のために残しておく思いやりとも言われますが、あまりに放置された柿の実が多く、野鳥たちも食べきれないと見えて正月前には殆ど落果してしまいます。
木守柿と言う風情ある言葉や風習もやがて廃れて死語になってしまうのでしょうか・・・。 -
☆里山の雪化粧
『山粧う』は本来秋の季語で山が紅葉によって色付くようすを指しますが、
何故か季語や俳句語辞典などに『雪化粧』は載っていません。
『雪けしゃう 』という言葉自体は江戸時代からあったようですが、
化粧⇒白粉(おしろい)⇒雪という表現は現代人の感性なのかも。 -
☆里山の雪化粧
抜けるような雪晴れの青空の下、近くの里山を散策してきました。
雪と氷と小動物の足跡以外何もありませんが
き〜んと、澄み切った冷気がたるんだ精神を浄化してくれるような気がしてきました。 -
☆里山の雪化粧
秋頃までは釣り人も見られた里山の池も雪と氷に閉ざされ
春までの長い眠りについています。 -
☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
誰もいない里山を歩くと、雪を踏みしめたサクサクという音と、わずかな野鳥のさえずりだけがこだまします。
時おり木に積もった雪が突然落ちてきてドッキリさせられます。 -
☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧
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☆里山の雪化粧&氷壁。
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☆里山の雪化粧&氷の造形。
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☆釈迦堂川の白鳥
里山で雪景色を撮影していたら麓の田んぼの方からハクチョウの鳴き声が聞こえてきました。
2週間ほど前、町内のハクチョウの越冬地である高野池に行ったときは10羽ほどしかいませんでしたが、いよいよ寒さ厳しく雪も多くなってきたので北の越冬地から南下してきたのでしょう。
その高野池のハクチョウは日中周辺の田んぼに落穂食べに出かけますが、釈迦堂川周辺の田んぼも餌場の一つなので、きっと田んぼから聞こえてきたのだろうと行ってみましたが何故か1羽もいません。
おかしいな?独特の鳴き声は聞こえるのに1羽もいないなんて・・・・
もしかして川の中?
車を移動させ、川を見下ろす土手に来てみたら、いましたいました。
全部で100羽くらいいそうです。
この地点から2kmくらい上流の隣り村には少し飛来するようですが、
町内の釈迦堂川に飛来しているのは初めて見ました。 -
☆ハクチョウの飛来地Map
※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3 -
☆釈迦堂川のハクチョウ。
最初見たときは高野池のハクチョウが飛来しているのだうろと思ったのですが、ようく見るとズングリした印象です。
高野池で越冬するハクチョウの90%以上はオオハクチョウなので、これらのハクチョウもオオハクチョウだろと思ったのですが、手前の群れはコハクチョウで奥の岸辺に近い群れがオオハクチョウでした。 -
☆釈迦堂川のハクチョウ。
こちらがズングリと少し小ぶりなコハクチョウ。 -
☆釈迦堂川のハクチョウ。
こちらが首がすらっとし、コハクチョウより少し大きいオオハクチョウ。 -
☆釈迦堂川のハクチョウ
遠目では中々見分けづらいのでUPで確認してみましょう。
コハクチョウは体長120cmほどで、名前のように体長140cmのオオハクチョウより少し小ぶりですが外観は瓜二つなので遠目だと区別が付きません。
一番の違いは嘴の黄色い部分の下側がコハクチョウは短くオオハクチョウはやや長めです。
コハクチョウの首がやや短く太いのも特徴です。
また春〜秋の生息地はコハクチョウはユーラシアやアラスカのツンドラ地帯、
オオハクチョウはツンドラ地帯より南のユーラシアのタイガ地帯です。
でも日本の越冬地はなぜかコハクチョウはオオハクチョウより南西で多く越冬します。
餌は水草の葉、茎、地下茎、根、実、落ち穂、マコモなどのベジタリアンです。
なので白鳥は休憩する以外は沼や池、川など沼底に首が届く程度の
浅い水辺をねぐらや餌場にします。
上記の写真でもお分かりのようにコハクチョウは水に浮いていますが、すぐ隣りのオオハクチョウは立っているのに脚が川底に着床するほどの浅瀬です。
コハクチョウは約4000km、オオハクチョウは約3000kmもの長距離を
樺太や千島列島、北海道など中継地で休みながら主に本州に渡ってきます。
本州に渡った白鳥の約70%は東北で越冬するそうです。 -
☆釈迦堂川のオオハクチョウ
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☆釈迦堂川のコハクチョウ
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☆阿武隈川のコハクチョウ
今年の1月に撮影した県南部、泉崎村と白河市(旧・東村)の境を流れる阿武隈川で越冬するコハクチョウの群れ。 -
☆釈迦堂川畔の田んぼで落穂を食べるオオハクチョウ。
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☆釈迦堂川のハクチョウ。
一グループがどかに飛んでいきました。
ハクチョウは家族単位で行動し、両親と初夏に生まれた幼鳥、2年めの幼鳥もいる場合もあります。 -
☆オオハクチョウの飛翔。
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☆チュウサギ(中鷺)
ハクチョウを撮影していたら偶然にチュウサギも目の前を飛んでききました。 -
☆チュウサギ(中鷺)
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☆夜明けの高野池の白鳥
今回は同じ町内でも釈迦堂川の東に位置する高野池の白鳥です。
高野池は白鳥の飛来地として福島県でもけっこう有名で
多い年は小さな池に2000羽近くのも白鳥が飛来したことがあります。
しかし、ここ数年は池の改良工事や鳥インフルエンザによる餌付け禁止などの影響で飛来数は激減しています。 -
☆夜明けの高野池の白鳥
その減った白鳥が釈迦堂川に移ったのかと言うと高野池の白鳥は9割以上がオオハクチョウで、釈迦堂川は8割がコハクチョウなのでそうではないようです。
この日の高野池は全部がオオハクチョウで100羽くらいでした。 -
☆夜明けの高野池の白鳥
釈迦堂川は周囲に民家なく自然な写真が撮れますが高野池は周囲に民家や電柱があるのが難点です。
でも日の出は山に遮られずに昇ってくるので朝焼けがとてもキレイです。 -
☆夜明けの高野池の白鳥
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☆夜明けの高野池の白鳥飛翔
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☆高野池の白鳥&カモ類
高野池には白鳥の他たくさんのカモも飛来していますが8割はオナガガモで他にキンクロハジロやホシハジロ、オオバン(クイナ科)などがいます。 -
☆岩瀬牧場の夜明け
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☆岩瀬牧場の夜明け
三角円錐状の木はメタセコイア。
恐竜がいた時代にも生育していたという中国原産の樹木。
1949年に国と皇室がそれぞれメタセコイアの挿し木と種子を譲り受け、
樹形がとてもキレイなのでその子孫や挿し木が日本各地で並木などに採用されています。 -
☆岩瀬牧場の夜明け
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☆岩瀬牧場の夜明け
岩瀬牧場は明治初期に宮内省直営の牧場になり、明治40年にはオランダから乳牛13頭や農機具を輸入し日本初の西洋式牧場になりました。
そのとき日本とオランダの友好記念として『鐘』が贈られ牧場で時を告げていました。
当時、この牧場を訪れた杉浦楚人冠の詩を基に唱歌『牧場の朝』が生まれたそうです。
昔の鐘は現在保存され鳴ることはありませんが、町内放送では朝に夕なに『牧場の朝』のオルゴールが流れてきます(^^♪。 -
☆岩瀬牧場の夜明け
明治後期に建てられた牛舎や日本最古のコンクリート製サイロや
茅葺屋根の玉蜀黍貯蔵庫などが現存しています。(写真は現代のサイロ)
現在、近代産業遺産登録を目指しているそうですが
正直、あまり盛り上がっていないかも(^_^;)。
http://www.iwasefarm.com/ -
☆八流の滝
須賀川市の郊外にある八流の滝へ行ってきました。
八流の滝は阿武隈山地の宇津峰山を源とする塩田川と小倉川の合流地点の近くにあり、でこぼこの江持岩を八條(やすじ)になって流れ落ちるところから「八流の滝」と呼ばれます。
高さは4m、滝幅は8m弱の小さな滝ですが、田園地帯に忽然と流れ落ちる珍しい滝です。 -
☆八流の滝へのルートマップ。
※Googie Mapに加筆。
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h -
☆八流の滝
この冬は昨年から厳しい寒さが続いてはいますが、八流の滝はわずかに凍っているだけでした。
寒い寒いと言いながらも最低気温はせいぜい氷点下2度くらいで、一日中氷点下の真冬日はまだ無いので凍結しないのも当然かも。 -
☆2014年1月の八流の滝
こちらが昨年ほぼ同時期の八流の滝。
昨年は年末までは比較的暖かかったのですが、正月明けから急激に寒くなり
八流の滝もかなり氷結しました。 -
☆八流の滝
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☆八流の滝
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☆八流の滝
会津や奥羽山系のもっと山奥の滝ならもっと氷結し、雪も多いので絵になるのでしょうが、何の装備も持たない素人が行くに危険です。
その点、八流の滝は我が家からほど近いお手軽滝なので安全です。 -
☆八流の滝
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☆八流の滝
八流の滝”は『奥の細道』にも曽良の『随行日記』にも記されていませんが
直ぐ近くには芭蕉の辻と呼ばれる十字路があります。
芭蕉一行は『乙字ヶ滝』で一句詠んだ後は随行日記によればこの辺りを通って郡山の守山に向かったと思われます。
江戸時代の女流俳人、市原多代女は『眼に散りて向かひかねけり滝の月』の句を残しています。
遠い旅などままならない時代、こんな小さな滝ですが当時は手軽に行ける身近な名所だったのでしょう。 -
☆八流の滝
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☆八流の滝
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☆八流の滝
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☆八流の滝
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☆網の輪隧洞
滝の脇には梯子があり滝の上流に行くことができます。
上流の小川の縁を80mほど歩くと小川の崖を開削した小さなトンネルが見えてきます。昭和21に竣工した『網の輪隧洞』です。
この隧洞左手に池があり昔は塩田川の水を溜めて灌漑池にしていたそうですが、度重なる洪水や決壊のため水路は埋められその代わりに隧道が掘られたそうです。 -
☆網の輪隧洞
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☆網の輪隧洞
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☆網の輪隧洞
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☆雪の大滝川渓流
この冬も隣り村(現・須賀川市)の大滝川渓流に行ってきました。
大滝川渓流は隣り村で一番高い奥羽山系の八幡岳(1102m)を源流とする
阿武隈川の支流の一つで渓流の最上部には落差80mの幻の大滝がありますが観光ガイドブックなどには載っていないローカルな滝や渓流なので
地元の人しか訪れないとても静かな渓流です。 -
☆雪の大滝川渓流
我が家から車で20分ほどとけっこう近いですが当町にはまったく雪が無いのに大滝川渓流周辺は一面の銀世界。
積雪は20cm〜30Cmほど。砂防ダムの駐車場までは行けますが
その先は轍はありましたが除雪はしていないので徒歩で向かいました。
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☆雪の暁の滝
大滝川渓流の下流域にある“暁の滝”は段瀑で幅7m、落差は2段合わせてで12mくらいでしょうか。
林道の直ぐ脇下にあるのですが夏場は木々に覆われ見えないので
その存在はあまり知られていません。
大きな滝ではありませんが、比較的簡単に見られる美しい雪見滝です。
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☆雪の暁の滝
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☆雪の暁の滝
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☆東雲の阿武隈川
一昨日の晩は南岸低気圧の影響で久しぶりに雪らしい雪が積もりました。
夜半には湿った雪が一時20cm近く積もったのですが未明には雨になり
朝方にはだいぶ融けて5,6cmくらいに目減りしたので助かりました。
早めに雪掻きを済ませ、以前から狙っていた阿武隈川の日の出ポイントに
行ってみることにしました。
当町は西側境界を阿武隈川の支流である釈迦堂川が流れ
東側境界を阿武隈川本流が流れています。
釈迦堂川は既に何度も紹介した通り那須連峰を望むので絵になるのですが
阿武隈川は当町からだと日の出方向にシンボルとなる山がない上に周囲に民家や電柱・ケイタイアンテナなどが目障りなので撮影したことがありませんでした。
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☆東雲の阿武隈川
最近ようやく障害物のないポイントを見つけたので早速出かけたしだいです。
障害物が無いのは狙い通りでしたが、やはり中心にシンボルとなるものが
無いので全体的に物足りない写真になってしまいました(ーー);。
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