水と汗が滴る男 in 南アルプス / 荒川三山&赤石岳③

2014/08/13 - 2014/08/17

オーラス。
下山し、接岨峡温泉で一泊。
山の幸に舌鼓を打つ。

エリア 静岡市（葵区・駿河区）(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 1.0

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 自家用車 徒歩

登山二日目、千枚小屋からスタートし、宿泊地の赤石避難小屋へ。
赤石岳山頂はご覧のとおりの天候。

赤石岳 自然・景勝地

赤石避難小屋。
山頂から歩いて1分ほど。
標高3,110mにある山小屋。

赤石岳 自然・景勝地

目の前のベンチに石の重しが。
風が強く、ベンチが吹っ飛ばないようにとのこと。
いやはや、風本当に強かった。

定員30名。
千枚小屋は100名かな。
避難小屋といっても案外快適だった。
この日の宿泊客は10名ほどだったからゆったり寝ることができたし。
休憩所は畳の部屋でコタツがある。
山関係の雑誌や漫画があり、私が読んだのは塀内夏子の「イカロスの山」。
全10巻あっという間に読破してしまった。
他の山小屋と比べ寛げる雰囲気が良い。

驚いたことにドコモの電波が届いていた。

3日目、出発する時に管理人さんと記念撮影。
真ん中は1日目の宿泊地、千枚小屋で夕方赤石岳を眺めている時に話した男の子。
3日目、この旅行記で椹島ロッジに下山するまで何度か抜いたり抜かれたり。
ご両親と3人で登山に。
北アルプスの白馬、北海道の知床、屋久島等、あちこちの登山経験あり。
人見知りしない利発な男の子だった。

6時前に出発。
赤石岳を越え、下山先の椹島を目指す。
赤石岳山頂。

結局前日もこの日も稜線の素晴らしい眺めは見られなかった。
まぁこんな時もあるさ…。

雪渓。
この写真だとなんだかわからないですよね（苦笑）。

雪渓。

赤石小屋、椹島方面へ向かう。
赤石山頂、3,120mから椹島ロッジ、1,100mまでこの日はほぼ一貫して下り。
気分が楽。
稜線降りれば風和らぐって赤石避難小屋の管理人さん、言ってたし。
あとは雨が止んでくれれば…。

この分岐から下ったところに北沢源頭のお花畑がある。
残念ながら雨が強く、撮影できず。

また樹林帯に入った。
樹々は雨を防いでくれるアーケードみたいなもん。

8時半に赤石小屋到着。
標高2,500mちょっと。
朝食4時半に採ったから腹が減り始めた。
煙草も吸いたいし。

カップラーメン購入。

本日の行程のだいたい半分の地点に赤石小屋がある。
下って標高が下がるにつれ蒸し暑くなりそうなのでレインウエアのズボン、中に着ていたジャージ上下を脱ぎ、半ズボンに履き替えた。
もうちょっと先の椹島で撮影した写真のいでたちに。

うっすらと赤石岳が見える。
あそこのピークから降りてきた。

さ、地味に樹林帯を下る。
赤石小屋から椹島まで標高差1,400m下る。
スカイツリー2本ちょっとの高さ…。

うっすら木洩れ陽が。

若い樹。

大自然が育んだ盆栽。

長かった下りもあとわずか。
太腿に負担かかりまくり。
翌朝以降バリバリの筋肉痛。
登りの方が脚には負担がかからない。

やっと下界にたどり着いた。

この標識を見るとホッとする。

11時半、到着。
赤石避難小屋出発した時はフル装備。
徐々に装いを軽くしてこの格好に。
山を舐めているわけじゃありません、念のため。

登山のパートナー。

13時のバスでクルマを停めてある臨時駐車場に向かう。
二晩風呂入っていないからシャワーを浴びたり煙草吸ったり。
山小屋や登山中に会話した方たちと再会し、歓談したり。

山小屋のスタッフさんが見送ってくださった。
ちょっと感傷的になっちゃうね…。

雨降ってびしょ濡れになるわ稜線では風に煽られるわ、コンディションは最悪だったけどそれもそれでいい想い出。

梅雨明け宣言が出た直後が一番天候が安定する、わかっちゃいたけど…。
また来年来ればいいさ。

バスは東俣林道を走る。
この一年で3回歩いた林道。

・南アルプスへのプレリュード/錦秋の東俣林道
　　http://4travel.jp/travelogue/10832376
・南アルプスへのプレリュード / 若葉芽吹く東俣林道
　　http://4travel.jp/travelogue/10885847
・南アルプスへのプレリュード / 樹々の緑深まる東俣林道
　　http://4travel.jp/travelogue/10901183

赤石湖。
チンダル現象で湖面が綺麗。

夏期臨時駐車場に到着。
下山届を提出。
良かった良かった。

クルマに乗って接岨峡温泉の宿に向かう。
途中の南アルプス井川観光会館にて。

「南アルプスはすてきだねぇ」

接岨峡温泉到着。
宿に荷物置いてちょっと散策。

アプト式鉄道。

接岨峡温泉駅 駅

クルマで5〜6回通ったことがあるんだよなぁ。

本当に大井川の上流にある温泉。

民宿で寛いでる。
むさくるしい脚さらしてごめんなさい。

m( _ _ )m

６月、大井川上流のマイカー規制されている東俣林道をどしゃ降りの中歩いていた私をクルマで拾ってくれた猟師さん(林道のメンテナンスをする土木業者さんでもある)の民宿。
ご主人は私のこと覚えてなかった。
印象薄いのかな？
田舎の親戚宅に泊まっているような雰囲気。

http://4travel.jp/photo?trvlgphoto=34147547

なんとタビガラスさんが10日ほど前にこの民宿に泊まっていた。

・奥大井の接阻峡温泉宿泊と接阻峡温泉駅周辺散策
　　http://4travel.jp/travelogue/10917600

世の中狭い！

山幸三昧。
鍋中猪也。
極楽極楽。

飯美味過ぎ。
ごはん6杯は食べてしまったんじゃないだろうか。

翌朝。
部屋から接阻峡温泉駅が見える。

朝食。
半熟卵をご飯にぶっかけて。
民宿の朝食ってどうして美味しいんだろう？

赤石避難小屋で購入した手拭い。

今度の週末に会社の静岡の事業所の人たちと中央アルプスの木曽駒ヶ岳に登る予定。

この旅行記へのコメント （4）

• アルデバランさん 2014/08/19 22:01:03

  滴りすぎです…

  銭形幸一さん　こんにちわ
  
  南アルプス
  羨ましいです。
  雨は残念でしたね、
  稜線で強風に吹かれると人間の小ささと大自然の強さをまざまざと感じますよね。
  ましてや重い荷物を背負っていると。
  今年は天候不順のようで山とか相当降っているようですが、箱根西麓は雨が降りません。
  信じられないかもしれませんが川の流れはチョロチョロです。
  おかげで田んぼに水が入らず困ってます…
  
  北アルプスはほとんど行ったのですが、塩見、荒川、赤石、聖岳は未経験ですので刺激されて、毎日、2時間ほど歩いて体力維持を図ってました。
  でも、足底腱膜炎になってしまい、医者から「1ヶ月以上ウオーキング禁止」を命じられ気が滅入ってます。
  どうやら年のようです。
  

  銭形幸一さん からの返信 2014/08/20 08:23:05

  お大事になさってください

  おはようございます。
  転勤で埼玉に戻り南アルプスが高嶺の花のような存在になりそうです。
  磐田からなら近かった登山口。
  こちらからだと心理的にかなり遠く感じます。
  残念ながら天候に恵まれませんでした。
  お盆の時期、海、山は避けた方が良いと実感。
  梅雨明け直後に行こうと思っていたのですが、うっかりリレーマラソンの申し込みしてしまいました。
  
  稜線、あんなに風が強いものだと思っても見なかったです。
  わずかな時間ですがお花畑、稜線で晴れて良かったです。
  
  週末、木曽駒ヶ岳でハイキングしてきます。
  
  

• みかりさん 2014/08/19 01:11:18

  お疲れ様〜！

  銭形幸一さん、こんばんは！
  
  南アルプス登山、お疲れ様でした。美しい風景に魅了されながら･･･
  楽しく拝見しました。今回はお天気残念でしたね。
  
  お盆の時期･･･関東はお天気が良かったけど、全国的には荒れて
  いましたものね。でも無事にスケジュールをこなして下山出来たようで
  ホントに良かったです。怪我が一番怖いですものね！
  
  それにしても･･･登山って１日で標高差1400ｍも登ってしまうんですね。
  数百メートルで涙目になっている自分が恥ずかしい〜。(苦笑)
  
  現在、膝の調子が治りそうもないので笹子峠越えが憂鬱なんですが
  標高差500ｍと思えば、銭形幸一さんにとっては朝飯前･･･。
  
  そう思ったら、ちょっぴりだけどうにかなるかも気分にもなりましたが
  高尾山でさえ下から登れない私には過酷ですよね〜。
  ホント、全部背中を押してもらいたいくらいです。(笑)
  
  稜線で一時的に晴れた時の風景は綺麗ですね。富士山を同じ目線から
  眺められるってスゴイな〜って思ってしまいました。
  高山植物も綺麗だったし、美しい風景を楽しませてもらいました。
  
  今週はまた山登りなんですね。なんだか少しお天気が微妙な気も
  しなくはないけれど･･･今度こそ快晴になりますように！
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みかり

  銭形幸一さん からの返信 2014/08/19 18:32:51

  やはり良かった！

  こんばんは。
  散々な天気でした。
  8月の山は天候が不安定で梅雨明けに行こうと思っていたのですが、うっかり海の日の3連休にリレーマラソンのエントリーしてしまった次第です。
  
  稜線上の眺め、標高差2,000m近く登るからこそ景色の素晴らしさに感動できます。
  今回は30分程しか稜線の眺めや高山植物楽しめませんでしたが、やはり素晴らしかったです。
  雨風強かった稜線は牛歩で大丈夫だったのですが、ぬかるんだ下りの林道でコケちゃいました。
  来週行く木曽駒ヶ岳は標高2,600mまでゴンドラで高飛びなんですけどね。
  
  ( ´_ゝ`)
  
  笹子峠、標高差500mもあるんですか？
  標高高くないでしょうから暑いでしょうし、アスファルトの照り返し、大変そう。
  私は普段、晩にジョギングしてますので、炎天下歩かれているみかりさんに頭が下がる思いです。