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<br />  「敦煌」(とんこうし)は、中国甘粛省北西部の都市で、かつてシルクロードの分岐点・要衝として栄えたオアシス都市だった。<br /><br />  近隣にある莫高窟(ばっこうくつ)とそこから出た敦煌文書で有名であるが、敦煌を一躍有名にしたのは、井上靖さんの小説「敦煌」や、1980年代前半と1988年から1989年に、NHK総合テレビの『NHK特集』で、放送されたシリーズ・ドキュメンタリー番組でさらに有名になった。<br /><br /> 昔の写真を整理していたら、2004年に敦煌へ行ったときの写真が出てきたので、アップすることにした。ちょうど、今から10年前に行ったのだが、デジカメが市場に出て間もない頃の写真だが結構上手く撮れていたと自負している。<br /><br /> カメラはSONYのサイバーショット。 <br /><br /> トップ画像は、郊外にある有名な観光地、鳴沙山(めいさざん)<br /><br /><br />

シルクロードの要衝・敦煌(とんこう)を行く・・

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2004/08/20 - 2004/08/22

3位(同エリア489件中)

2

37

Elliott-7

Elliott-7さん


  「敦煌」(とんこうし)は、中国甘粛省北西部の都市で、かつてシルクロードの分岐点・要衝として栄えたオアシス都市だった。

  近隣にある莫高窟(ばっこうくつ)とそこから出た敦煌文書で有名であるが、敦煌を一躍有名にしたのは、井上靖さんの小説「敦煌」や、1980年代前半と1988年から1989年に、NHK総合テレビの『NHK特集』で、放送されたシリーズ・ドキュメンタリー番組でさらに有名になった。

 昔の写真を整理していたら、2004年に敦煌へ行ったときの写真が出てきたので、アップすることにした。ちょうど、今から10年前に行ったのだが、デジカメが市場に出て間もない頃の写真だが結構上手く撮れていたと自負している。

 カメラはSONYのサイバーショット。 

 トップ画像は、郊外にある有名な観光地、鳴沙山(めいさざん)


旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
観光バス
航空会社
中国東方航空

PR

  • <br /> 敦煌の市校外には、断崖におびただしい数の「石窟」がある。<br /><br /> その中でも「莫高窟・ばっこうくつ」が特に有名である。


     敦煌の市校外には、断崖におびただしい数の「石窟」がある。

     その中でも「莫高窟・ばっこうくつ」が特に有名である。

  • <br /> 莫高窟の入り口にある門


     莫高窟の入り口にある門

  •  <br /> メインの「莫高窟」

     
     メインの「莫高窟」

  • <br /> ここを中心にして、左右に多くの石窟がある・・


     ここを中心にして、左右に多くの石窟がある・・

  • <br /> このような石窟がずらーっと並んでいる。<br /><br /> 当時は一つ一つ鍵がかかっており、係り員がその都度開けて歩く。


     このような石窟がずらーっと並んでいる。

     当時は一つ一つ鍵がかかっており、係り員がその都度開けて歩く。

  • <br /> 二層、三層になっており通路が整備されていた。


     二層、三層になっており通路が整備されていた。

  • <br /> 窟内は撮影禁止!<br /><br /> 絵葉書から転写・・


     窟内は撮影禁止!

     絵葉書から転写・・

  • <br /> 上に同じ・・<br /><br /> 実際もこのような色彩だった。<br /><br /> 保存状態が良かったのが印象的だった!


     上に同じ・・

     実際もこのような色彩だった。

     保存状態が良かったのが印象的だった!

  • <br /> 当時の敦煌市内の様子・・<br /><br /> 遠くに鳴沙山が見える。


     当時の敦煌市内の様子・・

     遠くに鳴沙山が見える。

  • <br /> 鳴沙山・めいさざん<br /><br /> 


     鳴沙山・めいさざん

     

  • <br /> 鳴沙山は沙角山とも呼ばれ敦煌市西南5kmの所にある・・<br /><br /> 最高峰の海抜は1715m、東西の長さ約40KM、南北の幅は20KM。


     鳴沙山は沙角山とも呼ばれ敦煌市西南5kmの所にある・・

     最高峰の海抜は1715m、東西の長さ約40KM、南北の幅は20KM。

  •  ここの砂は、赤、黄、白、黒、オレンジ五色の細かい砂でできている。<br /><br /> 

     ここの砂は、赤、黄、白、黒、オレンジ五色の細かい砂でできている。

     

  • <br /> 頂は空に向かって刺そうとする刀の先のようで美しく、<br /><br /> 頂上から滑り落ちればゴーゴーと鳴り響く声か聞こえてくる。<br /><br /> 鳴沙山の名はこの現象に因んでつけられたものだと言われている。


     頂は空に向かって刺そうとする刀の先のようで美しく、

     頂上から滑り落ちればゴーゴーと鳴り響く声か聞こえてくる。

     鳴沙山の名はこの現象に因んでつけられたものだと言われている。

  • <br /> 観光客は稜線に沿って山頂まで行ける。<br /><br /> 


     観光客は稜線に沿って山頂まで行ける。

     

  • <br /> 観光用のラクダが・・


     観光用のラクダが・・

  • <br /> 砂漠の中にオアシスがあった・・


     砂漠の中にオアシスがあった・・

  • <br /> 月牙泉・げっかせん<br /><br /> 荒寥(こうりょう)とした砂漠の中の泉(オアシス)で、東西200m、南北50mほどの三日月型をしていることから、こう名づけられた(「月牙」は中国語で「三日月」という意味)。


     月牙泉・げっかせん

     荒寥(こうりょう)とした砂漠の中の泉(オアシス)で、東西200m、南北50mほどの三日月型をしていることから、こう名づけられた(「月牙」は中国語で「三日月」という意味)。

  • <br /> 振り返ると砂漠の上に月が見えた!<br />


     振り返ると砂漠の上に月が見えた!

  • <br /> 車をチャーターして、西へ向かう・・


     車をチャーターして、西へ向かう・・

  • <br /> 途中、映画のロケ地跡を通過した・・


     途中、映画のロケ地跡を通過した・・

  • <br /> 西千仏洞へ到着、<br /><br /> ここまでやってくる観光客は少ない、


     西千仏洞へ到着、

     ここまでやってくる観光客は少ない、

  • <br /> マイナーな石窟だけあって、仏像の傷みも激しい・・


     マイナーな石窟だけあって、仏像の傷みも激しい・・

  • <br /> 断崖に沿って遊歩道が作られていた・・


     断崖に沿って遊歩道が作られていた・・

  • <br /> チャーターした車が故障・・<br /><br /> 砂漠の中で行きかう車も全くない!


     チャーターした車が故障・・

     砂漠の中で行きかう車も全くない!

  • <br /> 翌日は、バスで移動・・<br /> <br /> タクラマカン砂漠に入る。


     翌日は、バスで移動・・
     
     タクラマカン砂漠に入る。

  • <br /> 西へ西へ・・<br /><br /> この先はウィグル自治区、トルファンやカシュガルへ続く・・


     西へ西へ・・

     この先はウィグル自治区、トルファンやカシュガルへ続く・・

  • <br /> 遠く雪を抱く「祁連山脈(きれんさんみゃく)」を望む<br /><br /> この山脈は、3000〜4000m級の高さがあり、<br /> 中国では主要な山脈の一つである。<br />


     遠く雪を抱く「祁連山脈(きれんさんみゃく)」を望む

     この山脈は、3000〜4000m級の高さがあり、
     中国では主要な山脈の一つである。

  • <br /> 西へ行くと、「万里の長城」の西端部だ!<br /><br /> 北京郊外の八達嶺で見るあの「万里の長城」とは全く違う。<br /><br /> 


     西へ行くと、「万里の長城」の西端部だ!

     北京郊外の八達嶺で見るあの「万里の長城」とは全く違う。

     

  • <br /> 厳しい風雨、温度差にやっと防塁の面影が残る・・


     厳しい風雨、温度差にやっと防塁の面影が残る・・

  • <br /> 藁・わらと粘土を幾重にも積み重ねて造った跡が伺える、<br /><br />


     藁・わらと粘土を幾重にも積み重ねて造った跡が伺える、

  • <br /> これが「万里の長城」の跡だ!<br /><br /> 馬がここを越えられない高さだったのだろう・・


     これが「万里の長城」の跡だ!

     馬がここを越えられない高さだったのだろう・・

  • <br /> しばらく行くと、玉門関・ぎょくもんかんに到着・・


     しばらく行くと、玉門関・ぎょくもんかんに到着・・

  • <br /> 玉門関(ぎょくもんかん)は、敦煌市の北西約90kmにある関所で、<br /><br /> シルクロードの重要な拠点だった。<br /><br /> 堅固な造りで、漢と唐2度に渡り建立された。


     玉門関(ぎょくもんかん)は、敦煌市の北西約90kmにある関所で、

     シルクロードの重要な拠点だった。

     堅固な造りで、漢と唐2度に渡り建立された。

  • <br /> 現在の玉門関は約25m四方で高さ約10mの城壁が残っている。<br />


     現在の玉門関は約25m四方で高さ約10mの城壁が残っている。

  • ここから南に、かつて建設されたシルクロードの重要な堅固な関所の1つ、「陽関・ようかん」がある。<br /><br />「玉門関」より南に位置し、そのため「陽関」と称された。「玉門関」と併せて「二関」と呼ばれる。<br /><br /><br />「陽関」と言えば、王維が作った、『送元二使安西』の詩に「陽関」が出てくる。<br /><br /> ”西のかた 陽関を出づれば故人無からん ”の、漢詩は余りにも有名である・・<br /><br /><br /> シルクロードは、悠久のロマンを感じさせる「道」で、<br /><br /> その要衝が「敦煌」である。<br /><br /><br />https://youtu.be/z4r4b7Kslho<br /><br /><br /> <br />   <br />                      (4分30秒)<br /><br /> 

    ここから南に、かつて建設されたシルクロードの重要な堅固な関所の1つ、「陽関・ようかん」がある。

    「玉門関」より南に位置し、そのため「陽関」と称された。「玉門関」と併せて「二関」と呼ばれる。


    「陽関」と言えば、王維が作った、『送元二使安西』の詩に「陽関」が出てくる。

     ”西のかた 陽関を出づれば故人無からん ”の、漢詩は余りにも有名である・・


     シルクロードは、悠久のロマンを感じさせる「道」で、

     その要衝が「敦煌」である。


    https://youtu.be/z4r4b7Kslho


     
       
                          (4分30秒)

     

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この旅行記へのコメント (2)

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  • メビウスさん 2014/06/23 14:35:10
    憧れのシルクロード
    こんにちは。
    チュニジア旅行記への投票、有難うございました。

    シルクロードの旅、憧れます。
    YouTubeも拝見しましたが、イイですね。
    風景から音が感じられる場所って好きです。

    クラシックが好きなので、作者が影響を受けた場所や、作品の舞台となった地に行って、その世界観にどっぷり浸る様な、そんな旅をいつかしてみたいと思っています。

    シルクロードはおいそれと行ける場所ではないので、とりあえず週末を利用して平山郁夫シルクロード美術館にでも出向いてみようかと。

    またお邪魔します。

    メビウス

    Elliott-7

    Elliott-7さん からの返信 2014/07/01 15:41:49
    RE:書き込み拝見しました・・
    メビウスさま

    コメントありがとうございます・・

    シルクロードの動画も見て頂いたそうで、
    かなり前に行ったのですが、地の果てという感じで・・
    一本の道が東洋と西洋に繋がっているのかと思うと、

    しかし、昨今のニュースでは、トルファンやカシュガルなど新疆ウィグル地区がかなり危ないようなので心配です。

    平山美術館もいいですね、


      お邪魔しました・・・


             Elliott-7  より

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