2014/05/06 - 2014/05/07
44位(同エリア301件中)
pacorinさん
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お安く温泉が楽しめる湯快リゾート。
一度も利用したことはありませんでしたが、家族に送られてきた送迎バス無料のお得なハガキを見てみると、pacorinに温泉の良さを教えてくれた「三朝温泉」の旅館があるではないですか♪
しかも「バイキングタイプ」ではなく、「旅館タイプ」のお宿なのでこれは行かなきゃ!と即予約。
ちょっと早めの母の日プレゼントということにして、母娘2人で出かけてきました。
旅館タイプとは:湯快リゾートで3つある、伝統的温泉旅館。風情と味を愉しむサービスブランドのことで、通常のバイキングタイプとは異なるスタイルになっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
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三朝温泉・斉木別館へは新大阪から往復バス(通常3,300円)が出ています。
9時半の集合でJR新大阪駅を出発。
連休最終日の中国自動車道はすいていて、スムーズなドライブです。
お手洗い休憩の社PAでビオラの花をパチリ。 -
お昼はドライブイン「西の屋」にて。
http://www.nishinoya.co.jp/mimasaka/index_html
湯快のバスの中で割引になるからと祭り寿司セット(1,000円)を注文しましたが、これは別に頼まなくてよかったかも。麺類とか普通のメニューがけっこうありました。 -
14時前にお宿に到着。
斉木別館
http://saikibekkan.jp/
明治10年(1877)、三朝温泉初の温泉旅館として、前身となる「角屋旅館」の名で創業。 その後、二代目当主の生家の姓より、屋号を「斉木旅館」に改称。
昭和の中期、新築した館には、小説家の志賀直哉が滞在し、「暗夜行路」の一説を執筆したんだとか。
その後移転して、現在の名称になったんだそうな。 -
まずはロビーでチェックイン。
1組ずつお部屋の案内と館内の説明を受けます。 -
各テーブルには「白ウサギフィナンシェ」のお菓子が置いてあり、梅こぶ茶が運ばれてきました。
三朝伝統の草木染めの浴衣を6色から選んでお部屋へ。 -
通されたのは「緑水苑」の5階。
2人なので広々〜♪ -
お部屋からの眺め。
左手の建物は7階建ての「華翔苑」です。
かなり広い敷地です。 -
手入れの行き届いたお庭。
黒い屋根の低い建物は「さつき苑」です。 -
目の前には山がせまっています。
新緑の季節なので緑がきれい☆
「カメムシが入ってきたらフロントへお知らせください」と注意書きがありましたが、滞在中1匹も見かけませんでした。 -
お部屋にも沢山お菓子が置いてありました。
ちなみにこの旅館、売店の試食も太っ腹な感じで置いてあったので、色々つまめましたよ〜(笑)
先ほどのフィナンシェも美味しかったです。 -
誰も入っていないうちにお風呂をのぞきにいきました。
三朝のお湯は、高温度・濃度のラジウム含有量を誇る世界屈指のラジウム泉質の湯として知られています。
温泉に浸かりながら、ラジウムが気化して発生する湯気(ラドンガス)を吸入すると体細胞が活性化し、新陳代謝が向上、免疫力や自然治療力を高めるのだそうです。
広々とした内風呂と露天風呂です。 -
温泉街の散策にいきましょう。
かじか橋から三徳川を眺めます。 -
「かじか」とはカジカガエルから付けられた名前で、かじか橋にはかじかガエルの像があります。
5月〜7月にはカジカガエルの綺麗な鳴き声が聞こえるんだとか。
夏にはホタルも飛び交うそうで、水のきれいな証拠ですね。 -
かじか橋の中央に設置された足湯「かじかの湯」は誰でも利用できる足湯です。
帰りに入ってみましょう。 -
川沿いには温泉宿がずらりと並んでいます。
古めかしい建物も多く、なかなか風情があります。
三朝温泉の由来は、800年以上も前のことです。(今年は開湯850年!)
平安期の長寛二年(1164)、源義朝の家来である大久保左馬之祐が、主家の再興祈願のために三徳山へ参った道中、年老いた白い狼に出会い、弓で射ようとしますが思いとどまり見逃すことにしました。
その夜、妙見大菩薩が大久保佐馬之祐の夢に現れ、白狼を助けてくれたお礼にと源泉のありかを教えてくれたそうです。それからその源泉の湯は病に効くと、救いのお湯として村人達に伝わり、今でも公衆浴場『株湯』として残されているんだそうです。 -
川沿いの遊歩道から温泉街へ。
いきなり昔の名残のような看板が目を引きます。 -
三朝橋のたもとには、昭和4年(古っ!)に製作された映画「三朝小唄」の主人公のブロンズ像が立っています。
そうそう、見に行かなかったけど、国際交流記念公園のキュリー広場には三朝温泉の泉質であるラジウムの発見者、キュリー夫人の銅像もあります。 -
ブロンズ像の横の階段を下りていくと、「河原風呂」と「足湯・河原の湯」があります。
河原風呂は無料の混浴露天風呂で、はかない脱衣所とついたてが設置されていますが、橋の上から超丸見え。
この時も男性が入浴中でしたが、普通に全裸で歩きまわっておられたので、変なもん見ちゃったなぁ〜って感じでした・・・。 -
かな〜りレトロな雰囲気の通りを歩いていきます。
昭和な雰囲気満点の娯楽場。
射的とかスマートボールとか旧式のパチンコ台がありました。 -
通りは車1台分の幅です。
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pacorinが子供の頃、家族で三朝温泉にきたときに泊まったお宿を見に行ってみました。
詳しくは覚えていないけど、大きな水車がある岩風呂で、お肌がすべすべになり、「温泉っていいな〜」と人生で初めて思ったのが、この三朝温泉でした。
小学生か中学生で温泉に目覚めるなんて、自分でも笑える〜♪
その時は鳥取砂丘でラクダに乗ったり、投入堂を見に行ったりしたな〜 -
写真屋さんのカメラ展示。
実際に使用されていたものだそうです。 -
看板が目をひいた自炊型湯治旅館「梅屋」
原則5泊以上、食事なし、寝具持参という、かなり本気な湯治旅館です。 -
妙に気になるけど、寝具持参&自炊はハードル高いなぁ〜
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レトロな雰囲気の理髪店。
ウィンドウのお人形がかわいいです。 -
大綱引き資料館 陣所の館
毎年5月4日夜に三朝温泉で行われる大綱引き『陣所』の歴史と陣所の綱などが展示、紹介されています。(見学無料) -
陣所は藤かずらを編んで作る大綱(長さ約80m、重さ約2t)を温泉本通りで東西引き合うという大変優勢な綱引きです。
西が勝つと商売繁盛、東が勝つと豊作と言われています。
これは昨年使われた大綱です。
5月4日といえば、この日の一昨日に行われたばかりですね。
地味な温泉街でこんなお祭りがあるとは知りませんでした。 -
かじか橋に戻ってきました。
-
足湯しながら川を眺めます。
爽やかなお天気でいい気持ち〜♪ -
田山花袋って「蒲団」を書いた人ですよね〜読んだことないけど。
野口雨情、志賀直哉、与謝野鉄幹・晶子、斎藤茂吉、島崎藤村などの豪華な顔ぶれの文士たちも三朝温泉を訪ね、療養に訪れていたそうです。 -
足湯の後はお宿に戻って卓球をしました。(無料)
30分ぐらいでけっこうしんどくなりました(爆)
卓球の後は温泉で汗を流して良い気持ち〜♪ -
お風呂のあとはお食事会場にて夕食です。
あっさりめながらも品数が多くてお腹いっぱいになりました。
釜で炊いた鳥取米も美味でした。 -
温泉は深夜1時まで。朝は男女入れ替えになります。
寝る前に一風呂浴びて、お風呂上りに散策のときに買っておいた飲むヨーグルトをごくり。
お部屋の冷蔵庫には飲み物が入っておらず、自分で買う必要があります。
旅館のまわりにはほとんどお店がないので要注意です。 -
朝風呂を浴びたあと、バイキングの朝食をいただきました。
普段はパン派ですが、和食のおかずが充実していたのでおかゆと一緒に美味しくいただきました。
焼きたてクロワッサンも1つ味見したけどおいしかった〜♪
9つぐらいに仕切ってあるお皿だと尚良かったな〜 -
朝食後、お庭を散歩。
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立派な鯉が泳いでいました。
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通常のチェックアウトは12時ですが、お宿から倉吉白壁土蔵群・赤瓦へ無料送迎バスが出ているので、10時50分発の便で赤瓦へ。
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20分程度で到着。
赤瓦の駐車場では倉吉出身の第53代横綱、琴櫻の土俵入り姿の銅像がお出迎え。 -
左側には顕彰碑が。
青空と新緑がきれいすぎる〜☆ -
玉川沿いに並ぶ赤瓦白壁土蔵群は、江戸・明治期に建てられたものが多く、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
それぞれの建物はショップやギャラリーになっています。 -
第53代横綱 琴櫻記念館
http://www.city.kurayoshi.lg.jp/p/gyousei/div/kikaku/kankoukouryu/10/
伝統的な町家造りの旧倉繁邸を改装、地元倉吉出身の琴櫻関ゆかりの品などを展示してあります。 -
琴櫻って知らないな〜と思ったら、pacorinが生まれる前に引退した力士だったのか〜。
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記念館の1階を通り抜けると裏口から出てきました。
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こんな風になっているんですね〜玉川沿いに土蔵が並んでいます。
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再度中に入って展示を見学。
化粧廻しは女性が触ると験(ゲン)が下がると言われていて、絶対に触らないでくださいと書いてありました。重さは10〜15kgもあるんだそうです。
床の間に置いてあるのは「明荷」(あけに)
竹で編み、和紙を貼り、漆を塗ってかためた行李で、関取になると自分の四股名入りのものを持つことができます。化粧廻し、締め込み、浴衣など、身の回りのものを入れます。 -
板番付。
相撲興行で出場する力士の名前とその序列を知らせるために設置された立て看板です。「大入り」の願いをこめて上部が「入」の形になっています。
2階には琴櫻の活躍をまとめたDVDが見られるようになっていて、心地よい風が入りとても快適だったので、畳の部屋でしばらく鑑賞していました。
それで気がついたのですが、琴櫻は第12代佐渡ヶ嶽親方だったんですね。
琴欧州が大関に昇進したとき、とても嬉しそうだったのが印象的でした。
その琴欧州も今年の3月、現役を引退していたんですね〜。 -
記念館の見学を終え、保存地区をぶらぶら。
川の中にお地蔵さんが。 -
玉川はきれいな水で鯉も泳いでいました。
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どこかは忘れましたが、因州和紙を売っているところでpacorinは封筒を、母は趣味の水墨画用の画仙紙を購入。
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全部はのぞいていないけど、赤瓦一号館〜十六号館までありました。
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そういやお昼を食べるところをチェックしていなかったな〜
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白壁土蔵群から少しだけ離れたところにあった「土蔵そば」に入ってみました。
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土蔵風の店構え、店内は民芸調です。
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あったかいお蕎麦にしたんだけど、ちょっと失敗?
麺がふにゃっとしてて具も少ないし、ビミョーな感じでした。
お店オシの割子そばの方が良かったのかもしれないけど、元々蕎麦好きではないのでよくわかりません〜 -
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帰りのバスの集合は13時半。散策時間は2時間程度あり、見て回るには十分でした。
このエリアをさらっと見て、近くの打吹公園を散策するのもいいかも。
旅館に戻り、帰りのバスが出るまで約1時間。
お茶するところもなくて、ロビーの端でひたすら待機。待合室として開放されていたナイトラウンジはソファがボロボロで入る気せず。
ティーラウンジをあけてくれたらいいのに〜。 -
14時50分旅館出発。
加西SAで揚げたてコロッケを食べたら、さらに何か食べたくなったので、バスの中で旅館の部屋に置いてあったお菓子をいただきました。 -
渋滞もなく、18時前には新大阪着。
一瞬、あべのハルカスにでも行こうかなと思いましたが、せっかくゆっくりしてきたのに最後に疲れてたら意味がないので、さっさと京都へ帰りました。
京都駅地下街ポルタの「KYK」でがっつり夕食を食べて帰宅。
お得にのんびりできたし、母も満足してくれたようだし、良い小旅行でした♪ -
<おまけ>
今回はほとんどお土産を買わなかったけど、レトロなデザインに惹かれて「二十世紀梨チューハイ」を購入。
ジュースのようでとても飲みやすかったです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2014/05/16 01:11:16
- 三朝温泉
- pacorinさん
三朝温泉まで、姫路からでも電車代結構かかるんですよね。 私のジャパン・レール・パスを使ったとしても、途中智頭鉄道の料金払わされて。
昨年日本に帰った時は行きませんでしたが、時期が合えば、母といつも行ってたのが三朝温泉です。食事が豪華でなく、量も年寄りにいいくらいと言うことで友人に連れて行ってもらったのが始まりで、毎週水曜日は割引きになる旅館に宿泊してます。いつもの仲居さんがいい人で、一度、お世話になってますと、お土産とお礼の手紙を添えたら、感激されてしまって。
結構三朝、中国、韓国、昔はロシアの人まで来られていたそうで。
そうそう、お写真の散髪屋さん、あそこの奥さんの顔そり、気持ちいいですよ。母なんて化粧品を買ってる人によくやってもらうのですが、こんな上手な人は始めてだ、と言わしめた奥さんでしたよ。 また、行ったらやっていただこうと思っています。
大将
- pacorinさん からの返信 2014/05/16 11:04:44
- RE: 三朝温泉
- 大将さま
三朝温泉、よく行かれてたんですね。
毎週水曜日が割引きだなんて、レディースデーみたい。
常宿があると「帰ってきたよ〜」って感じがして良いですね。
三朝はアピールが足りないのか、なんだか地味なイメージですが、ちゃっかり海外からもお客が来ていたとは知りませんでした。
また行きたい温泉ですので、そのときはわたしも「お顔そり」やってもらおーっと。
pacorin
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