奥出雲おろち号のトロッコ旅（島根）

2013/05/03 - 2013/05/03

昨年の５月連休に、木次線（きすき線）を走るトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗りました。

備後落合を出発し、ＪＲ西の最高地点である三井野原、三段式スイッチバックをゆっくりと走り、八川まで乗車しました。
春のそよ風を浴びながら、のんびりと眺める景色は最高の気分です。

おろち号は、２０１４年も５月連休と６／２９までの金土日に運転されています。

エリア 奥出雲(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

備後落合に停車している”奥出雲おろち号”

木次方面からちょうど到着したところです。
ディーゼル機関車はこれから反対方向に付け替えます。

後ろから見たトロッコ車両

トロッコには確かに窓がありません。

おろち号が出発

右側の線路（木次線）に進んでいきます。

トロッコの車内

春の爽やかな風を肌で浴びられます。

突然真夜中に

と思ったら、トンネルの中です。
かすかな電燈だけで、闇の中にいます。

線路端は菜の花街道

黄色の帯が続いています。

田植え

木次線沿線でも田植えが始まっています。

三井野原駅に到着

ここはＪＲ西日本で一番標高が高い駅です。

しかも分水嶺があります

ここで、水を流すと二つの川に流れます。
江の川は日本海に流れているので、どちらも最終地点は日本海のようです。

三井野大橋

赤い鉄橋が引き立ちますね。

おろちループ

三井野原と坂根の間を結ぶ道路が標高差105mを二重ループでつないでいます。
鉄道はスイッチバック方式で急坂を登り降りします。

ややっ！　車内におろちが登場

列車はトンネルに入る回数が多くなり、おろちが現れます。

オレンジ色に変わりました

緑色にも

大サービスで、子供が喜んでいます。

線路が２本見えます

今乗っている列車が右方向に進んでいます。
次にスイッチバックで折り返すと、下の線路を右から左方向に降りていきます。

折り返し地点（手前）に近づいています

今は列車の後部から見ています。

折り返し地点に到着

二つの線路が合わさりました。

左方向、右方向の線路がどちらも赤信号

発車の合図を待っています。
これから前方に進むのですが、運転台がありません。
実は後方にいる機関車がバック運転するのです。

右方向の信号がオレンジ色に

いよいよ出発です。
バック運転しながらゆっくりと進みます。

右側の線路に進み降りていきます

出雲坂根駅が見えてきました！

複雑な線路

どこに入るのやら？？
運転士が隣にいないので、ヒヤヒヤ！

でも、出雲坂根駅に無事到着

反対方向の列車が待っています

シャクナゲ

駅に咲いているシャクナゲが、ちょうど見頃です。

三段式スイッチバックの案内

スイッチバックは急斜面を登るのに最適な方法です。
出雲坂根と同じタイプは、豊肥本線立野駅、肥薩線の大畑駅、肥薩線の真幸駅にあります。

停車中の奥出雲おろち号

正面の顔

カッコイイですね！

線路に植木が？？

２０、４０、６０・・・　何だろう？

う〜ん　わかりました！！
積雪の高さを測る標識ですね。

三井野原の案内

隣駅の案内もありました。

出発の合図

車掌さんの帽子と服装が素敵です！

先ほどと違う線路を降りていきます

線路に雑草

列車が頻繁に走らないので、仕方ないですね。

新緑の中を走ってます

田んぼに水が張られています

里山の風景

八川駅到着

ここで下車します。

おろち号のお見送り

ドゥドゥドゥとエンジン音が響かせています。
この音、いいですね。

ＤＥ１５　２５５８

機関車の形式と製造番号です。

駅前に店がある八川そば

さあ、これから昼食です！

ざいごそば

山芋、ぜんまい、きんぴら、わらび、さんしょなどの具がのっています。
麺がシコシコして美味です。

八川駅を探検

無人駅ですが、昔のままです。

八川駅

待合室のあるこの雰囲気、懐かしいですね。

木次線の時刻表

１日に３〜４本しかありません。

昭和４０年代に、急行ちどりが広島から芸備線・木次線を通って日本海側へ走っていた鉄道全盛期の時代がありました。

木次線と一本桜

八川で撮りました。

桜を眺めいている列車

帰りの列車が来ました

これから備後落合を経由して三次まで行きます。

木次線は、トロッコ列車に乗りながら、三段式スイッチバックを楽しむことができる山岳鉄道です。