熊本ホッキョクグマ紀行　カッラ～ン！！バッシャ～ン！！音で分かるよ、元気そうなマルルちゃん＠熊本市動植物園 ＆ 国内最高齢！！会いたかったよ、おカアチャン＠阿蘇カドリードミニオン

2014/03/09 - 2014/03/09

２０１２年に日本の動物園、水族館で生まれたホッキョクグマは３頭、男鹿水族館ＧＡＯで生まれたミルクちゃん、札幌市円山動物園で生まれたポロロちゃん、マルルちゃんです。
共にまだ１歳半にもなっていませんが、この春、両親の次の繁殖に備え他園へお引越しすることになりました。
ＧＡＯのミルクちゃんは自身の所有園である釧路市動物園に（ミルクちゃんのお母さんのクルミちゃんの所有園が釧路なのでブリーディングローンの契約で第１子のミルクちゃんも釧路所有となってます）１月３１日に移動。
そして、円山のポロロちゃんとマルルちゃんは３月３日にそれぞれ徳島市とくしま動物園と熊本市熊本動植物園に２年間の期限付きで移動しました。

今日は大牟田市動物園にレッサーパンダガイドを見に行こうと思うのですが、その前に熊本市動植物園に行きマルルちゃんの様子を見てこようと思います・・・まだ正式には公開されていないので会えないかもしれませんが、熊本市動植物園のホッキョクグマ舎にマルルちゃんがいるのは間違いない事なので、その雰囲気だけでも感じられたら嬉しいです。

エリア 水前寺公園周辺(熊本)

今朝は九州新幹線「さくら４０５号」で出発です、車両は九州だけで乗れる８００系新幹線車両・・・この車両に乗れるとなんか得した気分になるんですよね〜。

「さくら号」は熊本駅で下車、レンタカーを借りて２０分ほどのドライブで熊本市動植物園にやってきました。

熊本市動植物園の入園料は大人３００円とリーゾナブル。

熊本市動植物園にはレッサーパンダがいないこともあり今回初訪問、無知な僕は勝手なイメージで「きっと古っぽい感じの動物園なんだろう」などと思い込んでいたのですが・・・実際に園に踏み込んでみると広々としていてとても綺麗な動物園！！

正門の入ったらすぐのモンキーアイランド。

クロクモザルの皆さんがひなたぼっこしていてとても気持ちよさそう、

そして輪尾さんも！！

このお猿さんののんびりした様子、綺麗な放飼場を見ただけでこの園の質の高さがわかりますよね。

今回レッサーパンダの居ない熊本市動植物園にやってきた理由はこの施設にやってきた可愛らしい子に会うためだったのですが・・・ベニヤ板・・・。

こちらにもベニヤ板・・・まあ、正式公開前だから仕方ないですね・・・。

そう、３月３日に札幌市円山動物園からホッキョクグマの仔グマのマルルちゃんがやって来たのです！！

３月１日円山での”送る会”に参加（旅行記→http://4travel.jp/travelogue/10864664）したこともあり、出来れば早い内に新天地のマルルちゃんに会いと思い、まだ公開前なのは承知で訪問したのですが・・・やはり（苦笑）

ベニヤ板の向こう側、ホッキョクグマ放飼場からはカラン、カッラ〜ン！！とマルルちゃんがお皿か何かを転がしている音が頻繁に聞こえ、時折、ジャッバ〜ンとマルルちゃんがプールに飛び込む音が聞こえていました。

姿は見えないけど、マルルちゃんがとても元気でアクティブなのはひしひしと伝わって来ましたよ。

念のためホッキョクグマ舎の裏側も・・・こちらも目張り等されており鉄壁のガード（笑）
今日マルルちゃんの姿を見るのは潔く諦めて公開されたらまた会いにくることにしましょう。

ホッキョクグマ舎の裏には先代ホッキョクグマのミッキーおじいちゃんが天国に旅立った時のお知らせが残っていました。

マルルちゃんが来園し、熊本市動植物園としてはミッキーおじいちゃんが旅立って以来のホッキョクグマの展示再開となります。
国内での飼育数も漸減状態にあり、野生個体の捕獲なんてもってのほかで、以前の様にお金を積めばどこでもホッキョクグマを飼育展示できた時代ではありません、それだけに最短で２年と言う期限付きではありますが１歳の若グマを飼育できる状況は熊本市動植物園にとっても奇跡に近い出来事だったのではないでしょうか？

これまでのホッキョクグマ飼育のノウハウを総動員して是非是非マルルちゃんを大事に育ててあげて欲しいと思います。

駆け足になりますが他の子達にも会いに行きましょう。

チンパンジー愛ランド越しの観覧車・・・あの観覧車の上からならマルルちゃんの様子見れるかな？と思わず一瞬計算してしまいました・・・角度的に無理ですね（笑）

ホッキョクグマ舎のお隣はカンガルー舎、

そのお隣はカバ舎でした。

フンボルトペンギン舎も綺麗でとての爽やか。

カピバラ舎では昨年９月１７日生まれの仔カピ達がお母さんに甘えていました。

売店を覗いてみると円山動物園時代（と言ってもつい最近ですけど）のマルルちゃんの写真が貼ってありました。

この写真を見ているうちに”シロクマに会いたい願望”がぐらぐらと膨張！！
熊本県内にもう１園あるシロクマ飼育園に向かう事にしました・・・１３時１５分には大牟田市動物園のレッサーパンダ舎前に居なくてはならないのでかなり綱渡りなスケジュールですが・・・。

熊本市動植物園から車で約１時間で阿蘇カドリードミニオンに到着です。

入園料は大人２３００円と高目ですが、３月１７日からは１６００円に値下げされるそうです。

滞在可能時間は３０分弱なので何はともあれ”シロクマに会いたい願望”を満たすためにベアバレーに向かいます。

カドリーのＨＰによればどうやらベアバレーにはウマグマ、エゾヒグマ、グリズリー、アメリカクロクマ、ヒマラヤグマ、ニホンツキノワグマ、ホッキョクグマの７種のクマが暮らしているようです。

お目当てのホッキョクグマの放飼場はベアバレーの隅っこにひっそりとありました、が、

残念ながら１頭だけで暮らしている現在国内最高齢のおばあちゃんシロクマ３０歳のカアチャンの姿は放飼場にはありませんでした。

個体紹介の看板にもありますが、ご高齢のカアチャンですのでやはりなかなか会えるものではないですよね・・・３０分だけの滞在なので望みは薄いと思いますが、他の子達を見た後に再度戻って来てみましょう。

ベアバレーではクマのおやつ用に食パンの耳を販売していますが、カアチャンにだけはあげないでくださいね。

もちろん他のクマとカアチャンで命の重さに差はないのですが、やはり国内最高齢のホッキョクグマには一日でも長く健康で暮らして欲しいですもんね。

他のクマはどうやら種類、性別、年齢等で分けられて暮らしているようです。

ジャングルジムで愛想を振りまいてくれているこちらの子は、

ニホンツキノワグマのおばちゃんのようです。

毎年初夏から秋に掛けておばちゃん部屋、おっちゃん部屋から選抜された相性のいいカップルでペアリングが行われるようです。

素晴らしい立ち姿！！
素敵です！！

可愛らしすぎるのがエゾヒグマのおばあちゃん部屋の皆さんでした。

看板にもあるようにいろんなポーズをしてくれてとにかく愛らしいのです。

う〜ん、キュート。

こちらは昨年２月生まれの仔グマが暮らす”こぐまの森”です。

１歳ちょっとのやんちゃ盛りですので見てて飽きることがありません。

友達と遊んだ後はおねむです。

残された時間はあと１０分、ホッキョクグマ舎に戻ってみると・・・、

なんとカアチャンがバックヤードから出てきて放飼場を覗いていました！！
すぐバックヤードに帰っちゃうかもしれないので慌てて写真を撮りながらラブコール！！「会いたかったよ、カアチャン！！」

「放飼場に出てきて」と言う僕の熱い気持ちが通じたのかカアチャンはバックヤードに戻らずに放飼場に出てきてくれました。

僅か３０分と言う短い滞在でカアチャンに会えた事に感謝！！

長生きしてね！！カアチャン。

カドリードミニオンと言えば良しにつけ悪しきにつけチンパンジーのパン君ですよね・・・彼がどれくらい普通のチンパンジーに戻っているのかを確認したい気持ちもあったのですがもう時間いっぱいです。
パン君に会うのは次の機会にしましょう。

おっと、パン君の隣にビントロング！！
カドリードミニオンにビントさんがいるんですね！！次回は是非会わねば！！

行きは国道を通ってきましたが、帰りは阿蘇の山中を通ることにしました・・・渋滞とか考えるとあんまり時間変わらない感じでしたし。

写真では上手く表現できないのですが、ちょうど正面の山で山焼きが行われていました。

阿蘇の山々は雄大で気持ちがいいですね！！

この旅行記へのコメント （2）

• cacahさん 2014/03/18 23:58:19

  マルル〜〜

  jilllucaさん〜
  
  早速行かれていたのですね〜♪
  
  マルル見られて感激でした〜〜
  
  温かそうで、元気ようで何よりです!!!
  
  最後に見たのは、ローカルテレビのニュースでトラックに乗せられて行った姿だったので!!!
  
  こちらはまた天気が荒れてみぞれ混じりの天候で、まだまだ寒い日が続いています。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MIN　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  jilllucaさん からの返信 2014/03/21 07:22:21

  RE: マルル〜〜

  ｃｈａｒｍｉｎさん
  
  おはようございます。
  熊本では残念ながらまだマルルちゃんに会えませんでしたが、
  大切にされているのはひしひしと感じましたよ。
  そうそうマルルちゃんは今日から展示開始ですね。
  きっと多くの人が会いに行くんでしょうね。
  また早い内に会いに行きたいと思っています。
  
  jillluca