2014/02/24 - 2014/02/24
60位(同エリア107件中)
まりも母さん
今年も”真壁のひなまつり”にやってきました。
昨年は、茨城県内のひなまつりを7箇所、順番に訪ねましたが、
やっぱり、県内で一番楽しかったのは”真壁のひなまつり”でした。
県内でお披露目される「おひなまつり」の先駆けでもありますが、
やはり、普段はあんまり人も来ない、真壁の町に
「おひなさまを見に来てくれた人たちをもてなそう」という、おもてなしの気持ちが一番感じられるおひなまつりです。
流行語大賞になった「お・も・て・な・し」ですが、真壁のひなまつりはずっと前から。
今年「 真壁のひなまつり 和の風第十二章 」 12回目です。
毎年、来ているひなまつりなので、今回は、もうすぐ震災3年となり、少しづつ復旧の進んだ真壁の様子も写真に撮ってきました。
前半は真壁旧市街地の町歩き
後半は少し離れた 五所駒瀧神社のおひなさまの様子を旅行記に記載致します。
本文中の番号は、ひなまつりマップの参加者番号です。
「真壁のひなまつり 和の風第十二章」は2014年3月3日まで。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
今年も真壁のひなまつりには来たいとずっと思っていました。
でも、段々人気が出てきて、土日はものすごい混むらしいのです。
今年は週末に大雪が降る事が2回もあって、
天気の良い週末は絶対、お客さん集中だろうなぁ〜と、
平日仕事の休める日をねらっていたら、もう月末になっちゃいました。
もう、今日しかない!とダンナの歯医者が終わってすぐに真壁へ向かいました。
ここ数年、車を停めているりんりんロード駐車場。
行ってみたら1台だけ空いていました。ラッキ〜。
ここに車を停めて、まずは昨年まだ完成していなくて入れなかった橋本旅館のカフェへ向かいます。 -
もう、真壁旧市街地のややこしい道も大体覚えましたね。
おひなさまだけでも5回目位だし。他にもたまに来ています。
お昼過ぎの時間だから、おなかも減ったし〜とさっさと
”橋本旅館”82へ向かいました。
旅館の玄関には、今年も階段を使ったひな飾りが出迎えてくれました。
この景色は、やっぱり、要チェック! -
今日は、おひなまつりの飾りと一緒に、真壁の町の震災後の復旧状況もチェックです。
橋本旅館もかなりのダメージを受けていましたが、
今年ももうすぐ3月11日震災から丸3年です。
外観は、修復完了のようです。 -
屋根に漆喰が塗られていますが、
これは、再び地震で屋根瓦が動いてしまうのを防ぐ為だろうと思います。
でも、黒い瓦に真っ白な漆喰がコントラストもくっきりと、審美的にも美しいと思います。 -
そして、今日来たかったのは、この橋本旅館の新しいカフェ。
昨年のおひなまつり期間にはまだ完成していなくて、
その後 オープンしましたが、なかなか来る機会がなく、
今日はここでランチができるかな?と思ったのですが・・・。 -
私が、旅館の玄関写真など撮ってるうちに最後の空席がタッチの差で埋まってしまった〜〜。
少し待てば・・・と思ったら、予約の方も居るそうで、次に席が空くのはいつになるか判らないって・・・。
残念。そうのんびり待ってる訳にも行かないのであきらめました。
また、ひなまつり期間が終わったら来る事にしよう。
多分・・・普段はガラガラの真壁だもんね。
その方がゆっくりできるでしょう。
1時間後位にもう一度、ここを通ったら、
お食事メニューは完売していました。
カフェなので、そんなに食事メニューは多く無いみたい。
やっぱり、普段メニューの時に来る事にします。 -
ダンナがトイレに行きたいと言うので、先にトイレがあるのを知っている
”旧真壁郵便局”59へ行くと言います。
はぐれそうだから私も写真を撮りつつ、後を追います。
これは、”山口屋”80あたりで撮りました。
木の部分がかなり新しく直された建物。
地震で被害の大きかったのは屋根瓦の落下、ズレ、そして蔵の土壁の崩落などですが、
瓦が直ると、壁の古さが目立つのか、まとめてお直しなんてのも多いのかもしれません。 -
トイレに寄ってから更に歩きます。
ここは”藤屋履物店”44の並びの建物です。
ここも以前は、普通の屋根瓦でしたが、漆喰で固めてあります。
年月が経てば、白漆喰の色も変わってくるのでしょうが、
真っ白な間は、装飾のようできれいです。 -
”藤屋履物店”44の店舗建物。
こちらは、何年か前から瓦に白漆喰が施されていましたが、
2008年に撮った写真と比べてみると、
この屋根は震災の被害はなかったようです。 -
ここは”大木屋本店”51の角向かい側です。
この建物、昨年までは
”石匠の見世蔵”として展示が行われていたのですが、
建物も古いところに震災被害もあったようで、
昨年見た時はかなり痛んだままの状態でした。
それが、今年は、展示はお休みですが、修復工事が進行中の様子。 -
通りを曲がって裏手を見るとこんな様子。
ここ、確か国指定登録有形文化財の建物でしたよ。
私の大好きな真壁のゆるきゃら「いしおさん」と出会える場所だったのですが・・・。
いしおさん、お手て無しバージョンを買っちゃうか〜?と思って来たのに、いしおさんはどこ??? -
いしおさんが居ないので、仕方ない、とそのまま歩いた事のない道を進みます。
”米のたかはし”52
この建物も昨年はまだ、直されていなくて、展示は行われていませんでした。
前のお店の様子が判らないので、私には比べようも無いのですが、
なかなかいい感じの店構えですね。
と、いう事でここのは初めて見るおひなさまです。 -
おおっ!素敵なディスプレイ。
おひなさま柄のステンドグラスランプも二つもありましたよ。 -
大きな雪洞も素敵。
彫りの美しい引き出しや長持ち、
ひな壇だけでなく廻りの飾りも素敵でした。 -
こちらの屋根も白漆喰の仕上げ。
鬼瓦の後ろに白漆喰がぶ厚く見るところは、川越の蔵に見られる「カゲ盛り」のようです。 -
お!いしおさん発見!
理髪店の店頭に石でできたダルメシアンと並んでいましたよ。 -
「下宿鍵の辻」まで来ました。
これは、
”潮田家”23の建物を修復している現在の様子です。
屋根を外して直すからでしょうね、
上に仮屋根も組まれています。 -
”潮田家”23は、最も観光客に人気のあるひなかざり・・・かもしれません。
古い時代からのおひなさまがいくつも並び、
日曜日など、見るために並ばないと入れない事もあるそうです。
平日はそんなことは無く、
タイミングによっては、他に誰も居ない・・・なんて事もあります。
なので、私は平日(水曜日は休業が多いですが)に来る事にしています。
今日もやっぱりこのあたり人が多いです。 -
震災で痛んだ蔵はきれいに直っていました。
敷地内にいくつも建物や蔵がありますので、
順番になおしているのですね。
白木も美しい張りたての壁が眩しい位です。 -
庇の受け金物もそのまま。
この白木の壁は、以前は真っ黒だったので、
ものすごいイメージが違って見えます。 -
お隣の蔵も直っていた。
なんか、あっちこっちきれいになっちゃって、
以前の古い真壁の建物が、いつの間にかバージョンアップしたみたいで、
ちょっとくすぐったい感じもしちゃうのですが、
まぁ、壊れかけのままにはできないし、なんか新しくなちゃったけど、
中身は昔のままな訳で、これからの年月経過でまた、昔っぽい古い感じにはなっていくでしょう。 -
橋本珈琲でランチを食べ損なったので、お腹が空いてきました。
どうせなら古い建物の中で食事がしたいのだけど、
リノベカフェなんて、橋本旅館しかないの。
なので、昨年も入ったけど、
”旅籠ふるかわ”164でお昼を食べました。
500円でうどんやそば、真壁名物のすいとんが食べられます。
私はすいとんを食べました。
お野菜が煮込まれて形が無くなっておりました〜。 -
2階の窓際に外に向かっておひなさまが飾られているのが素敵なのです。
去年は瓦が無かったのだよ。
今年は直ったのですね。 -
お昼を食べた後、また歩きます。
でも、今日は、はしょりはしょり。
全部をじっくり見るのはやめて、自分の好きな場所や要チェキポイントを重点的に廻ります。
ここは”仲町休憩所”62
ここは、昨年からちょっと変わったひな飾りを行っているのです。
今年はミニチュアビールジョッキが用意され、ビール大会が開催されています。
真壁のオクトーバーフェスじゃなくて〜マーチフェス(?) -
五人囃子他皆様の担当楽器も色々です。
いろんなミニチュアを良く集めたものだ。
上の段では、ダンスも行われていますよ。 -
この赤ら顔とビールがぴったしで いとわろす。
-
面白いもの見ちゃったね、とお向かいへ。
”川島書店”71
あれ〜?この建物は、昨年もお直し中だったのいまだできていないのか! -
昨年は壁の縄が貼られて(下地)まだ、土壁が塗られる前でしたが、
まだ、できあがっていないのね・・・。
これは、この後白い漆喰を塗るのか?磨くのか?
確か、登録有形文化財に指定されている建物ですが、
ご店主が、文化財は、昔通りのやり方で修復しないと予算が下りないっておっしゃってた。
だから時間がかかるのかも・・・。 -
川島書店さんのおひなさま飾りも毎年素敵です。
箱階段や屏風、それに今年は真壁の景色のタペストリーが背景に飾られました。
桜の季節の写真がプリントされています。
おひなまつりは真壁に来る、最も良いシーズンですが、
実は、桜川市は「西の吉野、東の桜川」と言われる、山桜の景勝地なんですよ。
県内でもまだまだ知られていない。
ソメイヨシノとは趣が違いますが、雅な薄紅色に山が染まる山桜の季節もすっごくいいんですよ。
詳しくは2012年のこちらの旅行記
石岡市八郷から桜川市へ 里山の山桜を探して。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10670619/ -
この箱階段の飾り方は素敵。
でも、箱階段なんて持ってないからマネもできない。
家の階段に帯を敷いて飾るってか?
我が家は2階が寝室なので〜それじゃ〜寝られないんだよ・・・。 -
古いお人形は江戸時代のものですって。
今日は、いしおさんが”石匠の見世蔵”に居なかったので、
石材協同組合の展示へ行く事にします。 -
”真壁石材協同組合”169
一番奥にいしおさんがいましたよ!
いっぱい並んでます。
でも、うちにあるのと同じ手のある12000〜15000円タイプばっかしですね。
ちょっと大きいのはダブル諭吉だし・・・
そんなにいしおさんに大枚使ったら、怒られちゃうな・・・。
それに、相田さんも居ない・・・。
今日は、見るだけにしておこう。 -
真壁ならではの石のおひなさま。
前も写真に撮ってるはずだけど、
やっぱ、真壁ならでは!という事でリスペクト撮影。 -
神武様(神武天皇遥拝殿)に飾られたおひなさま。
お参りしつつ、見せて頂きます。
屋外に置いてある、ちょっと珍しい飾りになります。 -
お隣の”真壁伝承館”
ここにいしおさんひなかざりがありましたよ。
でも〜ガラス越しで良く見えない・・・。今日は月曜日で休館の為、中にも入れないのが残念。
まぁ、前にも見てるけどね。 -
ぐるぐる歩いて、
”伊勢屋旅館”17へ来ました。
こちらは、基本的に毎年同じような飾り方だと思いますが、
古い旅館の玄関に沢山のおひなさまたちが並んだ図は、やっぱりいいものです。 -
伊勢屋さんもお直しが進んでいました。
これは、裏側の蔵。
まるで、新築のようにピカピカですが、
直したものですよねぇ。
できたときはどれもこんな感じの真っ白なんでしょうね。 -
伊勢屋旅館の表からの眺めはこんな感じ。
お隣の屋根が門にぶつかるようになってるのですね。 -
”村井醸造”10の脇です。
下宿十字路の所から見た様子。
こちらは、まだまだお直し進行中です。
醸造所の敷地内には、いくつ物建物があるので、順番に直しているから時間もかかるのでしょう。 -
事務所や工場の方もまだ屋根瓦が乗っていませんね。
去年の段階で、まだまだ壊れたままでしたからね。
和瓦は、震災修復に沢山必要で、需要が間に合わないと聞きました。
手作りの昔風の瓦なら余計そうでしょうね。 -
瓦は直ったけど、壁がまだ・・・という状態。
-
”遊布”(あそぶ)
ここも、昨年、ひどく痛んでいたと思います。
古布や古着物、つるし飾りの材料なども売ったりお教室をやってるお店です。
お店の前のベンチで暇そうにしている父子。
奥さんが買い物中で、もてあましているのかな? -
”安達家”120
私が、真壁旧市街地で一番好きなおひなさま飾りの場所です。
建物がすばらしく、おひなさまが映えるのです。
2間続きの和室の奥の部屋には拭き抜けがあるのです。
奥の間の前の土間からは写真撮影が禁止されているので、
手前のお部屋越しでないと撮れません。 -
沢山のつるし飾りと一緒に飾られているのです。
-
2階へ上がる箱階段にもおひなさま。
箱階段の横からおひなさまが見られるように端の所に並べてあります。 -
ここでは、手作りのつるし飾りが販売されています。
かなりこだわった造りのようで、素敵な物が多いのですが、
値段もそれなり。
でも、ファンの方が多いのか、今日も沢山選んでいる方がいましたよ。 -
広い座敷の空間を上手く使ってディスプレイしてあって、見ごたえがあります。
-
塗りの三方の上に乗せられたおひなさま。
こんな飾り方もいいですね。 -
真壁旧市街地のポイントではありますが、自分が見たかった所は大体歩きました。
車を停めた駐車場へ戻る道で、この石塀を見つけました。
石のサイズが異様なまでに大きいです。
杉のような形の彫りもあります。
さすが、石の町ならではのダイナミックさ。 -
その塀の中だったと思います。
石の蔵も見えます。
入り口の柱が円柱の素敵なデザイン。
真壁近辺にやっぱり石蔵も多いようですね。
この後、車に戻って、
真壁のひなまつりで 私が一番素敵な場所だと思う、
”五所駒瀧神社”89へ移動します。
この続きは
今年も来ました!2014真壁のひなまつり 五所駒瀧神社のおひなさま
http://4travel.jp/travelogue/10863290
へ続きます。
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