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晩秋の大原(京都市)の里散策<br /> 大原とは<br /> 「薪をかつぐ大原女の里・礼門院の伝説の地・天台声明(しょうみょう)の聖地いくつもの名をもつ大原その想いそのすべてがこの豊かな大自然に起因する。」<br /> 大原(おおはら/おはら)は、京都市左京区北東部の比叡山西麓高野川上流部と若狭街道沿いの小規模盆地の名称。古くは「おはら」と読まれ、小原とも表記された。かつては山城国愛宕郡に属し、南隣の八瀬とセットで「八瀬大原」とも称された。大原の地名は古く、平安中期の天徳元年957、朝廷の牛馬を飼育する「牧」としてみえる。<br /> 平安京と若狭湾を結ぶ若狭街道の中継地点として栄え、また延暦寺に近かったことから、勝林院・来迎院・三千院・寂光院など多くの天台宗系寺院が建立された。<br />

晩秋の大原の里

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2010/12/22 - 2010/12/22

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kubochan

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晩秋の大原(京都市)の里散策
 大原とは
 「薪をかつぐ大原女の里・礼門院の伝説の地・天台声明(しょうみょう)の聖地いくつもの名をもつ大原その想いそのすべてがこの豊かな大自然に起因する。」
 大原(おおはら/おはら)は、京都市左京区北東部の比叡山西麓高野川上流部と若狭街道沿いの小規模盆地の名称。古くは「おはら」と読まれ、小原とも表記された。かつては山城国愛宕郡に属し、南隣の八瀬とセットで「八瀬大原」とも称された。大原の地名は古く、平安中期の天徳元年957、朝廷の牛馬を飼育する「牧」としてみえる。
 平安京と若狭湾を結ぶ若狭街道の中継地点として栄え、また延暦寺に近かったことから、勝林院・来迎院・三千院・寂光院など多くの天台宗系寺院が建立された。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 私鉄

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  • JR京都駅からバスで大原の里へ

    JR京都駅からバスで大原の里へ

  • 晩秋の大原の里風景

    晩秋の大原の里風景

  • 建礼門院陵<br /> 大原西陵ともいい、寂光院の上にある。東に面して円土の上に五輪の石塔と小さな石灯篭があり、石に玉垣をめぐらし、階段を設けて造られている<br />

    建礼門院陵
     大原西陵ともいい、寂光院の上にある。東に面して円土の上に五輪の石塔と小さな石灯篭があり、石に玉垣をめぐらし、階段を設けて造られている

  • 寂光院   <br /> 寺伝では、聖徳太子が推古2年(594)に用明天皇の菩提を弔うために創建されたというが、『都名所圖會』では空海が開基、また来迎院を再興の聖応大師良忍が創建したという説もある。<br /> 現在、寂光院はそうした草創伝説よりも、『平家物語』に登場する建礼門院隠棲のゆかりの地として知られている。<br />

    寂光院   
     寺伝では、聖徳太子が推古2年(594)に用明天皇の菩提を弔うために創建されたというが、『都名所圖會』では空海が開基、また来迎院を再興の聖応大師良忍が創建したという説もある。
     現在、寂光院はそうした草創伝説よりも、『平家物語』に登場する建礼門院隠棲のゆかりの地として知られている。

  • おぼろの清水<br /> 寂光院に通ずる近道の右側、灌木の下にある小さな池である。朧とは、春の季節の月光の意味で、建礼門院が京都からはるばる寂光院へくる道すがら、この清水のあたりで日が暮れて、自身の姿が月光によってこの水溜りにおぼろに写ったという。<br /><br />

    おぼろの清水
     寂光院に通ずる近道の右側、灌木の下にある小さな池である。朧とは、春の季節の月光の意味で、建礼門院が京都からはるばる寂光院へくる道すがら、この清水のあたりで日が暮れて、自身の姿が月光によってこの水溜りにおぼろに写ったという。

  •  大原・三千院を訪ねるみち」は、美しい日本の歩きたくなるみち500選の一つ(2004年に「美しい日本の歩きたくなるみち推薦会議」が発表)。

     大原・三千院を訪ねるみち」は、美しい日本の歩きたくなるみち500選の一つ(2004年に「美しい日本の歩きたくなるみち推薦会議」が発表)。

  • 昼食

    昼食

  • 三千院  <br /> 呂川と律川に挟まれて後ろに小野山を背負う延暦寺の別院、天台門跡寺院の一つ。山号は魚山(ぎょさん)。本尊は薬師瑠璃光如来。<br />

    三千院  
     呂川と律川に挟まれて後ろに小野山を背負う延暦寺の別院、天台門跡寺院の一つ。山号は魚山(ぎょさん)。本尊は薬師瑠璃光如来。

  •  正門にあたる境内南側の朱雀門は常時閉じられており、西側の御殿門から入る。城郭を思わせる寺周囲の石垣、白い土塀、門構えなどが門跡寺院の風格を示している<br />

     正門にあたる境内南側の朱雀門は常時閉じられており、西側の御殿門から入る。城郭を思わせる寺周囲の石垣、白い土塀、門構えなどが門跡寺院の風格を示している

  • 三千院<br /> 境内北側には宸殿、客殿とそれらを囲む有清園、聚碧園と呼ばれる池泉回遊式庭園がある。南側は、瑠璃光庭と呼ばれる杉苔でおおわれた庭園の中に往生極楽院が建つ。

    三千院
     境内北側には宸殿、客殿とそれらを囲む有清園、聚碧園と呼ばれる池泉回遊式庭園がある。南側は、瑠璃光庭と呼ばれる杉苔でおおわれた庭園の中に往生極楽院が建つ。

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • <br />三千院 庭園<br />苔の中のお地蔵さん


    三千院 庭園
    苔の中のお地蔵さん

  • 三千院 庭園<br />苔の中のお地蔵さん

    三千院 庭園
    苔の中のお地蔵さん

  • 三千院 庭園

    三千院 庭園

  • 三千院 

    三千院 

  • 三千院 

    三千院 

  • 石仏

    石仏

  • 往生極楽院(重文)<br /> 入母屋造、?達(こけら)葺き、妻入(屋根側面が三角形に見える側を正面とする)。平安時代末期の1148年(久安4)真如房尼(藤原実衡(さねひら)の妻)の建立した常行三昧堂(じょうぎょうさんまい 淨土に往生するための修行の場)で、江戸時代の1616年(元和2)に大幅な修理を受けており、建物の外回りはほとんど江戸時代のものに変わってしまっている。 堂内は「船底天井」と呼ばれる教会のようなドームの空間があり、中尊の像高2.3メートルの阿弥陀三尊像(阿弥陀三尊[重文]などが安置されている。ここには楽器や蓮華、飛天と共に死者を淨土へと導く阿弥陀如来が菩薩を引き連れて現れる瞬間を描いた「二十五菩薩来迎図」もある。境内には聚碧(しゅうへき)園と有清(ゆうせい)園の二つの名園がある。<br /><br />

    往生極楽院(重文)
     入母屋造、?達(こけら)葺き、妻入(屋根側面が三角形に見える側を正面とする)。平安時代末期の1148年(久安4)真如房尼(藤原実衡(さねひら)の妻)の建立した常行三昧堂(じょうぎょうさんまい 淨土に往生するための修行の場)で、江戸時代の1616年(元和2)に大幅な修理を受けており、建物の外回りはほとんど江戸時代のものに変わってしまっている。 堂内は「船底天井」と呼ばれる教会のようなドームの空間があり、中尊の像高2.3メートルの阿弥陀三尊像(阿弥陀三尊[重文]などが安置されている。ここには楽器や蓮華、飛天と共に死者を淨土へと導く阿弥陀如来が菩薩を引き連れて現れる瞬間を描いた「二十五菩薩来迎図」もある。境内には聚碧(しゅうへき)園と有清(ゆうせい)園の二つの名園がある。

  • 往生極楽院(重文)

    往生極楽院(重文)

  • 勝林院<br /> 大原三千院の北にある天台宗の寺院。山号は魚山。本尊は阿弥陀如来。法然上人二十五霊跡第21番札所。<br /> この寺は、承和2年(835)円仁によって開かれたと伝えられ、長和2年(1013)寂源によって中興されたと伝えられる。古くから来迎院(左京区大原来迎院町)とともに天台声明の道場であった。<br />

    勝林院
     大原三千院の北にある天台宗の寺院。山号は魚山。本尊は阿弥陀如来。法然上人二十五霊跡第21番札所。
     この寺は、承和2年(835)円仁によって開かれたと伝えられ、長和2年(1013)寂源によって中興されたと伝えられる。古くから来迎院(左京区大原来迎院町)とともに天台声明の道場であった。

  • 勝林院

    勝林院

  • 宝泉院 <br /> 京都大原にある天台宗寺院の一つで、「声明(しょうみょう)の寺」としても有名。大原寺(勝林院)の僧坊の一つとして、長和2年(1012)に創建。<br />

    宝泉院 
     京都大原にある天台宗寺院の一つで、「声明(しょうみょう)の寺」としても有名。大原寺(勝林院)の僧坊の一つとして、長和2年(1012)に創建。

    宝泉院 寺・神社・教会

  • 宝泉院

    宝泉院

  • 宝泉院 <br /> 庭園として盤桓園(立ち去りがたいという意味。「額縁庭園」とも言う)、鶴亀庭園(建物内の格子ごしに鑑賞する)をもち、盤桓園には樹齢300年の沙羅双樹の木が茂る。樹齢700年の「五葉の松」(京都市指定の天然記念物 高さ11m、枝張りは南北11.5m、東西14m)に指定も観光客に人気がある。

    宝泉院 
     庭園として盤桓園(立ち去りがたいという意味。「額縁庭園」とも言う)、鶴亀庭園(建物内の格子ごしに鑑賞する)をもち、盤桓園には樹齢300年の沙羅双樹の木が茂る。樹齢700年の「五葉の松」(京都市指定の天然記念物 高さ11m、枝張りは南北11.5m、東西14m)に指定も観光客に人気がある。

  • 宝泉院<br /> 拝観客は、盤桓園と五葉の松の見える座敷に通され、境内入口で渡されたお抹茶券と交換に一服の抹茶と茶菓子を供される。<br /> 茶室に続く庭の一角には「水琴窟」があって、茶客が入室前に手を洗うためのつくばい(蹲踞)から落ちた水で音がする。<br /><br />

    宝泉院
     拝観客は、盤桓園と五葉の松の見える座敷に通され、境内入口で渡されたお抹茶券と交換に一服の抹茶と茶菓子を供される。
     茶室に続く庭の一角には「水琴窟」があって、茶客が入室前に手を洗うためのつくばい(蹲踞)から落ちた水で音がする。

  • 宝泉院 額縁庭園

    宝泉院 額縁庭園

  • 宝泉院 額縁庭園

    宝泉院 額縁庭園

  • 宝泉院

    宝泉院

  • 晩秋の大原

    晩秋の大原

  • 晩秋の大原

    晩秋の大原

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