”ムーンライトながらからBRTまで”16時間乗りまくり【４万円で東北鉄道2700kmの旅1日目】

2013/12/25 - 2013/12/26

2013年も終わりを迎えようとする中、ふいに雪を見たくなったので旅することにしました。

お供はもちろん青春18きっぷ。
目的は一度も足を踏みいれたことのない地方、東北を一周すること。
期間は5日間+2時間(の予定だったんだけど…)
予算は食費、宿泊費、交通費、全て込みで四万円。
乗車予定距離は2700km。

貧乏学生一人旅です。

目的上、観光よりも鉄道での移動がメインになってしまいますがあしからず。
では一日目からまいりましょう。

【一日目行程】
名古屋-(ムーンライトながら)-東京-｛浦和-宇都宮-黒磯-郡山-福島｝-仙台-｛小牛田｝-柳津-(気仙沼線BRT)-気仙沼-一ノ関

【一日目費用】
交通費　2300+1280+510=3580円
食費　　380+1500+300=2180円
宿泊費　2040円
合計　　8310円

エリア 宮城

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

名古屋でのバイトを終え、すぐに名古屋駅に向かいました。
今回の旅の始まりは、23:20発の「ムーンライトながら」です。

「ムーンライトながら」には初めての乗車だったので知らなかったのですが、どうやらこの旅の直前から使用される車両が変わったようで…。
まあ何はともかく、方向幕の東京行きという文字には胸躍ります。東京に行く訳ではないんですけどね。

名古屋駅 駅

定刻より5分ほど遅れて名古屋駅を発車。さあ寝ようと思ったんですが…。

旅が始まるドキドキ感に、結局一睡もできないまま東京駅に到着。
この旅で読もうと思っていた小説をこの時点で読破してしまった。

ここからは京浜東北線に乗って大宮方面へ。

…そのちょっと手前、浦和駅で途中下車。浦和といえば…。

浦和駅 駅

浦和レッズ！日本屈指の巨大クラブのお膝元はどんな感じなのかなと早朝の駅構内をウロウロしてみましたが、ポスターはこれだけでした。

…と思ってエスカレーターを見上げたらレッズのキーホルダーを付けた方がいました。こうやって街の人々に溶け込んでるのは羨ましい。

浦和駅 駅

さて浦和駅を少し探索したところで今度は東北本線に乗って再び北上開始。この車内で遅い夜明けを迎えます。
宇都宮駅で乗り換え、黒磯駅へ。

黒磯駅 駅

黒磯駅からはこの電車で郡山へ向かいます。

豊原駅のあたりから車窓が雪景色に！今季初めて見る雪にテンションが上がります。

郡山からさらに普通で福島へ。

郡山駅 駅

福島駅には10:55の到着。ここからは快速ラピッドで一路仙台へ。

名古屋から12時間と46分。ようやく仙台駅に到着です。正午過ぎだったので昼食を取りに街へ出ます。

仙台駅 (JR) 駅

仙台といえば牛タン！ということで入ったのが駅から歩いて数分の所にある「牛タンの喜助駅前店」さん。

仙台牛タンの有名店ですね。
こちらで牛タン定食塩(1500円)を頂きます。

味の牛たん 喜助 駅前店 グルメ・レストラン

牛タンで腹ごしらえして、今度は駅を挟んで反対側の街へ。

駅前の通りをずんずん、30分ほど進むと見えてきました。
今季、初の日本一を達成した東北楽天の本拠地。

クリネックススタジアム宮城です！

こちらも数日後には改称されて"Koboスタジアム"になってるんですよね…。

楽天生命パーク宮城 名所・史跡

スタジアム外周を近くから。

楽天生命パーク宮城 名所・史跡

スタジアムからはJR仙石線で仙台駅へ戻り、北上を再開。
14:20発の普通に乗って小牛田駅へ。

仙台駅 (JR) 駅

約45分で小牛田駅到着。乗り継ぎまでのわずかな時間ですが、駅前をブラブラしてみます。

小牛田駅 駅

駅を出てすぐに有った「山の神まんじゅう」なる看板につられて入ったのが、村上屋さん。

山の神まんじゅう本舗 村上屋 グルメ・レストラン

店員のおばさんに教えていただいたのですが、昔小牛田駅をSLが走っていたようなころには、ここの饅頭が駅で立ち売りされていたのだそうです。店内には当時の従業員の写真などが貼られていました。

山の神まんじゅう本舗 村上屋 グルメ・レストラン

こちらが購入した山の神まんじゅう(70円)
後で知ったのですが、"山の神"というのは旧小牛田町にある山神社から取った名前なのだとか。
小さなお饅頭ですが、あんこがぎっしり詰まっていてとても美味しかったです。

さて小牛田駅からは15:32発の柳津行普通に乗車。石巻線を通り、前谷地駅からは気仙沼線に入っていきます。

列車は定刻通り柳津駅のホームへ入っていきます。

柳津駅。ここから先は東北大震災による不通区間のため電車では行けません。代行のBRTを利用します。なおBRTは青春18きっぷのみで乗車できます。

柳津駅 駅

こちらがBRTに用いられるバス。気仙沼まで2時間ほどの乗車です。

バスの車内。線路の跡に造られたバス専用道と一般道を行ったり来たりしながら気仙沼を目指します。BRTとは言っても思った以上に一般道を走る時間が長かったです。

約5分遅れで気仙沼駅に到着。BRTでもやはりバス。列車よりは定時性が劣るのかもしれませんね。

気仙沼駅近くのスーパーで弁当を買って食べました。さて16時間以上にわたったこの日の鉄道の旅もあと2時間ほど。19:57の大船渡線普通列車に乗って一ノ関に向かいました。

この日は一ノ関駅近辺のネットカフェで夜を明かしました。