2０１３年冬、クロアチア・スロベニアの旅・・⑤アドリア海をさらに南下、"ニューム"に立ち寄って、ドブロヴニクを目指す

2013/11/30 - 2013/11/30

　　　　　ボスニアヘルツェゴビナの街・「ニューム」を立ち寄る・・

　クロアチア観光の目玉は、ドブロヴニクと最後に訪れるプリトヴィッツェなのです。アドリア海を南下し南端に位置するドブロヴニクへ行くためには、どうしてもボスニアヘルツェゴビナの"ニューム"という小さな村を通過しなければならないのです。

　どういう訳か、クロアチアはここで国境が分断されているので、一旦ボスニアヘルツェゴビナに入国し、出国しなければならないのです。

　ボスニアヘルツェゴビナは内陸国ですが、ここだけアドリア海に面した海岸があるのです。

　その距離、およそ７ｋｍくらいでしょうか。車で行けば僅か数分で通過できる距離ですが、そこはクロアチアではなく、ボスニアヘルツェゴビナの領土なのです。従って、ボスニアヘルツェゴビナは僅か７ｋｍの海岸を有することになります。（Googleマップを参照されたし）

　トロギールを出発してすっかり日が暮れた時間に、ニュームの国境に到着。国が異なるのですから当然入国審査があります。

　「皆さん！パスポートを用意して下さいよ」と、添乗員が言う。急に言われても困るんですよ。パスポートは大切ですからしっかりしまいこんでいるんです。ここでは係員がバスに乗り込んできて、一人ずつ広げたパスポートに大きなスタンプ機で、"ガチャリ"、"ガチャリ"と、押していくんです。

　しかし、そういう審査をやるときもやらないときもあるそうですから、その日の気分次第でしょうか。

　ここ、ニュームに立ち寄ったのは、旅行会社と土産物屋さんがタイアップしていて、買い物させる意図があるようでした。もちろんトイレ休憩も兼ねていますが・・

　ニューム入国は夜でしたが、翌々日にまたここを通過してプリトヴィッツェへ向かうのです。そのときは昼ですが。

　おかげで、ニュームの村からアドリア海を望むことができました。

　ドブロヴニク観光後、再びニュームの村に立ち寄り、アドリア海を北上しました。

＊＊＊この写真は、ボスニアヘルツェゴビナにとって貴重な海岸線になります。距離にして僅か７ｋｍくらいしかありません＊＊＊

エリア その他の都市(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ニュームの国境検問所です・・

係りの人がバスに乗ってきて、パスポートにスタンプを押すだけでした・・

マップを見てもわかると思いますが、クロアチアは「ニューム」で完全に途切れているのです。[拡大で見て]

ドブロヴニクへ行くためには、どうしても国境を越えなければならないのです。

海岸線は僅か７ｋｍくらいしかありませんが・・

ボスニアヘルツェゴビナとっては、海岸が必要だったのかも知れません。その辺りの詳細・真意はわかりませんが・・

この休憩所の階下に土産物屋があります。

トイレ休憩を兼ねて買い物します・・

支払いはユーロで、クーナは使えません！

ＣＣは使用できます。

ここからショップへ・・

一人２０ユーロは買い物したとして、

４０人・・８００ユーロ、バス２台で・・１６００ユーロ

僅か１時間ちょっとで、およそ２２万円超の売り上げか？！

翌々日、昼間明るいときに見た建物です・・

スーパー、レストラン、ホテルを兼ねているようです。

レストランから見た、ボスニアヘルツェゴビナの貴重な海岸風景です。

ここから内陸部に１２０ｋｍくらい行ったところに、首都「サラエヴォ」があります。

年配の人は、サラエヴォで冬季オリンピックが開催されたことが記憶に残っていると思います・・（旧ユーゴ時代）

その数年後、平和の祭典であるオリンピックが、内紛によって瓦礫と化したことを知って大きなショックを受けたことを鮮明に覚えています。

穏やかな冬のアドリア海・・

　私たちの乗ってきたバスのナンバー、

　ＳＬＯは、スロヴェニアのナンバーです。

　ＥＵのマークがあります。

　ボスニアヘルツェゴビナのナンバー、

　ＢＨの文字が、ＥＵのマークはありません！　

土産物屋の前、道路を隔てたところに、一軒の小さなお店がありました。

お肉やさんのようです・・

同じように、向かいにはこのようなショップが数軒オープンしていました。

夜遅くドブロヴニクに到着、ホテルにチェックイン前に要塞の中にあるレストランで夕食を済ませました・・

要塞のゲートから歩いて食事会場まで歩いて行きました・・

冬・寒い夜とあって観光客はほとんど見受けません。

シンボルの時計塔が見えました・・

ようやく夕食会場に到着、

暖かい食事を頂き、今夜の宿「インポータンヌリゾートネプチューン」にチェックインしました。

明日は、いよいよ「ドブロヴニク」観光ですが、天気は下り坂で期待できないようです。こればかりは仕方がありません・・