2013/12/19 - 2013/12/19
333位(同エリア874件中)
ちくわさん
アタクシ、親がつけた名前は「ちくわ」ですが(嘘〜)、最近うなぎがどうも気になってしょうがない。
いっその事名前を「うなぎ」に改名したいと思うのです(嘘〜)。
鰻って高いとは云われてますが、本当にそうなんですかね。
イタリアンなんて暴利だと思いませんか?
ペペロンチーノで1200円なんて、ありえないでしょう。
そう思うと、うなちゃんは健気です。
今回は、川崎篇。
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今日は、渋谷と川崎で打ち合わせがある。
時間的には、川崎辺りでランチだろう。
東横線に乗り、武蔵小杉で南武線に乗り換えて川崎に行く。
初めて降りる武蔵小杉は、エスカレーターが多くて本当に分かりづらい。
導線に素直に従わないと大変な事になりそうだ。 -
武蔵小杉南武線ホームで見つけたガラス絵。
地元の商店の古い広告のイラストだったと思う。
エトロな技法のガラス絵。二重ガラスの効果が可愛いね。 -
お、電車が来た!
人生初の南武線。 -
川崎に着きました。
川崎駅構内の直久さん。
お昼時はサラリーマンで激混みの店。 -
川崎はゴミが多いね。
僕はゴミって嫌いじゃない。
その街の性格が見えて面白いから。外国に行っても必ずゴミ箱を視てしまう。
ゴミ箱は、ある意味宝の山です。
ゴミは、都会になる程不潔に感じるね。
バリ島のゴミなんて、木屑や南国の葉っぱが多くて、コラージュの素材になるくらい。ゴミだって普通に手で触れる。
反面、北京のゴミは酷かった。思い出したくない。 -
打ち合わせを終えて、仲見世通に入る。
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非常に川崎的な風景。
飲食と風俗が混じり合う。
かといって、新宿や池袋じゃないんだよね。もっとおおらかな感じ。
空が広いからかもしれない。
地面だけはパリみたいだ。
パリの恋人達が前を歩いてる、中国語で。 -
旧東海道、砂子の交差点。
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着きました。
「鰻割烹まるだい」さん。
鰻屋さんという雰囲気ではない。あえて云うならカフェか洋食屋の感じ。
川崎は空襲があったけど、焼け残った建物なのだろうか。
そんなはずは無い。砂子の辺りも壊滅的だったはず。
戦後の建築かな。 -
指定された席に座る。
ふと、天井を見るとこんなランプが。
何ともレトロな店内だ。
昭和初期のミルクホールの様。 -
ランチうな重1700円と、中瓶730円を注文。
ここのお給仕の方、美人ですが声のトーンが暗く、所作も静かで凄く丁寧。
声のトーンと外見が離れ過ぎです。30歳と70歳の女性が二人居るような錯覚。
演出かしら?映画を見ている様な気分になりました。
その方、この空間にはぴったりで、嫌な感じはしませんでした。究極に丁寧な人なんだと思う。 -
トイレ脇の空間。ここは個室なのだろうか。
日本っぽさを誇張した、キルビルみたいな感じ。
でも従業員のサンダルが床に沢山ある。
本当に不思議なお店だ。 -
この人、夜中に動き出したら恐いね。
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トイレから戻ると、サッポロ黒ラベルとともに、注文をしていない出汁巻卵とシラスの山椒和えが、静かに置いてあった。
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これはお通しだった。お通し315円。
お通しなんて要らないと思う。
セコいでしょうか?お金の問題ではなく、その時食べたい物を食べたいのだ。
お通しというこのおせっかいな日本文化、どうも嫌いだ。 -
ビールを飲みながら、ぼーとメニューをみる。
達筆ですね。
こうサラサラと筆で書けたら、字を書くのが楽しいだろうね。 -
メニューは品があり、本日のランチを期待させる。
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天ぷらもいいね。
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一品料理も充実。
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ますます、期待します。
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ふぐもある。
鈴木ふぐり。。。 -
これ以外にワインリストもあったがここは我慢。
「裕治伯爵」さんの様になったら困るから。 -
ここは、ボックス席なんです。
当時のものではないけれど、仕切り部分のレトロなガラスがいい感じ。 -
そのガラスを望遠でアップすると。。。
昭和や大正の風景になるね。
これは、画像処理してません。撮ったまま。 -
もう一枚もこんな感じ。
優しい光です。 -
確かにこの山椒は美味しい。
素晴らしい香り。 -
この山椒、欲しい。
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来店20分後。
うな重が超丁寧に置かれた。僕も深々と一礼。
うーーむ。いい感じのお重ですな。
期待感十分で、蓋を開ける。ぱかっ!
あれ???
鰻を見つつ、6秒無言。。。
もう一度蓋を閉め、深呼吸してまた開ける。ぱかっ!
あれ???
これは現実なのだろうか? -
僕は焦った。何がって?
ち、小さい!
うなちゃんが左右85mm、縦65mmしかない!ボクの、iPhoneより小さい!
うなちゃんが小さくて、ご飯の面積は余白を生かしたグラフィックデザインみたいだ。定規でびしっとカットした様な小さい鰻が、お重の天地左右にレイアウトされている。
もしかして、ここの職人は『ライトパブリシティ』の出身か?
〜ここ笑う所ですよ。広告業界ならすぐ分かりますが、ライトパブリシティというのは、キューピーマヨネーズなどの広告で有名な会社。端正で、クールで、清潔感のある高度なクリエイティブは、業界で誰もが一度は憧れるのであります。〜 -
ええ、予想はしていました。
1700円ですもの、小さい鰻が2枚程度かなって思っていましたよ。
ええ、貧乏や裏切られる事には慣れてます、昔から。
何度も女性にはふられているし、離婚も経験しました。
結婚する時だって男好きなのは分かっていたから、いつか私を捨てるだろうなぁって、勿論覚悟していましたよ。
でも。。。
もう一度聞きますが、あなた、、、下北半島の冬の寒さを、本当にご存知でしょうか?
どんな人間だって希望持って生きたいんです。雪が融ける春の暖かさを、夢見てはいけませんか?
さてと。。。
入口付近に素敵なピアノがあった。
40年前のヤマハだそうです。 -
タレはさっぱりしてて美味しかった。鰻も柔らかくしっとり焼けていました。そんなうな重を、ご飯を中心にいただき店を出ました。
いやー、改めて見ると風情がある建物ですね。 -
ふと横を見るとランチの看板があった。
あーー、「一切」って書いてあった。
これまた、「一切」って字も。。。
ひえー、ち、小さい! -
川崎駅方面に歩いて行くと、目を魅く建物があった。
『砂子の里資料館』
入りました。びっくりしました。素晴らしい浮世絵のコレクション。
入場無料です。
国芳を沢山堪能しました。ほんとにすごいよ、ここ。
個人でやられているそうです。 -
『砂子の里資料館』に国芳のこのオリジナルがあった。
忠臣蔵。
モノトーンが素晴らしい。
オリジナルは、この画像とは全然違う。本物を見ないとわからない世界。
国芳はピカソに勝つだろう。
忠臣蔵のイメージ。
http://www.youtube.com/watch?v=HXp8gqP5FyY -
川崎中華の雄、天龍さん。
餃子美味しいです。 -
川崎の名物、くず餅。
住吉さんです。 -
他のサイトで『鰻のまるだい」さんと、『丸大ホール』さんが親戚だと書いてあった。ここは、丸大ホールさん。
素晴らしい居酒屋です。 -
食事もお酒もOKです。
ほとんどの人が昼間からのんでいます。 -
濱そばさん。
京浜東北線のホームにある、駅そばです。
さて、会社に帰りますか。
なんだかんだいっても「まるだい」さんは良い店ですね、きっと。
大体、鰻のサイズをどうのこうの云うのは無粋ですね。
それにしても、うなちゃんを中央にワンポイントに配置して、ご飯を広く使った余白のデザインは巧かった。
ウチの会社のデザイナーよりホワイトスペースの使い方は確実に上だ!
おしまい。
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