2013/12/22 - 2013/12/22
192位(同エリア456件中)
ちくわさん
鰻って高いとは云われてますが、本当にそうなんですかね。
安くはない。しかし、庶民においしい鰻を食べてもらおうと、儲けなんて無視して頑張ってる根性の入ったお店もあるのですね。
今回は、亀戸。ここは、おすすめです。
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
身の回りに、ある事件が起きた。いい加減な奴が起こした事件。
安っぽい、ごろつき。
その男に説教をしに亀戸まで行ったのだが、いい加減に生きてる奴はさすが強かで笑い顔がとてもチャーミングで、奴に説教をする気がなくなり、勝手にするがいいと思っての帰り道、馬刺という字に気づいたのだ。
馬刺を買って行こうかな。
鰻と関係なくてすみません。 -
馬刺を買ったのは、カツサンドで有名な佐藤商店さん。
陳列を見ると、商品への愛情を感じます。 -
母が亡くなってひとりで住んでる父に、馬刺を持って行こうと思った。
僕の記憶では、父は馬刺が好きだったと思うのだが、本当のところどうか分からない。父親と息子っていうのは、話す事がなくて困る。
父親が実家に居ても居なくても、馬刺を切って冷蔵庫に置いておけば、まぁ状況を理解して食べてくれるだろう。 -
佐藤商店さんの斜向かいに、佐野味噌醤油店さんがある。
こちらも店内には、色々な味噌や、乾物など、沢山の商品があった。 -
演歌の品揃えで有名な天盛堂さん。
-
来店歌手、誰も知らねーー。
-
アタクシ、馬鹿がつく葱好きです。
この葱かっぱらおうかと思ったけど、常識のあるアタクシは思いとどまりました。
(冗談ですよ) -
亀戸駅すぐの、路地。
かあいい路地。
この感じ、はちみつぱいの「センチメンタル通り」を思いだした。 -
その路地の入口に、直辰さんがある。
鰻の看板は出てるけど、はっきり言って外見しょぼい。不安だ。
一度通り過ぎ、まだ戻りちょっと見て、また通り過ぎる。
何度か繰り返しましたが、直辰さんの先に風俗店があり、それに迷ってる客みたいなので、思い切って入りました。 -
直辰さんに、入りました。
うわっ!狭ま。
座ると、まずはこれが置かれます。
女将さんらしき方が持って来ますが笑顔はなし。かといって無愛想ではないようだ。
僕は、ランチのうな丼1200円を注文。
全く期待もせずでした。。。 -
ふーん、安いなぁ。
正直ハズレかと思った。 -
1200円ランチなんて、作り置きだから早く出ると思ったのに遅い!
手持ち無沙汰で店内を見渡すと。。。
この店、メニューの数が多い、しかも凝った料理が多い。 -
15分経過。この辺りで僕は気づいたのだ。
席から厨房の人影が見えるんだけど「あれ?焼いてる!」と。
え?ランチなのに、作り置きではないの?
嬉しい誤算。
では、まだ時間かかるだろうと、ビールを注文しました。 -
数分後。
女将さんが、無言でお茶を注ぎ足し、「どうぞ」と一言スポーツ新聞を置いて行った。
自然なサービスと気遣い。 -
じっくり店内を見ると、ここは「居酒屋重要文化財」クラスの雰囲気がある。
居酒屋としては、ひとつの完成形だろう。 -
様式美。
-
さて、この店のトイレで、う◎こをしてはいけない。
まず、鍵がない(無かったと思う)し、ドアが完全に閉まらないし、恐らく175cm以上の人は座ったら確実に身体の一部が外に出る。換気が機能してないので、う◎こをしたら店中に迷惑がかかる。
トイレは女将さんの左手前方です。
電気は厨房の中にあるので手を伸ばして点けます。 -
鰻が、来た。
「お待たせしました、どうぞ。向こうのは山椒です」とシンプルな説明。
お新香の皿の上に箸を置いた理由はわからない。
そして蓋を開けました。ぱかっ!
僕は目を開く。。。 -
僕の全く想像を超えていた。
旨そう。。。
大きい鰻ではないが、1200円以上のクオリティ。タレが秀逸。辛口濃厚で、これが江戸前なんだと思う。お吸い物と漬け物は平凡だが、嫌みのない手作りの味にはマイナス要素は無い。
ご飯には、タレが少しだけ絶妙にかかっている。口の中は基本うなちゃんと白飯なのだが、時々ご飯にタレがかかった部分が「こんにちは!」をしてくれて、まじ旨い!
これぞ、僕の求めていた「庶民の」うな丼かもしれない。
中年親父がちょっと贅沢をしたい時に満足出来るもの。
ちょっと嬉しいちょっと楽しいちょっと贅沢が、実は一番嬉しいし楽しいし贅沢なのだね。
その「ちょっと楽しい」が、このうな丼を食べ終えた頃には、「すごく嬉しい」に変わっていたのだ。 -
瓶ビール500円うな丼1200円、合計1700円を支払い店を出た。
意味の無いお通しなんて無かった。
裏表の無いさっぱりした下町の人情。女将さんは、やはりさりげなく「ありがとうございました」と一言。
いつの間にか飲食が過剰なサービスになり、その事に嫌気を感じていた僕は、本当に気持ち良かった。 -
僕がロケ弁で一番注文するお弁当は升本さん。
ここのお弁当は、僕の撮影スタッフには一番人気だ。
特に、マクロビオティックのお弁当は大人気。
外人のモデル達にも取り合いになる。 -
亀戸の商店街を歩るくと、ある事に気づく。
それは、商店の陳列が、非常に細やかに整列している事だ。
値札も同様、キチッとしている。
青山や原宿などの陳列とは全く違う。お洒落感は追求していないのだが、なんというか一つひとつ大切にしている感じが良くわかる。 -
この下駄屋さん(靴屋さん)も、陳列が非常に美しい。
毎朝、これを並べるなんて、凄い事だよね。 -
陳列に美意識がある。
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亀戸天神前のおせんべい屋さん。
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やはり、こちらも綺麗に陳列されております。
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亀戸天神には初めて来た。
春に藤を見に来なくちゃね。 -
ふと見上げると、スカイツリーの上を飛行機が飛んでいる。
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信号待ちで目が合ったこの人とは、一瞬で気が合ったと思う。
だから修整しないで出しますよ。
この人格好良いわー。
ぼろぼろの車だ。しかも、変なものぺたぺた貼ってあるし、車体ほとんどさびてるし、部品かなり変えてるし。
でも異次元のかっこよさがありました。 -
亀戸は、ガードレールが亀なんですねぇ。
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こんにゃく神輿で有名な、香取神社。
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香取神社の参道はレトロな建物が多い。
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おでん屋台。
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家に帰りました。
黒豆が届いていたので煮ます。
この黒豆は、絶品。
沢山煮て友人親戚に配るのが、僕の年末の習慣なのだ。 -
豆を黒く仕上げる、サビ釘も入っている。
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黒豆を煮る鍋は、「ストウブ」が最適だと思う。
最後の数時間は、火を消して鍋の余熱だけで。 -
これはまだ途中。
もっと、汁を豆に煮含ませてふっくらさせて完成。
この後、5時間かかった。
やっぱ、下町は良いね。
楽しい一日だった。
もうすぐ正月だ。 -
夏になりました。
平成26年8月、香取神社祭礼の日に、また亀戸に来ました。
昔は、神輿を上から撮ると叱られたけど、最近はいいのかな?
ごめんちゃい。 -
亀戸に来たからには、やはり来ました。
直辰さん。
いつ来ても、扉がギシギシして閉まりにくい。思いっきり引くと外れそうで恐い。力を入れないで引くとスーーと動くんだよね。人と人との関係みたいだね。 -
なんと、消費税アップ後も、全く値札が変わらずだ。
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赤貝の刺身700円を注文。
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部位の食感の違いが分かる様に切られている。
素晴らしいです。
8月の暑い日に、赤貝とビールは最高だすな。 -
そして、肝焼きが来ました。
すげ! -
外はかりかりに焼いているが、中は極限まで生に近い。噛んだ瞬間、肉汁みたいなのが、シュワっと出てきたよ。
すごいものを喰った気がした。
この写真じゃ、それが伝わらないのが残念です。
旨すぎて、じっくり味わなかったのが残念だ。
今度は3本はいきたいねぇ。でもこのお店じゃそんな肝はないかもね。 -
ご飯は少なめにしてもらいました。
赤貝700円、肝焼き500円、ビール500円、うな丼1200円でしめて2900円。
なんと良心的な事だろう。 -
お店を出て、一礼。
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香取神社の参道の商店街は頑張ってるね。
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神輿好きからしたら、亀戸天神より香取神社の方がそそられるんだけど、観光客はやはり亀戸天神に行くんだよなぁ。
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夜まで大人の神輿はでないようだ。
それでは、おっさんは、目黒に帰ります。
おしまい。
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