2013/11/10 - 2013/11/17
57位(同エリア337件中)
迷子さん
今回の目的地はダート・ムーア。
イングランド南西部はデボン州の真ん中辺りを
占める国立公園を含む地域っす。
シャーローック・ホームズの小説
「バスカーヴィルの魔犬」で
舞台になった地域でやんす。
ってことは・・・
ここは伝説や幽霊話の宝庫なんすね~♪
11月に入って
本格的な観光シーズンも一段落した
ムーアを愉しんで来ますただョ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
初っ端はムーア北部の
サウス・ズィール村のパブへやって参りますた。
蔦の絡まる中々年季の入った外観で御座います。
しかし、このパブ
村のメインストリートに位置して見付けるには簡単だったんすが
凄い坂道の途中にあるのだった。 -
中では暖炉が焚かれていい雰囲気、
創業が1477年ってやっぱ年季が入ってたんすね〜。
暖炉の上の猫の飾りの他に
実物の猫が2匹いたでやんすョ。
(この猫が客慣れしてるのか、油断すると
席に上がってくるのだったがその度に叱られて追っ払われるのであった) -
何で目的地がパブかと言うと・・・
このお店には古代の立石があったんすね〜。
1階のパブ別室に露出してるんすが、
この石が結構巨大で
この下は地下室と上階の客室まで
突き抜けてる、高さが約7m半もあるんだって!
彼のストーンヘンジより千年も古いブツだそうっす。 -
序なんでここでランチも、
オリジナルのエール・ビールも頂きやすた〜♪
本当はこの先で訪ねたいストーン・サークルが
あったんすが、小雨混じりで天気が悪く
この日はムーアを散策するのを諦めたのでありますだ。 -
ならばと、道端にある
古い十字架を見て周ることにしたでやんす。
いきなり村の十字路に見付けますただ。 -
何時しか田舎道もこんな道を・・・
誰も居ない?と思ってたら
ここをジョギングしてる人を発見で
恒例の道端ナビ発動?!
(兎に角、通行人を見付けたら道を聞きまくるのだ、
居なけりゃ民家をノックすると言う
地元の方々に頼りきる方法で御座います^_^;) -
こっちは
自力で道路地図を頼りに
探せた物件、シッカリと十字架の形が
そのまま残っておりますた。
ムーアのあちこちにも
道標や土地の境界を記したと思われる古い
クロスが今も残っているのでありますだ。 -
国道を外れて、この日最後の寄り道物件
おっと、向こうに見えるは
お目当てのドルメン!
フレーム・アウトしちゃった
お母さん羊がカメラ目線だわさ・・・。
そんなに見つめられると恥ずかしい"^_^" -
ご近所の方が通りかかって、
中に入れるゲイトを教えてくれますただ。
ちゃんと案内板もあって
お出入りOKな物件はありがたい(^_^) -
この石器時代の立派なドルメンは
Spister's Rockと呼ばれてますだ。
(オールド・ミスってか、行かず後家ってか
迷子に喧嘩を売ってるような名前だにゃ・・・怒っ!)
昔この辺に3人の未婚の女性が住まいしてたとか
名前の由来には諸説あるらしい・・・。
う〜ん、
何故かしみじみと親近感の湧く石であった(爆) -
イチオシ
この日はもう夕暮れを迎えてから
お天気バッチリに・・・
夕日を浴びた
如何にもイングランドの田舎って風景だにゃ。 -
翌日は
ムーアのど真ん中を突っ切る
地方道B3212線を西へ向かいますだ。 -
ポスト・ブリッジの
これもムーアではお馴染みの
石で作られた
クラッパー・ブリッジ。 -
クラッパー・ブリッジと
並行するのは
地方道に掛かる橋。
このポスト・ブリッジには
国立公園の観光案内所もあって
ムーアに関する情報が手に入りますだ。
駐車場&トイレもあるんで何かと便利で
何度か利用させて貰いますた。
因みに
ここからトゥー・ブリッジへ到る間の
道が1920年代には
お化けの出る名所?だったらしいのだが・・・
日暮れてから走ってると
物寂しい区間ではあったのだった。 -
イチオシ
途中、ツー・ブリッジ手前から
道を分かれて今度はB3357線を西へ、
ムーアの西外れの小高いトーの上にあるのは、
13世紀の聖マイケル(ミカエル)教会っす。 -
側には駐車場もトイレも完備?されてますだ。
(しかしシーズン・オフのせいかトイレは施錠されてたっす)
折角なんで上まで登ってみたでやんす。 -
教会堂を周り込む緩やかなコースがあったのに・・・
知らずに急な斜面をヒィヒィ行って登ったら、
教会内部はこじんまりと普通の造り。
しかしこの上まで資材を運ぶのも
大変だったろうね。 -
竜や怪物は踏んづけてないけど、
羽が生えてるんで
ミカエル大天使と思われる?ステンド・グラス。
荒涼とした風景の中に突然現れる岩の上の教会・・・
聖マイケルのレイライン上にあるとかで
ミステリアスな存在ではありますが、
歴史は古く
1130年にイギリスのノルマン人征服の時代に
建てられたのが始まりとか。 -
イチオシ
下は風が穏やかなのに、
上では凄い吹さらし!さ、寒いでやんすョ。
でも360度のパノラマで
ムーアの景色が見晴らせるのだ、感激〜♪
ここを神秘的にしてる言い伝えでは、
昔むかし
デボンの沖で嵐で難破した船の商人が
守護天使ミカエルに
助かったら最初に目にした土地に
教会堂を建てると祈ってその通りにしたとか。 -
帰り道は(もう1箇所寄る予定)
近くのノース・ブレント村を
突っ切って
又ムーアの真ん中辺に近道するでやんす。 -
ここも前から訪ねてみたかった、
メリィヴェールの物件で御座います。
遠くに見えるのは
キングス・トーの丘でやんす。 -
ムーアの中に続く
列石の風景。
誰が?一体何の為に?
ミステリーっすが、
古代からここに人の手が入ってた名残でやんすね。 -
2mを超える高さの立派な
スタンディング・ストーンも。
直ぐ側にはストーン・サークルもありますただ。
ここは駐車場からテクテク歩いて来れるんで
アクセスも簡単で◎。
遠くに地方道を飛ばす車も見えるんで
迷う心配もありませぬ・・・・が、
放牧されてる家畜さん達がいるので、刺激しないように注意っすね。 -
遺跡のムーアから反対側を見ると・・・
お向かい遠くには
ステイプル・トー。 -
帰り道途中の
ツー・ブリッジ・ホテルで
デボンと言えば!の
クリーム・ティを頂きますただーっ!
ああ、本物のクリーム・ティは〜〜(*^。^*)
ちゃんとスコーンも温めてサーブされるでやんすね、
クロテッド・クリームも冷凍品じゃござんせん!
ナイフですくうと・・・・・
タラタラと細い糸をいつまでも引くでやんすョ。
(ホイップや生クリームとは違い決して角は立たないのであった)
これだもん、デボンとコーンウォールと一部ドーセット以外では
クリーム・ティを注文したくないので御座いますだ。Two Bridges Hotel ホテル
-
チョッとお茶してトイレを済ませるつもりが・・・
1時間はゆうにマッタリし過ぎて
外に出れば・・・もう夕暮れだったのだ。
こりゃ、途中で真っ暗帰り道だにゃ。 -
午前に通った時は気が付かなかった
ベネット・クロスに月明かり。
写真がピンボケなのが・・・(-_-;)
しかし、月も出て
車も滅多に通らなくなったムーアは
格別の雰囲気でやんすた。 -
西側からは日の名残で真上には月。
この後直ぐに暗くなり・・・・・
ムーアの夜道は要注意!
放牧されてる牛やポニーがドッと
道路上に出てくるでやんすョ。 -
明けて3日目の朝も快晴のお天気!
(イギリスへ来て珍しくお天気に恵まれてますだい)
この日は
ガソリンを入れようと近くの村へ向かうも、
探せど、探せど見付からず
地元の人に尋ねれば・・・・
何とっ!1番近くのスタンドは8マイルも南って(-_-;)
兎に角、スタンドを目指し
給油後はムーア観光の定番コース、
ヘイ・トー(457m)へと行ってみますただ。 -
ヘイ・トーも人気があるのか
駐車場には結構な車の数、スナック・ヴァンも
営業中で
デボンの美味しいアイスクリームを頂やした〜。
(プリマス近郊の何とか農場の生乳使用だそうな)
しかし、先を行けば
又もや道路は暫しの牛さん横断ストップ。
ムーアじゃこれがお馴染みの光景?! -
イチオシ
牛を避けながら
見えて来たのは、ムーアの中でも
絵になる
ウィデコム・イン・ザ・ムーア村。
遠くに見えてる教会堂は
ムーアの中のカテドラルと呼ばれてるそうですだ。
一説によると、
この村はアガサ・クリスティーの
ミス・マープルが住む
セント・メアリ・ミード村のモデルとか? -
こちらは、
彼のコナン・ドイルにインスピレーションを与えたとも
言われるハウンド・トーの眺めっす。
バスカヴィルの魔犬の原題はザ・ハウンド・オブ・ザ・バスカーヴィルズ、
元々ムーアには彷徨う黒犬の伝説もあって
加えて17世紀に実在した悪辣非道な地主をモデルにしたそうな〜。
(その人物の霊廟がバックファストリー村の教会に在って、
嵐の夜には墓の周りを黒犬の幽霊がうろつくとか?
墓を7周すると悪魔が出現するとか?の伝説も・・・) -
名前からしてハウンドってのは、
悪魔の黒犬伝説があったんすね。
最近(2007年)も
黒犬の写真が撮れた!と一部で騒ぎがあったみたいっすが
実際は近所の農家のニューファンドランド犬の
トロイ君が徘徊してただけらしい〜(-_-;)
でも、ちょっとお日様が陰ると
何だかオドロオドロしい雰囲気にも見えちゃう?! -
ハウンド・トーから程なく
おや?
田舎道の辻に
何やら緑の土饅頭?
こちらも今ではダート・ムーアの
伝説の1つとなってる
薄幸の娘ジェイの墓っす。 -
18世紀の終わり頃、この辺りの豪農の御家へ奉公していた
キティ・ジェイ(本名メアリ・ジェイ早くに両親を亡くし貧窮院で育ったそうな)
お屋敷の息子に手篭めにされたとか?
結果、
妊娠を苦に首を括り、キリスト教徒では自殺は大罪。
教区教会墓地には埋葬されず、道の辻に・・・。
今でも哀れなジェイにお花や供物を手向ける人達が居るのでした。
他にもムーアには
遭難して亡くなった人やらの
お墓が点在していますだ。 -
ジェイのお墓から
ハウンド・トーに戻って
道を1本
(ゲイトがあって小サイズの車しか通れない注意書きが)
北へ進むと、
これもムーアのランド・マークの1つ
Bowerman's Noseの奇岩が見えますだ。
歩いて側まで行くのを横着しちゃったのだ^_^; -
同じ道を進んだ先にはもう1つのゲイトが、
こっちも開けたら閉めての
マナーを守らねばっ。
ブツクサ言いながら
迷子母が開けに行くの図(感謝) -
ダート・ムーアは
殆ど荒地と緑の放牧地だけかと
思ってたら
植林された大きな森もあったんすね〜。
ここも人の入った歴史は古く、
太古からの森がそのまま残ってる部分は
とっても少ないみたいですだ。 -
そろそろお腹も空いたしで、
遣って来たのは
ラッスリー村。 -
村の教会には
Datuidoc'Stoneなる
5世紀前後の時代の石があるのでやんすた。
刻まれてるのはラテン語で
誰々の息子のお名前、判ってるのは
それだけの由来も不明な石。 -
もう1つのお目当てだった
村のカフェ(美味しいクリーム・ティが有名)が
残念ながら休業中だったんで
変わりに賑わってたパブへ行ってきたでやんす。
中々素敵な風情のパブで御座います。 -
お腹も減ってたんで軽く食事をすることに、
ポテトとリークの熱々スープ。 -
茸の何とか・・・美味しくってお腹一杯♪
時々、凄い田舎にポツンと
グルメなパブが在ったりするんすね〜。
(食事時に駐車場が混んでる店は期待大?)
何気に入ったパブだけど、
満足&満腹で◎だったのだ! -
あれ、パブの前庭の一角に石、
これも昔の道標の十字架の名残っすかねぇ?
予想外のブツにも喜び
旅は後編へ続くにょだぁ〜(^・^)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pionyさん 2019/12/02 16:04:57
- 素敵
- 車で見る以外自転車とかは無理ですか?
ゆっくり回ってみたいところです。
- 迷子さん からの返信 2019/12/03 01:34:41
- Re: 素敵
- ご訪問ありがとうです。季節外れのムーア旅行だったのでサイクリングしてる方は見かけせんでしたが、夏場なら周れないことはないんじゃかいでしょうかね。
一応、範囲が広い国立公園なので事前にムーア観光案内サイト等でコースなどをチェックされるとよいと思います。(ムーア内には軍の演習場もあるんで立ち入り制限区域もあります)ただ、ムーアはぶっちゃけ何もない荒れ地と言ってもいいかも?なんで風がある日は吹き曝しで非常に寒かったです。
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