2013/10/12 - 2013/10/19
616位(同エリア3770件中)
kikumimiさん
- kikumimiさんTOP
- 旅行記1冊
- クチコミ4件
- Q&A回答8件
- 7,012アクセス
- フォロワー0人
500円玉貯金をコツコツ貯めて10年以上ぶりの海外旅行。今までは家族で行っていましたが、今回は結婚25周年の記念旅行も兼ねて夫とふたり旅。私は初ヨーロッパ。教会と美術館を堪能する旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
PR
-
●1日目●
成田まで車で行く事になり3連休初日なので念のため朝7時に出発。ネットで「シャトルパーキング」という所を予約。キャンペーン価格で8日間4880円!電車バスよりも安い〜。今日は成田⇒ローマ⇒フィレンツェと大移動の日。腰痛持ちなので、エア枕を2個持参したのが大正解。
首にでは無く、背中に2個縦に並べるの。これが快適で長時間耐えられた!靴下はもちろん着圧ソックス。 -
AZ785便 13:15発で予定通りのフライト。1時間程して機内食が出てきました。これは和食。予想より美味しくてこれにして良かったー。飲み物はもちろん赤白ワイン、ブラッドオレンジジュース、ガス入り水などもあり。コーヒーがアメリカンなのか薄くてぬるかったな(>_<)
-
夫はこっちのイタリアン。味がイマイチで和食にすれば良かったと後悔してました。
前日にWebチェックインして、席をコンフォート席(6200円かかるけど)に変更していたので、足元が若干広々。このちょっとの広さが楽〜〜。普通のエコノミー席だと膝が前の席にあたるくらいの距離でした。 -
12時間程でローマ・フィウミチーノ空港に到着!フィレンツェ行き乗換まで2時間程あるので軽く食事。さっそくイタリアっぽく白ワインと生ハム。珍しいブッファーラがあった!ちょっと生っぽかったけど、日本じゃお目にかかったこと無いから貴重だわー。
周りのイタリア人たちは、ルッコラにトマトと生ハム乗ってるサラダ食べてる人が多かったな。当たり前だけど、ナイフフォークの使い方がきれいだなーと思う。ピザでもナイフフォークで食べる国だもんね。 -
夜11時頃、フィレンツェのホテルに到着〜〜!ここに3泊します。
今回の旅行は「旅工房」という旅行会社にネットで依頼。
空港⇒ホテルの送迎付きだったので、夜遅くの到着でも安心楽チンでした。
フィレンツェ⇒ローマの移動も鉄道(1等車利用)付きなので
料金はそれなりにかかるけど、手間がかからず良かったです。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からすぐの場所なので立地も良し。
ホテルの前に、簡単な飲み物や軽食を売ってる売店があるので
毎晩そこでお水など買いました。 -
●2日目●
この日は3つ美術館を巡る予定。朝8時に出発して1つめの「アカデミア美術館」へ。8時半に予約しておいたのでチケットを受取りすぐに中へ入れました。予約無しだと行列です。。中は撮影禁止。
ここのメインはなんと言ってもミケランジェロのダビデ像の本物が観れる!ダビデの瞳ってハート型に凹んでるんだよー。筋肉の筋とか血管とか、この時代に解剖学を徹底的に学んでいたってのがよくわかる作品。天才!
他に、1300年代の板絵のゴシック絵画がたくさん観れるし、ギルランダイオ、ソリアーニ、初期のボッティチェッリもあります。
珍しい所では、楽器博物館のスペースがあり、昔々の楽器が見れます。全体的にはこじんまりしているので1時間程で回れました。 -
アカデミアから徒歩3分程で2つ目の「サン・マルコ美術館」へ。
日本のガイドブックでは、ここはあっさりしか載ってないのだけど
美術館としてはかなり良かった〜〜〜。アカデミアより見所あり。
結構広くて中庭の回廊もあったりと雰囲気いいわ〜。中は撮影禁止だけど、中庭につながる所で座ってた係の人に「ここは写真いいの?」と聞いたら「ん〜〜まあいいわよ」って感じで目配せしてくれたのでパチリ。
ここは、「受胎告知」を筆頭にフラ・アンジェリコの絵画がいろいろと観れます。あとギルランダイオの「最後の晩餐」も。
ああーーーー午前中だけで、こんなに堪能できるなんて〜〜〜! -
時間に余裕があったので、タクシーでミケランジェロ広場へ移動。
ここにはダビデのレプリカがありました。フィレンツェの街が一望できて気持ち良い〜〜〜。
帰りはテクテクと歩いてポンテ・ヴェッキオへ移動することにしました。 -
ポンテ・ヴェッキオ。橋の両脇にはキラキラ貴金属屋さんが並んでいて、路上の物売りと観光客でごった返してました。
この近くで飛び込みでお昼を済ませる事に。味はまあまあでザ・観光地のお店って感じ。でもお店の人がすごく親切で隣の席の親子3代6人で旅行してる日本人の人が、レストランに予約の電話を入れてるのに繋がらないと困ってたら、そのお店の人が変わりに自分がかけてみるよって何回も電話してくれてました。イタリアって世界的観光地だからか、親切な人が多い気がする。 -
午後からはフィレンツェのメイン、ウフィッツィ美術館へ。
14時半に予約していたのだけど10分前からしか受付しませんよって感じで時間制限が細かいです。予約のおかげでするっと並ばずに入れました。ここは教科書で見た事がある名画だらけなので、音声ガイドを借りました。返却を確実にするためか、パスポートを預けて音声ガイドを借ります。それならみんな返すよねー。中は撮影禁止。
今回の旅行の目的NO.1がこの美術館だったので、3時間半かけて堪能。ほんとはもっと見たかったけど体力の限界。。。
1200年代のテンペラ画から始まり、1300年代〜ゴシック〜初期ルネッサンスと続き、フィリッポ・リッピやボッティチェッリがわんさか。ボッティチェッリの「春」「ビーナス誕生」ダビンチの「受胎告知」クラナッハの「アダムとエヴァ」ミケランジェロの「聖家族」ラファエロの「ヒワの聖母」と、もーーもーーキリが無い!途中感動して何度もウルウル・・・(´;ω;`) -
足がクタクタになり「カフェ・リヴォワール」で休憩。
ビールとドルチェ(名前忘れたけどコーヒーのムースみたいなの)で18ユーロ。イタリアは全体的に飲食代が高いよねー。それ考えたら280円で牛丼食べれる日本って凄いな。ビールを頼むとおつまみが2皿もついてました。キビキビ働く初老のカメリエーレが見てて気持ち良いね。日本ならこういう所は若くてかわいい女子が働いてるもんねー。 -
夕食の予約時間まで、川沿いをゆったり散歩。夕暮れが気持ち良い〜。橋の上ではカップルがわんさかイチャイチャしております。
欧米人のイチャイチャキスシーンは、全然いやらしくないのは映画の世界で散々見てるからかなぁ。絵になるのよねー。
しかしこの日は8時頃ホテルを出発してから、ずーーーっとほぼ歩いて立ちっぱなし。イタリアは石畳だからけっこう体が疲労してる。。 -
夜は人気店の「クアトロ・レオーニ」へ。お店のHPから予約していたので、結構良いお席に案内されました。イタリアでは夜8〜9時から夕食ってのが多いので混雑する前の7時にイン。おかげでスムーズにお皿が出てきました。アンティパストはトマトとルッコラ。ルッコラの味が濃い〜〜。結構な量ですよ。白ワインに合いますねー。
-
だーのプリモ。旬のフンギ・ポルチーニのタリアテッレ。
秋の香りがする〜。これもずっしり量がある。。 -
私のプリモ。「Strigoli Piccanti」というピリ辛のトマトソースにもちもちの手打ちショートパスタ。トスカーナ料理だそうです。
結構な辛さなんだけど、チーズを山ほどかけて絡めるとマイルドでめちゃめちゃ美味しい!!今まで食べた事ない食感。
一気に食べたけどかなりおなかいっぱい・・・後は写真取り忘れました・・ -
●3日目●
この日はフィレンツェの定番スポットを回る予定。
①メディチ家礼拝堂・・撮影禁止
②メディチ・リッカルディ宮・・凄い豪華絢爛!だけど撮影禁止
③サン・ロレンツォ教会・・シンプルで厳か。撮影禁止。
④ジョットの鐘楼・・美しい外観。登りませんでした
⑤ドゥオモ・・色大理石が美しい外観。中の天井画も美しい。
けっこう撮影禁止なとこが多いのだけど、本物を見てあの空気感を感じてこその建物だと思うので妙に納得。 -
お昼ごはんの時間。12〜15時の1日3時間しか営業していない人気店、GOZZIに行って見ることに。並ぶと聞いていたので12時前に行くと誰もいない。。とりあえず入口に貼ってある手書きのメニューを見て待ってると、地元の人が入って行ったので私も入店。天井高い街の食堂と行った趣き。ニョッキのラグーソース。軽い食感としっかり味で美味しかった〜〜〜〜!
-
イタリア語がよくわかんなかったので、適当に注文したけど何かのフリットもとっても美味。中身がよくわかんなかったけど。
12時過ぎたら地元のおじさんたち&観光客がわんさか入ってきたー。値段が5〜10ユーロが中心でとってもお手頃。また行ってみたいお店になりました。 -
午後から時間の余裕があったのでお買い物へ。
「ペーニャ」というちょっと高級スーパーみたいなとこへ。
食品や日用品なんかもあって、ハンドクリーム買いました。
あとお菓子やピスタチオソース、マルセイユ石鹸などゲット。
この後、お土産リクエストされてたプラダを見に行ってみたけど
めっちゃラフな格好で訪れた客は私だけで恥ずかしかった・・・
周りはオシャレな秋冬モードできめてる人ばっかりなのに。
ブランド品や貴金属に全然興味のない私だけど、せっかくイタリアに来たんだしーと思って、人生初のお高いバッグ買っちゃった。
日本円表示じゃなくてユーロだから、金額の感覚が薄れるもんね。
しかしこんな高いバッグ、普段の私、使うんだろうか。。。
まあ娘らもいるからいっか。l
超イケメン店員さんに「マダム」と呼ばれながらあの笑顔に接しただけで満足・・ -
お楽しみの夕食。予約必須という「BUCA MARIO」という店へ。
ここもネットで予約してたんだけど「当日に電話をくれたら予約確定」と返事が来たので忘れずに電話。
オープンの19時から予約してたのにあっという間にお店は満席。
予約無しの人は22時以降になると言われてました。
ここは家族経営で歴史あるお店らしく今が4代目だとか。黒服に正装した年配のカメリエーレたちががキビキビとプロフェッショナルな動きをしていて、すごく活気がありました。 -
まさに旬の白トリュフが山盛りかけてあるタリアテッレ。これ3人分?ってくらい量がある。。半径2mくらい香りが漂うほど。食べかけ写真しか取れないダメダメな我が家。
-
私のプリモはこれ。LASAGNETTA DELLA CASA このお店特製ラザニア。ラザニアってこんなにふんわりしてたのか!って衝撃。口の中でとろける感じ。しかし量が多いのよね。。。これだけで終わっていいくらいおなかいっぱい!
-
セコンドのお肉も半分で頼んだけどもう入りません。。美味しいけど私ら日本人には多すぎるのよぉぉぉぉとココロで泣いて目でお詫び。イタリアに来てまだドルチェを食べてなかったので、カメリエーレに「おなかいっぱいだけどティラミスちょこっと食べたいんだけど。。」とお願いすると「チェルト!」と持ってきてくれたのがこの量。これでちょこっとなら1人前ってどんだけなの??でも食べちゃった。もう限界。でもカプチーノ飲みたい!!
-
胃の限界を感じながらも頼んでしまったカプチーノ。
出てきたらこれ!!かわいいいいいいいい!!(*´∀`*)
隣のアメリカ人マダムも「ちょっとーかわいいじゃないのー」と話かけてきましたよ。
このお店、各国語のメニューがあり、料理は抜群に美味しい、スタッフがみんなプロフェッショナル、そして帰りにはお土産にお店のロゴ入りエプロンまでみんなに配っちゃうという気配りのあるサービス。そりゃ人気店になるよねー。また行きたいもん。今度行く時は6人位で行って食べ尽くしたい! -
●4日目●
この日でフィレンツェともお別れ。午後からはローマへ移動。
午前中のうちにホテル近くのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会と
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局へ。(紛らわしい)
まず薬局でお買い物。香水の起源と言われてる王妃の水を始め、コスメ、ルームフレグランスなど種類がいっぱい!日本語のリストもありました。香り物が大好きなワタクシ、ついついあれもこれもと買ってしまった。 -
最後にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。外観も綺麗だけど中が美しいステンドグラスでいっぱい。天井や壁の装飾もけっこう色鮮やか。中庭もあって広いです。
-
たくさんの教会を見たけど、信者じゃなくても祈りたくなりますね。この厳かな空気。
-
鉄道でローマへ移動。写真はベタなスペイン広場。
列車を待つ間、駅のフードコートでランチ食べつつ時間潰してたんだけど、その間物乞いの人がけっこうウロウロ。子供の時は日本でも見かけたけどイタリアは今でも路上に女の子が座って物乞いしてたり、おばあさんが教会の前でお金入れてーって立ってたりと結構います。隣の席に明らかに旅行客ではないインド系の親子が座ってきて、女の子は16歳くらいだけどおなかが大きい。でもきっと同情ひくための偽妊娠。うちのだーが食べ残してたサンドイッチを「それちょうだい」と声かけてきた。え。。食べかけなのに。。と思いつつ渡すと、その場でむしゃむしゃ食べ始めた。ちょっと残してたポテトもくれと言うのでそれも渡すと「ありがとう」とむしゃむしゃ。失業率が高いというイタリアだけどそれよりももっと貧窮してる人もいっぱいいるんだよね。これが現実。 -
ローマと言えばここでしょ。トレヴィの泉。フェリーニの「甘い生活」でアニタ・エクバーグとマストロヤンニが戯れるあの場所ですよ。しかし現実はもーーー観光客でごった返しててロマンチックな雰囲気はないですね。どんだけの原語が飛び交ってるのか賑やか。
もちろんコイン投げました。また来れますように。 -
夕食後にもう1回訪れたトレヴィ。ライトアップされててほんわり美しかったです。
-
で、夕食はぷらぷら歩いてて何げに入ったお店「Piccolo Buco」で。ここは当たりでした。日本人はゼロ。安くて美味しかった。生ハムメロン、誰が最初に発明したのかなー。めちゃ美味いーー。さすがイタリア、生ハムはいまんとこ外れがありません。アメリカと違ってイタリアは果物も甘いよー。
-
マルゲリータとシーフードリゾット。これ入れ間違えたんじゃ?というくらいシーフードがゴロゴロ入っていたよ。これにボトルワイン飲んで40€くらい。ローマはフィレンツェと違って都会で雰囲気も違うので、スリとか合わないように緊張してたけど、やっとホッとできた。
-
●5日目●
この日のメインはヴァチカン訪問。この城壁にそって何百人という人が並んでます。予約で優先的に入れるのと、規模が大きいという理由で日本語ガイド付きの現地ツアーに申込ました。いろんな国の人が1つのバスに乗り込んで向かいます。バスの中ではイタリア語、英語、スペイン語、日本語でそれぞれガイドさんが説明。日本人は私らも入れて5人のみ。1人は若い女の子の1人旅、男性2人は現在エジプトに勤務しててイタリアに遊びに来たそう。男性ガイドさんの事前の説明で、中の絵画が10倍楽しめました。ガイド付きで良かった!
時間に余裕があり5人ともの希望で、本来ツアーには入っていないミケランジェロの間にも案内してもらいました。 -
まずはヴァチカン博物館へ。いきなりこの古代彫刻の並び!
圧倒されるわ〜〜。この博物館は「法王様の個人の持ち物」になってるとのこと。なので、フランスのルーブルのようにお客様に見やすくできてなくて、通路とか狭いとこも多々あるらしい。この日は午前中に法王の謁見が外であるため博物館の中は比較的空いてるとのことでした。確かに空いてて見やすい! -
有名なラオコーン像。この表情。彫刻なのに固さを感じないこの線!!
-
ミケランジェロが大きく影響を受けたというベルヴェデーレのトルソ。ミケランジェロのもっとずーっと前から解剖学で人間の体がどうなっててどうできてるのかを勉強していたという証拠。古代ローマ時代だよね。
-
もうどこ見ても素晴らしく、首が痛いです。
-
もう床も壁も天井も、どこ見ても絵画。想像を超えて凄すぎるヴァチカン。
-
ラファエロの間にある「アテネの学堂」 この部屋、若き天才ラファエロだらけ。もうなんか、胸がいっぱい。
-
ラファエロの遺作、キリストの変容。ここに上げてたらキリがないくらい、名画だらけでいくら時間があっても足りません。全部きちんと観るのは2日かかるとガイドさんおっしゃってたけどほんとですね。いくつか飛ばしたとこあるもん。ここ、また絶対くる!この後システィーナ礼拝堂へ行ってミケランジェロの「最後の審判」を見たのですがここは撮影禁止。なんせコンクラーヴェがある神聖な場所なのでおしゃべりも禁止。ちょっとざわつくとマイクで静かに!と注意されます。このシスティーナ礼拝堂で、ミケランジェロがどれだけ凄い天才かってのを目の当たりにして鳥肌立ちました。ドロドロ血がサラサラ血に変わったかと思うくらいの神聖な空気。人はめっちゃ多いのだけど。首がムチウチになるくらい上むいて鑑賞。
-
この後、ツアーの皆様と現地解散でお別れして、もう一度最初からざーっと見て回りお昼食べてからサンピエトロ寺院へ行く事に。システィーナ礼拝堂からサンピエトロ寺院へ繋がる入口があるのだけど、この日は14時くらいで無いと開かないというので1時間ほど待つことに。ここから入ると並ばずにスムーズに入れるの〜。
さっそくミケランジェロのピエタ。ガラス越しなのが残念。 -
ここがカトリックの総本山かー。とにかく規模が大きくてとてもカメラじゃ収まりきれない。。。クーポラはミケランジェロ、大天蓋はベルニーニとどんだけ力もってたんだ!なんか権力の象徴というと語弊があるだろうけどね。すごい力を感じました。一生に一度、訪れる事ができて良かった。
-
ベルニーニの大天蓋。まわりの人の大きさと比べると、どんだけバカでかいかがわかります。ヴァチカンって小さな国だけどその権力と富を考えると、なんかドロドロしてそうな気がします。。
-
ヴァチカンを守ってるのはスイスの衛兵。もう一人の衛兵が記念撮影に一緒に写ってくれるのだけど、腕を組もうとする中国人のおばちゃん軍団に圧倒されてムッと怒ってました。体に触れるのはNGだそうです。そりゃそうよね。
-
ヴァチカンの外に出ると、ぐるーーりとこんな彫刻が取り囲んでいました。
-
ヴァチカンから歩いてサンタンジェロ城まで向かう事に。朝7時半にホテルを出て、この時すでに15時半過ぎ。。。どんだけヴァチカンにいたんだろう。。さすがに足が疲れてきてる。。この橋の両側にもベルニーニの彫刻がたくさん並んでて、美しいですー。
その彫刻の前には路上にお土産並べてる露店と、死神に扮した大道芸人。 -
そろそろ夕方ってことでサンタンジェロ城を出て、今回初めて路線バスに乗ってホテルに帰ることにしました。が、これがとんでもないギューギュー詰めですごかった!東京の電車に慣れてるので、そうでもなかったけどドイツ人らしきマダムたちはうんざり顔してたな。。それよりもっと凄い事が!!普通バスって入口と出口が別れててどっちかでお金や切符払うけど、そんなの一切無い!!みんなタダ乗り!!誰もお金払って無い!2つのドアからドドーーーっと乗ってドドーーっと降りる! いったいどこまで人が詰め込めるか、チャレンジ大会みたいで面白かったです。(後日、なんでタダ乗りできるのかマッサージの方にお聞きしました)
-
ホテルに戻ってしばし休憩。。ローマのホテルはデラックスルームだったのでゴージャスでした。建物はね。ただね、このホテル、ちょっと部屋にいない間に勝手にどんどん人が入ってるんだよね。。こういうとこがローマだね。夕方チェックインして30分部屋にいない間にもうスタッフが入ってるし、ただスリッパ並べてルームサービスの紙を置いていくだけという。。夜、部屋に滞在中も何回も誰かノックしてきて、返事すると「sorry」と去っていくけど何のようか不明。朝もチップを置いて朝食に行って戻ると、チップだけ持ち去って片づけはしてないってのが毎日。油断大敵ですよ。イタリアでは、4つ星ホテルでも金庫は使わず貴重品は全部身に付け、部屋にも物は出さずスーツケースに入れて鍵をかけるってのが大事ね。過去にだーもホテル内で日本円ごっそり盗まれた事あるし・・
-
そろそろ魚介が食べたいというリクエストで、この日は某HPで紹介されてるシーフードのレストランへ歩いて行く事にしましたよ。予想通り日本人も多く、大体食べるものも一緒みたい(笑)
まずは食べ慣れたアンティパスト。この日は白ワインにしましたよ。 -
次はコッツェ。ムール貝ですね。イタリアにはコッツェ専門レストランってのもあって、一人分がバケツに入ってでてくるそうです。これで一人分。
-
だーのプリモは、スカンピのグリル。ぺろっと無くなる量ね。身があまーーい!これならもっと食べれるよ!
-
私のは海老とイカのフリット。塩味がきいててワインに合うわ〜。
魚介でほっとするのは、日本人だからかしら。
お店の人のサービスも良かったです。この後、パンナコッタとティラミス(もちろんビッグサイズ(ToT))を頂いて、帰りにはプレゼントと赤ワインのボトルも頂きました。ありがとーー!!また来るねーー! -
●6日目●
イタリアで過ごすのもこの日が最後、明日には帰国(´;ω;`)
朝から地下鉄B線に乗ってコロッセオへ。この建物を古代ローマ時代に人の力で作ったって想像しても、なんか信じられないんですけど。でかい、細かい、しかも円形!!
そして、ここで繰り広げられてた事は、あまり想像したくないです。。 -
続いてフォロ・ロマーノへ。ローマ史とか知ってる人はここも楽しめるんだろうな。。何の知識も無いのでいささか飽きてきました・・
-
道の至るとこに、大道芸人がいます。浮いてるよー。
-
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会。外側は質素なのに、中がものすごく荘厳、かつ豪華。無料だし撮影OK。素晴らしい教会でした。天井画がはっきりした青。ゴシック様式の教会って好きだわー。ここに詳しくありました⇒http://www.amoitalia.com/roma/sopraminerva.html
-
続いてパンテオン。この天井の穴、直径9mもあるって!
この時代に、こんな円形ドーム型の屋根を寸分の違いも無く、どうやって作ったのか。。。謎すぎる! -
ヨーロッパは外での飲食が大好きね。こんなちょっとした場所にもお席が。
-
こんな道の端っこでもお席が作ってありますよ。もちろん車やタクシーが通ります。
-
ローマで最古のジェラート店、ジョリッティへ。
お店の中で食べると結構なお値段するみたい。さすが老舗。ジェラートを作って売ってるのが、全員おっさんです。愛想ゼロ。忙しいんだから次!ってな感じで急かされるので、怯えながら注文。
味はさすがに美味しかった。食べるのに夢中で写真なし。
こちらで⇒http://www.giolitti.it/en/gallery -
この後、本日最後の場所、ナヴォーナ広場に行くつもりが道に迷ってしまい、1時間近くウロウロ。。でもおかげでいろんな街並みが見れました。偶然見かけた最高裁判所。
-
やっとこさたどり着いたナヴォーナ広場。もう日が暮れかけ。。
でも観光客がわんさか、広場では絵や土産物売ってたり、ハープやギター弾いたり、なんかやってる大道芸人などで賑やか〜〜〜!
これはネプチューンの噴水 -
ベルニーニが手がけた四大河の噴水。リアルな肉体。イタリアで、彫刻の面白さがわかってきましたよ。
-
広場前の教会に、ちょろっと入っただけでこの天井!
ローマはいくら時間があっても全然足りません。
この後くたびれ果ててホテルに戻ったら、1枚の紙切れが。。。
「明日はゼネラルストライキだから、公共交通機関は休みだよ。足がなくて困ってる人は気軽に声かけてね、手助けしまっせ」って内容。
空港まで送迎付きにしておいて良かったわ〜〜。
イタリア最後の夜は、ローマ在住の日本人マッサージ師、Oさんに依頼して
出張リフレクソロジーを受けました。クッタクタの足に気持ち良かった〜〜。
Oさんに先日のバスタダ乗りの件を聞いた所「ほとんどの人がタダ乗りです」ですと!やっぱり! 本当は売店で切符を買ってのるか、バスの中で切符を買うかして乗るシステム。たまーにバス会社の見回りの人が乗り込んで来て切符持ってるかチェックが入るんだけど、その時持ってなかったら高額な罰金を取られるんだって。でも、そこはローマっ子。係員が見えたら見つかる前にバスからささーーっと降りていってしまうって。確かにバスに警備員みたいな制服の人が乗ってきてたな。よくバス会社が潰れないよねー。 -
さて、朝になり街には警察官がわんさか。通りの至るとこにいます。かっこいいーーー。制服がおしゃれじゃなくって!?
-
ここにも警察。でも立ち話したりタバコ吸ったりのんびりムード。
バス、地下鉄、トラムなどがストップしてるせいか街が静か。
道路も意外と空いているみたい。 -
チェックアウトまでの時間、朝の散歩に行ってみたら
オペラ座の近くに朝市が出てた〜〜。地元の人でいっぱい。
サラダ用に切ったミックス野菜も何種類もあり、それを店のおばちゃんがワシワシ手づかみでビニールに入れてくれてる。豪快! -
生のカルチョーフィ、初めて見た!どんな味すんのかなー。
-
朝市だけど、しっかり肉屋もありました。赤身の牛肉美味しそう。
-
ぷらっと散歩中に見つけた教会。ガイドブックに記載が無いけど
表の造り、なんかただ者じゃないなーと思いつつ、名前がわからず。。。ドイツ人の修学旅行みたいな学生が見学に来てました。
表の造りが、今まで観た教会と違い、この小ささなのに手がこんでいる。しかもファサードがカーブしている! -
日本に帰って検索したら、ありました!!
サン・カルロ・アッレ・クァットロ・フォンターネ教会と言うそうです。ミラノの大司教カルロ・ボッロメーオのために建てられて、設計者は奇才ボッロミーニという人。建築途中でボッロミーニが自殺したので、甥が残りを完成させたと言うことでした。 -
今までたくさん観た教会では珍しく、中が白くて質素な感じ。
そしてこの天井!!美しいです〜〜〜 -
こじんまりした教会で、中ではお祈りしてる人たちがいました。
-
奥に入っていくと、こんな祭壇もありました。左右対称で美しいです。
-
イタリア最後の訪問場所は、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会。1620年に建立された聖母マリアに捧げられた教会ってことだけど、中はベルニーニ作品がいーーっぱい。
入口の物乞いのおばあさん、ドアを開けてお金ちょーだいなーと声かけてきます。 -
いきなりこの天井!天使が降ってきそう!
-
マリア様、半目開けて、口から血を流しています。。
-
豪華な祭壇。現代アートっぽい光の放ち方。
-
ホテル前の広場ではストライキ集会が盛り上がってました。
この後、ローマのフィウミチーノ空港から無事日本へ帰国しました。楽しかった〜〜〜。また行きたい〜〜〜〜。
自分の体力から言って、今回の6泊8日がマックスだなとわかりました。
ここまで見て頂いた方がいたら、どうもありがとうございました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79