2013/06/17 - 2013/06/17
82位(同エリア307件中)
ottoさん
NHKドラマ「塚原卜伝」を見て、卜伝は単なる剣豪ではなく剣聖である所以、
志を抱き覚悟を持って旅立つ時のフレーズ ”いざ 鹿島立ち!”の由来が
此処・鹿島の地にあると知った。
筑波水郷で知られる「潮来」のあやめ花咲く頃、観光することになった。
伊丹から成田へ飛び、JR成田線〜鹿島線に乗れば潮来から鹿島は同じライン上にあり近い距離にある。
先ずは古代より常陸を中心として皇室、幕府と広く信仰を集めてきた
鹿島神宮へ。
駅のホームから鎮守の森が見え、徒歩10分ほどで社に着いた。
紀元前660年の創建と伝わる厳かな神域に一歩足を踏み入れると自ずから
身が引き締まる。出雲の国譲りで大国主命を説得したとされる武の神
「タケミカツチの大神」が祀られ、江戸時代に幕府から寄進されたものも
あるが、素朴さこそが値打ちの社殿は国のの重要文化財。
手厚く保護され豊かな植生と鹿をはじめ動物達が静かに息づく原始の森に癒された。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー ANAグループ JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
旅割45で予約してANA2176 伊丹発 7:55の便で
9:10 成田空港に着いた。
JR成田まで移動し成田線〜鹿島線と乗り次いで
「潮来」の先の終点「鹿島」に向かう。
東京からは高速バスも出ているようだ。 -
常陸平野に広がる植田の青さが眩しい。
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草刈であろうか?遠くに人が見える。
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水郷筑波の南東寄り、東に鹿島灘が迫る地である。
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何組か乗客が降りた。
(潮来を先に観光すれば良かったと悔やむ)
素朴な駅のホームから神宮の杜が見える。 -
徒歩10分ほどの道のり。
バス停にはサッカースタジアム行きの文字が。 -
道の確認をしようにも駅前は閑散としている。
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途中で地元の人気店と聞く「竹薮」という蕎麦の店に入った。
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歯ごたえ良し、ツユ良しで結構なお味であった。
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案内板に目を通し「へ〜なるほどフムフム.....]と 。
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広大な神域の全体図。
、 -
紀元前660年の創建と伝わる厳かな境内に一歩足を踏み
入れると自ずから身の引き締まる思い。
巨大な朱塗りの「楼門」をくぐる。
初詣の人並みはテレビでも見たような... -
茅の輪が設けられているところにやってきた。
図解されていて順序に従ってくぐってみることに。 -
心を空にしてこの世からあの世への結界をくぐる。
もし6月第2日曜日に来ていれば、鹿島神道流等約10の
流派による奉納演武がここで披露されるのが見られたのに。 -
杉並木の参道を進むと右手に「拝殿] 「本殿」、
と続き桃山期極彩色の本殿背後には樹齢1200年、
根回り12mと推定される「ご神木」が。 -
社殿は国の重要文化財徳川秀忠により奉納された。
(ガイドマップより転載) -
左手には神が授けた一の太刀を収めた「宝物殿」がある。
帰りに寄ろうと思っていたが時間の余裕がなくなり
拝観せず。 -
空を覆う原始の木々の梢の辺りで囀る小鳥の声.....
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仮殿がひっそりと立つ。
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樹齢は100年余?
人間のちっぽさを知らされつつ歩む。 -
天然記念物の樹林が発するフィトンチットの癒し効果、
極相林についてのの説明を讀む。 -
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更に奥へ歩めば左手に「鹿園」。
その昔、神を遷座する際に奈良の春日大社
まで神鹿が供をしたと書いてあった。 -
途中に茶店がありほっとする。
地元の人達との会話も嬉しい。 -
「奥宮」は慶長10年徳川家康が関が原戦勝のお礼にと
寄進された本殿だが秀忠が新たな社殿を奉納した際に
奥に移され祀られているそうだ。 -
その後方には地震鯰を押さえている「要石」があるが立ち寄らず参道を進む。
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例年5月1日、流鏑馬が走るというカーブした参道の長い坂道。
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馬のひずめの音が鳴り響き、矢が的に当たる音が
森にこだまして雰囲気が盛り上がると聞くと....
思いのほか歩きつかれて時々歩を止める。 -
やっと、大寒の時期に禊が行われる「御手洗池」に至る。
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その昔、国防に派遣された防人や神官の後継者として修行すべく
鹿島を出で発つた卜伝もこの池で身を清めたのかと思いを馳せる。 -
常に胸元までの水を湛えている清冽な湧水の池に
二重に建てられた白木の鳥居。
奥のほうに聖水を汲みに来た人達の姿がちらほら。
ペットボトルを持ってこなかったのが残念。 -
1687年の鹿島詣の旅で詠んだとされ、
1766年建立と伝わる芭蕉の句碑 -
神宮に相応しい白の花々が清楚な趣
これはジュウヤクのようだが? -
紫陽花も真っ白
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栗の花であろうか?
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ウツギの白とピンクの可憐なハーモニー。
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何の実(豆)だろうか?
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常にきれいに清掃され自然保護を訴える姿勢がはっきりと打ち出されている。
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地元の信者さん達によるお茶の接待で一服し、年間80はあるという祭礼の話を伺った。
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常陸帯うどん、みやしろ蕎麦などの名産が売られている。
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タップリと過ごしたので午後の観光時間が急かれる。
下の方に「鹿島立ち」と刻まれている。 -
快晴の夏の日差しはきついが歩道に咲く花は健気で逞しい。
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駅への曲がり角に祭りの山車を仕舞ってある蔵があった。
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卜伝の銅像は鹿島公園駅にある。
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潮来までの切符。
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駅を過ぎて暫くすると先月塗り替えられたという「一の鳥居」がはるかに見えた。
昔は此処から参道が長く続き賑っていたのであろう。 -
その夜、宿にさりげなく置いてあった卜伝の書を一気に読んだ。
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