2013/05/02 - 2013/05/04
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miharashiさん
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世界一周旅行でマイルがたまったので、特典航空券でマルタと南イタリアを主にレンタカーで回ってきました。天候に恵まれ、野の花が咲く道をドライブし、おいしいイタリアンを食べ、至福の時をすごすことができました。第六部は、今回の旅行のドライブの最後のコースで、アマルフィ海岸をサレルノからラヴェッロ、アマルフィ、ポジターノを経てソレントまでドライブした記録です(表紙写真は、ラヴェッロのヴィラ・ルフォーロからのアマルフィ海岸の眺め)。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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レンタカーの盗難に遭って警察に行ったり列車で移動したにもかかわらず、サレルノの駅に着いたのは6時半で予定の30分遅れで済んだ。まだまだ外は明るい。早速駅前のユーロカーの事務所へ。早く着いたらサレルノの街を見て回る予定でいたがそんな余裕はない。ラッシュアワー時で車で混雑する街中を出発。GPSが接触不良なのか借り出した時から動かなかった(事務所の女性がやってみてもだめだった)ので、Google Earthであらかじめ調べておいた行き方とアマルフィへの道標を頼りに、今夜のホテルのあるマイオーリ(Maiori)の町を目指して走る。
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狭い道を慎重に走っていくと、途中で事故渋滞に遭遇。バイクと乗用車の接触事故だ。乗用車の前の部分は大破。走行不能でレッカー移動。バイクも同様。恐ろしい。事故処理中のため車の流れがのろのろだったので、後ろから追い立てられなくてよかった。
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どうにかホテル(Residence Due Torri)に到着。マイオーリのすぐ手前にあり、道路脇の高台に建っていた(チェックインはすぐ先にある同系列のホテルで行う必要があった)。駐車スペースがないのではと心配したが、ホテル前に若干のスペースがあり、屋内駐車場もあった。ホテルの部屋は、広いキッチン付2部屋のアパートで、ベランダのすぐ下には、アマルフィの海岸が広がっていた。
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ベランダからはさっき走ってきた道も見えた。かなり道幅が狭い。
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ホテルの斜め前には塔を利用したレストランがあり、夕食はそこでとることにした。
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レストランからはマイオーリの街の夜景が見え、すばらしいロケーションだ。
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料理の盛り付けも味もよかった。これは伊勢えびのグリル。
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海の幸のパスタ。
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食べ終わって、レストランを出たところで撮影した夜景。
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5月3日、朝から快晴。朝食前に付近を散歩。眼下に昨日食べたレストランが見えた。絵になる風景だ。
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道路を渡って撮影。
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レストラン横の海。きれいな色だ。
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レストランと海岸線をパノラマ合成(画像をクリックしてください)。
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ホテルを出てアマルフィ海岸沿いの道(SS163)を走る。最初のうちは道幅は思ったほど狭くはなかったが、とにかくカーブの多い道で、対向車に神経を使う道だ。こんな道でもときどき後ろから追い越しをかける車も。
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急カーブで道幅が狭いところは、信号で交互に行き来するところもあった(写真の先の道)。やがて、ミノーリ(Minori)の町を過ぎたところの、アマルフィの手前にラヴェッロへの分かれ道(SS373)があった。分岐点に来るとアマルフィ方面は渋滞していたが、ラヴェッロ方面は空いていて、すんなりラヴェッロまでの道にはいることができた。
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ラベッロへ上がる道は狭いヘアピンカーブの道で、バスが来たら大変だ。早朝だったので対向車が少なくてラッキーだった。しばらくすると道幅はやや広くなり、ラヴェッロの町に入る。Parkingの道標にしたがって右に入ると有料駐車場があったので、そこに駐車。町の広場の下にある駐車場だった。
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広場まで上がり、その横のヴィラ・ルフォーロに入る。ヴィラの中にある花壇が春の花で満開だった。
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花壇越しのアマルフィ海岸の眺望。最初に来たときはやや逆光気味だったため、次のヴィラ・チンブローネに入ったあとに、再びこのヴィラに入り直して撮影した。
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下に降りて花壇を撮影。
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ヴィラのビューポイントのひとつ、教会の二つのドームとアマルフィ海岸。これを含め以下3枚の写真は、すべて二度目に撮影。チケット売り場の女の人が親切で、光線の具合が悪いので、もう少し後でまた入っていいかと聞いたら、快く了承してくれた。
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同上。
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同上。この風景は絵葉書でも有名だ。ただ手前の木がどうしてもじゃまをしている。
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ヴィラ・ルフォーロの中庭で撮影。
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ラヴェッロにあるもうひとつのヴィラ・チンブローネに向かう。突端の高台にあり、結構アップダウンの激しい道を歩いていきヴィラに到着。入口から続く道は藤の花が満開だった。いい季節に訪れることができた。
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ヴィラ・チンブローネ。ヴィラは特に見るところはなく、とりあえず突端の展望台をめざして歩いた。
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ヴィラ・チンブローネの突端にある展望台。朝早かったせいか幸いだれもいなかった。
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展望台からアマルフィ海岸を眺望。
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海岸の景色をパノラマで撮影(画像をクリックしてください)。アマルフィの町は山陰に隠れて見えない。
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彫刻の向こうに広がる海と空。
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展望台の端から反対側を撮影。
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反対側のサレルノ方面の海岸。やや逆光ぎみだ。
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眼下の海岸線を拡大。
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ラベッロの教会と広場。
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教会の内部。説教台がすばらしかった。そのときは気が付かなかったが、6頭のライオンで支えられていた。
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ラベッロから下る時は、一番狭いところが信号による交互通行になっていた。時間帯で変わるらしい。なにはともあれ道は狭くても安心して下りてこれた。海岸線の道に戻り、さらに西に走ると、前方にアマルフィの町が見えてきた。
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アマルフィの町に着いたが、観光客と車で混雑していたので、そのまま素通りしてしまった。町の出口で対面通行の狭いトンネルが待ち受けていた。幸いバスは来なかった。
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さらに狭い道が続く。対向車が来たが、その前を悠然と人が歩いていた。途中、写真を撮るために道路わきに駐車したら、すぐに人が寄ってきて、車を出すようにせかされた。路上駐車が多いイタリアでも、アマルフィなど人が多く混雑するところでは、さすがにどこでも自由に駐車というわけにはいかないようだ。
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今夜のホテル(Hotel Le Fioriere)に到着。アマルフィとポジターノの中間の町プライアーノにあるホテルだ。ホテルの前の道は狭かったが、ホテル内に駐車スペースがあり、すんなり駐車できた。
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予約した部屋は安い方の海が見えない部屋だったが、実際には全室海側に面していた。ただその部屋は低層階にあるため前のホテルがじゃまをして海が見えない。泊まった部屋は幸い角部屋だったので(着いたのがお昼頃で一番早かった)、前のホテルの駐車場の屋根越しに海を見ることができた。海の向こうにはポジターノの町も見えた。
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午後、来るときに素通りしたアマルフィにバスで行くことにした。バスは満席で運転手の横で床に座らなければならなかったが、特等席でビデオと写真を撮ることができた。
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バスどうしは簡単にはすれ違えないような狭い道だが、乗ったバスは快調に飛ばしていく。
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あっ危ない。案の定バスの対向車が来た。こんなときでもバスの運転手さんは鼻歌を歌ったり、すれちがいざまに挨拶をしたりしていたのには驚きだ。
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海沿いに古い塔のような建物が見えた。
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景色の良い入り江を横目に見ながら通過。
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景色の良い海岸線をバスはひた走る。
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アマルフィが近づいてきた。
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アマルフィの町の手前。道路の片側にびっしりと駐車の列ができている。ここまで30分かかった。無理な姿勢でしゃがんでいたので、足がしびれてしまった。
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バスは終点のアマルフィに到着。早速ドーモに向かう。写真はドーモ前広場。
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ドーモの尖塔の拡大写真。先端部分はマジョルカ焼きの陶器が張り付けてあるそうだ。
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広場の中にあるアマルフィの守護聖人聖アンドレアの泉(ポポロの泉)。ビデオで撮ったので一部欠けてしまった。
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ドーモの階段で記念撮影。結構急な階段だ。
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地下にある礼拝堂。内部は想像以上に豪華絢爛。祭壇の棺には、十二使徒のひとり聖アンドレアの遺骸が納められているという。
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礼拝堂の全景。
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礼拝堂のあとは、大聖堂の中に入る。ここも非常に豪華で、そのすごさに圧倒されるばかりだった。
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真珠でできた十字架。いったいどうやって作ったのだろう?素通りするところを他の観光客にガイドさんがこの前で説明していたので、貴重なものを見ることができた次第。
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ドーモの見学を終えて、突き出た桟橋のはずれまで歩き、町の全景を撮影。アマルフィ海岸の中心をなす町で、歴史的には重要な町だが、町の景観は人気ほどではない。町の前のビーチでは、早くも海水浴をしている人も見かけた。
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上の写真の左側の街並み。
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右側の街並み・
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その後バスでホテルにもどったが、混んでいてまたしても座る席がなく、運転手さんの横で床に座ることになってしまった。この区間のバスには、立ちっぱなしになることを覚悟して乗らなければならない。ましてや途中のバス停から乗るのは難しく、ほとんど通過してしまった(夏はもっとひどいかも)。
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ホテルに戻ったあとは、その向かいのホテルのレストランで、ポジターノの夜景を見ながら夕食。イタリア語がわからずに頼んできたのが、タコのマリネ。タコがやわらかくておいしかった。
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魚介類のフライの盛り合わせ。
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レストランから見えたポジターノの夜景。
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5月4日朝、よく晴れていたのでホテルのまわりを散策。ポジターノが順光できれいに撮影できた。上の写真とほぼ同じアングルだ。この町のホテルを予約したのは、朝方にポジターノが見れる場所という理由だった。
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ポジターノの街を拡大(画像をクリックしてください)。とんでもない崖の斜面に街が出来ていることがわかる。
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ホテルの斜め向かいのドーモの尖塔は修復中だった。広場のタイルに注目。あとに載せたポスターを見てわかったことだが、タイルが光る行事があるそうだ(8月1日から4日の間)。
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内部も思いのほかきれいだった。
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祭壇にはお花がいっぱい飾られていた。
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床にもきれいなタイルの絵。
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ポスターが貼られていた。こんなにきれいにイルミネーションで飾られるようだ。見てみたい。
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朝食後ソレントに向けて出発。しばらくいくと、道路わきに展望所があり、そこからポジターノを撮影。
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ポジターノの町の拡大写真。急斜面に階段状に町が出来ている。ここらあたりからが町のベストショットだろう。これ以上近づくと、かえってあらが見えて興ざめかも知れない。
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街に入ると片側全面駐車の列だった。
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なんとか道路わきに一時停車して、その間に私が車を降りて撮影した町の写真。
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その直後街に入るとなんと警察がとりしまっていた。道を歩いている人が警察官。町の中に入る道路が分かれるところで、大型車が数台対向してきたため、しばらく待機させられた。町の中へはとても狭い道を入らなければ行けないので、町の中はパスして、そのままソレントに向かう。ポジターノを過ぎると、道はごく普通の海岸沿いの道になり、スムーズに走れた。車の後方の景色も素晴らしいが、逆光なのと、右側に車を止めるスペースがなかなか現れず、ほとんど撮影もせずに通過。バスで来ても撮影はむずかしいところだ。
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海岸を離れるとしばらくしてから道が二手にわかれていた。どちらもソレント方面に行くようだが、左の道(SS145)を通って行くことにした。これが大正解。定期バスもこちらを通ってアマルフィに行っているようだ。最初は上りだが海やソレントの市街地やヴェスビオ山までも見渡せる景勝道路だった。しかもすいていた。
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途中で休憩し、コーヒーとケーキをいただいたホテルからの眺め。ここらへんのホテルにとまるのもいいかも。道はここから下り坂になり、ソレントの街中に入っていった。ソレントのユーロカーの事務所は、駅近くの一方通行の道沿いにあり、そこへの入口を通り過ぎてしまったが、一回町の中を周回しただけで到着できた(行き方はGoogle Earthで調べておいた)。事務所に行くと、ガソリンが満タンでないといわれ、近くのガソリンスタンドでガソリンを入れ、もう一回周回して事務所前に駐車。動かなかったGPSの料金もキャンセルされ、今度は順調に返却することができた。
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今日の宿泊地カプリ島にわたるため、港に向かう。ソレントの街も高台にあるため、急な坂道と階段を降りて行き、ようやく港にたどりついた。(第七部に続く)
今回のアマルフィ海岸のドライブは、道幅は予想したほど狭くはなく、快調とまではいかないものの、天気と景色に恵まれた満足のドライブだった。ただ、夏ほど混む時期ではなかったことも幸いしたかも知れない。混雑する時期にスムーズに走れるとはとても思えない道路状況なので、夏は避けた方が賢明だろう。
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