春の暴風が来る前に、埼玉こども動物自然公園へGo！（2）放し飼いマーラに、改装終えたミーアキャットやプレーリードッグからペンギンヒルズまで～西園の動物たち

2013/04/06 - 2013/04/06

春なのに、せっかくの春なのに。
なんで今週末も天気が悪いのよ～！

こういうときは、多少、雨が降っても構わないところへ行くことにしましょう。
ところが、天気予報も週末に近付くと、ただの曇天や雨ではなく、台風並みの暴風警戒が出てしまいました。
でも、そういえば、午後から台風が来る来ると言われて、午前中ならいいか、と出かけた動物園がありました。
というわけで、自宅から電車とバスの接続が良ければ45分で行ける埼玉こども動物自然公園に行くことにしました。

結果として、去年2012年９月、台風が来る前に出かけたときは、朝一番で出かけて14時頃には動物園を出ても、自宅に帰りつくまで台風に遭わずにすみました。
今回の４月６日の土曜日は、雨が降り始めたのは15時すぎ。
動物を見終わらせたのは15時半。動物園を出たのは16時半。
いつ降るか降るかと警戒していたので、結果として開園の９時半から15時半までの６時間、ほとんど休みをとらずにぶっ続けで園内を回ってしまいました。

埼玉こども動物自然公園は、今年2013年はこれで３回目です。
前回２回は、レッサーパンダ目当てに、他の場所への撮影散策とのはしごで訪れました。
時間にして１～２時間。レッサーパンダのところしか訪れることができませんでした。
なので、次回訪れるときはぜひ東園のカピバラやコアラのところまで足を伸ばしたいと思っていました。
でも、やっぱりレッサーパンダを先に見にいかずにはいられず、西園から回りました。

西園でも、レッサーパンダ以外の楽しみがありました。
もしかしたらまだ咲いてるかもしれないと期待した桜もそうなのですが、動物では、展示場の改修が終わって見やすくなったというミーアキャット、それからワオギツネザルの赤ちゃんなどが特に楽しみでした。

ミーアキャットは何度見ても可愛いです。
ミーアキャットにしては随分油断した姿も見られました@
けんかしているプレーリードッグを見たのも初めてでしたし、ミーアキャット舎のすぐ隣にいたマングースは今回初めて見ることができました。
ワオギツネザルは、３月26日に生まれたばかり赤ちゃんは見られませんでしたが、去年生まれの子供たちは見られました。ほとんど成獣と同じくらいに育っていましたが、わずかに小さかったですし、ワンパクでした。
それに、ここの動物園ではワオギツネザルがとても見やすく写真が撮りやすいので、いつも楽しみなのです。

他に、放し飼いのマーラは初めて見ることができました。
いるはずだと知っていたのですが、過去５回において、遭遇したことがなかったのです。
せっかくなのでペンギンヒルズまで足を伸ばしましたし、小獣・ラクダ舎の動物たちとも再会しました。

西園と東園では西園の方が圧倒的に多いので、動物の写真はどんどんたまりました。
また、桜をはじめとする花との出会いも、西園での方がたくさんありました。
でも、園内の花の写真は、４本となった今回の埼玉こども動物自然公園の旅行記のシリーズ最後の旅行記にまとめます。

＜春の暴風の前に出かけた、今年３回目の埼玉子ども動物自然公園の旅行記のシリーズ構成＞
□（1）レッサーパンダ特集！～ミンミンの大冒険（！？）＆コウタくんとリリィちゃん、もしかしてラブラブ？
■（2）放し飼いマーラに、改装終えたミーアキャットやプレーリードッグからペンギンヒルズまで～西園の動物たち
□（3）カピバラ温泉、お母さんワラビーのお腹から顔を出した赤ちゃんに、コアラの赤ちゃんのタイチくん！～東園の動物たち
□（4）八重桜と葉桜と春の花木にあふれた動物自然公園～森林公園の代わりに春の花を求めて

埼玉こども動物自然公園の公式サイト
http://www.parks.or.jp/sczoo/

＜タイムメモ＞
08:40　家を出る
09:20　埼玉こども動物自然公園に到着
09:30　開園と同時に入園
09:45-09:55　放し飼いマーラ
10:25-11:15　レッサーパンダ
11:20-11:35　隣のミーアキャット・マングース・プレーリードッグ
11:35-12:15　再びレッサーパンダ
12:30-13:00　ペンギンヒルズ＆小獣・ラクダ舎
13:40-13:55　ワオキツネザル
14:05　東園へのゲートをくぐる
14:15-14:30　カビバラ温泉＆ワラビー
14:40-15:20　コアラ
15:30-16:00　ソフトクリーム休憩
16:30　動物自然公園を出る

＜これまでの埼玉こども動物自然公園の旅行記＞
2013年３月10日
「早春の森林公園とレッサーパンダのいる埼玉こども動物自然公園（3）電車運休！！～タクシーで会いに行ったマヌルネコちゃんたちとレッサーパンダのコウタくんとリリィちゃん」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10756701

2013年２月24日
「長瀞ロウバイとレッサーパンダを１日で楽しむ欲張りコース（3）コウタくん、埼玉こども動物自然公園では初めまして＆ナツちゃんあいかわらず可愛い！」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10753344/

2012年12月１日
「紅葉散策も楽しめた埼玉こども動物自然公園（1）紅葉の中のレッサーパンダのハナビちゃん＆けちょけちょ尻尾でも可愛いさは変わらなかったナツちゃん」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10730886/
「紅葉散策も楽しめた埼玉こども動物自然公園（2）晩秋の動物達：マヌルネコや寒そうにしていたミーアキャット他～まだコスモスが咲いていた「花と鳥の丘」と紅葉の路」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10731115/

2012年９月30日
「台風が来る前に、埼玉こども動物自然公園へGo！（前編）ペンギンヒルズやコアラほか、冬にはお目にかかれなかった動物たちを中心に」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10713259/
「台風が来る前に、埼玉こども動物自然公園へGo！（後編）この子たちに会いたくて！───マヌルネコの赤ちゃんと癒しのレッサーパンダたち」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10713534/

2012年２月４日
「一眼レフで動物撮影に再びチャレンジ！───埼玉こども動物自然公園へ（前編）猛獣はいないけど、いろんなチビちゃんが見られた@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10643230
「一眼レフで動物撮影に再びチャレンジ！───埼玉こども動物自然公園へ（後編）悶絶可愛いレッサーパンダの親子３匹」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10643507

エリア 東松山(埼玉)

• 交通手段: 私鉄

入園直後に正門前でチェックしておいたトクトクタイム

本日は天気が悪く、暴風の予報もあったためお客さんが少なかったので、もしかしたらペンギンの給餌など人気のイベントに悠々参加できたかもしれません。
他にも、カピバラのおはなしやコアラのおはなし、それからモルモットの橋わたりなど、面白そうなイベントがあるのですが……まずはレッサーパンダをこころゆくまで写真を撮ることを優先してしまったため、今回はどれも逃してしまいました。
カピバラのおはなしなど、到着したとき、ちょうど終わってしまいました。
まあ、でも、埼玉こども動物自然公園は自宅から遠くないので、また今度！！
───と思っていると油断して、また逃してしまうんでしょうね……。

放し飼いマーラを発見！！

埼玉こども動物自然公園６回目にして初めて見つけました@
自由広場にて。

脅かさないようにマーラたちを追いかける

昼間は食べ物をもとめて草原を歩き回ったり日光浴をするというマーラ

横顔はウサギっぽいけれど

でもマーラはむしろ、テンジクネズミ（モルモット）の仲間だそうです。

そぉっと脅かさないように正面に回った@

この顔を見ると、やっぱりウサギよりモルモット系！？

アスファルトの隙間の草を狙うマーラ

わざわざこんなところの草を食べなくても、草はあちこちにあるよ〜。

乳牛舎の隣にあったマーラ舎と放し飼いマーラのエサ場

あの囲いの中には放し飼いでないマーラもたくさんいました。

草を食べるジャージー種の牛さん

後ろ見美人の小鳥さん

乳牛舎のそばにあった鳥小屋には、生息地がアフリカなど、珍しい鳥たちがいたので、ちょっとだけ撮影にチャレンジしました。
なにしろ、レッサーパンダ舎に向かっている途中でしたから@

まずは、シロガシラウシハタオリ（白頭牛機織）。
なんだかものすごい名前です。
でも、茶色の羽根の下にオレンジが鮮やかで、きれいで可愛い鳥です。

上品に首を傾げて

シロガシラウシハタオリです。
おなかの方は真っ白。
分布はエチオピア、スーダンからタンザニア。
繁殖時にはさわがしくて、けたたましい声で鳴くそうです。
このときはおとなしかったです。

白黒の模様がホルスタイン牛のような（！？）シロクロゲリ（白黒計里）

分布はケニアから南アフリカ。

はじめまして、シママングースさん

レッサーパンダ舎のそばにあったので何度も近くに来ていたのに、ここのマングースを見たのはこれが初めてでした。
いや、ミーアキャット舎のお隣なので、てっきりここにいるのもミーアキャットかと思ってスルーしたときもありましたっけ。

やっと顔が撮れたマングース

動きが速かったので、撮るのに苦労しました。
ハブとマングース、というのをよく聞くので、マングースは恐い顔をした動物のように勝手に思い込んでいましたが、こうして見ると、なかなか可愛い顔をしています。

穴掘りにいそしむ間にふと顔を上げて

おしくらまんじゅうして暖を取るミーアキャット

おや、体の縞模様が、お隣のシママングースにそっくり@
この動物園のミーアキャットは、寒い日はこの姿が楽しめます。
ちょうどこの頭上にヒーターがあるのです。

ふわーっとあくび

ぺたんと座って、足を突っ張らせて

抜け目なく見張りをする上半身に対し、下半身はなんだか無防備なポーズ@

はい、チーズ！

って、まさにそんなかんじで２匹がぱっと並んでこちらを向いてくれました。

大胆にねそべるミーアキャット

いくら動物園とはいえ、こんなに油断しきったミーアキャットを見たのは初めてかも（笑）。

あらあら、お友達の大事なところに前足が乗っかってるよ？

もぐもぐが可愛いプレーリードッグ

けんかしてる〜！

取っ組み合い！

勢い余って、チュッ！

穴から顔を出したところは、とりわけキュート！

のっそり出てきた@

桜も見られたペンギンヒルズ

本日の目当ては、レッサーパンダの次は東園だったのですが、せっかくここまで来たので、ペンギンヒルズまで行きました。
ペンギンが元気よく泳いでいるのがよく見えました。

ペンギンの毛繕い

顔出し平泳ぎ

流れに身を任せて、すいーっ！

小獣・ラクダ舎のシマクサマウス

ペンギンヒルズから戻るときに、小獣・ラクダ舎に寄りました。
いつ雨が降り出すか気になりはしましたが、せっかく途中にあるのに、スルーしてしまうのももったいないと思ったので。

これは小さなリスみたいですが、マウスです。
分布はモロッコからチュニジア、セネガルからタンザニア。

こうしてみると、やっぱりマウス

丸いお耳が漫画チックなカイロトゲハウス

カイロのトゲのマウス、ってことかな。
分布はサハラ沙漠周辺、エチオピア、ケニア、イスラエルからパキスタンなので。
そして、背中にとげのような毛があるから、トゲマウスだそうですが、確認できず。

モルモットの仲間のパンパステンジクネズミ

分布が南アメリカなので、パンパスのテンジクネズミなのでしょう。
モルモットよりも少し大きめでした。

ウスイロアレチネズミ、顔は可愛いネ

可愛くてもネズミには違いないので、日常生活では遭遇したくないですが（苦笑）。

ごはんに夢中@

分布はエジプト西北部。

ウサギみたいな可愛らしさのテグー

でも、ねずみの仲間のげっ歯類です。
分布はペルーのアンデス地方西部。標高1,200mの山地。

わらをもぐもぐしていた、おじいちゃんラクダのフタクン

柵の影が当たっているので、フタクンが縞模様になっていました。

フタクンの説明

足が悪くなってもラクダは長生きするようです。
野毛山動物園のツガルさんのように。
フタクンも、ぜひ記録を更新するほど元気に長生きしてね。

ツガルさんの写真がある野毛山動物公園の旅行記
2013年２月３日
「節分の日のレッサーパンダ詣は横浜と川崎をはしご（2）野毛山動物園へのアクセスといろいろな動物たち〜ホウシャガメの赤ちゃんやいろんなワニに、珍しいカグー他」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10747922/

横顔のフタクン

窓から射す光がフタクンを神々しく照らしていました。

西園の自然林の中の道を通って噴水広場方面へ

この道の途中にツルやコウノトリの広い屋外展示場があります。
屋外展示場というよりは、なんだか屋外バックヤードといった風情なのですが（苦笑）。

２羽、仲良く並んだタンチョウ

恋するタンチョウ！？

交尾しようとしていたのか、片方が片方の上に乗っかり、激しく羽ばたき@

顔にコブのようなかざりがあるホオカザリヅル

お相手は優雅にうずくまり

野生にかえすために繁殖につとめているニホンコウノトリ

ワオギツネザル舎の隣にこんな鳥さんがいたなんて

今まで気付きませんでした。
マダガスカルトキだそうです。マダガスカル島にのみ生息しているそうです。

本日、運動場で見られたワオキツネザル

生まれました！
と書かれたサンちゃんはもう11ヶ月なので、もう大人とほぼ同じ大きさでした。
去年の９月の段階で、ひとまわり小さいくらいでしたので。
でも、まだ心なしか少し小さい子がいたので、たぶんその子がサンちゃんと推測。
公式サイトによると、今年３月26日にレニーちゃんに赤ちゃんが生まれたようです。
赤ちゃんは天気の良い日は外に出ているとのこと。
本日はあまり天気が良いと言い難かったので、お母さんだけ外に出ていたのかもしれません。
いや、まだ生まれて間もない赤ちゃんと母親を、別々にするかな？

まだチビだったマーチちゃんとサンちゃんの写真のある旅行記
2012年９月30日
「風が来る前に、埼玉こども動物自然公園へGo！（前編）ペンギンヒルズやコアラほか、冬にはお目にかかれなかった動物たちを中心に」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10713259/

４匹の中で若干小さな子をカメラに捉えた@

ひたいの白いところがきれいな逆三角なので、マーチちゃんでしょう。

びっくり顔？

４匹いっぺんに撮りたいけれど

４匹いっぺんにこっち向いてはくれません。
ただ、立ち上がったしましまの尻尾が大変美しいです。

子供と変わらない可愛らしさのサラくん

撮っている最中はサンちゃんかマーチちゃんかと思ったのですが、よくよく見るとサラくんだろうと思います。

目線をくれたサンちゃん

しなだれ姿のサラくん

綱にしがみついて遊ぶ２匹

おやっ、外に出てきてしまったよ！！

疲れたのでイスにすわって静かに見ていたら、ワオギツネザルが２匹、高圧電流が流れているという電線をなんなくつかんですきまを広げ、見学者のいるエリアまで出てきてしまいました。
電流が流れていたわけではなかったんですね。

パズルをしげしげと眺めていて

でも、ワオギツネザル舎は、こういうことも予測していてか、放し飼い用の小屋らしく、出入口が２重になっていました。
そっと近付いたのですが、すぐに運動場の方へ逃げられてしまいました。

タンポポの花を美味しそうにむしゃむしゃ

たぶんサンちゃんかな。
タンポポの花をくわえていたところは、とっても乙女に見えて、ぜひ写真を撮りたかったのですが！！
運動場に戻ったら、花を美味しそうにむしゃむしゃあっという間に食べてしまいました。

レッサーパンダ以外の西園の動物たちは以上です。
西園は全部回れたわけではないですし、撮らなかった動物たちの写真もまだまだたくさんあります。
たとえば、今回、マヌルネコちゃんは、見当たりませんでした。

でも、時刻はもうすぐ14時。
まだ雨が降り始めていなかったのは幸いでしたが、このあたりで東園へ向かいました。

「春の暴風が来る前に、埼玉こども動物自然公園へGo！（3）カピバラ温泉、お母さんワラビーのお腹から顔を出した赤ちゃんに、コアラの赤ちゃんのタイチくん！〜東園の動物たち」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10764816/

この旅行記へのコメント （2）

• shimahukurouさん 2013/04/11 20:46:14

  生き生き！

  こんばんは〜！
  
  まみさん、いったいどうすればあんな生き生きした表情をゲットできるの？
  ミーアキャットも色々な穴から出来てかなり撮りにくかったように記憶しています。まみさんの前でモデルさんのようにポーズまで（笑
  
  ワオキツネザルもピーンと尻尾が立ってて…こんな姿はテレビでしか見たことない（涙
  
  粘り勝ち？それとも動物と心の交流ができるのでしょうか？
  
  shimahukurou

  まみさん からの返信 2013/04/13 02:21:15

  RE: 生き生き！

  shimahukurouさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  
  いやいやいや、shimahukurouさんのメジロちゃんに比べたら。。動物園の檻の中にいるんですもの。
  いやはや、粘り勝ちだと思います。
  特にレッサーパンダは、粘るのが苦にならないんですよ。可愛いから〜@
  ほかの動物は運の良さもあるかしら。
  あくびしているところなんか、とっさに撮れた、っていうのが多いです。
  モデルさんのように並んでくれたミーアキャットはほんとうにラッキーでした。ひょっとしたら気持ちが通じたのかしら、と思ってしまったくらいですよ〜。