ユーラシア　東へ１９：　テヘラン　ペルシャ五千年の歴史　「イラン国立博物館」２

2012/09/25 - 2012/09/25

頭の中がもうメロメロになってしまいました。

あまりに古い時代のものばかりでは、やっぱり付いて行けません。

こんどは少し、ナントカ朝ペルシャの時代モンにして欲しいナア、、、

エリア テヘラン(イラン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

石の器。
絵がずいぶんとペルシャン・チック。

紀元前３千年記の土器。

ヘビの意匠。

エーゲ海文明の影響を受けたモザイク絵。

ササン朝ペルシャ時代。
いきなり紀元後３世紀～７世紀と新しくなってしまった。

ゲゲッ！
これはナンダ！？

塩漬けの人間の頭です。

説明文によると、１７００年くらい前の人間で、塩の鉱山で発見された。
金のイヤリングとかブーツとかズボンとかも一緒に発見されている。
ＤＮＡ検査によって３７歳男性、血液型Ｂ型、身長１７５ｃｍなどが分かっている。

頭に傷があるので何かの事故か殺されたかのどちらか。

ヘレニズム文化の影響受けた像。

ギリシャ文字の碑文。

スーサで発見。

アケメネス朝時代のもの。

このように文化はお互いに影響を与えあっている。
メソポタミア⇔ペルシャ⇔ギリシャ⇔エジプト⇔メソポタミア⇔インダス。

これはペルセポリスで発掘されたものだろう。
（アケメネス朝のもの。紀元前７世紀～４世紀）

完璧な形で残っているのがすごい。
牡牛を神様とたてまつるのは、ヒッタイトも同様だった。

ペルセポリス。

アケメネス朝。
紀元前５世紀。

ペルセポリスの石段。

楔形文字を刻んだ大きな文字盤シリンダー。

これはどうもキュロス大王（５５９−５３０ＢＣ）がバビロンからユダヤ人を解放したという人類最初の「人権憲章」といわれるヤツではないか？
本物は現在、大英博物館にあり、ここのコレはレプリカと思われる。

つまり「バビロン虜囚」からの解放を宣言したものらしい。

＊人類初の「人権憲章」と言うのは賛否両論あるが、、、

このコーナーは出口付近にある。
全てイラン最初の帝国＝アケメネス王朝の秘宝。

全てレプリカのようです。
世界中の良いものはたいてい大英博物館やルーブル美術館に行っている場合が多い。

ペルシャ人以前に住んでいたエラム人がメソポタミアのアッシリア帝国を滅ぼした時にイランに持ち込んだハンムラビ法典を刻んだ石も今はルーブルにある。

これもキュロス大王の法典、楔形文字シリンダー。

どうも人面有翼獣＝スフィンクスは起源はメソポタミアかエジプトか？
エジプト文明の方が古いだろうから、やっぱりエジプト？

今後の研究が期待される。

頭の中がメロメロになったまま、外に出ました。

外は今日も良いお天気で、陽光サンサンでした。

少しメロメロ頭を冷やします。

頭と体を休めるのにピッタリの場所が、博物館ウラにあるのです。

こんな荘厳な建物に囲まれた、

広々とした空間です。

まさに癒しの空間です。

静かです。
人の出入りも非常に少ない。

考古学博物館の建物なのか、アケメネス朝様式の建物となっています。

これは国立図書館　兼　モスク。

入口の鍾乳飾りが素晴らしい。

イラン外務省の建物。

ペルセポリスのアパダナのステアケースを模しています。

イラン国産車のペイカンが吐き出す排気ガスで空気の汚れた、騒がしいテヘランの真ん中に、こんな静かでゆったりした空間が存在するとは、想像もつきませんでした。

この建物のタイルの模様は、そのままソックリ、ペルシャ絨毯になりそうです。

瑞々しいプチ・プールとバラ。

この空間の説明版。

どうもここはパーレビ王朝時代の「王様の閲兵広場」だったようです。
要するに時の政権の中枢となる広場だった、ということです。

拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/SANY6054.JPG

外に出ると、すぐソバにポスト博物館があります。

そこの郵便ポストです。

イラン人は中々ユーモアがある人々ですネエ。
これじゃあ、手紙を投函しようにも非常に困難ですが、、、

ホテルに帰って一休み。

ﾊﾟｰﾄﾅｰはコーヒーが無くては困るので、トルコで調達したインスタントコーヒーを飲み、ﾜﾀｸｼは紅茶派なので、紅茶をゆっくり飲みました。