2012/12/26 - 2012/12/27
35位(同エリア62件中)
にっくさん
「10月31日までに痩せなければ、私の言うことを聞く事!」
父親のメタボを気にし始めた娘が、そんなことを言い出して。案の定、父親は痩せる事ができずに娘の言うことを聞くハメに。
「何が望みだ?」
「風呂!温泉に行きたい!!」
「え・・?」
そんな訳で冬休みの旅行は温泉に決定。しかも仕事が忙しくかつ給料も減らされたことから、安・近・短(死語?)を合い言葉に場所探し。
JRびゅう(http://www.travel.eki-net.com/)のツアー「ジャスト伊豆」を利用することに。
行き先は伊豆半島の最果て下田。
お宿は「花のおもてなし南楽」(http://www.nanraku.com/)さんに決定です。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JR特急 私鉄
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
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「ジャスト伊豆」は東京駅からの交通費と1泊(夕食/朝食付)の宿泊代でお値段大人1人ジャスト2万円というものです。
利用交通機関は「踊り子号」。もちろん、スーパービューなどの特別列車は選択できません。
私達は東京駅発10時の踊り子号107号を利用。
自宅から東京駅まで1時間ほど掛かりますので、通勤ラッシュの中少し早めに東京駅についてビュッフェ車両を模した「日本食堂GranstaDining店」で朝食。
●モーニングはデミグラスソースのオムレツとパンのセットで600円
珈琲は別料金です。日本食堂 グランスタダイニング店 グルメ・レストラン
-
さて、出発です。
相変わらず東京駅はホームが分かり辛い。
さて、「ジャスト伊豆」で利用できる「踊り子号」は時刻が決まっています。(詳細は「びゅう」のサイトでご確認下さい)
10時「東京駅」発で目的地「伊豆急下田駅」には12時52分着。
宿のチェックインは14時からです。
小一時間ほど下田駅周辺で遊ぶことにして、107号を選択しました。 -
この日は寒かったけれどよく晴れていて、車窓から富士山もよく見えました。
東京駅で購入した村上(http://www.tokyoinfo.com/shop-243.html)の大福を旅の「友」として約3時間の列車の旅。
村上の大福は
●ノーマル3個
●コーヒー3個 のそれぞれ3個づつの6個入りで1008円。
お味は・・・私個人としてはコンビニ売りのヤマザキの豆大福の方が好きかなw -
12時52分 伊豆急下田駅に到着〜
約3時間、考えてみれば「のぞみ号」で新大阪行くより遠い伊豆下田!
ほんの少し南下しただけですが東京より随分と温暖な気候でした。
伊豆駅ではかわいい坂本龍馬像がお出迎え。
下田では12月20日〜1月31日の間「下田水仙まつり」が開催されているようですが、宿と温泉が目的の今回の旅ではそんなイベントも完全無視。伊豆急下田駅 駅
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宿(花のおもてなし「南楽」)へは、宿の送迎バスが14時に駅前に来ることになっているので小一時間ほど時間をつぶす必要があります。
駅前すぐに寝姿山山頂へ向かうロープウェイがありますので、寝姿山に登ることに。
● 寝姿山ロープウェイ乗り場→駅前すぐ見えます。(徒歩4分ほど?)
● 山頂までの所要時間→3分半
● 往復代金→大人/1000円 小人/500円 -
寝姿山頂の様子です。
黒船見張所跡とか、愛染明王だとか、ちょっとした散歩コースになっています。
早足で散策、愛染明王でお参りもして約30分ほど時間をつぶしました。
本当に温かくて、早足で歩けばうっすら汗までかく程です。
ハーブ園や花壇も整備されており、もう少し春に近づけは沢山花が咲いていたんじゃないでしょうか。
ロープウェイの乗降口にはちょっとした売店あり。
右下は、ロープウェイから下田の街を見下ろした時に発見した、謎の建物「スズキ」・・屋上に書いてある「スズキ」が印象的です。寝姿山 自然・景勝地
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そして何よりこの絶景!
「地球の丸さが分かる場所」と書いてありましたが、島があるので「滑らかな円形」とは言い難い。
「丸・・かな?」といった感じですが、晴れていたのでとにかく気持ちが良い!
港を出入りする観光船のウェーキが白くシッポを残して、絵になる風景を見せてくれました。 -
さて、ロープウェイを降りてお宿です。
京急下田駅に宿の送迎バスが迎えに来てくれます。
(14時、15時、16時だったかな?)
駅からの所要時間は15分ほどでしょうか。結構遠かったので、初めて行く場合に路線バスやタクシーを使うのは不安になるかもしれません。
もちろん、駐車場もあるそうなので自家用車で行くのも可能のようです
玄関に「田舎の宿」と提灯がぶら下がっていますが、宿の名称は「花のおもてなし南楽」。
「南楽」というお名前のようです。
公式サイト → http://www.nanraku.com/下賀茂温泉 花のおもてなし南楽 宿・ホテル
-
門構えを入ってズンズン奥に進みます。なかなかフロントに到着しな~い。
「田舎の宿」というキャッチフレーズ?の通り、建物の中は竃や囲炉裏、それから民芸調の調度品がそこここに配置されています。
豪農のお屋敷風といった感じでしょうか。
昔風の宿の造りに、子供はもうそれだけで目がキラキラしてきます。
ただ、館内に足元の段差が多く、バリアフリー的にどうなのか、といった感じです。子供が二度程つまづいてました。 -
まず、フロントに通されると「ゆり茶屋」と名付けられた喫茶スペースで待たされて、ウェルカムドリンク?を頂きます。
お抹茶とオリジナルのお菓子。
お菓子を頂いている間に、宿泊の手続きや、同じ送迎バスで到着した宿泊客を順次お部屋に案内していくシステムのようです。
私達は10分くらい待たされました。
もっと待たされたグループもいるようですが、お菓子を頂いたり周囲の調度品を眺めていたりしているうちにあっという間に時間は過ぎると思います。 -
南楽さんには「野の花亭」と「下賀茂亭」という二種類の宿泊棟があって、「下賀茂亭」は部屋内に囲炉裏や瓶の露天風呂があるらしいです。
安いツアー(笑)の私達家族は「野の花亭」でしたが、それでもこの広さ。
玄関を入って六畳のと十畳の続き間、それから窓際の籐椅子のスペースです。
部屋の中にも菓子箱があって、ウェルカムティー。
お菓子は二種類、三つずつ(人数分)
求肥っぽい生地の中に柚子餡が入った写真のものと、抹茶煎餅?に小豆餡を挟んだクッキーのようなもの。
特に前者は美味しくて、フロントで頂いたお菓子と一緒にお土産にも買って帰りました。 -
野の花亭の部屋には、トイレ、洗面所、それから普通のユニットバス。
(ユニットバスは使用しなかったですけどね・・・)
付属のアメニティは写真の通りと、シャワーキャップ、髭剃り、それから歯ブラシ。備え付けのドライヤー。
浴衣と丹前、バスタオルのほかに、写真のような籠の中に、タオルと靴下が入ってました。
この靴下が結構重宝します。何故なら、館内はスリッパじゃなく雪駄履き。鼻緒に足を突っ込むためにはこの足袋形状の靴下が必要です。 -
さて風呂へレッツゴー!
「南楽」は二つの大浴場と10種類の家族風呂(貸し切り風呂)があります。
それらの風呂へ辿り着くには、まるで迷路のような館内を、探検するかの様に進んで行きます。(子供大喜び!)
ノスタルジーを売りにした「大江戸温泉物語」の本格版といった所でしょうか。
また、館内随所に本が沢山置いてあります。
基本持ち出し禁止のようですが、数日滞留してのんびり過ごすには良い環境です。 -
さて、家族風呂(貸し切り風呂)です。 貸し切りだから写真撮り放題。
予約も料金も必要なく、基本、行って鍵が掛かってなければ入って内鍵を掛ければそれで「貸し切り」。
10種類あるそうですが、温泉は全て源泉だそうです。
基本的には同じ温泉で、湯船が石造りか、檜作りか、瓶型か、といった程度の違いなので、2〜3種類入れば他は同じ。
私達は「走り湯」「檜の寝湯」「太郎の湯」「九条の湯」を堪能。
家族風呂はシャワーはありませんでした。 -
そしてお風呂上がりに「ゆり茶屋」に行くと、18時くらいまでジュースをサービスしてくれます。
女将お手製らしいシソジュースと子供には葡萄ジュース。
それからリンゴと干し梅、カワハギの干物・・いずれも売店で購入できるものですが、美味しかった!
干し梅は実家の母親にお土産として買っていきました。
しかしこれらのサービス、JRの「ジャスト伊豆」だから付いているのか、この宿に泊まると誰でも受けられるサービスなのかはよく分かりません。 -
さて、風呂上がりにまったり過ごしたあと、お待ちかねの夕食です。
夕食は18時、18時半、19時からのそれぞれの開始時間を選択できます。チェックイン当初18時半でお願いしてましたが、急遽18時に変更しても心良く対応してくれました。夕食は部屋で頂きます。
カルパッチョ的なオードブル、お刺身、なんだかよく分からないもの、金目鯛のしゃぶしゃぶ、鱧の蕪蒸しと金目の焼き物、土瓶蒸し、赤出汁にジャコ飯、デザートとしてフルーツ。ほぼ魚介類、肉気なし。
蒸し物と焼き物、それから、赤出汁にジャコ飯が出て来る時間がかなりインターバルがありました(腹一杯になった。。。)
美味かった!! -
食後に再び温泉です。今度は、子供と二人で大浴場へGO!
「南楽」の大浴場は「甚兵衛の湯」と「宮の湯」の二つ。時間差で男性用と女性用で入れ替わります。
この日、夜は「甚兵衛の湯」が女性用。日替わりなのか常時こうなのかは知りません。
甚兵衛の湯は内湯と、露天風呂が岩風呂と檜?風呂と瓶風呂の3つ。
夜は灯りが灯って幽玄さを醸し出しています。周りに竹林と椿。
景色は決して良くないですが、なかなか良い雰囲気です。
食後すぐだったためか、大浴場でも人がおらず貸し切り状態。
部屋数と風呂数の比率が良いのか、お風呂で「混んでるなあ」と思うことはありませんでした。
この日はこれでおしまい。 -
さて朝です。
朝食は7時、7時半、8時と時間選択が可能。
何故か朝食とは別に7時から「すいとん」の無料サービスがあるということで、朝一番に玄関口近くの囲炉裏端へ。朝食は7時半からお願いしました。
すいとんは醤油仕立ての良いお出汁がぎゅっと濃縮されて、朝から染み入る美味しさでした。 本当はもう一杯くらいお代わりしたかったけど、朝食が待っているので自重しました。
配膳してくれるおばあさんは、いかにも「田舎のおばあちゃん」といった感じの方で、会話もほのぼのと~なります。 -
朝食のあとも「ゆり茶屋」でお茶のサービス。
お茶と、お茶請けに漬け物、梅干し、肉の時雨煮もどき。それから小魚のスナック。
子供にはグラスに入ったヤクルトを出して下さいました。
「肉の時雨煮もどき」は商品名は「牛肉そっくり畑のお肉。大豆で作っているらしいのですが、食べてみると牛肉の時雨煮としか思えない美味しさ!
この時間、きっと部屋では布団を片付けてくれているのでしょう。 -
あれだけ食べて、その後すぐ朝食です。
魚の干物、野菜と海藻のサラダ、イカそうめん、ヒジキの煮付け、後はよく分からない蒸し物、味噌汁。
それからデザートにパイン。
味噌汁はお椀に入った乾燥具に、温めた味噌汁を自分で注いで頂きます。
特にほんの少しずつ添えられた岩海苔や何かの味噌?は美味で御飯が進みました。
御飯3杯もお代わりしちゃいましたよ。 -
朝食後は朝風呂です。
今度は大浴場「宮の湯」へ。朝5時からはこちらが女性用になっています。
「宮の湯」は内湯と岩風呂の露天風呂だけ。「甚兵衛の湯」よりは小さな浴場です。露天風呂には黄色い柑橘類の木が植えられていて、たわわに実っていました。
「宮の湯」も「甚兵衛の湯」も洗い場にはシャワーがあります。
それからどちらの露天風呂も、見上げれば客室棟か何かのベランダが見え、逆にベランダから丸見えなんじゃないかと思われます。
ベランダに出られない仕組みになってるのかな・・・
まあ、丸見えなら問題になってると思うので大丈夫なんでしょう。
-
さて、最後に宿の「その他色々」です。
① 朝、「ゆり茶屋」で頼んだ梅ジュース(600円)とアイスミルクティー(525円)。部屋の鍵を持ったまま男性用の大浴場に行ってしまった旦那を待つ間、娘と二人のティータイムです。
② 売店。「ゆり茶屋」のサービスに出されたお菓子、食事に供された佃煮類はコチラで買えます。
特にお菓子は包装紙に「南楽」とあるだけで、こちらのオリジナル菓子なのか菓子名がありません。美味しかったものはお土産に買って帰りました。
③ 足湯。改装中で今回は使えませんでした。が、新築?ならではの檜の良い香りがただよってました。
④ 部屋からの眺め。4階でした。この川の両岸に桜が植えられていて、桜の季節は絶景だそうです。
⑤ チェックアウト後、送迎バスで伊豆急下田駅まで。宿の皆さんが手を振ってお見送りして下さいました。
口コミを見ると賛否両論の宿ですが、私達はかなり満足の宿です! -
伊豆急下田駅に付いたのが11時。
帰りの「踊り子106号」が12時3分発。
ということで、あれだけ朝食を食ったにも関わらず、駅前の喫茶店で軽めの「昼食」で時間つぶし。
んがっ この「たまたま入った喫茶店」がめっさ美味かった!!
写真の「桜アンパンセット」(アンパン1個にコーヒor紅茶)の美味なこと! アンパンのパンが普通のパン生地とは違う・・カップケーキっぽいというか、店名のとおりパネトーネなんでしょうか。
とにかく美味かった。 -
さて旅の終わりは駅の売店で買った「静岡お茶コーラ」と「ぐり茶」
お茶コーラは普通にコーラでした。正直、あまりお茶の風味はしなかったので、わざわざコーラにする必要性は感じませんでした(甘すぎるし)。
昔ペプシが出してた「紫蘇ペプシ」や「小豆ペプシ」のほうが余っ程衝撃的な味です。ぐり茶は若干苦めの普通のお茶。「独自の製法で抽出し・・・」と書いてありましたが「ぐり茶」とはお茶の種類ではなく製法のことのようです。(違うかもしれませんが・・)
さて、このツアー、東京駅から交通費込みで2万円。
「駅すぱあと」で検索すると、伊豆急下田駅までは特急を使うと片道5460円。
往復ざっくり1万円だと考えれば、宿代ざっくり1万円でこの内容は凄いお買い得だと思います。
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