2012/02/05 - 2012/02/06
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Katsyさん
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南極…極地に広がる氷の大陸。
地球上で最も過酷な厳寒の大地。
そんな南極の特殊で厳しい環境は、人類を初め多くの生物を寄せ付けなかった。
しかし、だからこそそこには人類が住むことを許されない状況の中で育まれてきた手付かずの大自然があった!
酷寒ながらも南極の環境に適応して生活している現地の生き物たちの姿は生命力の象徴ともいえる。
小生は何とかして、その野生の姿をカメラに収めたかった。
そんなわけで、長年の念願だった南極クルーズにようやく参加してみた。
今回のクルーズでは、南極半島周辺だけでなくフォークランド諸島やサウスジョージア島など、亜南極地域の島々も巡りながら徐々に秘境・南極へと近づいていく冒険心を体感できた。
まさに地球上で最後の秘境と呼ぶに相応しい南極地方を訪れて、陸と海で撮影した野生の仲間たち…
そのときの写真を、当方のホームページ「アニマル・ワールド」で公開中!
アドレス http://animalworld.starfree.jp/ からトップページを開いて、“世界の動物たち”をクリック、世界地図上の⑯または、右ウィンドウの亜南極・南極地方をクリックして亜南極・南極地方のページを開いてお楽しみください。
この旅行記では、アルゼンチン最南端にあり、南極クルーズの玄関口で船の出発点となる港町・ウシュアイアの様子を伝えます。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.0
- ホテル
- 1.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 航空会社
- デルタ航空
- 旅行の手配内容
- その他
PR
-
出港前日、南極クルーズの基点となるウシュアイアの空港に到着。
空港の外に出ると一面に氷河をいただいた山々が迫る!
さすが、南極に一番近い町だけのことはある。
ウシュアイアには、成田からアメリカの都市を経由してブエノスアイレスまでが国際線で約29時間、ブエノスアイレスからは国内線で4時間ほど。
着いたのは夜の7時過ぎだったが、高緯度地域にあるため外はまだ明るい。
南極へのクルーズ出港時間は午後4時だったので当日の正午までにウシュアイアに到着すれば充分間に合うのだが、アルゼンチンの国内線はよく遅れることがあると聞き、安全対策としてウシュアイアには出港の前日入りして一泊するプランを組んだ。 -
翌日、ホテルをチェックアウトしてから出港までかなり時間があったので市内を散策してみた。
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ウシュアイアは南極への玄関口であると同時に、パタゴニアの最南端という見どころもある観光の町。
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この洒落た建物は銀行。
いかにも観光地らしい風情?! -
ウシュアイアの特徴は坂の町。
小さな町だが歩き応えがある。 -
港町で海に面している一方で、背後には山々が迫る。
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ウシュアイアの町を見下ろす山々。
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南緯55度、夏でも平均気温が10℃以下のため、山々は氷河で覆われている。
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ウシュアイアで一番高い町外れから周辺を見回してみる。
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ウシュアイア近くに連なるマルティアル山脈(氷河)。
ウシュアイアは森林限界が迫る高山のような気候のため、氷河観光が楽しめる。 -
ウシュアイア郊外には、マルティアル氷河以外にも森林限界地域の生態系を観察できるティエラ・デル・フエゴ国立公園など、小生のような自然や動物大好き人間にとっては大変興味深い観光スポットもある。
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町外れから港を見下ろす。
以下、丘の上から臨む港の情景… -
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ランチは町中のシーフードレストランでいただいた。
港町・ウシュアイアの名物は何といっても新鮮な魚介類。
中でも有名なのはセントージャと呼ばれるタラバガニだが、小生が注文したのは白身魚の煮込み料理。
地ビールとアルゼンチンワインも飲みながら、とりあえずは腹ごしらえ。 -
昼食後、港へと出てみる。
港からは南極クルーズの他にも、ビーグル水道を巡るクルーズなども出ている。
ビーグル水道のクルーズでも、マゼランペンギンやオタリア、海鳥類などが見物できるようで見どころイッパイ! -
停泊している大型客船。
写真のような大型客船は大概が南極クルーズ船。
南極までは長距離航行となるので、船もある程度大きな規模のものでないと無理だろう。
それにしても、南米の港町にしてはデラックスな船。
もしかして、これは小生が乗る船かも… -
港からマルティアル山脈を遠くに望む。
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と、ここでチョットしたサプライズ!
町中に巨大ペンギン出現?!
実はこのミスター・ペンギン、着ぐるみを着た旅行社のPRマンである。
ウシュアイア港付近には、各種クルーズやウシュアイア周辺の観光ツアーを取り扱う旅行社が多数出店している。
特に多いのは観光桟橋や案内所辺り。
各社間で多少の客引き合戦もあるようだ。 -
写真は町内の大手ホテル・アルバトロスホテル。
クルーズ参加者の集合場所になっている。
集合時間は午後3時半、我々乗客は点呼の後クルーズスタッフによって船まで送ってもらう。
ところでこのアルバトロスホテル、宿泊客に対する誠意に欠けたとんでもないホテルであることが後々になってわかった。
小生はこのホテルの系列ホテルに宿泊し、日本の友人たちへ便りを出そうとチェックアウト時に自筆の葉書をフロントに預けた。
小生が旅先から日本にいる友人たちに現地の近況を書いて送ることは、毎回旅行する度にしている習慣のようなこと。
これまでも郵便局などに行く暇もない中で、普通に宿泊したホテルのフロントに切手代を払って葉書を出してくれるよう依頼し預けてきた。
ところが今回は、ホテルスタッフの確認ミスが原因で小生の出した葉書が配達されなかった。
帰国後、その件についてホテル側(アルバトロスホテル)にメールで正式な謝罪を求めたところ、責任逃れを主張する一辺倒。
挙句の果てには一方的に交渉を打ち切られた始末。
小生もこれまで散々辺境・僻地のホテルには宿泊してきたが、このように責任逃れをし、開き直るホテルは初めてである。
もしこれで、小生が預けたのが普通の手紙や葉書でなく、仕事上の重要書類だったらどう対応するつもりなのか!
おそらくは、それでもまだ責任逃れをするに違いない。
このホテル、某有名ガイドブックではナント4つ星ホテルとして紹介されている。
確かに外見、見てくれは立派でも4つ星ホテルが聞いて呆れる!
トラブルさえなければ何の文句もなく普通のホテルだが、盗難や火災などホテルでの事件や事故発生時の対応には充分注意すべきだ。
とにかく、ホテル選びは見かけに騙されてはいけない!
でもまあ、とりあえず南極クルーズ中は手紙の一件については知ることもなく、旅行や撮影を楽しめた。
ただ、後になって旅行全体を振り返ったとき、大切な友に手紙が届かなかったという事実は、唯一残念な汚点であることに変わりはない。
ホテルを初め観光業に携わる方々には、くれぐれも旅行者や宿泊客の気持ちになって仕事に取り組んでいただきたいものである。 -
さて、いよいよ乗船のときが来た。
写真の船が、小生の乗るアカデミック・アイオフィー号。
残念ながら17番目の写真の船ではなく、もう少し小さい船だった。
しかし、それでも桟橋の端からは船全体をフレーム内に収めるのが不可能なくらい大きい。
これから19日間、この船で暮らしながら南極へと撮影に向かうことになる。
お世話になります!
この先心配なのは天候だけだが、とにかく期待だけを胸に乗船した。
以降のクルーズの様子は、フォークランド諸島編(http://4travel.jp/traveler/katsy/album/10713924/)へと続きます。
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