2012/07/08 - 2012/07/08
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ぺこにゃんさん
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平等院の国宝・鳳凰堂が2012年9月3日から2014年3月末まで修復工事に入ります。
瓦の葺き直し,朱色の柱や鳳凰も塗りなおすとのことです。
工事に伴い,外観は工事用の屋根が設置されるため,外観が眺められなくなります。
今の姿を見ることができるのはあとわずか。
見納めとばかりに平等院を訪れてきました。
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前作旅行記の続きです。
三室戸寺からてくてく歩いて,宇治上神社までやってきました。 -
宇治上神社は「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。
17寺社ある「古都京都の文化財」の中で敷地面積がもっとも狭く,「なぜ世界遺産に選ばれたの?」と思う人は多いのではないでしょうか。
敷地内にある主な建物は拝殿と本殿のみ。
しかし,これらが宇治上神社を世界遺産に登録させた建物なのです。
(写真は樹齢330年以上のケヤキ) -
小さな門をくぐると目の前にあるのは国宝の拝殿。
平安時代の住宅様式を取り入れた寝殿造風の建物です。 -
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拝殿の奥にあるのが本殿。
宇治上神社の一番の見所といっても過言ではないと思います。 -
といっても,見えているのは覆屋であって,細かな格子戸から中を覗くと,三つの内殿を見ることができます。
これが平安中期のものとされる日本最古の神社建築なのです。 -
中まで覗き込むということはあまりしないかもしれませんが,お参りする際にしっかり見ておくことをお勧めします。
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そうそう,「あ」の狛犬の背後にお茶の木があります。
「宇治茶」の木です。
前回来たときはこういう表示はなかったはず。
他にも,境内案内図が置いてあったり,中国語で説明書きがあったりと,観光客に対して親切になっているような気が…
商売っ気が出ているところもあって,宇治上神社らしくないなあと。
ま,勝手なイメージですけど。 -
余談ですが,宇治上神社の紋やおみくじはウサギさんです。
かつては「菟道」と書いて「うじ」と読みました。
だからウサギさんなのです。 -
一緒に連れてきていたわが息子はトカゲを見つけて大興奮!
おたけびをあげていました。
トカゲの写真を載せるのはちょっと…ということで境内で出会ったカマキリを載せておきます。
裏手が山なので小動物は多いですよ。
そういえば,初めて宇治上神社に来たとき,蜂が厳島社に巣を作って近づけなかったのを思い出しました。 -
宇治上神社を出たあとは,食事をとり少し休憩。
その後,宇治橋へと出てきました。
宇治橋は646年,奈良元興寺の僧「道登(どうと)」によって架けられた
日本最古の橋だそうです。
幾度となく架け替えられ,現在の宇治橋は平成8年に完成しました。 -
普段も流れの速い宇治川は,連日の雨で勢いアップ!
怖いぐらいの速さでしたが,川原では一匹のサギが平然と佇んでいました。 -
宇治橋ほとりの紫式部像を眺めて…
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お茶の香り漂う表参道を歩いて平等院近くまで。
「青空が広がれば平等院へ入ろう」というつもりだったので,この時点では保留。
時間つぶしにぶらぶらと歩きます。
平等院近くのお店の看板猫に挨拶。
でも,軽く無視されました… -
ここで少し橋めぐりを。
宇治川左岸と橘島を結ぶ橋を橘橋といいます。
宇治川に架かる橋は朱色に塗られた橋が多いのですが,橘橋は塗りが施されていません。
少しだけ反った優美な橋で,時代劇の撮影にも使用されるとか。 -
橘橋の上から上流を望みます。
奥に見える朱色の橋が喜撰橋。
十三重石塔がある「塔の島」に渡る橋です。
橘島と塔の島を合わせて「中ノ島」というみたいです。
中ノ島は桜の名所ですね。
花見に是非とも訪れてみたい場所ですが,いまだに行きそびれています… -
橘島から宇治川上流を眺めます。
写真に見えるのは,宇治川右岸と中ノ島を結ぶ朝霧橋。
深緑に朱色が映えますね〜 -
いつの間にやら,頭上には青空が広がっていました。
これならば青空をバックに鳳凰堂が撮れそうだったので,満を持して平等院へ。 -
拝観料は600円。
ちなみに工事が始まる9月からは半額の300円となります。 -
入場チケットを手に走って行く我が息子。
車が来ないところは多少離れても安心です。
ただ,立ち入り禁止のところに入ろうとするから困る。 -
平等院は藤が有名ですけど,今年は咲かなかったそうです。
そういうこともあるのか。 -
阿字池越しに鳳凰堂が姿を現しました。
創建当時の姿をそのまま残す貴重な建物です。 -
阿字池を回遊するように歩いて行きます。
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イチオシ
木々の間から眺めます。
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桜に…
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楓。
緑色が鮮やかです。 -
池の中で咲く蓮の花。
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もう少しで正面。
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真正面から鳳凰堂。
定番の位置からですけど,思いっきり逆光です。 -
いや,午後からは逆光になるのはわかっていました。
ただ,この日は朝から曇っていたので仕方なかったのです… -
イチオシ
屋根の上の鳳凰はシルエットで。
逆光ならではの写真です。 -
少し斜めから見れば青空をバックにできます。
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鳳凰堂の前にいた一匹のサギ。
阿字池に魚はいるのかな? -
早くも萩がちらほらと咲き始めていました。
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そんな斜めに生えなくても…
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所々鉢植えの蓮が置いてあります。
午前中なら開いていたのかも。 -
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池のほとりでネジバナを見つけました。
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このあと鳳翔館ミュージアムに立ち寄ります。
内部は撮影禁止です。
ミュージアムから出てくると鳳凰堂の裏手です。
こちらからは順光ですね。 -
鳳凰もバッチリです。
修復後はこれも金ピカになるのか〜 -
阿字池に映る鳳凰堂。
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鳳凰堂に架かる反橋。
内部は別料金です。
休日などは結構待たされます。 -
平等院のラストは蓮の花で。
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イチオシ
燦燦と照りつく太陽の中,平等院を見ることが出来ました。
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平等院を出たあとは,冷たいものを食べて休憩と思い,近くの中村藤吉平等院店へ。
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率先して暖簾をくぐっていく息子。
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このとき夕方16時。
ちょっと一息入れたい時間帯ということもあり,20組ぐらいの待ちでした。
大阪に帰ることを考えると,さすがに断念。
土産で抹茶ゼリィなるものを買って帰りました。 -
ちなみに,ここからはJRの電車が良く見えます。
電車好きの息子は,電車を見ながらペットボトルの水をガブガブ飲んでご満悦♪
子供にとっては寺院めぐりなんて退屈でしょうからね。
というわけで,鳳凰堂の雄姿をしっかりと目に焼き付けてきました。
リニューアル後はどんな姿になるのでしょうか?
楽しみですね。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- honyarakaさん 2012/08/19 17:48:20
- 素敵ですねぇ〜
- ぺこにゃん さま
私の旅行記に投票下さり、ありがとうございました。
京都に行く前に、ぺこにゃん さまの旅行記をのぞいておくべきだったと、
心から後悔しています。
勉強不足でした・・
関東に住んで着るとなかなか行けない関西ですが
その分 ぺこにゃん さまの旅行記の詳細な描写を楽しみたいと思います。
これからも楽しみにしています。
- ぺこにゃんさん からの返信 2012/08/19 22:45:11
- RE: 素敵ですねぇ〜
- honyarakaさん,こんばんは。
宇治で食べ損ねた抹茶ゼリーの表紙につい釣られてしまいました。
遠くから京都へ行かれる方の旅行記を見ていると楽しみ方が上手いなあと感心してしまいます。
私は地理的に近くて何度も京都へ足を運んでいるためか,最近はマニアックな方向に行ってしまって…
参考になりました。
ありがとうございました。
> 私の旅行記に投票下さり、ありがとうございました。
>
> 京都に行く前に、ぺこにゃん さまの旅行記をのぞいておくべきだったと、
> 心から後悔しています。
> 勉強不足でした・・
>
> 関東に住んで着るとなかなか行けない関西ですが
> その分 ぺこにゃん さまの旅行記の詳細な描写を楽しみたいと思います。
> これからも楽しみにしています。
- honyarakaさん からの返信 2012/08/19 23:36:13
- いえいえ こちらこそ!
- ぺこにゃん さま
いえいえ
私の方こそぺこにゃんさまのじっくりと、ゆっくりとした旅の楽しみ方に
とても感激していたのです。
滅多に行けないからと・・つい効率的に廻ることばかり考えてしまって、
それでは心から楽しんでいるのではないのでは・・と反省しました。
2年前娘がフランスに留学していたので、そのホームステイ先を訪ね、
フランス人の人生の楽しみ方を知り、同じ様なことを考えました。
(プロフィール写真はそのときの物です。)
ヨーロッパの旅行記の後でゆっくり拝見させていただきますね。
とても楽しみです。
では
- honyarakaさん からの返信 2012/08/19 23:55:20
- いえいえ こちらこそ!
- ぺこにゃん さま
いえいえ
私の方こそぺこにゃんさまのじっくりと、ゆっくりとした旅の楽しみ方に
とても感激していたのです。
滅多に行けないからと・・つい効率的に廻ることばかり考えてしまって、
それでは心から楽しんでいるのではないのでは・・と反省しました。
2年前娘がフランスに留学していたので、そのホームステイ先を訪ね、
フランス人の人生の楽しみ方を知り、同じ様なことを考えました。
(プロフィール写真はそのときの物です。)
ヨーロッパの旅行記、後でゆっくり拝見させていただきますね。
とても楽しみです。
では
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