2010/11/02 - 2010/11/03
41位(同エリア255件中)
molmさん
その3の続きです。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10684336/
その2です。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10665224/
その1です。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10559671/
その0もあります。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10521965/
2010年に旅しているのに、旅行記のアップが遅れ申し訳ないです。
モタモタしてたら2011年10月に報道ステーションで特集が組まれていました。
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/feature/detail.php?news_id=22189
※動画は安全性に抵触する可能性があり、閲覧はお勧めできません
大手パンメーカーが取り組みによって、需要と供給のバランスが変わり、
業界に影響が出そうです。
(2014年は更に確保量が増えたとか)
更に2012年5月にもニュースJAPANでも「ゆめちから」食パン発売の
模様が放送されました。
以下の文書は繰り返しになりますが、ゆめちからの紹介です。
学生時代に行ったきりだった十勝方面へ、久しぶりに旅したくなり、ANAの
マイルが貯まっていることも併せて、観光のオフシーズンや雪の心配が
少ない2010年11月上旬に足を運ぶことにしました。
北海道へ旅する際は魚介類をテーマにすることがが多かったので、今回は
矛先を変えてスイーツにしようと考えていた矢先、TV番組で新種小麦の
「ゆめちから」の存在を知り、小麦をベースに旅してみたくなりました。
そのテレビ番組がこちら
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/backnumber/20100822/index.html
今回は、①普及前の今だからこそ早く食してみたい好奇心、②入手して
特性を知る探究心(←格好つけすぎ)、③一人旅のため有りきたりの旅は
避ける個性的な旅、の要因で「ゆめちから」を求めることに致しました。
旅する前に数人の料理人に「ゆめちから」を尋ねましたが、誰一人として
存在すら知らず、ある人は「そんな珍しい食材があれば試してみたい」と
言われてしまい、それなら小麦粉入手も目的にしようと考えました。
そうと決めたとはいえ、自分自身もどの程度生産・普及しているのかすら
認知できず、入手方法すら手探りの状態のため、行き当たりばったりは
どうにもならないと思い、準備が必要な状態なのは言うまでもありません。
「ゆめちから(北海261号)」で検索していくと、独立行政法人
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター(北農研)
http://ss.cryo.affrc.go.jp/press/20090331/yumechikara.html
の研究発表のページを発見し、今までの強力粉を上回る超強力粉で、
蛋白質が豊富な上病抵抗性に優れ、パンや麺類(うどんは中力粉が
望ましい)にも向くとのこと。
特性を確認するには「ゆめちから」を使用したパンやパスタを頂くことは
勿論のこと、ふと(今まで体験したことのない)生産農家に伺うことも脳裏に
浮かんできました。
その4は、夕張での夜、そして最終日の農場訪問などを中心に紹介します。
今回の旅で最も厚い内容かもしれません。
では、ご覧になってやってください。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
帯広から2時間余りで夕張市に到着しました。
まずは予約していた夕張鹿鳴館で食事するため
ホテルに寄らず直行。 -
予約していたのは夕張鹿鳴館のレストランです。
夕張鹿鳴館 レストラン「ミレディ」
北海道夕張市鹿の谷2丁目
0123-53-2555
http://www.yubari-rokumeikan.com/restaurant -
北海道炭鉱汽船が北炭鹿の谷倶楽部として大正2年に建設され、
昭和58年まで、主に当時の迎賓館のような施設として使用。
当時は上流階級専用の施設でしたが、現在は宿泊施設および
レストランとして一般利用できます。 -
下の野菜メニューコースを注文しました。
-
前菜
自家製ホタテスモーク&グリーントマト&ベビーリーフ&生ハム
グリーントマトは熟しておらずシャクシャクです。 -
夕張産じゃがいも&とらまめスープ
とらまめはレンズ豆に近い感じです。 -
鮭&ソイのポワロソース、玉ねぎソースのフォンデュ
魚にかかっているのがポワロ(ネギに近い)のソースで、小瓶に
入っているのが玉ねぎソースです。
鮭もソイもアッサリした身で、ソースの味わいが前面に出てて
野菜中心コースという表現が合っていますね。 -
パンorライスの選択では、ライスにしました。
-
特別にパンを出して頂きました。
江別産ハルユタカ・道内ひじき・黒千石(道産黒大豆)が主な原材料。
胚芽のような小麦の香り・味わいが深く、大豆の食感、隠し味に
味噌とハチミツが入っているとか。 -
デザートは以下の通り。
アーモンドケーキ:味はするがアーモンドは前にでてない
生チョコブリュレ:ややビターまったり
黒糖カフェアイス:黒糖そのままの味
生キャラメル
コースの内容がアッサリ気味なので、全体的に甘さも軽めでした。 -
ホットの紅茶で締めました。
ところが…。 -
わざわざ京都から来てくれたお礼にと特別に追加デザート。
ブラック→メロンピューレ
ホワイト→メロンブランデー
長沼りんごムース
他に柚子ピールやクッキーなどで、これ1皿1,000円くらい
取れると思いますよ。
ご馳走様でした。 -
ホテルはゆうばりホテルシューパロにしました。
http://shuparo.yubari-resort.com/
夕張市が財政再建団体になった影響もあるでしょうが、立地的に
なかなか夕張に宿泊する人は少ないと思っていたら、案の定
1フロアに宿泊客を集められる程度。
翌日の予定を考えると夕張で泊まった方が都合がつくもんで、
じゃらんを通じて予約しました。 -
ロビーには夕張夫妻のポスターが貼られていました。
夕張夫妻のHP
http://yubarifusai.jp/about.html
「金はないけど愛はある」という座右の銘だそうですが、
特にゆるキャラの活動は見受けられません。 -
最終日(4日目)の朝です。
-
レンタカーは少し雪が積もっていました。
11月3日なんですけどね。 -
夕張から1時間弱で栗山町に移動しました。
栗山駅は室蘭本線、苫小牧と岩見沢の間にあり、1日7本しか
運航していません。
札幌から東に40km程度で、車なら1時間程度で移動できます。 -
駅舎内のホールではたまたま菊花展が開催中。
こちらは地元の中学生の作品。 -
こちらは商工会会長賞の作品。
-
まずは駅前のパン屋へ。
さわや
北海道夕張郡栗山町中央2丁目57 0123-72-0550
7:30〜19:00 第2・4・5日曜定休
2010年当時では珍しい「ゆめちから」を使った食パンを焼いています。 -
この日はたまたま「ゆめちから」食パンがなかったのは残念。
-
朝食がまだだったので、エッグロールを購入。
卵も栗山産だそうです。 -
豆パンも購入。
焼き立てだったのもあり、外の寒さの影響で湯気が出ました。 -
まだ時間があったので、車で20分程度の温泉を目指しました。
シャトレーゼカントリークラブ札幌(栗山町にあります)
http://www.ishikariresort.co.jp/sapporo/shisetu.html
12〜3月は休業 -
ゴルフコースの他には宿泊施設や天然温泉もあります。
-
ホットワインのサービスがありましたが、運転があり断念。
-
大浴場の様子です。
営業していたとはいえ、オフシーズンの午前中だと他に人が
いませんでした。
大浴場の様子。 -
こちらも大浴場。
-
露天風呂です。
-
約束していた勝部農場の代表の方とお会いできました。
こちらの農場は160haの畑を所有しており、小麦農家の中で
日本一の規模を誇ります。
明治の北海道開拓時代に岡山から初代の方が移住され、現在の
4代目はすでに70代。
5代目の息子さんも手伝っておられます。
この規模だと小麦の収穫だけで4日ほどかかり、70時間以上
通して昼夜問わず刈り取りが行われます。
雨が降らない日にぶっ通しで行うため、交代で近所の方に
大型刈り取り機を運転されるとか。 -
ゆめちから小麦粉3kg頂きました。
ゆめちからは北海道農業研究機構(北農研)が研究開発され、
農家の試験栽培は勝部農場が初めて実施されました。
(初年度は10haほど栽培されたとか) -
きたほなみ小麦粉3kgも頂きました。
北農研は一般人が入場できませんが、小麦の協力をされている間柄、
勝部農場は入場許可証をお持ちです。 -
留寿都リゾート用の食パン(いずれも冷凍)を頂きました。
勝部農場で栽培した小麦を江別製粉で小麦粉にし、留寿都リゾートで
食パンにされています。 -
ゆめちから食パンです。
もっちり感と小麦粉の味わいが出ており、何もつけずに
そのまま食べるのをお勧めします。 -
きたほなみ食パンです。
ゆめちからの方が好みですが、これも非常に美味しい。 -
DVDも頂きました。
ドキュメンタリー番組で取材された内容をDVD化されています。 -
内容も拝見しましたが、印象的だったのは、スウェーデン産の
大型刈り取り機のメンテナンスを自分達で行っていること、
広大な農地でも水はけを良くするために数多くの配管を地中に
埋めていることでした。
収穫高の差異はあるものの、100年以上の歴史で不作が
一度もない実績には驚かされました。
今回の旅では勝部農場見学が最も楽しみで、全くの素人に
お時間を設けて頂いたことにお礼申し上げます。 -
時間があったので、社台ファームの馬たちも見ました。
日本で最大級の競走馬育成所のため、牧場内に路線バスが運行し
牧場従事者の子供たちが通学しています。 -
千歳空港近くのサケのふるさと館も立ち寄りました。
https://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/ -
以前に訪問したことがあるのでサッと見ただけですが、
残念ながら千歳川のサケの捕獲シーンは見れませんでした。 -
空港近くのガソリンスタンドでレンタカーを返しました。
-
4日間で751km走行しましたが、ガソリンは2回給油し、
合計7,000円程度でしたね。 -
ちょいのりレンタカーは3泊4日で13,760円(免責保険込)と安く
(2010年11月当時です)非常に助かりました。
やはり北海道はオフシーズンだと安くなります。
http://www.choinori.jp/shop/chitose/ -
新千歳空港まで送迎してもらいました。
11月の連休中だったので、人が多かったですね。 -
昼食を抜いていたので空港内の花畑牧場へ。
-
チーズドックを頂きました。
-
土産コーナーでは活気がありました。
たかが3泊4日ですが、その0〜4と長い旅行記となり、
ここまで作成するのに4年以上もかかってしまいました。
(申し訳ございません) -
いよいよ北海道とお別れです。
今(2015年)では大手のパンメーカーでも「ゆめちから」を
使用していますが、この小麦は国産小麦の底上げに繋がり
且つパン屋に大きな影響を与えると信じて2010年11月に
足を運んだ次第です。
ゆめちからの生産量が増えている一方、価格が下がるどころか
上昇している現状(増税もあるんですが)を垣間見ると、農家の
環境も楽ではないことが伺えます。
かつては北海道の農産物に興味のない素人(今もですが…)でも
考えさせられる契機になり、国産の農産物が素晴らしいことを
見つめ、後の旅行でも作物をテーマにすることが増えました。
お時間を頂戴した3農場に羊牧場、そしてお会いした方々や
食べ物に感謝しつつ本旅行記を締めさせて頂きます。
(持ち帰った小麦粉で料理してもらった番外編も考案中です)
ご覧頂き、ありがとうございました。
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