ミモザの花咲くコートダジュール　－　⑥　　ピトレスクな町　マントン

2012/03/05 - 2012/03/06

マントンという町は、昔オルセーに居た時、フランス人の
ご夫婦が（マダムの方に仏語を教えてもらっていた）
別荘を持っていて、どんなに素晴らしい町かを、
よく話していた・・　勿論フランス語で。
（が、何も聞き取れていないので、素晴らしさの中身は
わかっていないまま、過ぎてきていたのだが・・）
みるもの全てが絵になるような町、とわかったのは
その時から30年を経て・・

エリア マントン(フランス)

• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

マントン旧港と旧市街

正にピトレスクな町！

この旧港の駐車場に車を止めて

町歩きスタート♪

旧市街の入り口では朝市

この建物は、元は何かの建物？

一見、二階建のようにみえるが・・

中は一階の大きな吹き抜け・・

その意味では、最初から屋根付き市場かな？

季節がらやはりレモンのアップ♪

奥へ進むと、旧市街を貫く一番の

繁華街（？）

通りに面している　ケーニッヒ広場

あぁ〜　危ない！

小さな二匹の犬に引っ張られているマダム

様々な年齢がコンビのバンド。

ファミリーかな？

フルートが石の建物に響いてとってもいい♪

小物の土産物を置いているお店。

結構混んでたね。

自然のレモンの木は中々見れなかったけど・・

緑の中にあるレモンはツリーの飾りのよう〜

レモンを素材にした、リキュール、香辛料などの

ショップでは、レモン風味の菓子作りの実演も。

お気に入りのコーナー

マントンは石造りの町というより、

その上にパステルカラーの漆喰で化粧した家々が・・

通りの突き当りには旧港を望める広場（岬広場）

木々はいかにも南方風

広場にある、大きな大きなオリーブの樹

この辺でランチをとるためレストランをさがして・・

鉢植えだけれど、見事なミモザ。

街中にはもっと多いと思ったけれど・・

いい感じの町並み

ランチはイタリアンの店

勿論飛び込みだったが、パルファンにとっては

大好きな、エビとイカのフリッター

やなり、イタリアに近いと、イタリアンに外れはない。

左手にこの道、ブレア通りを見ながら・・

整然と平地で続き正面に見えるのは
、
黒色苦行教会

こんなお店を見ながら・・

右に道をとって、いよいよマントンの砦に向かう〜

女の子2人、何かに熱中して・・　

こんな時代　いいね！

この傍を通って・・

上ってきた階段を振り返って。

ここは、一気に上り高度をかせぐ・・

出てきたところは、サン・ミッシェル広場

マントン旧市街の一番の見せどころ？

白色苦行会礼拝堂

いかにも装飾が多くバロック式！

周りのパステルカラーとマッチし

いい感じの広場

ところで、“白色苦行会“って？

こちらは、サン・ミッシェル教会

上の白色苦行会礼拝堂と似てる〜

モナコ大公によって17世紀に建てられたそう

バロックの建物に浸ったあとは、

更に　古城墓地を目指して上に

洗濯物があると、イタリアぽっく見える！

石の建物に漆喰が塗られているのが

よくわかる

これは、ナポレオン通りから直接上がってくる

トラバースの一つかな？

ゴミ袋までもが気にならなくなる・・

上りと下りが交わった、大好きな構図

全てが漆喰でなく、古い石が見えているのが

変化があっていいね♪

町のいろんな装飾

まるで人の家に入っていくような・・

狭い路地に出来るだけグリーンを

置こうと、努力している？

落し物を踏んで、1883年来の泉で　靴底を洗う妹。

道で出会ったアジア人、ベトナミアンだって・・

マントンは、鷹の巣村とは言われないけれど、

ジェノヴァ、海賊、蛮族に対して作られた砦や、

迷路のような道を持つ・・

海岸線から、すぐ山という立地。

トンネル・階段と変化に富み、
　
歩く人を楽しませる♪

古城の墓地

こう呼ばれるのは、1240年の終わりに建てられた城に　

1808年、墓地にとって変わったことから〜

マントンにはかって結核患者の療養所がありったという。

ヨーロッパの貴族たちの患者が冬の季節に

やってきたそう。　命つきて　この地に埋葬された

人たちも少なくないという〜

とうとう視界の開けた丘に出てきて・・

チャペルを抱いた代赭色（たいしゃいろ）の町

の向こうに広がる海・・

しばし見とれていて時をも忘れる！

内陸を入れての光景

ミモザ、レモンの木々が眼下に。

マントンを中心とし、今や観光でなりたっている

海岸線リゾート。　　それはイタリアまで続く・・

旧港を入れて。

これで空がアジュール色だったら

どんなに良かったことか！

丘からの下りの路地のスナップ

次から次と絵にしたくなるような

路地が続く・・

この路地からは、

サン・ミッシェル教会の塔がみえて。

洗濯物が前景にあるのが、またいいね！

この路地からは、海がむこうに・・

右手前は画廊兼絵画教室アトリエ

残念ながらクローズ。　

皆に先に行ってもらい、20分弱の

スケッチ

すっかり下りてきて　次にむかったのは

コクトーミュージアム

晩年、海に面した要塞を、ミュージアムに。

結局完成をまたず亡くなったそう〜

ミュージアムの入り口からして魅力的！　

モザイクは浜の小石だそう〜

町のあちこちに小石をアレンジした　広場・道がある。

館内は撮影禁止

絵画、詩、小説、シナリオ、バレエ、映画など

芸術分野で才を放った、今で言うマルチ・タレント

ジャン・コクトーの碑がここに・・

突然の猛烈な夕立の中、予約のホテルにチェックイン。

海岸沿いで、マントンの旧市街が

見えるというホテルに。

ホテルのテラスからの風景

カメラを望遠にして・・

テラスからの風景は、少々遠すぎ！

特にスケッチしようと思ったら。

でも、ものともせず、ひたすら

描いている連れ合い〜

ロクブリュヌ同様のリゾートホテル、

部屋は広くポットなどあり機能的。

夫の鉛筆画

空模様はすっきりしないものの

清廉な空気を感じる朝の光景♪

反対側の風景は、ヨットハーバー

シーズンには、多くのヨットが海に繰り出したら

爽快だろうなぁ〜

ホテルそばは、サン・ジャック教会

小さっくって、まるで公衆○○レみたいだね。

コートダジュール最終日は

ホテルを出て、ニースに向かう前に

もう一か所の寄り道。

コートダジュールにある“フランスの美しい村”

サンタニエスへ。　（Sante-Agnes）

この旅行記へのコメント （12）

• コクリコさん 2012/06/11 16:35:50

  レモンが置いてあるだけで絵になる町

  パルファンさん、お久しぶりです。
  
  パルファンさんにとってマントンは長年の思いがある町だったのですね。
  期待していると、そうでもなかったということがありますが、そんなこともなくお気に入りの町になったようで。
  
  私もマントン大好き〜
  どの写真を見ても懐かしい。
  旧市街歩きも、特に古城の墓地からの眺めも!
  一ヶ月位滞在したい町だなぁ。
  ちょうど良い大きさの町だし、ロクブリュヌに上っていったり、都会のニースも近いし、点在する鷲巣村にも散歩に行ける、イタリアにも近い。
  
  市役所のコクトーの間はごらんにならなかったのですね。
  ヴィルフランシュ・シュル・メールの礼拝堂より良かったですよ。
  あの礼拝堂の女性ちょっとね・・・
  
  ご主人さまも絵を描かれるのですね。
  上手ですね。
  羨ましいご夫婦です。

  パルファンさん からの返信 2012/06/11 21:44:43

  RE: レモンが置いてあるだけで絵になる町

  コクリコさん
  
  マントンは、昔から聞いていた町と同時に、コクリコさんご夫妻の旅行記をみて
  更にたき付けられたようなものですよ。
  
  マントンのシャトー墓地のくだりなどとっても感激して読んでいたのに、（スピキオさんの）
  直前の復習が足りず、墓地の写真を一枚もとってない！
  その、シャトー墓地を目指すのに、コクリコさんたちは違う道からアクセスしてますね。
  確かに、もっと滞在したら、いろんな発見がありそうな町ですね。
  
  市役所のコクトーの絵はやはり見るべきでしたかねぇ〜
  限られた時間、何をみ、何をはずそうか難しいものと思いません？
  
  さて、夫は、評論・うんちくが多く、じゃぁ描いてみなさいよ！と始めたのですが・・
  ひと月に一枚も完成させないというなまけものです。
  が、ここ最近、鉛筆画のスクールに行きはじめ、気に入っている様子。
  ま、旅行中、ここで描こう！という気分は意外に一致するのですよね〜　外はそうでもないのに・・
  
  パルファン
  

• ももであさん 2012/06/05 06:20:48

  いつかはクラウン

  ジャン・コクトーさんやル・コルビュジエさん。
  このあたりは、多くのアーティストを魅了しますね。
  もちろん、普通の旅人も。
  
  本来身内であるはずのジェノバからも逃れていたのですか。
  ジェノバとかヴェネツィアの横暴ぶりは、あちこちに出没しますね。
  
  結果的には、立体的で複雑な地形を持つ美しい街として残り、
  良かったのでしょうか？
  
  いつかは旅のスタイルを変えて、コートダジュールのお気に入りの
  街を見つけ、そこを拠点にのんびりしたいものです。

  パルファンさん からの返信 2012/06/06 00:18:09

  RE: いつかはクラウン

  ももであさん、
  
  “いつかは旅のスタイルをかえて・・”
  
  ほんとかなぁ〜　旅に求めるものが変わらないなら
  そのスタイルも中々変わらないのでは？
  
  お気に入りの町をみつけてのんびりしている
  “ももであさん”は想像し難いなぁ〜
  
  いつかはフェラーリにして下さいよ。　
  
  パルファン

• yunさん 2012/06/02 14:07:40

  春のマントン

  パルファンさん〜　こんにちは
  
  私は、海辺を散策するしか時間のなかったマントンでしたので
  懐かしくも新鮮な風景です。
  
  古城墓地への階段の数々、良い景色ですね。
  下からの目線、上からの目線、それぞれ違って･･･
  この道幅の狭さが雰囲気を盛り上げる。
  
  黄色のポンポン「ミモザ」咲く春は、この地域訪問のベストシーズンかも知れませんね。
  
  夜景、朝景考慮にいれたホテル選びがさすがです♪
  
  yun

  パルファンさん からの返信 2012/06/03 00:41:32

  RE: 春のマントン

  yunさん
  
  ご訪問ありがとう〜
  
  そうでしたね。
  ガーミン携え、ニースからマントンに向かったんですよね。
  ハプニングがあり、マントンに着いたのは遅く、翌朝散歩、市庁舎だった？
  パルファンは最初から市庁舎はパス。
  ヴィル・シュル・メールでの礼拝堂を見たからということもあって・・
  
  今回は、かなり余裕のある旅程だったので、新市街には行かなかったけど
  旧市街は、たっぷり堪能しました〜
  yunさんのタッチレース並みの旅はもう無理だからなぁ〜
  でも、充実したレースでしたね！
  
  パルファン
  

• pedaruさん 2012/06/01 05:33:50

  マントン

  バルファンさん　　
  
  いつも旅行記のなかの絵が印象的です。２０分の絵、驚きです。シャッタースピードがちょっと遅い写真並です。更に完成度の高い仕上がりですね。はやる気持ちを抑えられず筆を握った勢いのある絵なのですね。
  
  旦那様の鉛筆画も素晴らしい、一番時間のかかる建物の絵ですね。
  
  pedaru

  パルファンさん からの返信 2012/06/01 19:00:06

  RE: マントン

  こんばんは〜　pedaruさん
  
  鉛筆でスケッチしただけで、色付けは後でですよ〜
  出来れば　ホテルに戻ってと思うけど、ほとんどは帰国してから家で。
  20分位スケッチすると印象が残るので、なるべく冷めやらぬ内に色付けなのですが・・　
  今回はいろいろあって・・出来立てほやほやです。　鉛筆画の方も、出来立て！
  
  こうして町を見て、描いて歩けることに感謝しつつ余生（？）を送ってま〜す。
  
  「旅先でスケッチの絵」も余りないので重複するけど挙げていこうかなぁ〜
  じゃぁ　また　よろしくお願いします。
  
  パルファン

  pedaruさん からの返信 2012/06/03 05:28:58

  RE: RE: マントン

  > こんばんは〜　pedaruさん
  >
  > 鉛筆でスケッチしただけで、色付けは後でですよ〜
  > 出来れば　ホテルに戻ってと思うけど、ほとんどは帰国してから家で。
  > 20分位スケッチすると印象が残るので、なるべく冷めやらぬ内に色付けなのですが・・　
  > 今回はいろいろあって・・出来立てほやほやです。　鉛筆画の方も、出来立て！
  >
  > こうして町を見て、描いて歩けることに感謝しつつ余生（？）を送ってま〜す。
  >
  > 「旅先でスケッチの絵」も余りないので重複するけど挙げていこうかなぁ〜
  > じゃぁ　また　よろしくお願いします。
  >
  > パルファン
  
  バルファンさん
  
  随分長い余生になりそうですよ〜っ
  
  pedaru

• yquemさん 2012/06/01 00:15:56

  同じエリアに滞在？！

  パルファンさん
  
  ご無沙汰しています。
  私も2006年と2008年にマントンを訪れました
  自分のなかでは、南仏の中でかなりお気に入りの町。
  懐かしく旅行記を拝見しているとびっくり！
  
  同じエリアのホテルに宿泊したのでは？？と思う景色。
  我が家は２回ともナポレオンホテルに宿泊して
  のんびり休養をいたしました。
  テラスからの景色で
  右にはマントン中心街
  左にはイタリア国境が見える場所でしたが
  同じエリアだったのでしょうか？
  （私のほうは旅行記未作成のままです...）
  
  ２回も滞在したのに
  ジャン・コクトー美術館は訪れてなく
  次回、マントンに出かける際はぜひ行ってみたいと思っています。
  
  yquem
  
  
  

  パルファンさん からの返信 2012/06/01 18:56:54

  RE: 同じエリアに滞在？！

  yquemさん
  
  お久しぶりです♪
  
  エリアが同じというより、ホテルが同じでしたよ！
  2回も同じホテルに滞在したとは、結構お気に入りだったってことね？
  
  マントンの町の色んな写真をみて、この角度を見ることが出来るホテルは？
  ということで、地図上でホテルを探し、白羽の矢にとまったのがホテルナポレオンでした。
  旧市街が見えるということで　高めの料金も顧みず一泊・・・
  
  yquemさんは、旅行記にはアップされてないけれど、かなり色んな所に
  出没しているんですね。　
  
  そうそう、この秋ブタペストに行くのですが、その後ブルゴーニュを
  スケッチ旅行することにしまして・・
  ワインのお祭りの時期より早いのですが、もう木々も色づく頃かと。
  ブルゴーニュの旅行記、また参考にさせて頂きますね。
  
  これから少し時間が取れますので美しい村の方もアップします〜〜
  
  パルファン
  

  yquemさん からの返信 2012/06/02 02:14:05

  RE: RE: 同じエリアに滞在？！

  パルファンさん
  
  同じホテルだったとは!!!
  T'est incroyable！
  Très bien！ですね。
  
  テラスであの景色を見ながらスケッチなんて
  本当に素敵ですね。
  
  お写真をみて室内の様子も似てるな〜って思っていました。
  海側のお部屋は確か少々お値段が高いのですが。。。
  お気に入りのホテルです！
  
  我々はホテルでは
  お向かいの大型スーパーでCremant de Bourgogneを買ってきて
  テラスで楽しんだり
  プライベートビーチを楽しんだりしました。
  
  
  秋のブルゴーニュいいですね〜
  きのこも美味しい季節！
  
  
  美しい村の方はメンテナンスしてなくて申し分けないですが
  ぜひぜひアップのほう宜しくお願いいたします。
  
  yquem