南フランスをナビ持参・レンタカーで走る！エクス／マルセイユ／カシ

2011/08/12 - 2011/08/21

去年のドイツ・レンタカー旅行が、とっても良かったので、今年は南仏を巡ってみました。今回は、日本でGarmin（ナビ）を購入し、事前に色々とインストールして持参しました。フランスでナビを借りると1日10ユーロ近くかかるので、価格的にレンタルと購入では、それほど違わないため決断しました。欧州2011年度版がとても役立ってくれました！11年前も、レンタカーでニースを拠点に周遊しましたが、やっぱりナビがあると断然違います。日本より運転しやすい環境で、思いのままに旅程も変更できて合理的、都市の駐車代もそれほど高くないので、車は本当に便利です。

この旅行記は
エクスアンプロヴァンス（1泊）→マルセイユ（1泊）→カシ（1泊）
の記録です。

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　パリ
　　↓
　エクス・アン・プロヴァンス
　　↓
　マルセイユ
　　↓
♪カシ
　　↓
　ゴルド
　　↓
　ルシヨン
　　↓
　サロン・ド・プロヴァンス
　　↓
　レ・ボー・ド・プロヴァンス
　　↓
　パリ

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.5

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

日本から上海経由でパリ、シャルルドゴール空港に到着しました。乗り継ぎ２時間で、空港駅→エクスアンプロヴァンス駅のTGVを事前web予約していたので、すんなりと乗車できました。

http://www.tgv-europe.com/en/?rfrr=accueilheaderhome2020welcome
TGV EUROPEのサイトで２ヶ月ほど前に予約、超簡単お手軽格安でした。

iDTGVの列車だったので、専用ゲートから専用スタッフ（赤いベレー帽のおしゃれなスタッフ）のチェックを受けて（ハンディなマシンで、プリントして持参した搭乗券のQRコードをピッと読み込みます）ホームへ下りました。

エクスアンプロヴァンスまでは3時間50分ぐらい。車窓を眺めてのんびり旅は続きます。

そしてTGV駅のAVISレンタカーオフィスで車を借ります。ルノーのスタンダードな車でした。レンタカーオフィスには他に、Hertz、national、sixのブースが入ってました。

ナビはGarminを持参したため、オプションでは付けませんでしたが、この車はナビ仕様でした〜。ダッシュボード中央にTomTomのナビが付いてます。使いたい時は、専用コイン（8ユーロ／日）を使うようです。

TGV駅からエクスの中心地まで車で20分ほどです。
エクスでのホテルはHotel Artea
http://www.hotel-artea-aix-en-provence.com/
どこに行くにも便利な立地で、クラシカルな建物が気に入りました。駐車場はありませんが、レセプションの女の子が、付近のパブリック地下駐を教えてくれました。

街歩きをします。南仏らしい強い光で、気分は上々です。

サン・ソーヴール大聖堂の内部はひんやりしていました。ロマネスクの内庭回廊を見たかったのですが、１時間ごとのガイド付き無料ツアーでしか見れなかったので、今回は諦めました。

カフェでaffligemアフリゲムビールを飲みました。このベルギービールは初めて飲みましたが、苦くてフルーティでこくがあり、かなり美味しかったです。しかし、フランスはビールが高い！

夕方になって突如、ミラボー通りに屋台出現。結構たくさん出店されています。

どこのお店もmenuは高めです（泣）

11年前と、ほとんど変わらない街の姿にホッとします。

セザンヌ好きでなくても楽しめる街です。清潔感溢れる街の姿が好きです。

街角のサインもシック。

タバッキは至る所にあります。

乾燥してますが、やはり暑いので冷たいものが飛ぶように売れます。

多くの観光客が、カフェで休みながら談笑してます。のんびりバカンスを楽しんでいます。

これがエクスの地下駐自動清算マシンです。12.5ユーロでした。（15ユーロ／24時間）観光地なので、少し高めです。

翌日、車を出して「セザンヌの道」へ向かいます。レ・ローヴの丘からサント・ヴィクトワール山を眺めたあとは、一路、マルセイユです！

プロバンスらしい景色が続きます。

何てことない風景ですが、天気がよく、乾いており、緑が目にまぶしく光っていました。

高速を走り、次なる目的地、マルセイユ。まずは、ずっと訪れたかった、ル・コルビュジエの「ユニテ・ダビタシオン」です。1952年に完成した大型集合住宅です。

今でも勿論普通に住居として使用されており、337戸を誇る大きな住居です。保育園、郵便局なども入っています。

現在は３階と９階（屋上）が見学可能です。３階にはレストランやホテルもあります。泊まりたかったなあ〜。

１階の受付に、屈強な黒人の係員がいて（ちょっと怖い）、ノートに住所や職業を記入すれば、見学が可能になります。

屋上庭園はデザインが見事で水遊び場もありました。

3階のパブリックスペースです。光の入り方が絶妙です。

１階のピロティ。カッコいいとしか言いようがありません！

マルセイユの旧港から車で20分ぐらいでした。このユニテの直ぐ前にル・コルビュジエという名のバス停があり、大通りに面しているので、中心地からもアクセスが良いと思います。

ホテルに荷物を預け、駐車場を聞いたら、とってもわかりにくい英語で近くの「OUVERT」という名の公共地下駐車場を教えてくれました。早速入れに行きます。

こんなふうに414の駐車スペースに停めて、徒歩でホテルへ向かいます。

旧港越えに見えるノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院。

マルセイユはずっとアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」もしくは、マット・デイモンの「リプリー」の舞台になった場所と思っていましたが、勘違いでした！（映画はイタリアのナポリ付近でした、、、）今回、マルセイユのことを旅行前に色々調べ気づきました！

旧港で。

11年前は、旧港沿いにマルシェは立っていなかったと記憶しています。いつから賑わうようになったのでしょう。

潮風を感じながら、お店を冷やかすのは楽しいです。

プロバンスらしいものが並びます。

それにしてもすごい人。ひっきりなしに観光客が溢れ出ています。が、アジア系はほとんど見かけません。

石鹸屋さんもいくつもブースが出ています。市内にも店舗のある有名店から、個人で作っているお店まで様々です。

勿論オリーブオイルも選ぶのに迷うほどです。

ちょっといい感じの人。

仲が良さそうです。

東にひたすら歩いてロンシャン宮を目指しました。歩いて行けると思いましたが、大いなる誤算。かなり時間を要しました〜。

２つの博物館があるようです、歩き疲れもあって、さらに自然史博物館の前に、怖そうな鳥や獣の剥製があり、意気消沈してスゴスゴ退散しました。

帰りは迷わずトラムに乗って戻りました！

ホテルは15:00がチェックインの予定でしたが、まだ準備ができていなかったようでしばらく２階のバーで待ちました。暇なので、眺めの良いテラス席からモナコビール（甘い）を飲みながらゆっくりしました。ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院が見渡せます。

泊まったホテルは
Hotel Belle-Vue
旧港に面していて立地はとても良かったです。

http://www.hotelbellevuemarseille.com/
↓
ここのサイト、カモメの鳴き声と共に怪しいmusicが流れます。なんでかなあ。

ホテル内部はクラシカルな雰囲気。

とりあえず、チェックインだけ済ませて、バスでノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院を目指しました。60番のバスです。（旧港の中央にバス停があります）

かなりの高台です。帰りのバスチケットを持っていなかったので、寺院のインフォメーションで聞いたら、ボランティアのおばあさんたちがフランス語で「現金1.5ユーロを運転手に払えば大丈夫よー」と教えてくれました。（めっちゃ親切だったけど、インフォメーションで英語が使えないなんて、、）

ジャミロクワイのビールを八百屋で買って部屋飲み。

夜も更けてきました。部屋からの風景です。

真っ暗になるとこんな感じです。

ホテルも何か風情が増します。

朝サンライズ前に目覚めると、こんな色でした。

朝一でカシに向かいたかったので、８時前には、駐車場に車を取りにいきました。駐車代一晩8ユーロでした。

11年前も朝の旧港はこんな感じで美しかったなあと思い出しながら歩きました。
このあと、一路カシに向かいます。

マルセイユからカシは近いですが、有料道路を通過します。料金所は、「カード」「有人」「マシン」などと分かれているので、すぐに見極めて、お目当てのゲートに向かわないとなりません。少し緊張します。これは、「マシン」。

9時前にはカシのホテル
Hotel Laurence
http://www.cassis-hotel-laurence.com/uk/index.htm
に到着。荷物を預け、カナイユ岬に向かいます。

カナイユ岬からの絶景。

ヨーロッパで一番高い断崖絶壁だそうです。海抜399m

柵も何も無く、滑り落ちそうな断崖です。でもみんなギリギリまで近づいて写真撮ってます。かなり怖いです。

地中海の紺碧色を堪能できます。

日がさしてきました。

町に着いたら、撮影クルーがモデル2人を撮影していました。

こんな風に。

さすがフランス人の大好きな港町です。

田舎っぽくていい雰囲気です。

漁師さんたちが、魚をさばいています。

新鮮です。

そんな風景を見ながら、

カランク乗り場へ。5カランク（18ユーロ）のチケットを買いました。

小型の船で１時間ぐらい周遊しました。

フリークライミングをする人々や、

カヌーやボートで遊ぶ人々がいました。

美しい自然の姿が見られます。

本当に海は美しい色で

透明感のある海底に吸い込まれそうです。

ボートが出港した反対側の海辺は、大海水浴場。日本の海の家がありそうな雰囲気の鄙びたビーチです。

カシのパン屋さん。バゲットが並んでいます。

カシは大都市じゃないけど、魅力溢れた素晴らしい町です。

南仏らしい色が、

あちこちで見られます。

強い光のため、道案内の透明看板が地面に反射してます。

落ち着いた色と光です。

澄み切った青い空に輝くホテルサイン。

町のどこも芸術的。

スープ・ド・ポワゾン　9.5ユーロ

ブイヤーベース35ユーロ

この日は花火大会でした。
どうりで混雑。ホテルの予約がなかなか取れず、大変でした。カシにはホテルが少ないので、花火大会じゃなくても夏場は早めの予約が必です。

翌朝、この日も早く出発したかったので８時にはチェックアウト。
ホテル横のカフェでエスプレッソ1.5ユーロをいただき、一路サロンドプロヴァンスヘ。

駐車代は５ユーロ（24時間）

カシはパブリックパーキングが少ないので、早い時間に確保しないとグルグル回るか、ビーチよりずっと離れたところに停めるしかなくなります。駐車代は安いですが！

この旅行記へのコメント （7）

• mistralさん 2013/06/03 17:40:05

  ガーミン！

  mauibananaさん
  
  こんにちは
  mistralと申します。
  ガーミンを使っての南仏の旅行記、拝見しました。
  私たちも今年の連休、別の方の旅行記から刺激を受け
  ガーミンを使って、一部レンタカーで巡りました。
  （ハプニングなどいろいろありましたが・・・）
  
  マルセイユは夜、立ち寄っただけでした。
  コルビジュエの集合住宅、カシの街など残念ながら
  今回はパスすることになったのですが
  お写真など拝見できてよかったです。
  また訪問させていただきますね。
  
  mistral
  

• TSUNEさん 2011/10/30 21:32:18

  ナビ持参でレンタカー

  確かに車があれば小さな村などいけますね。
  ナビを持参するということですが、そのナビはフランス語？英語？日本語の対応なんですか？
  すいません。まったく無知なもんで。
  いつかはそんな旅してみたいなぁ。

  mauibananaさん からの返信 2011/10/31 18:02:01

  garmin

  ツネさん
  ご訪問いただきありがとうございました！
  持参したのは、garminという会社のナビですが、
  日本で購入しました。amazon.comなどにもあるので、
  海外から取り寄せようか悩みましたが、国内で購入すれば
  日本地図もインストールされているので、結局１万円ちょっとで
  購入しました。別売りでマイクロSDカードの最新欧州版を買って
  差し込んで持っていきました。
  表示は英語ですが、音声は日本語です。（音声は数カ国語から選べます）
  フランスで使用したので、少し文字化けするところもありましたが
  全く困りませんでした。
  徒歩でも使える機種だったので、パリのホテルを現地で探すときや、
  パリ市街地でのショップ探しに役立ちました。
  世界中のマイクロSDがあるようなので、どこの国でも使えそうです！

  TSUNEさん からの返信 2011/11/01 15:35:08

  RE: garmin

  その情報もっと早く知りたかったぁ。
  今度、機会があればレンタカーで旅してみます。
  
  楽しみ方が広がりましたありがとうございます。
  
  > ツネさん
  > ご訪問いただきありがとうございました！
  > 持参したのは、garminという会社のナビですが、
  > 日本で購入しました。amazon.comなどにもあるので、
  > 海外から取り寄せようか悩みましたが、国内で購入すれば
  > 日本地図もインストールされているので、結局１万円ちょっとで
  > 購入しました。別売りでマイクロSDカードの最新欧州版を買って
  > 差し込んで持っていきました。
  > 表示は英語ですが、音声は日本語です。（音声は数カ国語から選べます）
  > フランスで使用したので、少し文字化けするところもありましたが
  > 全く困りませんでした。
  > 徒歩でも使える機種だったので、パリのホテルを現地で探すときや、
  > パリ市街地でのショップ探しに役立ちました。
  > 世界中のマイクロSDがあるようなので、どこの国でも使えそうです！

• エンリケさん 2011/10/30 00:57:01

  南仏、レンタカーの旅

  mauibananaさん
  
  こんばんは。南仏をレンタカーで巡る旅、拝見しております。
  わたしも電車で巡る旅はしたことがあるのですが、レンタカーだとゴルドとかルシヨンとか美しい村々にも足を伸ばせて、より南仏の魅力が味わえますよね。
  
  南仏は明るい太陽の下、本当に幸せそうな観光客があふれていてすごく雰囲気のよいところだったと記憶しています。
  
  次に行く機会があったらmauibananaさんの真似をしてレンタカーで訪れてみたいですね。
  
  また訪問させていただきます！

  mauibananaさん からの返信 2011/10/30 14:31:53

  プラハ

  エンリケさん、
  
  ご訪問くださりありがとうございます。
  ドイツもフランスもレンタカーは、とっても便利でよかったです！
  欧州はしばらく、車で回ろうと思っています！
  
  実はエンリケさんの旅行記の「プラハ」も気になっていて
  学んでいる最中です！東欧は行ったことが無いので、想像もつきませんが
  「プラハの春」に興味があって色々調べています。
  また勉強させてください！
  ありがとうございました。

  エンリケさん からの返信 2011/10/30 15:00:53

  RE: 南仏、レンタカーの旅

  mauibananaさん
  
  こんにちは。プラハ旅行記も見ていただいて光栄です。
  プラハは第二次世界大戦でも空襲等の被害に遭わなかったため、中世のままの街並みがそのまま保存されていて、本当におとぎの国のような美しい街でした。
  地元の人々よりも観光客の数の方が多いのではと思わせるような大観光都市で、夜遅くまで安心して街歩きができ、楽しい雰囲気にあふれていましたね。
  
  ヨーロッパの街並みが好きな人なら絶対大好きになる素晴らしい場所ですので、機会がありましたらぜひ訪れてみてください！