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 今回は大井川鐵道の本線と井川線へ撮影の旅に出かけておりました。まずは絶景と呼ばれ景勝地として有名な奥大井湖上駅へ行きました。<br /><br />大井川鐵道井川線は、静岡県榛原郡川根本町の千頭駅と静岡県静岡市葵区の井川駅とを結ぶ大井川鐵道の鉄道路線である。愛称は南アルプスあぷとラインと呼ばれております。<br /><br /> 前日より寸又峡温泉に宿泊し、翌日始発のバスで奥泉駅まで行き、そこから井川線に乗り換えて奥大井湖上駅まで乗車し、歩いて約30分奥大井湖上駅展望台(俯瞰ポイントの場所)まで行きました。そして、俯瞰ポイントで知り合った鉄道仲間の方のご好意で、帰りはそのまま新金谷駅までご一緒してSLの撮影をしてきました。<br /> <br /> 今回も色々な場所で鉄道仲間の方々にお世話になり、神尾の駅から俯瞰ポイントまで乗車させて貰った方、そして、帰り奥大井湖上駅から新金谷駅まで車に乗せて貰い、おまけにSLの撮影ポイントまで教えて貰った方、名前は出せませんがこの場を借りて深く御礼申し上げます。<br /><br />井川線について。<br />ホームページにも記載されておりますが、川根両国駅付近の落石の危険の為、現在でも「千頭〜奥泉」はバスの代行運転をしております。バスの運転手さんに聞いたら、まだ落石が続いており復旧のめどはたっていないそうです。夏休みの8月頃までは難しいようです。<br /><br />井川線に乗車するためには、大井川本線終点の千頭駅からバスで奥泉駅まで行き、そこから井川線に乗り換えていきます。<br /><br />井川線は日本の鉄道事業法および軌道法に準拠する鉄道としては唯一のラック式鉄道(アプト式)区間のある路線であり、長島ダム建設に伴い一部区間が水没することになったが(一部は車内から旧路線の跡地を見る事ができます)補償金を受けて廃止することはせず、湖岸に新線を建設し途中90.0‰(パーミル)の急勾配があるため、碓氷峠越えの信越本線で1963年(昭和38年)に廃止されて以来、日本では途絶えていたアプト式を採用しております。実際の90パーミルの状態を車内からはほとんど感じる事はないですが、(約10分程度)反対側の国道から見るとこの勾配差がいかに凄いかがわかります。また、いくつか種類があるラック式鉄道の中でアプト式を採用したのは、レールの製造会社の都合によるものといわれております。<br /><br />90.0‰(パーミル)とは水平方向に1,000m進むと90m上がる(または下がる)坂道の勾配を指します。<br /><br />大井川鐵道本線のホームページ<br />http://www.oigawa-railway.co.jp/<br />

これぞ絶景と呼ぶ景勝地 ”大井川鐵道井川線 南アルプスあぷとライン” 奥大井湖上駅へ乗り鉄の旅!w(☆o◎)w

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2011/01/02 - 2011/01/04

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Medina

Medinaさん

 今回は大井川鐵道の本線と井川線へ撮影の旅に出かけておりました。まずは絶景と呼ばれ景勝地として有名な奥大井湖上駅へ行きました。

大井川鐵道井川線は、静岡県榛原郡川根本町の千頭駅と静岡県静岡市葵区の井川駅とを結ぶ大井川鐵道の鉄道路線である。愛称は南アルプスあぷとラインと呼ばれております。

 前日より寸又峡温泉に宿泊し、翌日始発のバスで奥泉駅まで行き、そこから井川線に乗り換えて奥大井湖上駅まで乗車し、歩いて約30分奥大井湖上駅展望台(俯瞰ポイントの場所)まで行きました。そして、俯瞰ポイントで知り合った鉄道仲間の方のご好意で、帰りはそのまま新金谷駅までご一緒してSLの撮影をしてきました。
 
 今回も色々な場所で鉄道仲間の方々にお世話になり、神尾の駅から俯瞰ポイントまで乗車させて貰った方、そして、帰り奥大井湖上駅から新金谷駅まで車に乗せて貰い、おまけにSLの撮影ポイントまで教えて貰った方、名前は出せませんがこの場を借りて深く御礼申し上げます。

井川線について。
ホームページにも記載されておりますが、川根両国駅付近の落石の危険の為、現在でも「千頭〜奥泉」はバスの代行運転をしております。バスの運転手さんに聞いたら、まだ落石が続いており復旧のめどはたっていないそうです。夏休みの8月頃までは難しいようです。

井川線に乗車するためには、大井川本線終点の千頭駅からバスで奥泉駅まで行き、そこから井川線に乗り換えていきます。

井川線は日本の鉄道事業法および軌道法に準拠する鉄道としては唯一のラック式鉄道(アプト式)区間のある路線であり、長島ダム建設に伴い一部区間が水没することになったが(一部は車内から旧路線の跡地を見る事ができます)補償金を受けて廃止することはせず、湖岸に新線を建設し途中90.0‰(パーミル)の急勾配があるため、碓氷峠越えの信越本線で1963年(昭和38年)に廃止されて以来、日本では途絶えていたアプト式を採用しております。実際の90パーミルの状態を車内からはほとんど感じる事はないですが、(約10分程度)反対側の国道から見るとこの勾配差がいかに凄いかがわかります。また、いくつか種類があるラック式鉄道の中でアプト式を採用したのは、レールの製造会社の都合によるものといわれております。

90.0‰(パーミル)とは水平方向に1,000m進むと90m上がる(または下がる)坂道の勾配を指します。

大井川鐵道本線のホームページ
http://www.oigawa-railway.co.jp/

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 初日は家山の旅館、2日目は寸又峡温泉の翠紅苑で宿泊しました。理由は井川線に乗車するには出来るだけ早く行く必要が為です。井川線は1日片道5本しかありませんので、ご注意を!

    初日は家山の旅館、2日目は寸又峡温泉の翠紅苑で宿泊しました。理由は井川線に乗車するには出来るだけ早く行く必要が為です。井川線は1日片道5本しかありませんので、ご注意を!

  • 奥泉駅バス停から井川線(南アルプスあぷとライン)へ乗り換えていきます。

    奥泉駅バス停から井川線(南アルプスあぷとライン)へ乗り換えていきます。

  • 井川線奥泉駅のホーム。切符は左側の駅舎内で購入<br />

    井川線奥泉駅のホーム。切符は左側の駅舎内で購入

  • 機関車(DD20形)-客車-客車-客車-制御客車(クハ600形)の構成になっており、写真はDD20形

    機関車(DD20形)-客車-客車-客車-制御客車(クハ600形)の構成になっており、写真はDD20形

  • 先頭車両の制御客車(クハ600形)

    先頭車両の制御客車(クハ600形)

  • 最後尾に付いている機関車(DD20形)

    最後尾に付いている機関車(DD20形)

  • 井川線の車内。この車両には私と車掌の2名!色々な話が出来ました!<br />

    井川線の車内。この車両には私と車掌の2名!色々な話が出来ました!

  • 井川線の車内。

    井川線の車内。

  • アプトいちしろ駅にて長島ダム駅まで牽引する、電気機関車(ED90形)<br />この車体の下に歯車を噛み合わせることが出来るラック式(アプト式)の機関車<br />構成は電気機関車(ED90形)-機関車(DD20形)-客車-客車-客車-制御客車(クハ600形)

    アプトいちしろ駅にて長島ダム駅まで牽引する、電気機関車(ED90形)
    この車体の下に歯車を噛み合わせることが出来るラック式(アプト式)の機関車
    構成は電気機関車(ED90形)-機関車(DD20形)-客車-客車-客車-制御客車(クハ600形)

  • 電気機関車(ED90形)と機関車(DD20形)を連結する風景。車両の大きさに注目

    電気機関車(ED90形)と機関車(DD20形)を連結する風景。車両の大きさに注目

  • 電気機関車(ED90形)+機関車(DD20形)の牽引でこれから90パミールの勾配差を上りますが、DD20は軌道させていなくED90の力のみで坂を上っております。

    電気機関車(ED90形)+機関車(DD20形)の牽引でこれから90パミールの勾配差を上りますが、DD20は軌道させていなくED90の力のみで坂を上っております。

  • ここから勾配差90パミールの坂を上ります。

    ここから勾配差90パミールの坂を上ります。

  • 90パミールを走行中

    90パミールを走行中

  • 後方車両を撮影

    後方車両を撮影

  • 長島ダムが見えてきました。

    長島ダムが見えてきました。

  • 長島ダム駅

    長島ダム駅

  • 長島ダム駅で機関車(DD20形)を切り離して元の機関車(DD20形)が井川駅まで牽引していきます。

    長島ダム駅で機関車(DD20形)を切り離して元の機関車(DD20形)が井川駅まで牽引していきます。

  • アプト式機関車(DD20形)を切り離し終了。

    アプト式機関車(DD20形)を切り離し終了。

  • 車内から見た90パーミルの勾配差。

    車内から見た90パーミルの勾配差。

  • 長島ダム湖<br />

    長島ダム湖

  • 長島ダム駅を後にして、ひらんだ駅を通過して、今回のハイライト。奥大井湖上駅に向かう井川線。

    長島ダム駅を後にして、ひらんだ駅を通過して、今回のハイライト。奥大井湖上駅に向かう井川線。

  • 奥大井湖上駅。長島ダムの建設にともない付け替えられ新しく設けられた橋で、蛇行する大井川に対してこの区間の新線がほぼ直線状に敷設され、長島ダムによってできた人造湖(接岨湖)に架けられた橋で「奥大井レインボーブリッジ」と呼ばれております。<br /> また2つの橋に挟まれ岬状に突き出たところに設置された、ブリッジの一部には歩道が併設されているため,湖上を歩くことができるます。私はこの橋を渡って写真の電車の右に見える急な心臓破りの階段を登って行きましたが、カメラ機材の重量が8キロ以上あり三脚とリュック背負ってこの階段はまさに地獄でした!階段を登りきるのに一苦労です。また当日は私一人!(@_@;;;) 高所恐怖症の為怖かったです。

    奥大井湖上駅。長島ダムの建設にともない付け替えられ新しく設けられた橋で、蛇行する大井川に対してこの区間の新線がほぼ直線状に敷設され、長島ダムによってできた人造湖(接岨湖)に架けられた橋で「奥大井レインボーブリッジ」と呼ばれております。
     また2つの橋に挟まれ岬状に突き出たところに設置された、ブリッジの一部には歩道が併設されているため,湖上を歩くことができるます。私はこの橋を渡って写真の電車の右に見える急な心臓破りの階段を登って行きましたが、カメラ機材の重量が8キロ以上あり三脚とリュック背負ってこの階段はまさに地獄でした!階段を登りきるのに一苦労です。また当日は私一人!(@_@;;;) 高所恐怖症の為怖かったです。

  • 奥大井湖上駅。ダム湖の真ん中にある駅で駅の上には無料のレイクコテージもあります。

    奥大井湖上駅。ダム湖の真ん中にある駅で駅の上には無料のレイクコテージもあります。

  • ここからはいつもの鉄道写真と同様に本領発揮!<br />まずはレインボーブリッヂを渡り奥大井湖上駅に向かう10:20着の千頭行きを俯瞰撮影でパチリ!

    ここからはいつもの鉄道写真と同様に本領発揮!
    まずはレインボーブリッヂを渡り奥大井湖上駅に向かう10:20着の千頭行きを俯瞰撮影でパチリ!

  • 奥大井湖上駅に停車中の井川線

    奥大井湖上駅に停車中の井川線

  • 先ほどの撮影場所からまた山を15分登り奥大井湖上駅展望台へ移動!<br />色々な方が写真掲載されている有名な場所ですが、普通に撮ると在り来たりなので、ここからは鉄道写真の技で。。まずはシルエット撮影!湖面の光の反射を利用し露出調整の為の試し撮り

    先ほどの撮影場所からまた山を15分登り奥大井湖上駅展望台へ移動!
    色々な方が写真掲載されている有名な場所ですが、普通に撮ると在り来たりなので、ここからは鉄道写真の技で。。まずはシルエット撮影!湖面の光の反射を利用し露出調整の為の試し撮り

  • 電車が橋を渡る前に構図と露出調整。ちなみにシルエット撮影の為、露出をアンダー気味にして絞りを調整しました。

    電車が橋を渡る前に構図と露出調整。ちなみにシルエット撮影の為、露出をアンダー気味にして絞りを調整しました。

  • 11:43着の井川行きが見えたので、まずは標準レンズで全体の風景を撮影

    イチオシ

    11:43着の井川行きが見えたので、まずは標準レンズで全体の風景を撮影

  • この写真は皆さん普通に撮られる風景ですが、注目は湖面の光です。<br />湖に反射してキラキラ光っている風景は中々、チャンスがないと難しいです。季節と時間帯と風向きで決まります。<br />

    イチオシ

    この写真は皆さん普通に撮られる風景ですが、注目は湖面の光です。
    湖に反射してキラキラ光っている風景は中々、チャンスがないと難しいです。季節と時間帯と風向きで決まります。

  • 次は12:00の千頭行きをシルエットで撮影。私が尊敬する鉄道写真家の中井精也さんが以前ここで同じような写真を撮り、私たちも真似して撮影。中井さんのコメントで<br />”光と影だけで構成される世界は、見る者を圧倒する”<br />まさにそうです。ちなみにこの写真はモノクロではありません!カラーです。<br />露出を下げて撮影しておりますが、湖面の光がなければできない写真です。<br />

    イチオシ

    次は12:00の千頭行きをシルエットで撮影。私が尊敬する鉄道写真家の中井精也さんが以前ここで同じような写真を撮り、私たちも真似して撮影。中井さんのコメントで
    ”光と影だけで構成される世界は、見る者を圧倒する”
    まさにそうです。ちなみにこの写真はモノクロではありません!カラーです。
    露出を下げて撮影しておりますが、湖面の光がなければできない写真です。

  • 同じくシルエットで撮影。井川線がゆっくり走るので撮影が楽でした。

    同じくシルエットで撮影。井川線がゆっくり走るので撮影が楽でした。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • クラウザーさん 2011/01/17 10:08:46
    まさに!絶景〜
    medinaさん

    お邪魔いたします〜

    素晴らしき絶景とお写真に是非1票です〜♪

    凄いローカルな路線に見えるのですが、有名処なのですか?

    それにしても、凄い!!

    言葉もありません・・

    湖面の写真はいいカメラでないと撮れませんか?


    感動いたしました。


    失礼いたします。


    クラウザー

    Medina

    Medinaさん からの返信 2011/01/20 21:51:31
    RE: まさに!絶景〜
    クラウザー様

    こんばんはお世話になります。

    > 素晴らしき絶景とお写真に是非1票です〜♪

    感謝です!私もクラウザーさんのホームにお邪魔した時は必ず
    1票投じさせて貰っております。

    > 凄いローカルな路線に見えるのですが、有名処なのですか?
    そうです!フジテレビの日本の絶景風景に放映された後大反響が起きて
    超有名な路線になりました。

    ただ現在井川線内でがけ崩れが起きて、途中、バス代行運転で行かなければ
    ならないので少し時間がかかります。

    > 湖面の写真はいいカメラでないと撮れませんか?
    そんなことはありません。私も普通のコンパクトカメラで撮影しておりますが、オートフォーカスのスピードが違うので1眼レフを多用しております。
    湖面のギラリの撮影の仕方は、
    1:露出を下げる事
    2:手振れをさせないで撮る事
    3:モードは風景モードにします。
    クラウザーさんと同じニコンなので、もしわからない事がございましたら
    ご遠慮なく申し付けてください。

    それと一番大事なのは天気です!これが全てです。
    これからも宜しくお願い致します。

    Medina

  • ぶうちゃんさん 2011/01/17 00:19:12
    こんばんは
    こんばんは。
    本当に秘境ですね。
    アプト式がここにあるのは初めて知りました。
    写真もすばらしいですね。特にシルエットにしての写真は綺麗ですね。
    景色と言い、アプト式と言い、ここにしかないものがたくさん有りますね。
    わたしも1度行って見たくなりました。

    Medina

    Medinaさん からの返信 2011/01/20 21:39:34
    RE: こんばんは
    ぶうちゃん様

    こんばんは。ご返事遅くなりましてすみません。仕事と友人の親父が亡くなり
    ばたばたしておりました。

    > アプト式がここにあるのは初めて知りました。
    歯車を利用して急勾配を登るのですが、SLが坂道を登るために線路に砂を撒くのと似ておりますね。

    > 写真もすばらしいですね。特にシルエットにしての写真は綺麗ですね。

    シルエットは逆光で尚且つ天気が良くないと上手く撮れないみたいです。
    今回はチャンスに恵まれました!

    > 景色と言い、アプト式と言い、ここにしかないものがたくさん有りますね。
    > わたしも1度行って見たくなりました。

    お時間がございましたら是非いらしてみてください。

    これからも宜しくお願い致します。

    Medina

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