妙高池ノ平と赤倉観光　～右膝の痛みとの出会い～

2010/02/27 - 2010/02/28

前回の白馬岩岳ツアーにて味をしめた私と友人Ｓは、次なるターゲットとして豪雪地帯で名高い妙高エリアを選択。狙いはもちろんパウダー＆ファーストトラック。

松本ICにて合流し、高速に再度乗りなおして目的地に向かう。道中は雪もなく、高速も空いており確実に前回の白馬よりは早く到着出来る見込み。そして、妙高池ノ平に意気揚々と到着するも、ゲレンデ下部は雨、上部はガス、そして雪質は完全にシャバ雪と、前回とは打って変わってバッドコンディション。
しかし、コースが多く、人がほとんどいないコースでグラトリの練習はそれなりの充実感。

そして運命の2日目、赤倉観光。
夜間には積雪があった模様で、パウダーを祈りつつゴンドラの先頭2番手を確保。ファーストトラックを刻むべく始動した私たちに、白銀の女神は微笑んだのだろうか・・・

2日目に強打したらしき右膝は、痛みというより脱力感を恒常的に伴うようになり、それ以降、長時間のクルージングに耐えられない膝となってしまった。

エリア 妙高・池の平(新潟)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は友人Ｓに加えて友人Ｔも参戦。3人で滑るのは年初の鷲ヶ岳以来となる。

上記にもあるようにゲレンデは基本的にガスで覆われていたのだが、池ノ平クワッドを降りた山頂付近だけは晴れ間が見えている。

一方で谷側にはガスがかかっており、少し先の景色も霞んで見える。画像にするとフォギーな柔らかいタッチで美しい。

雪面は柔らかいため、午後にたどり着いた私たちには綺麗なピステは当然ながら残されていない。技術的に未熟なため、エッジに力を加えると雪面に突き刺さってしまい、何度も転倒してしまった。

青い空と薄い雲のコントラストが美しい。
クワッドコース、ガッシュナイターコースを滑り、池ノ平クワッドで山頂へ、を繰り返した。

ガッシュナイターコースにて。人が少なく、雪面が柔らかいため気兼ねなくグラトリの練習が出来た。むしろ転ぶ練習と言えたかもしれない。
雲の切れ目からは、向かい側の山頂が覗いていた。

16時を過ぎたくらいに、クワッドコース〜やまばとコース〜やまばと林間コース経由にて駐車場へ。5m先の視界も確保されないガスと柔らかい雪面にて非常に疲れた初日であった。

ゲレンデマップ。

当日はとにかくガスがかかっていたのと、高温によるベース付近の雨によってゲレンデが荒れており、（個人基準であっても）フェアにジャッジ出来ないように思えるが・・・

■アクセス
妙高高原ICから10〜15分。特に難所もなくすんなりとゲレンデに入ることが出来た。

■ゲレンデ
栂池ほどではないが、横に広く緩やかなバーンで初〜中級者に優しいと評判のゲレンデ。ただし視界不良によりほぼわからず。広い気がする、程度。
斜度についてはなだらかで、上級者向けコースはない。まさしくボーダーのためのゲレンデな印象。
パーク類も充実しているようだが、当日は当然クローズしていた。不意にキッカーなどが目の前に迫ってくることもあった。（視界不良なので仕方ないが）
なだらか＋パークでボーダー向けのためか、スキーヤーからは評判が悪いとの噂も。
雪質に関しては不明、地形的にはあまり遊べる箇所はなかったように思える。（コース脇の林間くらい）

■料金・その他
リフト料金は4,000円。駐車料金は不要。
しかし、WINTER PLUSで2,200円で入手可能であり、また宿泊セット等でも安く入手出来る（シーズン券も安い）
料金面ではかなり満足度が高い。

2日目の朝。夜間に雨は雪に変わっていたようで、うっすらと路面や木に積雪がある。
（以降写真なし）
山頂付近ならひょっとして・・・と慌てて準備し、宿泊していたペンションＤｏから車で赤倉観光リゾートスキー場へ。
気合十分でゴンドラの2番手グループを確保し、運転開始時刻を待つ。そして、ゴンドラ降車後、私と友人Ｔがバイン装着にもたつく間、ファーストトラック用？のFLOWバインを早々に装着し、友人Ｓがファーストトラック目指して女子国体コースを疾走。
滑ってみた感想は…足首くらいまでのちょいパウで、それより下は雨の影響でアイスバーン。どちらもエッジがかからないのでカーヴィングの練習には向いていない。
女子国体コースを降り、チャンピオン第7リフトが動き出すのを待つ。ホテル第5クワッドも続けて登り山頂へ。だが、ホテルCコースも大して積雪はなく、何度か滑った後はホテルBコース辺りでループして過ごした。アイスバーンであるため滑り自体はさほど楽しめなかった。

ペンション　Ｄｏ 宿・ホテル

休憩のため入った「クレープバーネット」でしばし休息。
いい歳した男3人がそろってクレープを頬張る。
疲れた体には甘いものがやっぱりいいね。

眼下にあるのは赤倉観光ホテル。スキー場の象徴とも言えるようなホテルで、さすがにゲレンデからよく目立つ。
クレープを食べた後からは、昨日に引き続きガスが出てくるが、気温の上昇に伴い雪面が柔らかくなり、次第に楽しめるようになった。

このような状況の中、ホテルBコースを少しスピードを出していると、ホテル第2クワッドとの合流地点で横から出てきたボーダと衝突しそうになる。危険回避のため思わず前のめりに谷側へ転んだのだが、その時にどうやら膝を打ち付け痛めてしまったようだ。

妙高高原スカイケーブル 乗り物

全般としては、気温が高めでガスが多く、柔らかく荒れたバーンで滑っていた感じで低調だった感じもある。
ただ、２日目の朝一の高いテンションや池ノ平でのグラトリの練習、ペンションでの宴会など、楽しかった要素はそれなりにあったように思う。また、高速道路からのアクセスの良さやリフト券の安さは、この妙高エリアの良い特徴だろう。
もし来シーズンも滑るとしたら、願うは1つだけ、それは豪雪地帯にふさわしい厚めで新しい雪化粧のみだ。

赤倉観光リゾートスキー場・赤倉温泉スキー場のマップ。
左3分の1くらいが赤倉観光リゾートスキー場。

■アクセス
妙高高原ICから10〜15分。上信越自動車道自体が空いているのでアクセスについては非常に便利でストレスフリー。
ゲレンデまでの坂道で特に傾斜の厳しい箇所も無かったように思える。

■ゲレンデ
幅が広く滑りやすいのは下部のビギナーコースのみで、他は中級者向けでそこそこの幅のコースが多かったような印象。
地形的にはコース脇は遊べる。壁がないのが個人的に不満で、エートル付近に一つあるくらいか。
それなりに滑ることが出来る仲間内で来るのが丁度いいのかもしれない。

■料金・その他
一日リフト券で\3,900、駐車料金は不要。また宿泊とセットで料金が安くなることもあり、価格的にはいい部類だと思う。
ゲレンデ下部にあるカフェプリモスは、施設もキレイで、パスタや女性向けの食事が出てくることから、女性の集客に力を入れているのかな、という印象がある。