新潟県村上市岩船港に初代「しらせ」のスクリューブレードが・・

2010/06/06 - 2010/06/06

２年前に任務を終え退役した初代砕氷艦(通称：南極観測船)「しらせ」のスクリューブレード(羽根)一枚が海上自衛隊より無償供与され、歴史と文化のまち村上市の岩船港港湾緑地イベント広場に設置され６月６日に除幕式が行われたので自称：南極狂として車を走らせ見に行ってきました。

エリア 新潟

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

岩船港港湾緑地イベント広場に接して粟島への連絡船が岸壁に停泊していた。

粟島汽船のりばの案内板

除幕式を待つスクリューブレード

イカ漁で有名な港らしく数隻のイカ漁船が岸壁で収獲したイカの荷卸しをやっていた。

久しぶりにイカ漁船を目の当たりにしたけれど想像を絶するおびき寄せの灯りとなる電灯群？

除幕式開始時間前だったので近くの瀬波温泉を探索していたら目の前をカルガモの親子が左から右へ横切ったけれどカメラが手元になくシャッターチャンスを逃してしまった。車を止めて探したけれど鳴き声だけで姿は見えず、残念！！
TVの映像で度々目にするそのものだった。

瀬波温泉の旅館からの非常に綺麗な砂浜とべた凪の日本海。

若い頃船に１０年くらい勤務していたけれど久しぶりに見る赤道直下のような快晴の空と青一色の海。

除幕式間近のスクリューブレード

除幕式典で村上市大滝市長のご挨拶

除幕式典会場壇上の来賓の方々

除幕式直前

除幕式後ベールを脱いだ初代「しらせ」のスクリューブレード

「しらせ」が南極で活躍した時の写真パネルを持った海上自衛隊新潟基地分遣隊隊員の方々。

除幕式イベントに華を添えた地元岩船中学校吹奏楽部の生徒さん。

快晴の真っ青な中を気持ちよさそうに飛行中のパラグライダー

姿を現したスクリューブレード
軸取り付け部分は埋められている。

スクリューブレードの説明図

スクリューブレード
４枚羽構造３軸なので計１２枚

１枚の　重さ３.５トン　　長さ２メートル

除幕式会場(岩船港港湾緑地イベント広場)の全景
快晴で雲一つない絶好の天気でした。

村上市内にある文化の歴史を伝承の館イヨボヤ会館(日本で最初の鮭の博物館)

イヨボヤの由来
イヲとは魚(ウヲ)の転で平安時代の「和名抄」という辞書に「魚という漢字は日本のウヲのことだが、俗にイヲとも呼んでいる」と解説されています。また、イヲはイヨともいう。ボヤとは村上で幼児が使う方言で、広く魚を指す言葉です。(イヨボヤ会館案内書より抜粋)

イヨボヤ会館の横にある村上市鮭公園の案内看板

歴史のある町らしく村上駅も武家屋敷を彷彿させる駅前広場です。

時間が許せばゆっくりと見てみたい村上市でした。

この旅行記へのコメント （2）

• 一歩人さん 2010/06/08 23:43:34

  ご無沙汰しておりました

  南極狂の放浪者さんへ
  ふ、ふ、これは楽しい出来事ですね。
  表紙の1枚だけが除幕式でお披露目されたもののようですが。
  これが南氷洋をぐいぐい進んだかと思うと、
  感動的ですよね。
  ありがとうございました。
  失礼しま〜す。
  

  南極狂の放浪者さん からの返信 2010/06/09 01:57:14

  RE: ご無沙汰しておりました

  一歩人さんへ
  
  メール並びに多分投票して頂いたのでしょうがありがとうございます。
  
  > 表紙の1枚だけが除幕式でお披露目されたもののようですが。
  > これが南氷洋をぐいぐい進んだかと思うと、
  > 感動的ですよね。
  アクセスされたのは画像の追加途中だったのでしょう。
  ２２枚ばかり画像を追加しました。
  
  ２５回も日本−南極の間を往復した船で最も酷使された部品でしょうし、最も途中の海水や南極での氷の状況を知っている部品でしょうね。
  艦首が割った氷の塊が情け容赦なく羽根にぶつかり、耐えてきたわけですから・・・。
  「SHIRASE」と改名し千葉県船橋市の岸壁で余生を送っている母体と共に「ご苦労さま」と言いたいですね。
  近くにいてまだ見学に行っていないのですが近々見に行こうと思っています。どのように改造されているのか楽しみにしています。
  因みに東京出港時及び帰国時に何度も艦内には足を踏み入れています。
  アクセスありがとうございました。