甦った三宅島。元気です。

2010/05/20 - 2010/05/23

三宅島の青い空、初夏を思わせるような心地よい風を感じながら
「古式の穴」の春の作業は終了しました。
　車で島内を走ると
　　子供の遊ぶ声、高校生のバスを待つ姿と若い世代の
　　いる島を感じました。

　　「広報みやけ」の5月号から
　　　今月の人口　2769人
　　　世帯　　　　1701世帯
　　　　　　
　　 「古式の穴」周辺に植えたつつじです。
　　　　

エリア 三宅島(東京)

4度目の三宅島です。
やっと見つけました埋もれた鳥居です。
噴火による埋没です。
　

2007年に
新しく建て直された（現）椎取神社
三宅島における神話発祥の地と言われている。
別名
　志理太宣神社と呼ぶ式内社である。

2009年の秋になかった新しい椎取神社の
ジオスポットが出来ていました。

一般には「椎の木」と呼ばれている。
スダジイの葉っぱは、表から見てもそんな変わった葉っぱには見えません。裏側は少しテカッと光っていて白っぽいけど、赤っぽい茶色です。

公害、ガスに強い。
　

スダジイですが、
雄山からは未だに、二酸化硫黄を含む多量の
火山ガスが放出されています。(2006年記）

　半年前の木々の状態ですが・・・・

　

スダジイの足元から緑の再生
　自然の治癒力は素晴らしい。

スダジイとタブの比較です。
　左がスダジイ　右がタブ
　

朽ちた大木の足元にも
　緑の再生　嬉しくなりました。

この木がタブの木と知りました。
　この赤い葉が森の中に彩りを添えています。

タブの木は二酸化硫黄を含む多量の火山ガスにも
強い。

新鼻新山（スコリア丘）.

1983年の火山活動でできた新鼻新山（スコリア丘）.
赤い玄武岩、ほとんど植生はみられません．

溶岩台地の上にも植生が有りました。
緑の再生です。
　三宅島の緑の草木によって甦ります。

アシタバ（明日葉、Angelica keiskei）はセリ科シシウド属の植物。

草丈1メートル前後に育つ。多年草であるが、2〜3年で黄色の傘形花序をつけ、その後に扁平な楕円形の果実をつける

島内を巡ると雑草のように葉を茂らせている。
この緑の葉は便秘防止や利尿・強壮作用があるとされ、緑黄色野菜としてミネラルやビタミンも豊富なことから、近年健康食品として人気が高まっている。

アカコッコ館のそばにある
大路池の湖畔は原生林の中を歩く散策コースがある。
雄山の白骨林からは想像も出来ない程、静かな湖面。
湖面の周りには照葉樹林が残されている。
スダジイ、ハチジョウキブシ、タブノキ等が原生林を作る。島内随一のバードウオッチング・ポイント。


三宅島にはこんなに素晴らしい所があります。

2006年の風景です。
雄山の噴火による亜硫酸ガスの影響で
風景は一変した。

５年の歳月の間の自然の治癒力は素晴らしい。
枯れ木の元から緑の若樹が育ち風景を変えつつあります。緑の島に。

亜硫酸ガスは鉄の柵まで腐食をさせていた。
雄山の噴火は５年の歳月の間に、自然も作られたものも壊していった。海は何事も無かった様に美しいのに。 （2006年の記）

　こんな風景もありました。

帰島5周年記念事業
「東京都響ハーモニーツアー三宅島公演〜減額四重奏トソプラノ〜」が三宅村コミュニティセンターで開かれたそうです。
またたく間にプログラムが進行し最後の演奏曲が終わると会場は割れんばかりの拍手で包まれコンサートは
終了しました。（広報みやけより掲載）

帰島５周年記念事業
「サイクルロードレース」
三宅島アースライトは
　豪華ゲストを迎え盛大に行われました。
　　　（広報みやけより掲載）

三宅島の地図も緑が多くなりました。
雄山の鎮静化が待たれます。

「アーカイブ三宅島2009」
写真コンテストに三宅村の
　沖山雄一さんが
　大賞受賞　「島の神からのメッセージ」
　　　　　　　３枚の組み写真
　　　　　　　「完璧な虹。不死鳥。龍の頭」
　　　　　　　　　　
　　　素晴らしい写真です。（広報みやけより掲載）

広報みやけの掲載の写真は了解を得ました。

民宿の皆さんお世話様でした。
2,006年からの歳月の間に島は元気になりました。
4回の訪問の三宅島に故郷を思うようになりました。

　いつか島民の方々と「古式の穴」を歩ける日が
　近いことを願いたいと思います。

錆が浜港からの出港です。
いつの日にか三宅島に行かれることを願っています。

2006年からの思い出、島の風景を辿りながら
元気な島、三宅島を紀行文として載せました。

　　

2泊3日の三宅島の旅も終りです。
｢古式の穴」の再生に向けて竹林除伐と34人の仲間と汗
森林ボランテイア
三宅島の｢古式の穴」で良い汗をかきました。
達成感のあった作業でした。
半年後の島の緑の風景が楽しみです。
11月に島の方々またお会いしましょう。

｢古式の穴」が村民の方々の憩いの広場として花咲くハイキングコースになります事を願っております。