2007/09/01 - 2007/09/04
88位(同エリア238件中)
京妓さん
最終日は、ライプツィヒで街をあげての野外演奏会。
街中に音楽が溢れていて、満ち足りた気分になりました。
もちろん地元のオケであるゲヴァントハウス管弦楽団の
演奏も聴くことができました。
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子供のころ、ピアノを弾いていたのですが、
どうしてもヨハン・セバスティアン・バッハが好きになれませんでした。
運指が難しいばかりで、弾いていて全く楽しくなかったんです。
ところが、大人になって音楽史や曲の構造など色々知るにつれ、
今度はたまらなくバッハが好きになり、
好きと尊敬が高じて、足跡を辿ってみたくなりました。
というわけで、没後257年目(なんと半端な…)の追っかけの旅です。
バッハの生涯に沿って順に辿れていないところや
ときどき脱線して普通のドイツ観光に走っているあたりは、
現世の諸事情ということで見逃してください。
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【 9/1(土)】
この日は昼までのんびり寝ていました。
残り1日半、ちょっとお金が足りないかもと思い、
ライプツィヒ駅構内の銀行で両替。
1万円が約8302円に… 円弱い、弱すぎるっ! -
【ライプツィヒ市内】
いたいた!
でもフルート君がいなくなって、デュオになってる。
この時はニコライ教会のそばで、
そして、このあと夜はデパートの前で演奏していました。
夜になると、街の生活音がぐっと減るせいか、
音がよく響いて、キレイに調和していました。
手がかじかむ寒さだったのに、ご立派! -
【ライプツィヒ市内】
何を演奏していたか…失念。
ジャズだったような気はするのですが。 -
【トーマス・ショップ】
この指揮棒チョコ、
思いのほか美味しくて好評でした。 -
【トーマス教会】
19:30〜 パイプオルガン・コンサート
隣で花束持って座っていたおじいさん、
プログラムがないようだったので見せてあげました。
互いの共通言語が見つからなくて
会話は成立しませんでしたが、
この演奏を楽しみにしてきた様子はよく伝わりました。 -
【 9/2(日)】
滞在最終日は、ライプツィヒで街をあげての野外演奏会。
プロのオーケストラから路上演奏まで大賑わいです。
この情報を全く知らずに来たので、とても得した気分。
朝イチで見かけたのは、超絶技巧の木琴奏者。
両手で4本のバチを器用に扱い、迫力ある演奏をします。
これ必見!
路上販売しているCDも飛ぶように売れていました。
バチさばきに感激して、私も購入。
右下のチップボックス(=鉢入れ)の大きさに
最初は笑ってしまいましたが、
演奏後はたくさん投げ込まれていました。 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
木琴のバッハの次は、ジャズのバッハ。 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
行ってみたら、どうやら学生バンド…?
左端の帽子を被った男性が、彼らの先生のようです。
一瞬ガッカリしたのですが、 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
なかなかの腕前でした。 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
時々、先生が前に出てきて指揮。 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
かと思うと、先生も演奏に参加。 -
【バッハのジャズ・アレンジ】
個人的には、
メンバーの中でもちょっと神経質そうに見えた
←この左端の男の子のソロ演奏が気に入りました。 -
【激うまバイオリニスト】
彼女、今日もトーマス教会前で頑張っていました。
曲のレパートリーが多いので、
こうして何日も演奏し続けられるのですね。 -
【激うまバイオリニスト】
木でほとんど隠れてしまっていますが、
彼女のちょっと奥にあるのがバッハ像。
バッハ像の横で、堂々たる演奏をしていました。 -
【トーマス教会のガイドツアー】
教会の屋上へ登るミニツアーがあったので
参加してみました。
らせん階段を登って行くと、 -
【トーマス教会のガイドツアー】
途中で、こんな木組みのスペースを通過して、 -
【トーマス教会のガイドツアー】
かつて教会の鐘を鳴らしていた人(管理人?番人?)の
生活スペースがあって、 -
【トーマス教会のガイドツアー】
屋上に到着。
2本の木の間にバッハ像。
その横にいた激うまバイオリニストの演奏は、
屋上まで聴こえてきました。
写真左上の白いパラソルは、カフェのテラス。
彼女の演奏の合間には、
ここから拍手がわき上がっていました。 -
【トーマス教会のガイドツアー】
写真の上半分が、現在のトーマス学校。
その右手の小さなガラス張りの建物が
トーマス・ショップ。
トーマス教会入口は右下です。 -
【トーマス学校の碑】
現在のトーマス学校の入口に、
旧トーマス学校にまつわる石碑がありました。 -
【トーマス学校の碑】
-
【トーマス教会のガイドツアー】
ガイドのおじさん。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
さて、お昼過ぎからは、ゲヴァントハウス・オケが
楽器ごとに別れて、街のあちこちでミニ野外演奏会。
まずは、金管グループから。
←その前に、オケの指揮者がご挨拶。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
午前中に聴いた
バッハのジャズ・アレンジも良かったですが、
アレンジなしの「金管バッハ演奏」も新鮮でした! -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
小さな女の子も、前まで行って真剣に聴いています。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
次は、チェロ&コントラバス&オルガン。
どこかの中庭だったのですが、
あまりに混雑し過ぎていたため、
落ち着いて聴くのはちょっと無理でした。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
バイオリンの三銃士だったのですが、
プログラムを読み間違ってしまい、
私はずっとこの建物の外で待っていました。
(さっき金管チームが演奏していた場所)
気づいて中に入った時には、ちょうど演奏が終わって、 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
三銃士、撤収。
うぅ…ドイツ語がちゃんと読めればこんなことには。 -
【カフェで休憩】
演奏会場を巡ったり、立って聴いていたりで
足が疲れてきたのでひと休み。
ここでも、ケーキにフォークが刺さって出てきました。
2回続くと、何かのスタイルなのだろうと納得。
(最初に遭遇した時は、嫌がらせかとドキドキしました) -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
いよいよ本日のメイン、野外オーケストラです。
少しお金を払うと座席もありますが、
立ち見でもなかなか良い場所を確保できました。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
まずは指揮者がご挨拶。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
最初の曲は、知らない曲でした。
ライプツィヒ市民には馴染みの曲らしく、
皆さん、身体を揺らしながらノッていました。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
2曲目は
ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルー! -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
知っている曲だと、妙に嬉しいものですね。
でもライプツィヒ市民にはあまり馴染みでないらしく、
先ほどのようなノリは見られませんでした。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
野外なので、
救急車のサイレン音が入ってしまうハプニングも。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
その次は、題名はわかりませんでしたが、
オペラの曲で声楽の人たちが加わっていました。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
あっという間に暗くなってしまいましたが、
会場はずっと盛り上がっていました。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
野外とはいえ、まさかオケの演奏が聴けるとは
思っていなかったので、もう感激です。 -
【ゲヴァントハウス・オーケストラ】
あ〜、終わっちゃった…。
ところがっ!
なんと半年後に
ゲヴァントハウス・オケと再会(?)できました。
翌年2008年、トーマス教会少年合唱団と共に来日し、
3月2日 札幌にて 「マタイ受難曲」を演奏したのです。 -
【 9/3(月)】
帰国の日が来てしまいました。
ライプツィヒ駅構内の食品街。
←毎日ここで、果汁100%オレンジジュースや
イチゴジュースを買って飲んでいました。
持ち帰りの場合、ペットボトルに入れてくれるので、
街を散策する時も持ち運べて便利。 -
【バッハに献花】
ライプツィヒとも今日でお別れなので、
お花を買ってバッハに献花。
右側の花束です。 -
【バッハに献花】
またいつの日か、ここに来れたらいいなぁ。 -
【ライプツィヒ →フランクフルト →成田】
LH1109便
ライプツィヒ→フランクフルト
JAL408便
フランクフルト→成田 -
【帰 国】
日本の出入国、ドイツの出入国ともに
きれいに見開きページに収めてくれました。
きっちりした国民性が表れているような気がします。
同じヨーロッパでも、他国ではこうはいきません…。
今回の旅で、さすが全ては回りきれませんでしたが、
バッハの生涯に少し触れることができ、
改めてバッハが好きになりました。
普通の日に普通に歩いているだけで
バッハの音楽に触れることのできるライプツィヒ。
いつかまた行けたらいいな。
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