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[タイ] バンコク 予防接種を大人買い (赤十字、スネークファーム)

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    旅行時期 2009/05/20 - 2009/05/30 (2010/03/25投稿

     バンコクのスネークファームにある赤十字系クリニック。ここは安く予防接種できる場所として旅行者に有名です。せっかくなので、遠慮せずにワクチン注射を受けまくってきました。2009年春のことです。


    **情報は2009年春のもの。1バーツ=3円で計算。

    ==バンコク関連==
    バンコク両替事情 - 為替をめぐる知的冒険。(バーツ、銀行、両替所、T/C、ATM、スーパーリッチ、VASU)
    http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10439814/

    写真 16枚

    エリア:
    タイ > バンコク
    エリアの満足度:
    評価なし
    • バンコクのシーロム近く、ラマ4世通り沿いにタイ赤十字協会の建物が並んでいます。そのうちの一つ、サオヴァバ女王記念研究所(QSMI)の中に、「旅行者クリニック」という名の医療施設があります。ここでは、主に海外へ行くタイ人や海外からの旅行者向けに、健康相談や予防接種のサービスを行っています。日本よりずっと安くワクチンを接種できると評判ですが、実際のことろどうなのでしょう。詳しく見ていきたいと思います。

      [目次]
      各ワクチンの紹介
       1. A型肝炎
       2. B型肝炎
       3. 日本脳炎
       4. 黄熱病
       5. 腸チフス
       6. ポリオ
       7. 破傷風/ジフテリア
       8. 狂犬病

      場所・開院時間
      接種手続き
      イエローカード
      接種戦略
      注意点
      まとめ
      リンク集

    • [各ワクチンの紹介]

      途上国を長期旅行する人に有用とされるが、以下のワクチンです。

       A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、黄熱病、腸チフス、ポリオ、破傷風、ジフテリア、狂犬病

      渡航先や期間、旅行スタイルによってどの病気にリスクがあるのか異なります。詳しくは、最後のリンク集を参考にして下さい。

      それでは、主要な感染症とそのワクチンについて見ていきます。日本の接種料金は東京検疫所、タイの料金は旅行者クリニックのものです。1バーツ3円で計算。

      1. A型肝炎(Hepatitis A)

      アジア、アフリカ、中南米など途上国に長期滞在する人にリスクがあります。食べ物から感染する病気で、最も必要な予防接種のひとつです。

      日本の場合: 3回(2-4週間後、6ヵ月後) 5年有効
      タイの場合: 2回(6-12ヵ月後)
      料金: 日本(各8000円 x 3)、タイ(1400バーツ(4200円) x 2)

    • 2. B型肝炎(Hepatitis B)

      性行為から感染。検疫所では接種を行っていません。

      日本の場合: 3回(1ヵ月後、6ヶ月後) 4-5年有効
      タイの場合: 3回(1ヵ月後、6ヶ月後)
      料金: 日本(不明)、タイ(400バーツ(1200円) x 3)

      =A型・B型肝炎両方=
      日本の場合: なし
      タイの場合: 3回(1ヵ月後、6ヶ月後) 一生有効
      料金: タイ(1150バーツ(3450円) x 3)

      =コメント=
      タイでは、A・Bミックスしたワクチンを接種でき、個別に受けた場合より650バーツほどお得です。来院する回数は3回で同じです。

      =実際=
      A・Bミックスを接種することにしました。ワクチンは英GSK社のTwinrix。ちなみにGSK(グラクソ・スミスクライン)は世界的な医薬品メーカーです。Twinrixの価格をネットで調べてみると、接種費用とぴったり一致します。となると、ここは「接種費用=ワクチンのコスト」と考えてよさそうです。
      ひとつ予想外だったのは、Twinrix接種の前に検査が必要なことです。その内容ですが、B型肝炎ワクチンのプレ接種(450バーツ)、A型肝炎抗体チェック(400バーツ)、さらによくわからない30バーツを加え計880バーツ(2640円)の出費。当日採血して、翌日には結果が出ます。抗体がないことを確認してから、一回目の接種を受けることが出来ました。

    • 3. 日本脳炎(Japanese Encephalitis = JE)

      東アジア、南アジア、東南アジアなど。日本脳炎ウイルスに感染している動物を吸血した蚊から感染。

      日本の場合: 3回(1-4週間後、12ヵ月後) 4-5年有効
      タイの場合1: 3回(7日後、30日後) 3年??
      タイの場合2(生ワクチン): 2回(3-12ヵ月後) 10年有効
      料金: 日本(各4300円 x 3)、タイ1(250バーツ(750円) x 3)、タイ2(450バーツ(1350円) x 2)

      =コメント=
      タイではすでに、日本脳炎の生ワクチンが接種できます。トータルでは割高ですが、2回の接種で済みます。このクリニックで使用するワクチン(CD.JEVAX)は中国で10年以上実績があり、アジア各国にライセンスされています。

      =実際=
      生ワクチンを接種しました。ワクチンは成都生物製品研究所の製品を韓国企業がライセンス生産したものです。

    • 4. 黄熱病(Yellow Fever)

      アフリカや南米の熱帯地域。蚊によって媒介されるウイルス性の感染症。

      日本の場合: 1回 10年間有効
      タイの場合: 1回 10年間有効
      料金: 日本(7,700円 )、タイ(850バーツ(2550円))

      =コメント=
      日本の場合、国際証明書の作成に820円

      =実際=
      仏サノフィ・パスツール社製のワクチン。この会社は世界最大のワクチン専門会社です。

    • 5. 腸チフス(Typhoid)

      途上国など。汚染された飲み水や食物などからチフス菌が感染。

      日本の場合: なし
      タイの場合: 1回 2年有効
      料金: タイ(305バーツ(915円))

      =コメント=
      日本では予防接種が行われていない。

      =実際=
      仏サノフィ・パスツール社製

    • 6. ポリオ(Polio)

      南アジア、中近東、アフリカなど。感染者の糞便から出るウイルスが経口感染。

      日本の場合: 1回 (ブースター)
      タイの場合: 1回 (ブースター) 10年有効
      料金: 日本(2900円)、タイ1(注射250バーツ(750円))、タイ2(経口80バーツ(240円))

      =コメント=
      日本では子供の時受けているが、追加接種が必要。

      =実際=
      Bio-Farma製の経口ワクチン。

    • 7. 破傷風(Tetanus)/ジフテリア(Diphtheria)

      破傷風: 破傷風菌は世界中の土壌に存在。怪我をした時、傷口から感染。
      ジフテリア: ロシア、東ヨーロッパなど。ジフテリア菌の感染。

      日本の場合: 1回 (ブースター) 10年有効。
      タイの場合: 1回 (ブースター) 10年有効。
      料金: 日本(破傷風トキソイド 3500円)、
       タイ1 破傷風トキソイド(Tetanus Toxoid)
       40バーツ(120円)
       タイ2 ジフテリア破傷風混合(Diphtheria-Tetanus)
       80バーツ(240円))

      =コメント=
      すでに三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)で接種済みなので20代前半まで不要。ブースター1回で10年OK。

      =実際=
      ジフテリア破傷風混合を接種。インドのSerum Institute製。

    • 8. 狂犬病 (Rabies)

      アジア、アフリカ、中南米など。犬に噛まれて発症。発病すればほぼ100%が死亡。

      日本の場合: 3回 (4週間後、6-12ヵ月後。またはタイと同じ)
      タイの場合: 3回 (7日後、21日後または28日後)
      料金: 日本(各6400円 x 3)、タイ(各350バーツ(1050円) x 3)

      =実際=
      接種してません



    • [場所、開院時間]

      サオヴァバ女王記念研究所(QSMI)はラマ4世通りの北側にあります。BTSで行くなら最寄り駅はサムヤン、シーロム、サラディーンあたり。サムヤンが一番近いでしょうか。カオサンからバスで行くには#47で20-30分。#15に乗ってシーロム手前で降りるのもありです。近くにはルンピニ公園があります。

      建物のすぐ後ろは、スネークファームがあり蛇毒採取のデモが見れます。スネークファームもQSMIの一部です。

      開院時間は、ホームページによると
      平日: 8:30-4:30
      土曜、祭日: 8:30-12:00
      日曜: 休み
      となっています。予約は不要です。ワクチン切れの時がたまにあるとの噂ですが、その頻度はわかりません。私自身はそういう経験はありません。

    • [接種手続き]

      実際に接種を受ける手順をみていきます。到着したら、噴水を超えて建物(写真)の中に入っていきます。一階には4,5室あるのですが、そのうち「Travel Clinic」と書かれている部屋に入ります。初めての場合、まずは患者カードを作ることになります。それが終わると、申し込み用紙(写真)に受けたい予防接種にマークをつけ、机に座っている看護婦に渡します。ちなみにこの用紙に書かれているIM,SC,Oのマークは、それぞれ

       IM(Intramuscular - 筋肉内注射)
       SC(Subcutaneous - 皮下注射)
       O(Oral-経口)

      を意味します。IMとSCでは、注射針も針を刺す場所、角度、太さも違うのです。

      その後、担当医師と相談し、問題がなければ建物入り口の窓口に行き、必要なワクチンを購入します。同じ部屋に戻り、注射用の小部屋でワクチンを接種します。複数接種する場合は、続けて注射します。それが終わると、看護婦の所に戻り、イエローカードにワクチンの名前、日付、ワクチンメーカーの名前とロット番号、有効期間などを書いてもらい終了です。医師と看護婦の方は英語を話します。

    • [イエローカード]

      ここで予防接種を受けると、パスポートサイズのオレンジ色の小冊子がもらえます。これがイエローカードです。表紙には、タイ厚生省の名前の下にInternational Certificate of Vaccination(国際予防接種証明書)のタイトル。さらにその下に連番、名前、パスポート番号が書かれています。イエローカードといえば黄熱病専用のイメージがありますが、ここでは他の予防接種も記録されます。実際には入国時に黄熱ワクチン以外の記録を求められることはないのすが、正式な接種記録として残るので管理が容易です。

      このイエローカード、よく見るといくつか問題があります。1つは記録を書き込む欄の少なさ。全部で10行しかありません。複数回接種のワクチンもそれぞれ記録されるため、私の場合あと一行しか残っていません。もし狂犬病(3回)を受けた場合、新しいものが必要になります。次に、パスポートを更新した場合どうなるのでしょう。表紙と4ページ目には、手書きでパスポート番号が書かれています。黄熱病ワクチンは10年有効ですが、私のパスポートは残り3年です。名前が合っていればいい気がしますが、念のため古いパスポートを持つ必要があるかもしれません。最後に、再発行できるのかという問題があります。日本では可能ですが、こちらの場合不明です。

    • [接種戦略]

      ここで紹介したワクチンをすべて受けると、11-13回注射することになります。何度も通院するのは大変なので、予防接種の最適化が必要になってきます。もちろん、すべてのワクチンを受ける必要はありません。もし必要だったら...という話です。

      すべてのワクチンをタイで受けると仮定します。黄熱病、腸チフス、ポリオ、破傷風は一回の接種で終わるのでスケジュール調整が楽です。

      次に、2回の来院が必要なものとして、A型肝炎(生)と日本脳炎があります。それぞれ二回目が6-12ヶ月後、3-12ヵ月後と幅があるので、しばらくしてから一年以内に来タイする予定があればスケジュールが合います。

      3回の来院が必要なものとして、B型肝炎(Twinrix含む)と狂犬病があります。B型肝炎は2回目(1ヶ月)、3回目(6ヶ月)と間が空いています。このスケジュールに合わせるには、1ヶ月間または1ヵ月後にタイにいて、なおかつ6ヶ月後くらいに來タイすることになり、やりくりが大変です。B型肝炎はA型ほど重要でないので、接種しないという選択肢もあります。もし、2回目をなんとかできれば、6ヵ月後に日本脳炎とA型肝炎の2回目と一緒に接種することもできます。そうなると、最初からTwinrixにしたほうがお得なのですが。狂犬病の場合、2回目(7日後)、3回目(21日後または28日後)と短期間に集中しているので、一ヶ月ほどタイ周辺にいる人なら対応できます。

      これらの条件をもとに最適化するとこうなります。

      -来タイ-
      Day0. A/B肝炎検査、狂犬病1、ポリオ(生)
      Day1. Twinrix1、日本脳炎(生)1
      -1週間タイ旅行-
      Day7 狂犬病2、ジフテリア破傷風混合
      -3週間アジア旅行-
      Day28 狂犬病3、黄熱病
      Day30 Twinrix2、腸チフス
      -日本でまったり-
      6ヵ月後 Twinrix3、日本脳炎(生)2

    • [注意点]

      狂犬病とB型肝炎は海外で3回も接種することになり、なかなか大変そうです。運悪く次の接種日に来れないとどうなるのでしょう。B型肝炎の場合、間が空いているので、数日違ってもあまり影響はないと思われます。あくまで「最適化されたスケジュール」ということです。6ヵ月後に受けるべきところを7ヶ月後に受けたとしても、最後の1ヶ月間予防効果が低いとか、次の注射の効果が90%から80%に落ちるとか、そういう問題です。それが狂犬病になると話が違いそうです。三回目は21日後または28日後と、かなり具体的に指定されています。

      同日に複数のワクチンを注射するのは大丈夫でしょうか。東京検疫所のページを見ると、ワクチンの種類により間隔を空けるよう書かれています。他のサイトでは、医学的には問題ないとも書かれています。その話をクリニックの医師に聞いてみると、「だいじょうぶ」とのこと。というわけで、私は来院する度に、左右の腕に一本づつ注射していきました。

      ここまで見ておわかりのように、タイでで使用されるワクチンの種類、接種回数や間隔は日本と同じではありません。ですので、複数接種が必要なワクチンを別の国で受けて効くのかという問題が起こります。それは各検疫所の医師にお聞きください。

      この旅行者クリニックでは、予防接種については不明ですが、マラリアに関する相談も行っています。また、各種抗体検査を受けることもできます。一番代表的なのはエイズ検査(150バーツ)でしょうか。そういえば、タニヤやパッポンは大通りを越えてすぐそこです。こちらも注意が必要です。
       

    • [まとめ]

      ご覧のように、バンコクでは日本より割安、お手軽に予防接種が受けられることが確認できました。それでも、すべてこなすと結構な金額になります。トータルで2万円強。これが日本だと7万円(B型肝炎、腸チフス、ジフテリアを除く)なので、文句は言えません。予防接種は言ってみれば「途上国用の保険」のようなものなので、そういうところに行かない人には必要ありません。風邪や下痢にかかる確率のほうがはるかに高いのです。そっちを先に心配しろという話です。全くまとまっていませんが、このへんで終わりにしたいと思います。それでは、健康に気をつけてよい旅を。


    • [リンク集]

      ==海外旅行記一覧==
      http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list

      ==国内旅行記一覧==
      http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list


      ==予防接種関連==

      サオヴァバ女王記念研究所
      Queen Saovabha Memorial Institute(QSMI)
      http://www.saovabha.com/en/default.asp

      旅行者クリニック
      Immunization and Travel Clinic(ITC)
      http://www.saovabha.com/en/clinictravel.asp

      厚生省 - 海外渡航と予防接種
      http://www.forth.go.jp/tourist/useful/02_tokou_yobou.html

      東京検疫所
      http://www.forth.go.jp/keneki/tokyo/syokai/yobo.html

      国内と海外の違いなどいろいろ
      http://www.mcfh.net/immunization.htm

      その他英語サイト
      http://www.who.int/ith/en/
      http://www.mdtravelhealth.com/

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