南インド２９：　コーチンに　「古鎮」　発見！？

2009/12/19 - 2009/12/19

さて、今日は午前中に、ｷﾁｬﾅｲ・アンビリバボー・インディアの中でも比較的、マシな、ここコーチンの周辺を散策してみます。

「アフリカ廻り東行航路発見者、バスコ・ダ・ガマが眠る、東方の真珠、コーチン」と言われていただけに、ﾜﾚﾜﾚの中でのイメージは、そりゃあ「静かで、美しく、リゾート気分を味わえる、落ち着いた古都」というものでした。

まあ、フォート・コーチンの前にエルナークラム市街地を見るのだから、着いたとたんにその夢はもろくも崩れ始め、フォート・コーチンに着いて、スグに「なんじゃコリャ！？やっぱし、ここもｷﾁｬﾅｲ・アンビリバボー・インディアじゃあナイカ！？」となります。

でも古い街でもあり、１６世紀にポルトガル人がやってきて、日本になじみの深いフランシスコ･ザビエルがキリスト教を布教したところでもあるので期待はしてみましょう。

緊急避難ページ;
http://www.geocities.jp/ariyan9910n/eurasia4_131.html

エリア コーチ(インド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前７時ころ、宿のFort Inn Home Stayからスタートしてマッタンチェリー地区方面へ向かいます。

宿のFort Inn。（ブルーの建物）

コーチンは古くからのスパイス交易地として栄えた、という地です。

昔は貿易港としてさぞかし繁栄をしたものと考えられます。
今でも港には税関があり、保税上屋があるようです。（かなり寂れていますが）

現在のコーチン中心地であるエルナークラムへの渡し舟の時刻表です。

朝早くから夜遅くまで船はあるようです。

東サイドにあるウィリンドン島方面から太陽が昇り始めました。

静かな海面に朝日が反射しています。
暖かくて穏やかな一日の始まりです。

こうした風景を、中世のポルトガル人、オランダ人も見たことでしょう。

海水は暖かく栄養豊富なんでしょう。

浮き草がかなり沢山、流れています。

さすがココは静かで人が少なく、落ち着いた港町です。

今までの人ゴミの街とは一味違います 。

フォート・コーチン地区とマッタンチェリー地区との境に、小さな川（運河？）があります。

その運河のほとりに、中国の古鎮を想わせる、ふる～い一角があります。

古～い住居群、小さな運河、その運河に浮かぶ小船。

条件はあの紹興にあった古鎮と同じです。

あそこも清潔ではなかったけど、ここのはもっとｷﾁｬﾅｲです！　
さすが、というか、やっぱしインドです。

さつまいも？　

イイエ、これは「タピオカ」といわれるイモの一種です。
高校の地理の勉強で、タピオカという言葉は知っていましたが、実物を見たのは初めてです。
インドの人たちはこれを生でかじったりしていました。
確かにデンプ ン質の豊富なものでした。

運河に沿って街が広がっているので、沿って進みますと、、、

運河に架かる小さな石橋がありました。

渡ろうとすると、カラスが威嚇してきます 。

運河に溜まるゴミに群がるカラスたち。
臭くてｷﾁｬﾅｲ・インディアです。

ﾊﾟｰﾄﾅｰは最近では、こうしたｷﾁｬﾅｲ・アンビリバボー・インディアを見るだけ、空気を吸うだけで、お腹が痛くなって来るようです。

でもこの先がどうなってるか？
が気になって先に進もうとします。

それにしても、古都コーチンにしてこの調子なのですから困ったものです。

カラスはゴミ漁りに忙しいが、野良ネコはのんびり朝寝。

野良ヤギものんびりベンチでお休み。

静かで、ｷﾁｬﾅｲ下町風情もまた良いものです 。

日本の生活レベルからいえば、いわゆる、貧民窟ですが、人々がのんびりしており、いい人々です。

日本人に対しては良い感情をもっているようで、ジャパンと言えば、皆さん大歓迎をしてくれます。

ｷﾁｬﾅｲ古鎮を当ても無くさ迷って、出てきたところが、なんと自分の泊まっている宿の横でした！

つまり、表通りの裏側全体が貧民窟みたいな様相なのでした。

アンビリバボー・インディア！！