2005/08/15 - 2006/06/19
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tabbyさん
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南アルプスのふところ、長野県高遠町の山あいに小さな土地を買いました。
周りにはほとんど人家がなく、雑木林に囲まれた静かなところです。敷地内には沢が流れています。
契約当日、さっそく現地にテントを張り、一晩過ごしました。
テーブルとイスを組み立て、一杯やっていると月が出ました。
その夜は、遠くに鹿の鳴声を聴きながら眠りにつきました。
僕はこの小さな場所を韓国の名勝にちなんで「ソラクサン(雪岳山)」と命名しました。
そのうち小さな小屋を自分で建てるつもりです。
(この文章は、2002年に長野に土地を取得したさい綴ったものを転載しました。その後、セルフビルドで小屋をひとつ建てました。その顛末は下記ウェブ版で)
http://homepage3.nifty.com/tranquility/tq/cb/country.htm
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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8月15日
河口湖から御坂に至るバイパスが完成する。
確かに便利になった。でもなんとなく寂しい気もする。
考えてみれば松本で大学生活を送っていた弟の下宿へ遊びにいったのが最初で、その後何十回となく通った道なのだ。
富士山を越え、ようやく甲府盆地にさしかかると、道の両側にはぶどう棚が並んでいる、そんな風情が好きだった。 -
さて、今回の訪問はなんと4月ぶりです。(一回旅行の途中でよったのですが、この日記には書いていません)
それにしてもこの植物の生命力 -
たび風ゴーヤチャンポー!
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草刈り草刈り
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天井
薄いベニアは具合が悪かったので、一番安い野路板に変更中 -
たまにはジャンクフードも食いたくなる
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イモリちゃん
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今回ほど小屋を持っていて良かった、と思ったことはない
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一日のうちに天気が何度も変わる
夜半激しい雨が降り、朝は曇り、午後もう一度激しく降り、夕方にはこんな青空 -
米から転作の蕎麦と書いてあった
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沢が流れているので蛍がたくさん居そうなもんだが、
数匹、しかもうっすらとしか発光しない
夜半、漱石の「思い出すことなど」を読む
所謂「修善寺の大患」前後のことが書かれている。
瀕死の状態で、それでも自己の生の論理化に執着する。自分にはとてもかなわないと思うと同時に、同じことをしたくないという気持ちにもなる。 -
送り火
縁もゆかりもないこの土地で、僕は誰の霊を呼び、また、送り出したのだろう? -
9月17日
仕事が引けたあとのソラクサン行き
交通量の少ない夜の高速道をひた走る。
ふと「旅情」という古い言葉を思い出す。
そういえば、漱石の小説の中に出てくる旅先での夜の描写は、どれも本当に鮮やかだ。 -
仕事が引けたあとのソラクサン行き
交通量の少ない夜の高速道をひた走る。
ふと「旅情」という古い言葉を思い出す。
そういえば、漱石の小説の中に出てくる旅先での夜の描写は、どれも本当に鮮やかだ。 -
近くのホームセンターで買う予定だった野路板は売り切れ、
たちまちやることがなくなる。
今回はとにかく小屋のまわりをたくさん歩いてみようと思った -
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昼間、僕が土地を買った不動産屋が、隣接した土地を他の客に見せるためにやってくる。
売れてしまわないことを祈る。 -
夜が押し寄せてきます。
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中秋の名月の前日
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月光写真を撮ってみる
窓枠が見えますかぁ? -
いつか移住することを夢見ているが、
いざ向こうに移り住んだら、案外こうして一生懸命遠距離をドライブして、ソラクサンへ向かった日のことが懐かしく感じられる時が来るかもしれない。 -
10月9日
睡眠不足のため、到着後すぐに眠ってしまう。
気がつくと夜明けだ -
夜のなごりが1匹
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雲の図鑑
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雲の図鑑、その2
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雲の切れ間からさす光に照らされる月蔵山
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午後、重機を使ったソラクサンの整地を依頼してあった、ガテン系のあんちゃんがやってくる。
駐車スペースと、2棟目の小屋を作る場所を確保するのだ。
10分ほど、どういう風に整地するかを話し合う。
たったこれだけでこちらのイメージどおりに出来たらすごいぜ(自嘲) -
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また夜が来る
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そばが実る
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留守番犬
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11月4日
Yeah! that was a pretty close one.
いやぁ、危ないところでした。
もう少しでほぼ1年続いている禁酒を破るところでした。
別に飲んだっていかまわないけど、
飲み始めると、なんだか自分が酒の為に生きているような気持ちになる。
あれが嫌なんだ -
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さて、ただいま小屋の中はたいへん散らかっております。
片付けている余裕なんてありません。
何しろ今回は凶暴な怪獣を一頭連れてきているのだから -
えらそう
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何を作っているかというと
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男の料理の定番ですな
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予想通り
依頼してあった整地はいい加減なやっつけ仕事。
こっちがこうしてくれって言ってあったことをひとつも守っちゃいねー -
さてどうするか
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なぜよこさぬ!!
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雑誌「ダヴィンチ」の今月号の特集記事のタイトルは「さようならスナフキン」
読んでいくと思い当たるふしが多い。そうか僕はスナフキンだったのか。
べつに好き好んでこの性格になったわけじゃないけど
念のため、スナフキンとは童話ムーミンに出てくるロマの青年の名だ -
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3月10日
4ヶ月ぶりにやってきましたよ -
前夜、高速をひた走り、10時に到着する。
夜半、床下に動物の気配がして、気になってあまり眠れず。ウサギかなにかだろうか? -
第2号棟建設予定地(笑)
イメージが固まってきましたゾ -
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沢水を汲むのにちょうど良い。
1.5リットル。酒飲みだったころのなごり -
ジャガと豚肉のパスタ
味付けは塩コショウとニンニクのみ
ウマイゾ -
打ち捨てられた過去
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芽吹きはまだか?
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林の中には放置された倒木がいっぱい
そのままにすると危険だし、薪ストーブを手に入れたら、薪として使えるようにできないだろうか -
なにやら荒れる予感
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晩飯は定番のカレーといよかん、そして禁酒挑戦者の味方、ノンアルコールビール
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月が出ました
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今日も日が暮れる
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なにやら最近マンネリ気味
小屋を作り始めてから2年
そろそろ新しいことを始めないと
課題
1)トイレ
2)1号棟内装
3)庭
4)畑
5)2号棟
6)ネット環境 -
白熱灯の暖かい明かりが好きだ
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マーラー「大地の歌」
70分の全曲をしみじみと聴いた
翌日は雨になった -
4月8日
動物の視線 -
夕方到着しました。
睡眠不足から2〜3ページも読み進まないうちに眠ってしまう。
夜半、寒さで何度も目を覚ます。
まだここは冬の続きなんだね -
寒いはずだ
霜が降りました -
そうはいっても芽吹きはすぐそこです。
枝先が真っ赤になっているのがその証拠 -
日のよくあたる場所ではもう若草が芽を出しています。
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藤村D 「皆さん、リスがいました。さあ次は何を見つけるかな」
大泉 「うるさいよ!」 -
隣町の伊那市へ買出しに出かけます。
木曽山系 -
お仕事 その1
ブルーベリーを植えます。
ここは高地のため「ハイブッシュ」系の苗を選択
ソラクサンは水はけがよく、雨が多いので、たぶんブルーベリー栽培にはぴったりだと思うな -
土壌を酸性にするため、ピートモスをたっぷり入れる。
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お仕事 その2
ウッドデッキの木部保護塗料を塗り替えます。 -
お仕事 その3
駐車スペースと小屋のあいだになぜか残る土手を取り除きます。 -
大石を発掘
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何とか平らにしました。
作業は順調に進んだものの、思いのほか持久力がないことが露呈。
1時間の作業でカラータイマーが鳴りました。 -
ナズナと牛肉のパスタ
あまりおいしそうに見えないところがまた、うーむ -
雪解け水を集める
手を入れると切るように冷たい -
こちらは茅野市と八ヶ岳連峰
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5月3日
桜の森の満開の下
こんな誰も来ないような山奥で満開の八重桜が
ちょっと異様な感じがする
だから今回のタイトルは坂口安吾だ -
さて、こちらはうって変わって
のどかなソラクサン -
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花好きの単なる好々爺と化す
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ノビルの群生ハケーン!
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これで薬味には困りますまい
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さっそく刻んだやつをパスタにふりかけておいしくいただく
はむ -
漱石の「行人」と野田知佑の「北極海へ」を読む
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翌日は朝から雨になりました
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洗うのが簡単でいいよね
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森で鹿に遭遇
カメラを取りにいっているあいだにどこかへ行ってしまった。
嬉野D「シカでした」
それはもういいって -
夕方には晴れ間が見え始めました。
すごい色だなこれはしかし -
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朝も早よから穴堀りだす
ユンボを使えばほんの30分だよな
ビバ機械文明!
「鉄郎よ、お前はこの惑星を支える1本のネジとなるのだぁ!」(錯乱しとる) -
3日目はよく晴れた
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サルの親子を見ました
母猿が悠々と道路を渡っていくので、そちらに気を取られていると、
反対側には取り残された小猿が、、、
ごめんよ、邪魔しちゃったね -
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翌日の早朝に帰りました。
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5月21日
今回はなんか変
最初から調子が出ない
寝不足で夜間の出発をあきらめ、翌朝に延期する。するとシャワーが故障、3時間足止めを食らう。
結局出発したのは9時半をまわってからだ
オマケにフィルムの感度設定まで間違ってるし、、、orz -
桐の花ってこんな色だったんだ
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山の天気は変わりやすい
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羽を乾かさなくっちゃ
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面白いかたち
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前々回植えたブルーベリーが花を咲かせている
しかし、このあと悲劇が、、、、
そう草刈をしていたら一本刈ってしまったのです。馬鹿だな -
またまた穴掘りの時間ですよ
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大雑把にはできた
あとはきちんと平らにして、枕木を埋め込んでいく
できれば段差は石垣にしたい
気の遠くなるような話だ -
ノビル
今回は球根も食す -
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ここ伊那谷は、じつは北海道に次ぐ羊肉の消費地。
スーパーでも普通にマトンが売っている -
大自然の驚異ですなぁ
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6月13日
仕事がひけて、ソラクサンへ直行
途中の河口湖畔にある、なんとも雰囲気のあるうなぎ料理店。池波正太郎の世界だな
前を通るたびに立ち寄ってみたくなるが、
ひとりでふらっと入れるような雰囲気ではなさそう -
中央高速、長野県に入ると標高1000mを超える
夜気に冷たいものが忍びこんでくる -
現地9時到着は、これまでの最速記録です。
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ひええ!
雑草に覆われて、いとしのブルーベリーちゃんが死亡寸前
ともかく雑草を刈って、追肥する -
-
雑草を刈り終えて、そのまま今度は土方に進む。
雑草の生えていないところは掘り出した土をぶちまけたところです
たび号が水平になるまで掘らなくてはいけません -
ラジオをつけるとソプラノ歌手が「ソルベイグのうた」の悲しいメロディーを歌っている。
恋人を泣かせてはいかんよ、ペール・ギュント君 -
ええ、ええ
レトルトカレーです。
ナチュラリストにあるまじき食事
なんだよぉ、、
だって忙しかったんだもの -
こんなにがんばった自分をほめてやりたい
ああ、サンタマリア(オッペルと象) -
コーヒーが好きだ
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やあ!
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撮った記憶のない1枚
恐ろしげな荒れた空
ブレてもないし、きちんと三脚を使ったらしい
それにしてもなぜ -
最終日は雨
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サービスカットにゃん
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