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 去る8月18日(火)より23日(日)まで、モスクワ郊外のジューコフスキー飛行場で、2年に1度の、モスクワ国際航空ショー【MOSCOW INTERNATIONAL AVIATION AND SPACE SALON】が開催されました。今回、この航空ショーを観覧するツアーをジェーアイシー旅行センターで初めて催行し、添乗させていただく機会を得ることができました。<br /><br /> 開催の2日前に、デモフライトを披露する予定だったロシア空軍のアクロバットチーム「РУССКИЕ ВИТЯЗИ」の隊長機が訓練中に墜落し、パイロットが亡くなるという事故があり、開催自体が危ぶまれましたが、結局一部のプログラムが変更されただけで、予定通りの期間でショーは行われ、まずは一安心でした。

大空へ夢を乗せて~MAKSモスクワ国際航空ショー添乗記

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2009/08 - 2009/08

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 去る8月18日(火)より23日(日)まで、モスクワ郊外のジューコフスキー飛行場で、2年に1度の、モスクワ国際航空ショー【MOSCOW INTERNATIONAL AVIATION AND SPACE SALON】が開催されました。今回、この航空ショーを観覧するツアーをジェーアイシー旅行センターで初めて催行し、添乗させていただく機会を得ることができました。

 開催の2日前に、デモフライトを披露する予定だったロシア空軍のアクロバットチーム「РУССКИЕ ВИТЯЗИ」の隊長機が訓練中に墜落し、パイロットが亡くなるという事故があり、開催自体が危ぶまれましたが、結局一部のプログラムが変更されただけで、予定通りの期間でショーは行われ、まずは一安心でした。

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  •  18日(火)、プーチン首相がヘリコプターで会場を訪れ、開会式が行われましたが、警備上の理由とのことで一般客はもちろんのこと、一部を除きマスコミまでも締め出されてしまいました。<br /><br />前回2007年の際には、当時大統領だったプーチンが、超音速戦略爆撃機ツポレフ160に自ら搭乗して会場に飛来し、「強いロシアの、強い指導者」をアピールしていましたが、今回は事故の関係か、または金融危機による経費削減か、そうした演出はなかったようです。<br /><br />翌日会場には、プーチンが会場に招かれた多くの子供たちと一緒に撮影した大きな写真に、プーチン自身がサインを入れたボードが飾られていました。

     18日(火)、プーチン首相がヘリコプターで会場を訪れ、開会式が行われましたが、警備上の理由とのことで一般客はもちろんのこと、一部を除きマスコミまでも締め出されてしまいました。

    前回2007年の際には、当時大統領だったプーチンが、超音速戦略爆撃機ツポレフ160に自ら搭乗して会場に飛来し、「強いロシアの、強い指導者」をアピールしていましたが、今回は事故の関係か、または金融危機による経費削減か、そうした演出はなかったようです。

    翌日会場には、プーチンが会場に招かれた多くの子供たちと一緒に撮影した大きな写真に、プーチン自身がサインを入れたボードが飾られていました。

  •  19日(水)、20日(木)は、トレードデーで、主に各国の外交団、軍、民間のバイヤーに対する航空機や関連機器などの商談の場となりました。スホーイ、ミグ、ツポレフ、イリューシンといった航空機メーカーや、ミサイルその他の搭載機器などのメーカー、ロケットや宇宙服のメーカーなどのブースが並び、コンパニオンの女性がほほ笑みながらカラフルなパンフレットを手渡していて、さながらモーターショーのようでした。<br /><br />そうしたブースに、いかめしい軍服をまとった各国の駐在武官や、スーツ姿の男性が、興味深く足を止めている姿が見受けられました。ロシアにとって、軍用、民用の航空機が、重要な輸出産業であることを、ありありと実感させられると共に、かつて冷戦時代には秘密のベールに包まれていた旧ソ連の戦闘機などが、今や商品として陳列されているさまに、隔世の感を禁じ得ませんでした。<br /><br /> 外では、今回のショーの目玉で、初デビューとなったスホーイ製の小型ジェット旅客機「スホーイ・スーパージェット100」が、繰り返しデモフライトを披露していました。屋内のブースもひときわ目立っていて、今後世界で多くの需要が見込まれる小型ジェット旅客機の分野に参入すべく、ロシア政府もかなりの支援を行っているようです。

     19日(水)、20日(木)は、トレードデーで、主に各国の外交団、軍、民間のバイヤーに対する航空機や関連機器などの商談の場となりました。スホーイ、ミグ、ツポレフ、イリューシンといった航空機メーカーや、ミサイルその他の搭載機器などのメーカー、ロケットや宇宙服のメーカーなどのブースが並び、コンパニオンの女性がほほ笑みながらカラフルなパンフレットを手渡していて、さながらモーターショーのようでした。

    そうしたブースに、いかめしい軍服をまとった各国の駐在武官や、スーツ姿の男性が、興味深く足を止めている姿が見受けられました。ロシアにとって、軍用、民用の航空機が、重要な輸出産業であることを、ありありと実感させられると共に、かつて冷戦時代には秘密のベールに包まれていた旧ソ連の戦闘機などが、今や商品として陳列されているさまに、隔世の感を禁じ得ませんでした。

     外では、今回のショーの目玉で、初デビューとなったスホーイ製の小型ジェット旅客機「スホーイ・スーパージェット100」が、繰り返しデモフライトを披露していました。屋内のブースもひときわ目立っていて、今後世界で多くの需要が見込まれる小型ジェット旅客機の分野に参入すべく、ロシア政府もかなりの支援を行っているようです。

  •  更にトレードデーでは、最新鋭戦闘機「ミグ35」や「スホーイ35」、飛行艇「ベリエフ−200」や戦闘ヘリ「カモフ52」などが、派手なデモフライトを演じました。いずれもロシアが熱心に国際市場に売り込みをかけている「商品」ばかりです。<br /><br /> 21日(金)〜23日(日)はパブリックデーで、入場料も4分の1になり、親子連れなど多くの、一般市民がつめかけました。シャシリクやプロフ、みやげ物屋などの屋台も並び、ショーの主役は、軍のアクロバットチーム「СТРИЖИ」や「СОКОЛЫ РОССИИ」などの華やかなデモフライトに移りました。<br /><br />ビール片手のお父さんと共に空を見上げていた多くの子供たちも、大空への夢をふくらませたことでしょう。

     更にトレードデーでは、最新鋭戦闘機「ミグ35」や「スホーイ35」、飛行艇「ベリエフ−200」や戦闘ヘリ「カモフ52」などが、派手なデモフライトを演じました。いずれもロシアが熱心に国際市場に売り込みをかけている「商品」ばかりです。

     21日(金)〜23日(日)はパブリックデーで、入場料も4分の1になり、親子連れなど多くの、一般市民がつめかけました。シャシリクやプロフ、みやげ物屋などの屋台も並び、ショーの主役は、軍のアクロバットチーム「СТРИЖИ」や「СОКОЛЫ РОССИИ」などの華やかなデモフライトに移りました。

    ビール片手のお父さんと共に空を見上げていた多くの子供たちも、大空への夢をふくらませたことでしょう。

  •  今回のMAKS 2009観覧ツアーは、企画段階から多くの皆様のご助言をいただき、無事故、大成功で帰国することができました。ぜひとも次回、2011年の観覧ツアーも実現させ、ロシア航空機産業の今をご覧いただく機会を、多くの方々に提供したいと念願しています。

     今回のMAKS 2009観覧ツアーは、企画段階から多くの皆様のご助言をいただき、無事故、大成功で帰国することができました。ぜひとも次回、2011年の観覧ツアーも実現させ、ロシア航空機産業の今をご覧いただく機会を、多くの方々に提供したいと念願しています。

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