2009/09/22 - 2009/09/22
24位(同エリア82件中)
riverwillさん
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シルバーウィークを利用して、今回は単身ブラジルへ高飛びしました。
日本列島が何個もすっぽり収まる広大な国で、7日間計5都市を周遊、タフでハードで楽しい旅となりました。
今回はマナウス編 第1日目です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船
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-
サンルイスの空港を22:00頃出発、次の目的地・マナウスへは深夜の01:45頃到着。
小型機でのフライトのため、空港に降り立ってから到着口までは徒歩になります。
さすがアマゾンの首都、機体から出た瞬間、深夜にもかかわらず湿気交じりの熱気にムアッと包まれます。
そこはアマゾンという偏った先入観を根底から覆すぐらい、きれいで清潔で先進的な空港でした。驚き!
サンルイスに比べ立派な観光案内ブースがあります。(夜23:00ぐらいまでOPEN)英語も通じます。
ATMもたくさんありました。
さて、
24時間OPENのカフェにて、日本から予約していった日系旅行代理店のガイドが迎えに来る朝8時までそこで一晩過ごすことに。 -
早朝7時ごろ、チラホラお店がOPEN。
客も夜明け過ぎてからワラワラと増えてきました。
お腹が空いたのでファーストフードのお店でアマゾン原産フルーツでできたアイスクリームをテイクアウト。
お店の人は気さくに何度も味見させてくれます。しかも結構スプーンに盛ってくれる。サービスいいです。
とうもろこし系のフレーバー、独特の甘さでなかなか絶品。お値段はBRL6.0(約300円)。ちょっとお高めですが、SMALLサイズにしては300mlぐらいのてんこ盛りです。
そうこうしているうちに待ち合わせの8時になり、旅行代理店のツアーガイドさんが現れました。ワゴンタクシーにてピックアップ。
同様に市内ホテルにて待機中の日本人旅行客2名をピックアップしに向かいます。 -
ガイドはブラジル人でしたが、日本滞在歴15年、別れた奥様は日本人、ジョークも飛び交う日本語ペラペラぶりで、ようやく言葉が通じる安心感を得ました。
今回同じツアーに参加する日本人女性2人組は、意外にも住まいや勤務地が近く、旅のルートもとても似ていていい感じでした。
途中、わたしがマナウスの観光名所のひとつ「アドウフォ・リスボア市場」を見たいといったらガイドの人が特別寄り道してくれました。お蔭様で早朝の市場の活気に触れることができました。(その模様はまたのちほど)
空港から約30分で船着場に到着。ここからは船でリバーサイドホテルまで移動です。 -
同乗したボートにはすでに日本人女性の団体客20名ぐらいが賑やかに待機。
話を聞くと、どうも、わたしがマナウスに到着した前日、「島唄」のTHE BOOMの皆様がマナウスでコンサートを開催されたらしく、そのファンクラブの方々がコンサート後の観光で、ということでした。
もちろんガイドは日系人、当然日本語ペラペラ。
日本を離れた地球の裏側で、アマゾン川の上にいるのに、日本語だけが飛び交い、日本人だらけの異質な空間に、やや違和感を覚えました。 -
ボートを走らせて10分ぐらい、ここは「2河川合流点」。
黒い方が「ネグロ川」、カフェ・オレ色の方が「ソリモインス川」。この2河川が合流するあたりからアマゾン河という名が始まるそうです。
二つの河川は水が交じり合わないまま、ともに流れています。
ここまではっきり別れているとは、生で見ると圧倒されます。 -
ネグロ川がコーヒーなら、ソリモンエス川はカフェオレだそうです。
水が混ざらない主な原因としては、川の流れる速度の違い、本流のソリモンエス川の方が速度が速い。また、2つの川のPH値が異なるから、とか諸説あるようです。
こんなにくっきりはっきり境目が見えるのは珍しいとか。 -
カフェオレ側。
ソリモエンス川の源流はペルーにあり、アンデスの雪解け水を集めて流れてくるので泥を含んでこんな色をしている、とか。
こうした説明を日本語で聞けると、やっぱり便利ですね。
(いつも旅では、英語や現地語でいつもさっぱりわからないので) -
色の境目にうまい具合に硬貨(コイン)を落として願い事をすると願い事が叶う、という嘘かまことか、そんな言い伝えがあるそうですよ。
-
マナウスで一番背が高い樹だそうです。
これが雨季になると頭がちょこっと出るぐらいになるそうです。凄まじいですね。 -
2河川合流地点から10分ちょっとで「アマゾン・リバーサイドホテル・マイナン」に到着。
地球の○き方に載っている日系人が経営するリバーサイドホテルで、ホームページから日本語で問い合わせ・予約可。
世界的不況と石油高のため、ガイドブックの金額より随分料金が上がっています。ご注意を。
わたしは一人で2人部屋利用だったので割高の$490(宿泊、各種ツアー、食事代、日本語ガイド、空港までの送迎代込み)。
1泊2日でこのお値段は確かに高い、さまざまな手間とわずらわしさを考えたら、まぁ、妥当かもしれない。
部屋も食事もサービスも満点でした。 -
ホテルのロビーにある河イルカのレリーフ。
このピンク色の河イルカは、なぜ海ではなく河に棲息するのか、その生態も謎が多い貴重な動物だそうです。
一日のうちに3回見れるとHAPPYになれる、というジンクスがあるとかないとか・・・ -
わたしが泊まった部屋。
電気は薄暗いですが、シーリングファンを回すとエアコン無しでも自然に涼しく、とても落ち着いて清潔で手入れが行き届いたツインルーム。
ホットシャワーは17:00〜18:00の1時間ぐらいだけでした。これを逃すと水シャワーです。
でも蒸し暑いので水でもかろうじて大丈夫そうですが・・・ -
ロビーのフロント近くにあった、各種ヘビや昆虫などのアルコール漬け。
理科室みたいで、不気味でした(汗) -
アルコール漬けのタランチュラ。
特に標本としてという訳でもなく、アルコールとしてでもなく、ただ何となく飾っている?のだそうです。
クモ嫌いの人はきついでしょうね。やはり大きいです。 -
食堂の外には現地産のバナナが吊るされており、自由にタダで頂いていいそうです。
日本で食べるバナナよりも少し甘さが控えめでちょっとしっとり感が少ないですが、食べやすく美味しいです。 -
ロビーフロントに飾られていたワニ(クロコダイル)のガイコツ。結構大きいですよ。
-
中央の枝に、よ〜く見ると緑のイグアナが留まっています。
枝葉に同化していますが、探してください。 -
熟してその実がはじけると中から綿が降って来ます。
特にその綿を繊維にするわけでもないですが、アマゾン原産だそうです。 -
ランチブッフェ。
アマゾンのど真ん中とは思えない豪華さです。
お客さんはほぼ9割方日本人なので味付け・メニューも日本人向け。
しょうゆもわさびも割り箸も揃ってます。 -
チキン、白身魚のフライ、マカロニ、ご飯、炒め物、サラダ、各種フルーツ・・・どれも美味しかったです。
コーヒーや紅茶、お水等はタダですが、ジュースやビール等は有料です。
なかなか贅沢な時間でした。ご馳走様でした。 -
スイカ、パイナップル、メロン?、ドリアン?フルーツみたいなやつ。
新鮮でおいしゅうございました。
ご馳走様でした。 -
ランチが終わってほどよく腹が落ち着いた頃、次のエコツアープログラムはゴムの樹採取場の見学、ピラニア釣りです。
ガイドと運転手、日本人の2人組とわたしの5名で、まずはゴムの樹を採取する場所へ向かいます。 -
河底にはもちろんピラニアがうようよいるそうですが、身体に傷がついて流血したまま河に入らない限り、ピラニアは襲ってこないそうです。
と言うことを聞いて安心した観光客の中には泳いでみちゃう勇気ある人も少なくないとか。
いくら怪我してなくても・・・やっぱり足元泳いでいると思うとコワイです。
ピンクイルカも何度か見かけました。
本当にピンク(桜色)でした。ビックリ。 -
ゴムの樹採取の現場の島に到着。
そこで飼われている猿のイザベラ。
餌のバナナを差し出すと寄ってきます。
でもまだまだ警戒心は強いです。 -
イザベラがバナナを食べるところ。
モコモコして、通常の猿より小ぶり。
ちなみに、心配していたほど蚊も虫もいませんでした。
今は冬で乾季、奥地でない限り、蚊はそれほど発生しないそうです。雨季はたまらないそうですた。
ただ、アリがいっぱいいて、靴の中に入って噛まれました。 -
カシューナッツの果実。
この下の豆みたいなところがカシューナッツ部分。
ここを火であぶり、油分を取り出すとわたしたちがよく食べるカシューナッツになるそうです。
現地の人にとっては子どもの頃の貴重なおやつだったとか。 -
これがゴムの樹。
ナイフで傷をつけて生ゴムの樹液を採取します。
ゴムの木は何度も再生するそうです。 -
流れ出した生ゴムの樹液を年季の入ったブリキ缶に貯めていきます。
かつてゴムバブルと言われるほどマナウスの主幹産業だったゴムですが、いまやすっかり衰退し、現在こうした採取の仕方はもうやっていない、とか。
あくまでもツアーのために用意された一種のエンターテインメントだそうです。 -
かつてのゴム採取方法でゴム取りをするシビリーノさん。
彼がこの方法で採取できる最後の職人だとか。しかしもう引退しているそうです。
随分お年を召したおじいちゃんですが、精悍な体をしていました。
頭につけているのはアルコールランプをつけたヘルメット。ヘッドライト代わりなのでしょうか。
わたしもかぶらせてもらいました(汗) -
採取したゴムをかまどから出る煙にいぶしてゴムをサッカーボール程度の大きさに固めます。こうしてかつて出荷していたそうです。
-
いぶして丸めています。
結構すぐに固まります。
固めて樹液をまきつけてまた固めての繰り返し。
気の遠くなりそうな作業です。 -
ここで飼われているワンコ(雑種)。もう一匹、ゴールデンレトリバーがいます。
とても人懐っこいかわいいやつです。 -
近くにあったアスレチック的な木組み。
登り切ると高さ2mぐらいあります。
細い添え木を登った先にある頑丈な蔦にぶら下がって降りる、ただそれだけの簡単な遊具みたいなもの。 -
大の大人がにぶら下がってもちぎれない丈夫な蔦。
2〜3mはある高さから蔦にぶら下がって降ります。
握力がないと女性には厳しいですね。 -
ひとしきり見学した後、船着場でガイドさんのおごりで冷たいコーラをご馳走になりました。
30度を超える熱帯で冷えたコーラは生き返る爽快感です。
これは、テーブルクロスに留まってデザインと一体化していた美しい蝶。 -
船着場にある接岸用ロープに群がるおたまじゃくしの群れ。
久々にこんなにたくさんおたまじゃくしを見ました。都会にいると見る機会がまったくないので、なんだか新鮮。 -
次はようやく待ちに待ったピラニアフィッシングです。
ここは釣りポイント。
手作りの竹竿に釣り糸と針、餌は血のりがついた牛肉、釣り方はガイドが教えてくれました。
ピラニア釣りにはコツがあるようです。 -
マングローブの木。
この下にピラニアがうじゃうじゃいると思うと背筋がゾッとします。 -
30分ぐらいして、ようやく1匹釣れました。良かった〜
餌の食いつきは異常に良いのですが、つり方にポイントがあってそれがうまくいきません。すぐに逃げられてしまいます。
想像していたピラニアの凶暴な風貌ではありませんでした。普通の魚みたい。 -
釣ったピラニアを素手でつかむ。
エラ部分をしっかりつかまえておくとバタバタしないそうです。 -
左がピラニア、右はカワアジ。
ピラニアよりも先に、なぜか牛肉の餌でカワアジをとってしまいました。1珍しいそうです。
釣った魚は、ボートのデッキに無造作に置かれて息絶えるのを待ちます。 -
ピラニアのするどい歯をいじる。
恨めしい視線が怖い。
生命力強いなのでなかなか息絶えないです。
その後1時間異常釣竿構えましたが、スジが悪いのか、まったく釣れませんでした。
同じツアーの日本人女性はボンボン釣り上げていました。
運と釣り上げる“スジ”があるのでしょうね。 -
ピラニア釣りの後はアマゾン河でサンセット眺め。
河にたゆたい、のんびり無心に日の入りを待つ。
まるで海にいるようですが、ここは河の上です。 -
いい天気でよかったです。
乾季とはいえ、ブラジルでも異常気象のせいか、雨の日が少なくないといっていました。 -
ピラニア釣りの後サンセットを河上で眺め再びホテルへ戻る。
すると、左にいた男の子が巨大なまずをしとめたということで吊り下げられていました。
男の子はとても誇らしげでした。自分の身長もある巨大なまずに圧倒されます。 -
巨大なまず。
間近で見ると不気味です。全長は1m50cmぐらいありました。
捕獲した少年は、とても誇らしげでした。どうやって釣り上げたのか、不思議です。 -
夜のブッフェメニュー。
厚焼き玉子、レバニラ炒め、白身魚のフライ、タラ?の刺身、きゅうり等の酢漬け、ご飯・・・
またしてもゴージャスでした。
しかもこんな辺境地でお刺身をいただけるなんて、感激。
味もサービスも満足です。 -
釣ったピラニアは夕飯のときに調理して出してくれます。
まるごとフライにしてシンプルにいただきます。
その白身はひらめやタチウオのようなやわらかさで味も淡白。いくらも実がついていません。そして小骨が多いのが難点ですね。 -
完食。美味しくきれいに頂きました。
実が少なく、小骨が多いのでとても食べにくく、満足感少々薄。 -
夕食が終わったら、今度はワニ観察ツアー。
女性団体客とわたしたちと2グループに分かれて、2台のボートで真っ暗闇の河へワニを探しに出ます。
運が悪いと2時間かけても見つからないそうですが、今回は出航後、ものの20分ぐらいでゲット。
わたしたちのガイドは今回初めてワニ捕りを成功させたとえらく興奮していました。
一般人は大変危険なので真似してはいけません。
首筋をしっかりつかむと安全だそうです。
ちなみに捕獲したのはメガネカイマンと言う種類の赤ちゃん。成長すると体長数mにもなります。
メガネのように大きく見開いた眼にライトがキラッと反射して居場所を発見できるそうです。 -
22時ごろ、2台のボートはホテルの船着場で合流。
それぞれ1匹ずつ捕獲していました。
どちらもミニミニのメガネカイマン。
急所をつかまれたまま2時間ほどプラプラさせられて、さすがのワニもお疲れ気味でした。
すっかり見世物、さらし者状態のワニ。
ちょっと気の毒でした。 -
口を無理やりこじ開けています。
赤ちゃんとはいえ鋭い歯を持っています。
お疲れで弱ったワニを一人一人エリ巻き状に首に巻いて記念撮影。
女性団体客は異常なテンションで大盛り上がりの中、寝不足と蓄積した疲労でクタクタのわたしは、テンション急降下でとてもついてきませんでした。
明日は早朝5時20分にはサンライズ観光のため早起きしなければなりません。
早々に就寝。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- honeyさん 2010/10/27 08:16:53
- ピラニアって食べられるんですね!
- riverwill様
おはようございます。
ブラジル編に遊びにきました。
ピラニア釣って食べてしますんですね
食べられるってことでびっくりしました。
ワニやら危険動物がいっぱいですが
安全に楽しめて初めてのことばかりで
たのしそうでした。
昨日相棒に
アンテロープやらに行きたいと
riverwillさんの画面見せて
一人でレンタカー借りて行ってきたってすごいという話しを
してましたら
英語話せないとトラブルの時に問題になるから
と言われてしまいました。
riverwillさんはべらべらなのかと思ってましたら・・
そうでもないのでしょうか?
それとかなり前にセミナーで土と川しかない
レイクパウエルをただ船で走行するという
乾燥してるので水分補給は自分の責任で命がけ?旅って
いうのを開催した時 仕事の都合もあり興味がなく
行かなかったのをいまになって後悔しているところでした。
honey
- riverwillさん からの返信 2010/10/28 00:54:09
- 美味しいですよ!!
- honey様
メッセージありがとうございます^▽^
ブラジル編もご覧頂きありがとうございます。
ピラニアは、想像とは裏腹に、
白身魚なので味は淡白、タチウオみたいな美味しさです。
でも、骨が多く、身が少ないので、
食べ応えはイマイチです。
マナウスというまちは、南米大陸のど真ん中で、
アマゾンと隣接しているとは思えないぐらい、
都会というか、発展したまちで、面白いですよ。
ただ、本当に乗り継ぎ乗り継ぎで、行きにくいですけどね。
それから、
わたしは、英語ペラペラではないですよ。(苦笑)
未だに、機内アナウンスは聞き取れないですし。
旅行に困らない程度に話せるぐらいです。
(これ買いたい、食べたい、泊まりたい、乗りたい、行きたい
が言えればどうにかなる)
確かに、レンタカーだと、
パンクしたときや何かトラブルが発生したとき、
相手の見えない電話などでの交渉事は非常に不安ですが、
近くにいる人に助けを素直に求めると、大体誰かが
応えてくれるモンです。
要は、事故を起こさないように慎重に対応すればよいので、
安全運転はもとより、レンタカー借りるときに、車を念入りに
チェックしてちゃんと整備の行き届いた車を借りればOK。
問題さえ起こらなければ、気ままで自由なレンタカー旅が楽しめます。
今は、ちょっとお金を追加すればカーナビも借りられます。
そうしたら、決して道に迷うことがないですから、
英語の地図とのにらめっこのストレスはなくなりますね。
レイクパウエルは、そこを基点にすれば、
西にグランドキャニオン、東にモニュメントバレーなど、
行動範囲はとても広く便利だと思います。
(ちなみに最寄のまちはペイジだと思います。)
是非、臆せず、前向きに、興味のある場所へは、
思い立ったが吉日で、行ってみてください。^^
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