2009/09/23 - 2009/09/23
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riverwillさん
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シルバーウィークを利用して、今回は単身ブラジルへ高飛びしました。
日本列島が何個もすっぽり収まる広大な国で、7日間計5都市を周遊、タフでハードで楽しい旅となりました。
今回はマナウス編 第2日目です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 船
-
朝も早よからサンライズ観光。
5時起床の5時20分ホテル発。
サンライズのベストスポットへ日系ガイドのおじさんとともにボートで向かいます。 -
本当は陸に降り立って岸壁の上から眺めるようでしたが、途中でエンジントラブル発生!
突然エンジンが壊れてしまい漂流することに。
予期せぬトラブルに一同動揺が走る。 -
ガイドのおじさんが携帯でホテルと連絡を取って応援を要請。
それまで、何度も船の操縦士のお兄さんはエンジンをいじりますが、かかりそうでかからない。
ガイドのおじさんはアナログにオールで船体の位置を立て直し、
そうこうする間にも夜が明ける。 -
漂流している間にも夜は明け、皮肉にもベストショットが撮れました。
一同歓声。 -
実際はもっと周囲は明るいです。
トラブルに一時騒然となりましたが、すぐに落ち着きを取り戻し、「大変なことになりましたねぇ」程度ののどかに歓談タイム。
夜明けとともにいっきに写真撮影です。 -
赤道直下の朝日は日本で見るよりもとても大きいです。
-
その美しさに一同息を呑み、しばし言葉が失われます。
-
完全に地平線から顔を出しました。
-
完全に夜が明けて、しばらくして応援のボートが到着。
そちらに乗り換えて、壊れたボートを後ろに引いてホテルに戻ります。
想定していたよりもだいぶ時間がかかってしまい、早朝トレッキングまでゆとりが少なくなって、荷物のパッキング、朝食が慌しくなりました。 -
朝のブッフェ。
朝からとても充実したラインナップです。
おそらくこれがこのブラジル旅行での最後のまともな朝食になると思われます。 -
味噌汁がもてなされました。
アマゾンに来て味噌汁をいただけるなんて、ちょっとした感動です。具はワカメ。
【メニュー】
・バターロール、ラスク
・ハム、チーズ、スクランブルエッグ
・タピオカで作ったオムレット?
・ふかし紫芋、ナントカ芋 など
朝はフルーツジュースやミルクなどが無料でいただけました。 -
これはホテルの船着場。
左手奥に見えるのがリバーサイドホテル。
高床式の木造ホテルは、雨季には床すれすれまで水かさが増すそうです。
当然、船着場も水底。
雨季には雨季の良さがあるそうですが、洪水も床上浸水も経験したことがないわたしには想像を絶します。 -
朝のトレッキングは午前8時から。
午前中のうちに空港移動はわたしだけだったので、特別にガイド専属で早朝トレッキングを開始。
トレッキングといっても、ホテルオーナー所有土地の範囲内で、裏庭的な森の中を散策するのみ。
想像していたジャングルではなかったのでちょっと拍子抜け。
これは、熱帯植物によく見られる、木に寄生してしばらくして乗っ取る、絞殺し植物(ストラングラーツリー)と言われるもの。 -
正式名称は忘れましたが、別名「龍のひげ」というそうです。
とても硬い蔦です。 -
野生のパイナップル。
以前原住民の人たちが森の中に住んでいた頃、植えたパイナップルの名残だそうです。
野生化して、実が小さいですね。 -
ナントカという黄色いかわいらしい野生植物。
通常は2時間程度のトレッキングの場合、難易度2のコースに進むのですが、健脚のわたしに合わせ、難易度3のコースに進みました。
蚊対策として、気温35度前後の中、ヒートテックハイネック長袖シャツ、その上にネルシャツ、長ズボン、ハイカットのトレッキングシューズ・・・
その上から虫除けスプレーを大量に吹きかけ・・・
恐ろしいほど汗をかきました。いいダイエットです。
そこまでした虫除け対策でしたが、やはり時期的に蚊も虫も少なく、ほとんど必要ありませんでした。 -
木と同化していますが、シロアリの巣だそうです。
1m以上ある巨大さです。
今では巣は殻で、シロアリはいませんでした。
恐ろしいですね。 -
巨大な板根。
沖縄・西表島にあるサキシマスオウの木と似ています。
板状の根っこを木のこん棒で打つといい音がします。
これは、「ここにいるぞ」という合図でも使っていたようです。 -
タランチュラの巣を見つけました。
人の体臭や汗に敏感に搬送する習性を逆手にとって、細長い棒に汗をこすり付けて巣穴をまさぐると、興奮して怒ったタランチュラが這い出てきました。 -
体長15〜20cmぐらい。
タランチュラと言えば真っ黒の毛づやを思い出しますが、思っていたよりも明るい茶色の毛並みで、しかし不気味は不気味です。 -
実は、タランチュラはそれほど猛毒を持っていない、という研究結果が出された、とガイドの人は言っていました。
これまでの猛毒説は迷信だと。
むしろ、アマゾン棲息の巨大アリ(名称忘れました)の方が致死率の高い猛毒を持っているそうです。
さて、タランチュラは今回のトレッキングで2回見ることができました。 -
これがうわさの猛毒を持った軍隊?アリの巣。
見えにくいですが、巨大アリが木の根っこの巣穴に出入りしています。
これに噛まれたら、子どもは間違いなく死んでしまうそうです。恐ろしいですね。 -
人の頭がぶら下がっているように見える、ナントカという植物。
オレンジカラーのレゲエ頭みたいです。
夜見たら間違いなく怖いです。 -
トレッキングクライマックスに聳え立つ展望台。
そこから眺めるアマゾン側支流。
2河川の色の違いが見えます。 -
展望台裏手にあるジャングル地帯。
一見すると、日本にもありそうな景色。
しかし、快晴ピーカンです。
日陰の風がとても心地よかったです。 -
下に見えるのがホテル。
この後、ホテルに戻り、30分でシャワー、荷造りをして10時半にはホテルを出発。
再びボートに揺られて、30分程度かけてマナウス都市に戻り、船着場には旅行代理店の日系の職員さんが待ってくれていました。
その職員さんは、マナウスでのTHE BOOMのコンサートをアレンジしたスタッフだったらしく、「宮沢さんはいい人〜」と楽しげにお話してくれました。
いったん空港まで送ってもらい、荷物を1階にある大荷物用ロッカーに預け、再び都市へ。
ちなみに、ロッカー利用の際は1階ロビー内のBrazilGemsにてトークンを買いましょう。BRL8(約400円/24時間)4日間まで延長可能だそうです。 -
さて、今度は市内中心部までタクシーで送迎してもらいました。
通常は空港から市内までタクシーはBRL50(約2500円)かかるそうですが、送迎に使ったタクシードライバーに交渉してくれて、BRL30(約1500円)で送ってくれることになりました。
市内まで空港から30分、
ここは中心部にあるアマゾナス劇場(Teatro Amazonas)です。 -
19世紀後半、ゴム景気に沸いたヨーロッパの移住者たちが贅を尽くして建てたイタリア・ルネッサンス様式のオペラハウス。
ここはアマゾン、と言うことをすっかり忘れさせる立派な建築。中には入りませんでしたが、夜遅く、9時ぐらいまで入場できるようです。(おそらく入場料BRL20ぐらい)
劇場の前に広がる立派な広場。ここは旧市街だそうです。
清潔でベンチもたくさんあって、学生やビジネスマンなどの憩いの場みたいでした。 -
劇場から南に下って徒歩5分くらい。
そこは東京かと見まごうほど近代化された都市でした。
ファッションビルが立ち並び、いろんな商店が軒を並べ、車やバス、おしゃれな人々が行き交う。
アマゾンに対する勝手な先入観を根底から覆されました。
(まぁ、本当はジャングルの方が面積的に多いのでしょうが) -
強いて違いをあげるとすれば、歩道沿いにやたらと連なる露店の数。キオスクみたいなお店が多く、また、ソフトクリームや飲食店、雑貨、靴、文房具、化粧品、その他さまざまな業種の露店が所狭しと立ち並んでいます。
ちなみにソフトクリームは、やや小ぶりながらBRL1(約50円)。美味しくて安い! -
ここは沿岸に近い、マトリス広場。
路上ライブが繰り広げられていました。
やはり音楽はラテンでサンバ調です。
しかし、やはりブラジルでは日系人が多いせいか、振り向かれたり、話しかけられたり、ジロジロみられたりすることがありませんでした。
南米の旅ではとても珍しいです。
ブラジルでがんばる日系人の皆様のおかげです。 -
ここは民芸品の露店が集まるチヘイロ・アランア広場。
ガイドブックには触れられていないので要チェック。
アマゾン特産の数多くの民芸品が結集しています。 -
変なお面。
さすがに買う気にはなれず、撮影のみ。 -
これもお土産物。
アマゾンらしい民芸品がいっぱいあります。
観るだけなら楽しいですが、決して買う気にはなかなかなれず。
もらう方も、困りそうなものばかりです。 -
籐かご?
こどもがかくれんぼできそうなぐらい、結構巨大です。 -
広場からアドウフォ・リスボア市場へ向かう道沿いにあったペットショップ。
あまりにも子犬がかわいいので撮ってしまいました。 -
ひよこ。
これは家畜用ですかね、さすがに。 -
あひるのこども。
観賞用?家畜?
よく分かりません。 -
さて、ここはアドウフォ・リスボア市場。
前日早朝に訪れた市場を再訪しました。
到着時は午後13時を回っていたので、魚や肉スペースはほぼ取引が終わって落ち着いていました。
やっぱりどこでも市は午前中が活気付いていますね。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
ナマズ系が多いようです。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
なんて魚なのでしょうか。とにかく巨大です。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
アマゾン特有のお魚、ピラルクーでしょうか。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
これは割りと小魚。ひらめやカレイに近い。
何故か表面に切込みが入って売られています。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
食材の買出しに多くの料理人やお店の人が訪れます。
もちろん観光客もたくさんいます。観光ルートに組み込まれているようです。築地みたいなもんですね。
※この写真は前日船に乗る前に立ち寄って撮影したもの。 -
干したピラルクーをロール上にまとめたもの。
結構大きいです。ボンレスハムみたいになってます。
食べたことないですが、味は美味しいのでしょうか。 -
これは肉売り場。
売れ残っていたのは、こうした皮や腸や内臓系、豚足系でした。 -
ここは野菜スペース。
しかし売られていたのは桜えびみたいな川エビ。 -
野菜スペースはさすがにたくさん売れ残っていました。
しかし午後13時頃には、ほぼ半数のお店がもう店じまいしていました。 -
ここは巨大かぼちゃを売るお店。
雑多に投げ置かれています。 -
青いバナナの山。
美味しそう。 -
スイカ市場。これは市場の外です。
1個BRL10(約500円)、安いのか高いのか分かりませんが、結構大きいです。 -
市場の横には野外レストランがあって、川魚や焼肉が売られていて地元に人たちでにぎやかでした。
とても美味しそうでしたが、さすがに地元の人に混じっていただくのは勇気がいったので食べれませんでした。 -
1882年、パリの中央市場のレザルを模して造られたとされる正面ゲート。
残念ながら今は工事中でした。 -
市場を後にして、市場周辺を散策した後、また目抜き通りのエドアルド・リベイロ通りに戻りました。
これは時計塔。ちょっとした目印になります。
下はポリスステーションになっているようです。 -
マトリス広場にあるカテドラル(聖堂)です。
参堂?の壁には聖書の絵が描かれています。
緑が多く日陰が多いので人々が憩っていました。 -
何かイベントの準備をしている最中でした。
聖堂の中はとても涼しく、敬虔なクリスチャンが祈っているかと思えば、居眠りしている人もいたり、くつろいでいる人も多々いて、わたしも足休めをしてしまいました。
ここで、空港の観光案内所でもらった地図を落としてしまい焦りました。
記憶を頼りに空港に向かうバス停を探すことに。 -
これはアマゾン原産のアサイーというフルーツでできたシェイク。
ポリフェノールがワインの30倍もあるほか、鉄分やさまざまなミネラルが豊富に含まれる栄養価が非常に高い椰子の実の一種だそうです。
赤紫色の毒々しい色に反して、甘く飲みやすくとても美味しいドリンクでした。
300mlぐらい入ってSMALLサイズのBRL3.50(約175円)。安すぎず高くなく。 -
ブラジルといえば肉料理のシュハスコ。肉の塊を岩塩をすり込みじっくり焼き上げ、客のテーブルでそぎ切ってサーブするシュハスカリアがとても有名。
確かに至る所でシュハスカリアの看板を見かけました。
が、一人ではいるには量が多そうだったので止め、道端の焼肉屋台で串焼きバーベキューを買いました。
1本BRL2(約100円)です。牛肉とソーセージ、レバーなど3種類の肉が串焼きになっていました。ジューシーで適度に塩が利いていて美味しかったです。 -
アマゾナス劇場近くにある日系のお土産物屋さんを訪れ、空港行きのバス停の場所を尋ねる。
ガイドブックにも載っている「Artesanato da Amazoniaアルテサナト・ダ・アマゾニア」。18:00にはCLOSEDです。
日本語が通じるってスバラシイ。とても親切に教えて頂きました。ここで絵葉書を購入。
バス停でバスを待つ間、近くの屋台でチーズパイとジュースを購入。出来立て揚げ立てを頂けるので非常に美味しいです。BRL3.00(約150円)。
バスは306号線に乗車、バスに乗るにはコツがいるので地元の人の見よう見まねで何とか乗り込む。運賃は一律BRL2.5(約125円)。空港までは約1時間かかります。 -
これは、フェリーターミナルに併設されたスーパーみたいなショップで売られていた妙にリアルなベビードール。
あまりに不気味だったのでこそっと撮影。
ガイドブックにはフェリーターミナルで黄熱病接種が可能と書いてあったのですが、どこを探しても見当たらず、かといって係の人に質問するのも面倒なので未確認。
ブラジルでは予防接種はタダと聞いていたのでちょっと期待していたのに・・・残念です。
というわけで、空港に戻り、23時半にチェックイン、1:20にテイクオフ。
チェックイン前、疲れてボーッとしていたせいか、ロビーにうっかり大事な大事な一眼レフカメラを置き忘れ、しかし不幸中の幸いで、TAM航空の係員のお兄さんがわたしの所有物と目星をつけて声をかけてくれた。
非常にラッキーでした・・・
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