2009/05/12 - 2009/05/13
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さすらいの酒飲みさん
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今治駅前のバス停から高速バスに乗ってしまなみ海道を進み大三島の大山祇神社に行きました。
観光の後でタクシーに乗り、多々羅夢岬に行って多々羅大橋をじっくり見学、それから再び高速バスに乗って福山まで行きました。
東京で過ごす分刻みのスケジュールから開放されて60分単位のスケジュールの無い旅を満喫しました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線 JR特急
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こちらが今回お世話になった今治国際ホテルです。
今治造船が経営する今治で一番豪華なホテルです。
ロビーには自社で作った船舟の模型がずらりと並びます。 -
今治はタオルの生産量日本一として栄えましたが、今は中国製に押されてしまっています。
しかしながら造船に関してはいまでも健在。
今治造船がその稼ぎ頭です。 -
今治駅前からバスに乗って大三島を目指します。
今治→大島→伯方島→生口島→因島→向島→福山です。5つの島を6つの橋でつなぎます。 -
ホテルを10時にチェックアウトし、すぐにバス停に向かいました。切符を買おうとしたところ【次のバスは11時1分です】とのお知らせ。
な、な〜んと、10時台のバスはありません。
バスは10分に1本と決め付けてかかった僕が悪かった。あと1時間待ちです。 -
1時間待って、やっとバスが到着。
皆で乗り込みます。
バスを待つ1時間の間、手持ち無沙汰そうにカメラをいじってたりしたら、隣のベンチに座ったおじさんから【どこから来ました?】と話しかけられました。
大三島に付いて勉強不足の僕はおじさんに大山祇神社が四国で一番の神社である事や、天皇陛下も参拝に行った事、境内には樹齢3000年の木があることを教わりました。
いつも時間に追われながら仕事をしている僕にとって、このゆったりした時の流れはとても新鮮で、且つ優雅に感じられました。
こういうのを本当の贅沢と言うのかもしれない。 -
結局バスには20名近くの方々が乗り込まれました。
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購入した切符です。
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これが今治造船の全景です。
さすがわ儲かっている会社は活気が違います。
僕にとっての造船のイメージは昭和30年代の高度成長期の日本の造船技術華やかりし頃のイメージしかありません。その後は徐々に衰退を遂げていたのかと思っていたらどっこい頑張っている会社があるではありませんか。
聞くところによると昭和30年代に建造された船が寿命の50年目を迎え、その立て替え需要に沸いているそうです。 -
この日はうす曇の空模様で、風景に霞がかかったようになっています。輪郭がはっきりしなくてごめんなさい。
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大島を過ぎて伯方島に到着しました。
島に着くたびに一旦高速を降りて島の中に入り込みます。幾つかのバス停留所を経て、再び高速に乗り込みます。 -
大三島でも幾つかのバス停留所を経て大山祇神社に到着しました。
漢字が難しくて何と読めばよいのか判りません。
祇園のギと同じ漢字なのでつい【オオヤマギジンジャ】と読んでしまいそうですが、正しくは【オオヤマヅミジンジャ】だそうです。 -
鳥居をくぐって中に入ると正面の大きな木が目に飛び込んで来ます。
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さらに近づいてみるとその迫力にびっくり。
想像以上に大きな楠の木です。
看板には寿命2600年と書かれています。
縄文杉並みの古さですね。
この神社が如何に由緒正しき神社かを物語る生き証人です。 -
どうです、この迫力。
ここで再び地元の人とおぼしきおじさんが【どこから来ました?】と話しかけてきました。
平日にネクタイをして神社の観光に来ている僕がめずらしいからか、はたまた大きな楠木を前に目を白黒させているのがめずらしかったのか。
【今日は暑いですな】と世間話をして立ち去って行かれました。
あれっ、さっきのバス停のおじさんといい、このおじさんといい、すごく雰囲気あるなぁ。
なんかこの感じ、、、すごくいい感じ。 -
さて本殿に近づきました。
なにしろ【古事記】【日本書紀】に出てくる神社でもあり、伊予の国の一の宮に指定されている神社だそうです。 -
バス停のおじさんは3000年と言っていたのに、実際には2600年だったな。と考えながら境内を歩いていると人だかりが・・・・・
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おっと、こちらが天然記念物に指定されている樹齢3000年の楠木です。
残念ながら現在は枯れてしまっています。
昔日照で苦しんでいたときにこの楠木に向かって雨乞いをしたところ、三日三晩の雨が降り続いて凶作を免れたそうです。
この故事にちなんで【雨乞いの楠】と呼ぶそうです。 -
すでに枯れているのにこの存在感。
すごい迫力です。 -
1時間ほど見学をして、さて帰ろうかなと思ったら・・・・バスが無い!
再びバス待ちです。
あと1時間以上もバスを待たねばなりません。
この日は5月だと言うのに30度を越える真夏日でした。
無意識の内にバスは10分に1本くらいはあるもの、という先入観念を持ってしまっている自分に驚くやら落胆するやら。 -
2時のローカルバスに乗って高速バスのバス停留所に来ました。
何とまた1時間待ち。
しかたがないので、近くの多々羅大橋を見学して時間をつぶす事にしました。 -
瀬戸内海の鯛の活き造りが名物だそうです。
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ひらめもおいしそうです。
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多々羅大橋は世界で二番目に大きな二本の橋げたの距離だそうです。
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1時間後に予定通り高速バスが到着し、乗り込んだ途端に寝てしまいました。
待ち時間がやたらと長い旅でした。
でも今までの生活で失ってしまった大切な何かを思い出したような旅でした。
本当の豊かさはお金を持っていることではなくて、時間を持っていることだと教えてもらったような気がします。
皆さんも失った何かを取り戻す旅に出ては如何ですか?
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