2009/01/11 - 2009/01/11
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まみさん
ぽっくり寺探し、リベンジです。
昨日、ぽっくり寺をとうとう見つけられなかったのが未練で、連休2日目の日曜日も出かけてしまいました。
昨日は、分かりやすさから、県道沿いの車通りの多い狭い歩道を行きましたが、今度は裏の畑沿いの道路を通りました。
昨日より風はなかったし、県道よりよっぽどきれいな舗装道路で、ずっと自転車を走らせやすかったです。
途中の田園風景の写真も撮ることができました。
いつも車で通りすぎるとき、心やすらぐ風景だなぁと、車窓から何度眺めても飽きなかった景色です。
冬の澄んだ空気は遠くの山脈まで見渡せますから。
といっても、すぐそばに人家や工場のある、ごくありふれた日本の冬の田園風景にすぎません。
カメラを構えると、んーっ、違う!と思うことが多く、これはこれで難易度の高い被写体でした。
いざ、ぽっくり寺付近に着いたら、すぐには見つからず、うろうろしてしまいました。
ここは人に聞くしかない、と思い、歩いていたおばさん何人かに尋ねました。
ただ、「常満寺」という正式名があるようなので、「ぽっくり寺」と呼んではまずいかと思って、「このあたりにお寺があると思ったのですが」と聞いたら、みなさん口をそろえて、「ぽっくり寺のこと?」
地元では堂々と「ぽっくり寺」で通っているようですね。
と思ったら、さもありなん、看板にでかでかと、「ぽっくり寺」と書かれてありました。
思ったより小さな寺でした。
ぱっと見たところ、人家のようで、あまりお寺らしくありませんでした。
住職がお留守で、お参りの一つでもしようと近付いたら、静かな田舎の空気をつんざくような警報が鳴り響いてしまいました。
かなりシラけました。
でも、ついに探し当てたということで、満足です。
というわけで、ぽっくり寺を求めての近所の寺社開拓の2日目は、目当てのぽっくり寺と、その途中で見つけた祠といって良いくらいの名前の分からない神社巡りとなりました。
今回は、2時間余り、ほぼずっと自転車に乗りっぱなし状態でした。
家の近くまで戻って来た頃には、お尻が痛くなりました。
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行きはずっとあの山脈を眺めながら自転車を走らせました。
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車と人家がちょっとヤボでしたので、サザンカで目立たなくしてみました。
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農家のお宅でしたが、立派な門構えとでっかい碑で、お寺さんと間違えてしまいました。
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もうあんなに梅が咲いています。近寄って撮影できないのが残念でした。
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また橋が見えたので、あの山脈を撮るために少し寄り道しました。
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だだっ茶色な田んぼと鉄塔も、田園風景の一要素としてはよろしいと思えました。
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おやっ、ガードレールの下に神社があるようです。
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あの年季の入った石の像が気になります。
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輪郭がやっとのこの石像が、とても気に入りました。
神社全体は、影が濃く差し込んで、写真が撮りづらかったです。 -
畑の脇を走る細い道路沿いに、小さな神社を見かけました。
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小さくても、きちんと祭られていました。
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時から忘れ去られたようなのどかな景色の中にありました。
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小さな神社ですが、立派な看板と鈴がありました。
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隣の小さな祠です。
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ブランコのそばに、お地蔵様が並んでいましたが、狭くて全員撮るのが難しかったです。
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裏には、石碑が並んでいました。
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なんだか可愛らしくて、これが一番、気に入りました。
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田んぼに形作られた平行線と、木々が描く曲線の対比に惹かれました。
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地元のおばさん3人に道を聞いて、やっとたどり着きました。
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本命のぽっくり寺ですが、思ったより小さいお寺でした。
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観音様にご挨拶しました。
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近付こうとしたら、耳をつんざくような警報が鳴り響いたので、あきらめました。
お坊さんは、法要のために外出中とのことです。 -
お寺らしい鐘が、ガーデンテーブルとチェアの前にありました。
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あそこの坊さん、いついるんだか分かんねぇ───と、道を教えてくれたおばさんの1人が笑って言っていました。
ぽっくり寺については、こちらのHPを参考にしました。
昨日、見つけ損ねたあとでもう一回ネット検索したときに見つけました。
「ポックリ研究所」
http://endingplanner.com/pokkuri.html
まだロー・ティーンエージャーだった初々しい少女時代の私は、痛みや苦しみを伴う「死」がとても怖かったことを思い出しました。
当時の純真な私は、寝る前にほぼ毎日、お祈りをしていました。
その中に必ずあったのが「長生きできますように」。
理想の死は「凍死」だと思っていましたネ。
死ぬなら眠るように苦痛がなく死にたいと。
これもいわゆる、ポックリ願望だったわけですね。
私が見つけた「ぽっくり寺」は、不吉な意味の「ぽっくり」ではなく、写真に撮った看板にあったように、延命・ぼけ封じ・往生祈願の寺でした。
またいつか、住職さんがちゃんといるときに参拝したいですね。
自分のため、そして大事な人や家族のために。
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この旅行記へのコメント (4)
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- airpentaroさん 2009/01/21 20:52:49
- ぽっくり寺って・・・
- まみさん、こんばんは!
ぽっくり寺・・・(*´д`)??
最初おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に行っちゃいけないところと思ったけど、いい意味でのお寺だったんですね(*^−^)
それにしても、思い付いた人(現住職?)はすごいですね。
「祈願専門之寺」と看板を掲げて、住職さんがいつも不在ということは、結構人気?なんでしょうか?
またお邪魔します☆(^∀^)ノ~~
- まみさん からの返信 2009/01/22 12:53:36
- RE: ぽっくり寺って・・・
- airpentaroさん、こんにちは。コメントと票をありがとうございます@
そうなんです。
まだ「ぽっくり」の心配しなくて良い私は、そんな名前のお寺があるなんて!と好奇心たっぷりで探索しましたが。
地元の人にきいたら、みんな気にせず「ぽっくり寺のこと?」と言う理由が、看板見て、すぐに分かりました。
需要が多そうですよねーー。
住職さん、ひっぱりだこかも。
お札かお守りみたいなのがもしあれば、買って帰りたいって思ったんですけどね。小さな寺だからそこまではないかな。
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- まもちんさん 2009/01/19 12:51:26
- ぽっくり寺
- まみさん、こにちは。
ぽっくり寺はどうなることかと、その1をみていましたが、見つかって良かったですね♪ しかも、理想が凍死って・・・(笑)
ご近所さんのなにかを探す旅っていいアイディアですねぇ。自転車でいけるところって結構広いし、車やバイクでいくよりも、目に入ってくる物が多いですし、何よりヨリミチが楽しかったりしますよね♪
年末に本を整理していたら、地元の郷土本がでてきたので、まみさんの真似して、近々まわろうとおもってます〜。ではでは!
まもちん
- まみさん からの返信 2009/01/21 12:33:16
- RE: ぽっくり寺
- まもちんさん、こんにちは。
ぽっくり寺探索ついでの近所の寺社開拓におつきあいくださってありがとーごでしましたー。
コメントと票ありがとうございます。
いやぁ、苦痛のない死、しかも見た目も美しい死というと、凍死しか思いつかなかったですね。今でも!?
元気で長生きするのに越したことはない@
自転車でいけるところって確かに思ったより広いです。
そして、とりあえずはヘルメット入らずだし、気持ちよい風に吹かれて開放感があります。
バイクだと、、、冬は寒いよね。。。体あったまらないし。
夏は汗だくになるのでバイクは気持ちよい。
(おおむかしに原付乗ってたときの感想)
そして思いがけない寄り道が楽しいです、そうなんですよ@
まもちんさんの郷土巡りも楽しみですっ@
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