
2008/10/03 - 2008/10/03
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jyugonさん
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お誕生日の午後、自由な時間が出来たので何処へ行こうか考えて
一カ所でゆっくりしようと思い、紅葉になったら近づきたくない場所…ということで白沙村荘を訪れました。
銀閣寺へ向かう人はやはり多いのですが、こちらへ足を向ける方は少なく、思わず微笑んでしまいました。
静かなお庭を堪能し、夕暮れの哲学の道を後にしました。
自分へのご褒美の散策…楽しかった。
白沙村荘 橋本関雪記念館
総敷地面積3400坪(10000平方メートル)の敷地には関雪が半生をかけ描いた壮大な作品が描かれています。
中には国の名勝に指定されている庭園と、官展の出品作を描いていた大画室や妻のために建てた茶室などの建物、
そして関雪が集めた平安~桃山期の多くの石造美術品などがあります。
邸宅内にある建物の意匠や設計も、庭園の設計も関雪自身が行ったものでそれ自体が一つの作品空間として存在しています。
この庭園は、関雪独自の思想に基づき造り上げた市中の山居。
その美意識が強く反映された希有な作庭例として、
平成12年8月に国の名勝に指定されました。
庭園が造られた場所は、白川から採れる白い川砂を採ることを生業とする集落のすぐ近くにあったため、
関雪はその庭園の名前を『白沙村荘』白沙(砂)村の荘(屋敷)と名付けたそうです。(HPより)
橋本関雪について
http://www.kansetsu.or.jp/noanoa/
開館時間 10時から17時まで(入館受付は16:30まで)
入館料 800円
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入口を入ると酔芙蓉が迎えてくれました。
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秋のおもてなし
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国東塔
静御前の供養塔と伝えられる国内現存最大の国東塔 -
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こちらのお座敷でお庭を眺めながらお食事をする事が出来ます。
予約をしておく方が確実ですが、空いていれば当日でも可能です。お食事についてはこちらから↓
http://www.kansetsu.or.jp/hashimoto/zashiki.html -
格子の影が美しい〜
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存古楼(ぞんころう)・・建築年代 大正5年 板敷き 52畳 木造二階建て
当時の官展に出品するための屏風などを制作するために造られた画室。
内部は板敷きの広い空間となっており、四方にガラスがはめ込まれているため池のある東側から十分な間接光が入って中を照らすようになっている。
庭園のちょうど中央に建てられているので、中からは白沙村荘のほぼ全景をあますところなく見る事が出来る。上に載せられたような外観で二階部分があり、窓の正面に大文字山が見える設計となっている。
(二階は非公開) -
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問魚亭(もんぎょてい)・・建築年代 大正末/昭和8年改装 畳敷き 4畳半
関雪が妻のために建てた茶室の待合。
池をはさんで倚翠亭と向かい合わせるように建てられており、正面の大きな窓からは倚翠亭が、左手の窓からは憩寂庵に続く石橋が景色として作られている。
床柱は孟宗竹(もうそうちく)。茶亭のような雰囲気を持ち、茅葺きの屋根や自然石の蹲(つくばい)などが山居の佇まいをみせる。
元は茶室の一部として建てられたものではなく、関雪が思索に耽るために建てられたものと言われている。正式名を『如舫亭(にょほうてい)』という。
(中には上がる事が出来ません) -
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正面右手に見えるのが、倚翠亭(いすいてい)左手が憩寂庵(けいじゃくあん)
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憩寂庵(けいじゃくあん)・・建築年代 昭和7年 畳敷き 4畳半台目
関雪が妻のために建てた茶室の小間。全体の構成は高台寺圓徳院にあった茶室を手本として関雪がアレンジしたものとなり、床柱と框には奈良東大寺から運び入れた栗材の柱が据えられている。
『二人で老後の寂しさを憩わせよう』という意味で関雪が憩寂庵と名付けたが、完成直前にヨネ夫人が亡くなってしまったため結果的には『最愛の妻を失った寂しさを憩わせる』場所になってしまった。
(中には上がる事が出来ません) -
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倚翠亭(いすいてい)建築年代 昭和7年
畳敷き 8畳
関雪が妻のために建てた茶室の広間。
池をはさんで問魚亭と向かい合わせるように建てられており、問魚亭が中からの景色として利用されている。床柱は赤松。若干茶亭のような雰囲気を持ち、ちょうど憩寂庵と問魚亭の中間的な役割を果たしている。(中には上がる事が出来ません) -
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ここに座ってどんな時間を過ごされていたのでしょう…
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持仏堂を中心に妻の死を悼む関雪がその菩提を弔うために造った庭
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平安朝
七重層塔 -
石榴が実を付けていました。
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コムラサキ(小式部)
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藤袴
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酔芙蓉
夕方なのでほろ酔い色になっていますね。 -
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藪の羅漢
浄土を模したような石仏群です。
一つ一つ見てくととても面白いです。
後の竹藪がいい感じです。 -
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シュウメイギク(秋明菊)
白く見えるのは花ではなく、萼です。
葉は根本に大きいのがあり、花をつける茎には小さな葉しかありません。 -
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ギャラリーに入りました。
一人だったので解説を伺いながらゆっくり拝見させて頂きました。
展示物は撮影出来ませんが、関雪の作品はこちらを参考にどうぞ。
http://www.kansetsu.or.jp/works/biwako.html
ここで少しばかり世間話をしていましたら、昨年の紅葉のピーク時に最高700人の拝観者があったとか…
いと恐ろし〜 -
来た道を戻ります
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名残惜しいのですがそろそろ失礼しましょうか…
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哲学の道を少しだけ歩いて帰ります。
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お食事処「はしもと」和食
http://www.kansetsu.or.jp/hashimoto/ -
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レストラン「ノアノア」
http://www.kansetsu.or.jp/noanoa/ -
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ここにも彼岸花が咲いています。
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陽も傾き始め静かな哲学の道を後に今日の散策は終わりです。
次は晩秋の頃になるかな…
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