2008/09/21 - 2008/09/21
105位(同エリア115件中)
まゆままさん
前回行った安藤忠雄の狭山池博物館が一緒に訪れたおじいちゃん、おばあちゃんにも好評を博し、
そこで模型を見た近つ飛鳥博物館へも行こう〜と皆で盛り上がって、安藤忠雄建築第二弾の旅を催すことになった。
そのついでに通り道?の藤井寺市立生涯学習センター、アイセルシュラホールと河内ワイン館へ立ち寄ることにした。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
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まずは藤井寺市にある藤井寺市立生涯学習センター、アイセルシュラホールへやって来た。
この建物は独特な形をしている。
この周りには古墳がたくさん点在していてその古墳から出土した舟形埴輪と古代、物を運ぶのに使われたという修羅を合体させたものをイメージした外観だそう。
特に有名な建築家が建てたものではないようだがなんだかとても手が込んでいて不思議な形の建物なのだ。 -
一階のこの中央部分が入り口。
入り口前の広場には噴水や温室などもある。 -
船の側面などに貼り付いた装飾もなかなか凝っている。
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2階にはこの地域で発掘された埴輪などの展示がある。
この三体の水鳥形埴輪は白鳥の特徴をよくとらえていて、日本最大の大きさの最も古い作品として注目されているのだそう。 -
この建物のモデルにもなった舟形埴輪。
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二階からテラスへ出る。
テラスは板張りになっていて船のデッキのよう。 -
船の後ろの部分はミラーガラスが使われている。
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そしておじいちゃんのリクエストにより河内ワイン館へやって来た。
平日だと工場見学も出来るようなのだが、残念ながら日曜ということで、資料館の見学とワインの試飲だけさせてもらう。 -
資料館には創業当時に使用されていたワイン作りに関する機械などの展示が。
これは圧搾機。 -
ブドウを発酵させる発酵樽
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ワインをビンに詰める充填機
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ここで作られているワインがズラリと並ぶ。
いくつか試飲させてもらい、購入。 -
ワインの樽の蓋がテーブルに再利用されてた。
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すっきりと飲みやすかった赤ワイン。
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ひとしきり試飲をさせてもらって買い物した後、近つ飛鳥博物館へ向かった。
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少し緑が多くなってきたな〜と山を分け入ったところに突如現れた建物、近つ飛鳥博物館だ〜
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駐車場から建物へ向かう階段
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なだらかに続く階段、そして中心にそびえ立つ塔が。
この辺りは四基の天皇陵を筆頭に聖徳太子や小野妹子の墓など二百数十基の古墳群が存在するという。
周りの古墳群と一体化し、その中心となる近つ飛鳥博物館は平成の古墳をイメージして造られたのだそう。
中央の塔は「黄泉の塔」と呼ばれ、石室を縦にして逆さにしたものをイメージしたものが立っている。 -
この建物の屋根にあたる階段が圧巻〜
なだらかに延々と続く階段。贅沢な造りだ。
これは古墳に使用されていた葺き石をイメージしたものだそう。
まずはこの階段の塔の影になるところに陣取っておばあちゃんのお手製のお弁当を食べた。
お弁当食べるには最適な場所かも?! -
そしてこの階段の横に設けられた大きなコンクリートの塀に挟まれた博物館入り口へ向かう通路。
ここは自然を耳で感じる場所、なのだそう。
高い塀に囲まれた通路は音がよく反響するので耳をすますと自然の中の音が聞こえてくる。 -
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高い塀の通路から出てきたところ。
博物館の玄関。 -
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玄関を入ったところの受付ホール
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ロビーはゆったりとした造り。
館内はコンクリートの緊張感と床や家具に使われた自然の木のやわらかさとがほどよく混じりあって居心地のよい空間が造り出されている。 -
ロビーのソファに座ると大きく開けられた窓から風土記の丘の緑が目に飛び込んでくる。
これはくつろげる〜 -
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ロビーの中央付近には地階から高さ8mの十三重の塔の模型が展示され、吹き抜けになっていて渡り廊下が通されている。
吹き抜けの天井にはガラスが入れられてるが、安藤忠雄はこの天井のガラスを外したい!と主張していたそう。
光の教会の十字架のガラスを外したいと言っていたというのを思い出す・・
さすがにここのガラスを外すと完全に雨ざらしになって、博物館として機能がはたせないということで、ガラスは入れられたままとなったそうだが・・
ほんとに無茶を言う人なんだなあ・・
さらに夏の間は冷房効率の為、天井ガラスの上にすだれがおかれている。これでずいぶん光熱費が違うのだそう。 -
吹き抜け部分に架けられた渡り廊下
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喫茶スペース。
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相談カウンター&図書コーナーにはゆったりと大きな楕円形のテーブルが。
この建物について知りたい、と言うと、詳しい方を呼んで来られ、話を聞かせていただけた。
安藤忠雄の書物も充実で、ゆっくり読書も。 -
壁にかけられていた博物館を取り囲む近つ飛鳥風土記の丘の模型。
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地階から見た吹き抜け部分にある十三重の塔の模型
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トイレの中もシンプルなコンクリート造り
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そして展示室へ。(この日は大人400円、子どもは無料)
展示室も上から見ると前方後円墳の形になっており、その中央には仁徳陵古墳の150分の1の模型がある。 -
ここの博物館は小さな子供たちも親しみやすいようにいろいろなワークシートやキットやパズルなどが用意されている。
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周りにはまさに古墳をイメージするかのように埴輪が展示されている。
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展示室の真ん中にある「黄泉の塔」石室を立てて逆さにしたものをイメージ。
下から見上げると真っ暗で吸い込まれていきそうな感じが不気味・・ -
この博物館は活発にワークショップなどの様々なイベントが開催されているようでこの日も「カッター誕生秘話と工作教室」というイベントが行われており、皆で参加した。
前半はカッターナイフを発明したというオルファ株式会社の相談役から誕生秘話などを自作のイラストをスライドに映しての話を聞いた。 -
工作は恐竜の立体作品とコマ
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息子がカッターをうまく使えない!とふてくされてたら、相談役自ら一緒に切ってもらって恐竜の立体作品を完成させてもらってた・・
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回すときれいな模様になるように切ったり、貼ったり、描いたりして自由にコマを完成させた。
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博物館の周りは近つ飛鳥風土記の丘があり、102基の古墳群のうちの40基が整備・公開されていて、遊歩道が通っているのだ。
着いた時はいい天気だったのが、工作を終えると外は雨が降っていた・・
最後は散歩で締めくくろうと思っていたのに残念〜 -
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雨の中一つだけ石室を見に行った。
ここの博物館で午後いっぱいのんびりと過ごして帰途へ着いたのだった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- スーポンドイツさん 2008/10/03 16:45:21
- ココハドコ?
- 近々飛鳥へ行こうかと思っていたので、「近つ飛鳥」に反応したら河内でした(笑)
アイセルシュラホール、面白い形ですね。博物館はいかにも安藤さんらしい!でもうちの母の場合、階段が多くてつらそう・・美術館へ映画を見に行った時も急勾配で怖いと言っていました(~_~;)
まゆままさんのご両親も好奇心旺盛♪いいですねぇ〜子供たちは「おじいちゃんに○○に連れて行ってもらった」とよく覚えているものですから・・いつまでもお元気で♪
すーぽん
- まゆままさん からの返信 2008/10/03 21:44:27
- RE: ココハドコ?
- スーポンドイツさん、書き込みありがとうございます〜!
たしかに飛鳥といえば、奈良って思ってしまいますよね。
でも近つ飛鳥のすぐ隣は奈良でここは県境です。
博物館、階段と言ってもすごくなだらかなもので、エレベーターもついてますし、別に上がらなくてもいいんですよ〜
映画館の階段はたしかに暗くて急で恐いですね・・
両親連れて行くと、マメな母にお弁当は作ってもらえるは、子どもの面倒みてもらえるは、あわよくば夕飯もご馳走になれるはで結構都合のいいこと尽くし?なんで・・ついたまに誘ってしまいます。
子どもが小さい頃はよく旅行も一緒に行ってたんですが・・
父が意外と難しいので、父が満足できるプランを考えるのも
やりがい?があったりします。
低コストでいかに満足感が得られるかが課題?です。
今回も満足できたそうでよかったです。
でもまあ親子三代で元気にあちこち回れるのも今のうちでしょうから楽しみたいです。
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