2008/08/03 - 2008/08/03
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morino296さん
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洛東山科の毘沙門堂を訪ねました。
ここは春の桜、秋の紅葉が美しいですが、天井龍や襖絵も一見の価値があります。
この時季は、拝観者も少なく、親切に襖絵などの説明をしていただきました。
また、季節を変えて、訪ねたいものです。
この後、地下鉄東西線で小野まで移動、勧修寺の蓮を愛でて来ました。
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琵琶湖疎水
毘沙門堂へは、山科駅から約1.1Km。
閑静な住宅街の道を歩いて約15分。
途中、琵琶湖疎水を渡り、北へ進みます。 -
毘沙門堂に到着です。
暑さの中、汗をふきふき。 -
毘沙門堂の境内案内図
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毘沙門堂 仁王門への石段
木漏れ日の中、いい雰囲気です。 -
毘沙門堂 石段横の”やまもも”の木
”区民の誇りの木”とのこと、存在感があります。 -
毘沙門堂 仁王門
寛文5年(1665)、再興当時の建物で、阿吽の像が護っています。 -
毘沙門堂 本堂
毘沙門堂は天台宗五箇室門跡のひとつで、高い格式と鄙びた山寺の風情を伝える古刹です。
本尊に京の七福神のひとつ毘沙門天を祀ることからこの名で呼ばれます。
創建は大宝3年(703)文武天皇の勅命で僧行基によって上京区出雲路に開かれたため、当時は出雲寺と言われたそうです。
その後、度重なる戦乱から苦難の道をたどり、寛文5年(1665)、この地に再建され、後西天皇の皇子公弁法親王が入寺して門跡寺院となりました。
(パンフレットより) -
毘沙門堂の解説
拡大してお読みください。 -
毘沙門堂の境内にある弁天堂前の鳥居
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毘沙門堂 弁天堂
高台弁才天が祀られています。この弁才天は、太閤秀吉の大政所高台尼が大阪城内に祀っていたものをここに移したもので、不老弁才天といわれるそうです。
秋には、この弁天堂は紅葉に彩られます。 -
毘沙門堂 弁天堂から見た本堂
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毘沙門堂 本堂
本尊の秘仏毘沙門天は、天台宗の宗祖で比叡山を開かれた伝教大師の作で、延暦寺根本中堂の本尊薬師如来の余材をもって刻まれたと伝えられます。
なお、この本尊の御開帳は5百年に1度ともいわれ、次がいつになるのか、寺の関係者にもよく分からないそうです。 -
毘沙門堂 弁天堂
本堂の裏から見た深緑に埋もれる弁天堂。
パンフレットの表紙には、ここの紅葉の写真が使われています。 -
毘沙門堂 霊殿前の庭
霊殿の天井には、狩野永叔主信が画いた龍が睨みをきかせています。
眼の向きや顔が見る角度によって変化します。
龍を見上げて、3周するとよく分かると教えていただきました。(残念ながら、室内は撮影禁止で写真はありません。) -
毘沙門堂 宸殿
御所にあった後西天皇の旧殿を、その第6子皇子一品公弁親王が拝領し、元禄6年(1693)に移築した建物。
宸殿内部にある障壁画116面は、すべて狩野探幽の養子で駿河台派の始祖狩野益信の作で、鑑賞者が中心になるという逆遠近法の手法で描かれた「九老之図」が有名です。
これは、まさに一見の価値がありますが、解説してもらわないと見逃してしまいますのでご注意を! -
毘沙門堂 宸殿の縁と前庭の枝垂れ桜
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毘沙門堂 晩翠園
宸殿の裏にある江戸初期の回遊式庭園で、「心字」の裏文字を形どった池に、亀石、千鳥石、坐禅石などが配置されています。
正面の建物は、観音堂。 -
毘沙門堂 晩翠園
少し左サイドから。 -
毘沙門堂 霊殿から見た宸殿
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毘沙門堂 宸殿の前の枝垂れ桜
この枝垂れ桜は、毘沙門しだれとして親しまれ、樹齢百数十余年、高さ約10m、枝張約30mで、当山中興以来5代目に当たるそうです。
桜の時季にも来たいものです。 -
毘沙門堂 玄関
玄関は左奥にあります。 -
毘沙門堂 玄関の内
どなたの書か分かりませんが、良い字です。 -
毘沙門堂 薬医門
玄関前にある門です。 -
毘沙門堂 勅使門
後西天皇から拝領した檜皮葺きの総門。
この門は、陛下の行幸かその代参以外は開かれることのない開かずの門です。
現在は、門跡門主のみが通れる門です。 -
毘沙門堂 勅使門
深緑が眩いですが、紅葉の時季にまた訪れられることを願い、失礼しました。
丁寧に説明をしてくださった寺の係の方に大感謝です。 -
毘沙門堂の前を流れる安祥寺川
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安祥寺川では、親子が川遊びを楽しんでいました。
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山科聖天 双林院
毘沙門堂から西側に徒歩1分ほどです。
こちらも、春の桜、秋の紅葉が見所だそうです。 -
山科聖天 双林院
本尊は、大聖歓喜天。
寛文5年(1665)公海大僧正によって毘沙門堂門跡の塔頭として建立されたそうです。
聖天さんは、十一面観音と大日如来の化身の姿といわれ、頭が象で首から下は人間の姿をしているそうです。
二体が向かい合って抱擁されていることから「男女合体神」「陰陽和合」を表わすそうですが、厨子に納められた秘仏で、直接、姿を見ることはできないそうです。 -
山科聖天 双林院の不動堂
比叡山の千日回峰行者であった第24代住職が、明治16年に比叡山の無動寺から勧進した不動明王が安置されています。 -
安祥寺川沿いに咲いていました。
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安祥寺川に沿った細い道を帰りました。
この川には、ホタルが飛ぶそうですが、いつまでも綺麗であって欲しいですね。 -
安祥寺川に沿って南へ下ると、琵琶湖疎水に出ます。
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琵琶湖疎水の脇の桜の木には、羽化したセミが沢山止まっていました。
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桜の葉に残るセミの抜け殻
ちょっと珍しい形(?)、どうやって羽化したのでしょうか。 -
勧修寺
蓮が見ごろとのことで訪ねました。
山科駅の近くで昼食をいただき、地下鉄東西線で小野駅まで移動。 -
勧修寺 山門
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勧修寺 塀の瓦
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勧修寺 宸殿
真言宗山階派大本山。醍醐天皇の勅願寺。
昌泰3年(900)天皇の生母藤原胤子追善のため創建。
文明2年(1470)、兵火で焼失したが、徳川氏と皇室の援助で復興。代々法親王が入寺、門跡寺院として格式を誇りました。 -
勧修寺 書院(重文)
宸殿と書院は明正天皇の旧御殿を移築したものだそうです。 -
勧修寺 書院前庭の石灯籠
水戸光圀寄進と伝えられ、勧修寺型灯籠として知られます。 -
勧修寺 書院前庭の石灯籠
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勧修寺 本堂
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勧修寺 氷室(ひむろ)の池
池一面に蓮が広がります。 -
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勧修寺 氷室(ひむろ)の池
午後2時頃、一番暑い時間なので、蓮の花も少しお疲れのようです。 -
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勧修寺 氷室の池と弁天堂
蓮の花と弁天堂を収めましたが、日差しが強く、少しハネてしまいました。 -
蓮の花をアップで
暑さで、ちょっと元気がないですね。 -
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氷室の池には白鷺が巣を作っているようです。
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勧修寺 山桃の老木
樹齢350年といわれ、幹は落雷によって2つに割れていますが、立派に頑張っています。
この後は、地下鉄で蹴上まで移動し、南禅寺へ(続く)。
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この旅行記へのコメント (2)
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- waterlilyさん 2008/08/07 15:23:08
- 山科
- morino296さん、こんにちは。
山科には親戚が住んでいますので、昔小さかった頃よく行きました。
静かで落ち着いた街並みが子供心にもとても好きでした。
でも、山科の寺社を観光したことがなかったので(小さかったので覚えていないだけかも(^_^;))こういう所だったんだ〜と、感慨深く拝見しました。
本尊の御開帳が五百年に一度って!
それは、お寺の関係者以外、現代の誰も拝見したことがないということですよね。何だかすごいですね。
逆遠近法で描かれたという九老之図も見てみたいです。
山科は京都の中心地ともまた違った趣があって緑も深く良いですね〜。
- morino296さん からの返信 2008/08/08 07:46:37
- RE: 山科
- waterlilyさん
おはようございます。
いつも有難うございます。
山科、よくご存じだったのですね。
落ち着いたいい町ですよね。
毘沙門堂、大変気に入りました。
また、紅葉の時季に行きたいと思っています。
案内いただいた方の話では、大型バスが入ってこないので、年中いつも空いているそうです。
九老之図は是非ご覧になってください。
御開帳はいつになるのでしょうね?
これも興味ありますね。
立秋とはいえ、厳しい暑さはこれからとか、お大事に。
morino296
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