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 今回の旅のために購入した3日間のユーロパス最後の1日分を使い、デンハーグからミデルブルクへOne day tripに出かけました。デンハーグから直通は1時間に1本のIC。<br />片道約1時間45分の道のりです。<br /><br /> 何故ミデルブルクへ?というと、ガイドブックの紹介文にあった「中世の街並み」という一文に惹かれたから。<br /><br /> 私はこの言葉に弱い・・・。中世の街並み好きなんです。<br />それから地図で見た町の形状。旧市街の外壁に丸く囲まれていたような名残を感じさせる街が好きなんです。<br /><br /> ということで、ミデルブルク行きを決めていました。<br /> <br /> ミデルブルクの場所は北海に近いオランダ南西の端のほう。<br />ゼーランド州の州都になります。zeelad=海の土地、海の中に突き出た半島にあります。<br /><br /> 事前に調べた情報で、ツーリストインフォは日曜日のこの日休みということ、冬場のオフシーズンはメインのツーリストアトラクションも休みということも知っていました。<br />でも、街並みが見たかったので決行!<br /><br /> 駅を出て町に向かって歩き、町の中心にある大修道院を囲んで環状線上に通っている道、この町のメインストリートであるショッピング通りを歩きました。日曜なのでもちろんお店は休みでしたが、その分とても静かで、建物観察にはもってこい。<br />立ち止まっては写真をとりながら、マルクト広場へ。<br /><br /> マルクト広場には15世紀のとても美しいゴシックスタイルの<br />市庁舎が建っています。建物正面はゼーランド地方を治めた<br />伯爵などの像で飾られ、市庁舎のそのもののブロンズ像が<br />置かれています。この建物は正面からだけでなく、横、後ろと<br />まわって見ると全く違った表情が見られます。<br />あとから、付け加えた部分なのでしょう。建築様式も違って<br />いました。<br /><br /> マルクト広場からは小路を適当に歩きながら、教会や古い建物などを見て歩きました。詳しい地図がないのと、オランダ語が<br />読めないことから、何の建物か?判明しないものもありましたが、紋章などがついていることから、きっと歴史的な町の施設<br />であったのだろうと推測。<br /><br /> その後、昨年改装が終わりオープンしたゼーランド博物館へ。<br />ここは開いていました〜。大修道院の一部になっているため、<br />建物内部そのものもとても興味深いのですが、新しい展示方法はとても斬新で、なかなか面白いものでした。<br />私が特に印象に残っているのは、民族衣装の展示です。保管されているこの地方独特の民族衣装を着てファッションショーをした<br />模様が映し出され、その映像を見ながら実物も見学できるのです。その他にも、ミデルブルクと海との関係がよくわかる展示。また従来の展示方法からひと工夫しているので、博物館や地方の文化に興味のある方にはお勧めの場所です。<br /><br /> 外が寒かったことと、思いのほかこの博物館を気に入ってしまったこともあり、かなり長居していました。館内のスタッフもとても親切で、英語の説明のない写真展示のところでは説明もしてくれました。(たぶん企画展示だったと思います)<br />そして、ここのカフェもお勧めです。私はここでランチを<br />とりました。キッシュとサラダのプレートはナッツ類がたくさん入っていてとても美味しかったです。<br /><br /> 展示を見てからショップやカフェのあるところへ戻るにはもう一度チケットをセンサーにかざして入る仕組みになっています。<br /><br /> かなり満足して博物館をあとにし、この町のシンボル大修道院の塔「ランゲ・ヤン」を写真に収めました。ここは冬季クローズなので入れませんでしたが、この塔には上ることができます。<br />上からはミデルブルクの街並み、環状線に並んだ建物、外壁になっている運河などが見られると思うと、今回は残念でなりません。<br /><br /> 最後は、クローヴェニアスドゥーレンという17世紀初めに建てられた建物を見てきました。現在は音楽ホールまたは展示施設として使用されていますが、観光客用に開放はしていないようです。この建物は古くは兵士組合の集会所やオランダ東インド会社の所有にもなったそうです。私が興味をもったのは、日本との関係。この建物が医学校として使われた時代、ここの卒業生が来日し、数年間日本で働いていたこと。日本の明治初期にあたります。<br /><br /> 街歩きが好きな私には静かな街をのんびり歩けたことがなによりの収穫でした。<br /><br /> 夏に開催される、フォークロアのお祭りでは実際にこの地方の民族衣装が見られるそうです。<br /> ミデルブルクへは、夏季に行くことをお勧めします。

オランダぶらり旅? ミデルブルクへ

3いいね!

2008/01/08 - 2008/01/18

4位(同エリア6件中)

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dolce

dolceさん

 今回の旅のために購入した3日間のユーロパス最後の1日分を使い、デンハーグからミデルブルクへOne day tripに出かけました。デンハーグから直通は1時間に1本のIC。
片道約1時間45分の道のりです。

 何故ミデルブルクへ?というと、ガイドブックの紹介文にあった「中世の街並み」という一文に惹かれたから。

 私はこの言葉に弱い・・・。中世の街並み好きなんです。
それから地図で見た町の形状。旧市街の外壁に丸く囲まれていたような名残を感じさせる街が好きなんです。

 ということで、ミデルブルク行きを決めていました。
 
 ミデルブルクの場所は北海に近いオランダ南西の端のほう。
ゼーランド州の州都になります。zeelad=海の土地、海の中に突き出た半島にあります。

 事前に調べた情報で、ツーリストインフォは日曜日のこの日休みということ、冬場のオフシーズンはメインのツーリストアトラクションも休みということも知っていました。
でも、街並みが見たかったので決行!

 駅を出て町に向かって歩き、町の中心にある大修道院を囲んで環状線上に通っている道、この町のメインストリートであるショッピング通りを歩きました。日曜なのでもちろんお店は休みでしたが、その分とても静かで、建物観察にはもってこい。
立ち止まっては写真をとりながら、マルクト広場へ。

 マルクト広場には15世紀のとても美しいゴシックスタイルの
市庁舎が建っています。建物正面はゼーランド地方を治めた
伯爵などの像で飾られ、市庁舎のそのもののブロンズ像が
置かれています。この建物は正面からだけでなく、横、後ろと
まわって見ると全く違った表情が見られます。
あとから、付け加えた部分なのでしょう。建築様式も違って
いました。

 マルクト広場からは小路を適当に歩きながら、教会や古い建物などを見て歩きました。詳しい地図がないのと、オランダ語が
読めないことから、何の建物か?判明しないものもありましたが、紋章などがついていることから、きっと歴史的な町の施設
であったのだろうと推測。

 その後、昨年改装が終わりオープンしたゼーランド博物館へ。
ここは開いていました〜。大修道院の一部になっているため、
建物内部そのものもとても興味深いのですが、新しい展示方法はとても斬新で、なかなか面白いものでした。
私が特に印象に残っているのは、民族衣装の展示です。保管されているこの地方独特の民族衣装を着てファッションショーをした
模様が映し出され、その映像を見ながら実物も見学できるのです。その他にも、ミデルブルクと海との関係がよくわかる展示。また従来の展示方法からひと工夫しているので、博物館や地方の文化に興味のある方にはお勧めの場所です。

 外が寒かったことと、思いのほかこの博物館を気に入ってしまったこともあり、かなり長居していました。館内のスタッフもとても親切で、英語の説明のない写真展示のところでは説明もしてくれました。(たぶん企画展示だったと思います)
そして、ここのカフェもお勧めです。私はここでランチを
とりました。キッシュとサラダのプレートはナッツ類がたくさん入っていてとても美味しかったです。

 展示を見てからショップやカフェのあるところへ戻るにはもう一度チケットをセンサーにかざして入る仕組みになっています。

 かなり満足して博物館をあとにし、この町のシンボル大修道院の塔「ランゲ・ヤン」を写真に収めました。ここは冬季クローズなので入れませんでしたが、この塔には上ることができます。
上からはミデルブルクの街並み、環状線に並んだ建物、外壁になっている運河などが見られると思うと、今回は残念でなりません。

 最後は、クローヴェニアスドゥーレンという17世紀初めに建てられた建物を見てきました。現在は音楽ホールまたは展示施設として使用されていますが、観光客用に開放はしていないようです。この建物は古くは兵士組合の集会所やオランダ東インド会社の所有にもなったそうです。私が興味をもったのは、日本との関係。この建物が医学校として使われた時代、ここの卒業生が来日し、数年間日本で働いていたこと。日本の明治初期にあたります。

 街歩きが好きな私には静かな街をのんびり歩けたことがなによりの収穫でした。

 夏に開催される、フォークロアのお祭りでは実際にこの地方の民族衣装が見られるそうです。
 ミデルブルクへは、夏季に行くことをお勧めします。

交通手段
鉄道

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  • 環状線の街並み<br />お店はお休み・・・人っ子一人歩いていない。

    環状線の街並み
    お店はお休み・・・人っ子一人歩いていない。

  • マルクト広場から見える町のシンボル<br />ランゲ・ヤン

    マルクト広場から見える町のシンボル
    ランゲ・ヤン

  • ミデルブルク市庁舎

    ミデルブルク市庁舎

  • 市庁舎の裏側に回ってみると

    市庁舎の裏側に回ってみると

  • Herengracht運河沿いに出てきました

    Herengracht運河沿いに出てきました

  • 大修道院の中庭から。<br />この一角にゼーランド博物館があります

    大修道院の中庭から。
    この一角にゼーランド博物館があります

  • 次回はぜひ上りたい塔、ランゲ・ヤン

    次回はぜひ上りたい塔、ランゲ・ヤン

  • クローヴぇニアスドゥーレン<br />ルネサンス様式の建物

    クローヴぇニアスドゥーレン
    ルネサンス様式の建物

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