ホクレア号来広・・・・part2

2007/05/24 - 2007/05/27

　　ホクレア号（Ｈｏｋｕｌｅ‘ａ）について・・・・

　Ｈｏｋｕｌｅ‘ａとは、ハワイ語で「幸せの星」という意味があります。１９７５年に建造された二本マストの双胴式カヌーで、太陽や月・星の位置を基にして針路を決める“スターナビゲーション”でポリネシアの島々を巡り、総航海距離は１７万ｋｍを超えています。

ホクレアのセイルは、クラブクロウ・セイルと言い、カニの爪を立てたような形の逆三角形の帆のこと。ポリネシアやミクロネシアでは古代からこの形状の帆が使用されていました。　

　　　　ホクレア号のスペックは、
全長 　62フィート4インチ（約19メートル）
全幅 　17フィート6インチ（約5.3メートル）
水線長 　54フィート（約16.5メートル）
帆面積 　540平方フィート（約50平方メートル）
喫水 　2フィート6インチ（約76センチメートル）
進水 　1975年3月8日　クアロア公園（オアフ島）
（資料は、ハワイ州観光局ＨＰより）

About HOKULE'A ...

　With Hokule'a there is a meaning named "a star of happiness" by Hawaiian. It is a catamaran-style canoe of two masts constructed in 1975. This canoe is made from a position of the sun and the moon / a star and decides a course and goes on a voyage.
Total voyage distance surpasses 170,000km in "star navigation" over Polynesian islands.

A sail of Hokule'a says club Crowe sail, and it is sail of the-shaped inverse triangle which raised a nail of a crab. Sail of this shape was used in Polynesia and Micronesia from the ancient times. 　

About HOKULE'A...

　With Hokule'a there is a meaning named "a star of happiness" by Hawaiian. It is a catamaran-style canoe of two masts constructed in 1975. This canoe is made from a position of the sun and the moon / a star and decides a course and goes on a voyage.
Total voyage distance surpasses 170,000km in "star navigation" over Polynesian islands.

A sail of Hokule'a says club Crowe sail, and it is sail of the-shaped inverse triangle which raised a nail of a crab. Sail of this shape was used in Polynesia and Micronesia from the ancient times. 　

　　　　Specifications of Hokule'a
Full length 62 feet 4 inches（About 19 meters）
Overall width 17 feet 6 inches draft length 54 feet
Sail area 540 square feet (about 50 square meters) draft 2 feet 6 inches
launching March 8, 1975 Kualoa Park（Oahu）
(Than State of Hawaii sightseeing station HP)

　　

エリア 広島

広島滞在三日目は、一般公開と記念講演がありました。

一般公開には大勢の人たちが、はるばるハワイからやってきた双胴型のカヌーを一目見ようとやってきました。

見学客を待つホクレア・・

クルーたちの居住区です。
一人分のマットレスのスペースしかありません。

キッチンです。

デッキの上もシートが張ってあります、

デッキ上の部分

日本人クルーの荒木さんです！

荒木さんの格好いいＨＰをどうぞ！
http://www.arakitakuji.com/

航海の無事を祈る右舷側の”魔除け”です、

航海の無事を祈る左舷側の”魔除け”です

一番若いクルーは女子高生にモテモテでした。

・・・ネット上で写真を掲載する承諾をもらいました。・・・

若いクルーはこれから伝統的な航海術を学んでいくのでしょう・・・

忙中閑あり・・・、持参したカヌーで・・・

手造りの舷側は何ともいえない味があります、

ホクレアのクルーと交歓する女性陣・・

午後からは、広島こども科学館で、”ホクレア号記念講演会”が開かれました。

ナイノアさんチャド船長、内野さんら六名の代表が選ばれました。

講演するナイノア・トンプソンさん、

　ナイノア・トンプソンＮａｉｎｏａ　Ｔｈｏｍｐｓｏｎについて・・・、
　ホクレア号のキャプテン的な存在。外洋カヌー航海士。１９５３年、ハワイ生まれ先住ハワイ人の血を受け継ぎ、幼い頃から海に親しむ。１９７６年、古来の航海術によりハワイ人のルーツと言われるタヒチへ向けて４０００kmの航海を再現させる「ポリネシア航海協会」のプロジェクトに参加。
その後、ミクロネシアの伝統航海士マウ・ピアイルグに師事、“スターナビゲーション”を体得し航海士としてリーダー的存在となる。
ハワイ人の伝統的文化とアイデンティティーを取り戻すために幅広く活動し、特に子どもたちへ文化を継承することに力を注いでいる。ポリネシア航海協会代表、カメハメハ・スクール理事長。

講演する、ホクレア号のチャド船長、

講演する日本人女性クルーの内野加奈子さん、


内野さんのＨＰをどうぞ、海洋写真家だけあっていい写真が一杯ありますよ・・

http://kanauchi.exblog.jp/

http://www.kanaphotography.com

内野さんはナイノアさんにとってかけがえのないスタッフなのです・・・

内野加奈子さんについて・・・・
写真家。海と人のかかわりをテーマに、写真・執筆を中心に活動。２０００年よりハワイイ在住。２００１年、ミクロネシア伝統航海術師、マウ・ピアイルグに師事、航海術を学ぶ。その後、ホクレアのクルーとして数多くの航海に参加。２００４年、ハワイーミッドウェイ外洋航海では、水中写真を始めとするドキュメンテーションを担当。ハワイ大学院でサンゴ礁について学び、０１〜０３年ハワイ州海洋研究所で、サンゴ礁の環境モニタリングに取り組む。０４年より写真家として独立。（「ホクレア、西へ向かう」より抜粋）